ラスター18(ACfA)

登録日:2010/05/28 Fri 09:40:42
更新日:2025/04/20 Sun 10:03:15
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首輪付きか…知らんな


丁度いい AFにも飽きていたところだ




ARMORED CORE for Answerに登場するORCA旅団所属のリンクス。
ORCAナンバーは12。



【概要】

ORCA旅団では最下位だが、カラード所属のリンクスを複数撃破したり、登場時の台詞を信じるならば並のネクストでは勝ち目がないAFを物ともしない様子なのでかなりの実力者であると分かる。
事実カラード内でも上位に位置する実力を持っているらしい。
らしいのだが……(後述)

性格はとにかく「熟練者のリンクス」としての自信と自負に溢れ、戦闘にある種の誇りを持っている様子。
冒頭の台詞に加えて、「良いぞ、お前の感情が見える。戦場はこうでなくてはな」「やはりデカいだけの鉄屑とは違う」だの、未使用音声の中には「遊ばせてもらぜ、メルツェル」というものもあり、戦い延いてはネクスト戦を心底楽しんでいる様子。
ここまで楽しそうに戦うリンクスは『fA』ではそう居らず、特にORCA旅団としては異例の戦闘狂ぶり。
ORCA旅団の理想に関する台詞が全く無いので、そもそもORCA旅団に所属していること自体反動勢力に所属すれば多くの敵と戦えるからくらいな可能性も考えられそうである。

が、大きくストーリーに関わる訳では無いので『そう言えばORCA旅団だったね、あいつ』程度の認識で片付けられてたりする。
カワイソス…


【搭乗機体】

フェラムソリドス


悪魔超人頭、NSSコアと腕部、脚部をアルドラの新型重量二脚に仕上げた重量級の機体。
内装もジェネレーターとバックブースターだけNSSに変更した以外はほぼサンシャインそのままである。
機体名はラテン語で「鉄の固体」の意味。そのタフな防御力が名前にも現れている。

武装は右腕にGA軽バズ、左手にアクアビットプラズマライフル「SAMSARA」、右肩に有澤の軽グレ「OGOTO」、左肩に標準型ミサイルという高火力の機体。
特記すべきは肩に装備した整波装置である。
ベースそのものはお察しの通り、実弾、エネルギー共に防御が高い機体なのだが、この整波装置によって更なる防御力を得ている。

要するにどっしり構えて撃ち合いをすると言う戦闘スタイルを主軸に添えた機体なのである。
それならいっそガチタンにすりゃ良いのに……と、誰しも思うのだろうがこの機体、結構素早い。アクティブなデブって感じ。

しかし悲しい事に全レギュレーションでどこかしらに重大な問題を抱えてしまっているという難儀な機体。
動きも大して良くはないので結論から言ってしまえば大層な前評判に対して、実際には大して強いネクストではない
何なら程よく動きが鈍いためレーザーブレードをネクストに当てる練習台に丁度いいとの声すらあるほど。

レギュ1.00(初期レギュ)~レギュ1.10

  • 目玉装備のPA追加整波装置の性能が悪過ぎる
PA強化効果は大したことないのに消費ENが異様に悪く、徒に機体の燃費を悪化させるだけになってしまっている。

  • 武器が弱い
SAMSARAは後述の理由に加えて、距離減衰の激しさや弾速の遅さ等々の問題で威力が出ず、そもそもネクストには中々当てられない。
左肩のミサイルも特に強みらしい強みが無く、牽制くらいにしかならない。

また以下の全レギュレーションに共通する問題として、
  • EN武器適性の低いGA腕で使用しているため、SAMSARAはさしたる威力が出ない
  • ミサイルが主力という訳でもないのにミサイル特化型FCSを装備しているせいで、大半の武装の性能を引き出せない
という問題も抱えている。
脚と一緒に腕もアルドラにするとか、プラズマの代わりにグレネードを積むとか、FCSを別の何かに変更するかしていればもう少し手強かったかもしれないが……。

レギュ1.20

問題だったミサイルの威力やプラズマの弾速向上、ついでにバズも弾速が増した……がゲームスピード自体も向上
重量級かつまだまだ弾速の遅いこれらの武装がネクスト戦で生きるとは言い難い。

レギュ1.30

ここまで散々悩まされて来た武装の弾速の遅さが尽く改善された。しかも今度はゲームスピードが低下してくれた。
いよいよ追い風……! と思いきや機体本体が重量過多に

レギュ1.40

今までただの重石だったPA追加装置がようやく強化された。
武器の数々も更なる強化を受け、今度こそ追い風……! かと思いきや重量二脚全般の重量大幅増の煽りを受けて機動性大幅低下

総評

「弾速が遅いが高威力」「鈍重だが重防御」という武装や機体の構成はどう考えても対アームズフォートや通常兵器向けであり、彼の好きそうなネクスト戦との相性は寧ろ最悪。
こんな機体でよくネクスト戦を楽しもうと思えるものと言うべきか、こんな機体で楽しめるという余裕の表れと見るべきか、単にアーキテクトとしてのセンスが無いだけなのか……。
しばらくAF戦が続いていた様子なので対AF用アセンのままうっかりネクストに挑んでしまったという線も


各ルートにおけるMr.イレギュラー


ルート分岐する前に、恐らくは初めての腕利きとの戦闘として戦う。
この時はまだORCA旅団の名前すら出ないので単なる不明ネクストとの戦いとしか印象が残らない。不遇な扱いにも程がある。
……が、台詞が有るだけ二言しか言わないリンクスや台詞すら無いリンクスに比べればまだ優遇されてる。
泣くな、ラスたん18歳(ラスたんは男です。それも中年のオッサン)

実際の戦ってみた感触は上記の通りだが、設定上は相当な強者らしく、対峙するミッションでは僚機が付く。
僚機を放っておくとマッハで蜂の巣にされたりガキの使いにしかならなかったり光が逆流したりするが、プレイヤーが戦えば意外とあっさりカタが付く。
余程ネタが聞きたい方で無い限り単機で戦った方が金銭的にもミッション的にも良いと言えるだろう。


登場ミッションはチャプター2の中盤『不明ネクスト撃破』。
以前にアームズフォートと戦った、アルゼブラの「リッチランド農業プラント」。
ORCA旅団が本格的に活動を開始する大分前のタイミングでいきなり農場に現れて占領するという行動の真意は全く謎。
コジマ粒子を撒き散らすネクストで農場を占領したところでそこの作物の大方は食べ物にはなるまいし、農場の汚染だけが目的なら襲撃するだけで十分なはず。
それとも農場の奪還に来るであろう企業戦力やネクストを誘き寄せるのが目的だったのだろうか。

撃破されると、戦いを楽しみ過ぎたことの反省を述べながら斃れて行く。


雌伏の内に…果てるとは…

これも戦場を甘く見た報いか…



トーティエントやPQの様に隠れた実力者ばかり参入しているこのORCA旅団においての最低ランク。
しかしそれはカラードランク最低位のそれとはまるで扱いが違うだろう。
事実、権力志向で評価の上がらなそうなミッションでは全くやる気がないダリオが好んで戦おうとした所から相当な実力者だったに違いない。

まぁその辺りは各自のフロム脳で補おう。






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最終更新:2025年04月20日 10:03