ウコンバサラ(アラガミ)

登録日:2013/12/28 Sat 13:33:01
更新日:2024/11/23 Sat 16:42:27
所要時間:約 ? 分で読めます




概要



1*
ウコンバサラ


発生起源:南アメリカ大陸
攻撃属性:[雷]
弱点属性:[火][氷]
結合崩壊部位:頭、タービン、尾
素材名:餓爬~

ドラマチック討伐アクションゲーム『GOD EATER 2』で登場した、中型種に属するワニ型のアラガミ
ごく最近発見されて、観測されるようになった新種である。
紫色の鱗に覆われた体躯の背には機械的なタービンを搭載しており、体内に発電器官がある。
外見ではグボロ・グボロよりもワニらしさがある。
ワニ特有の巨大な口での噛み付きや、先がアンカーのようになっている尾による打ち払い等の近接攻撃に加え、発電によって荷電性の遠距離攻撃も繰り出す。
南アメリカでの発生を起源とされ、水辺の多い地域を中心に進出が進んでいる。

名称の由来はフィンランドで崇拝された雷神「ウッコ」が持つハンマーないしは石斧からだろう。
キリスト教化以前のフィン族はこれを模した石斧型のペンダントを首に下げて、ウッコの加護を信じた。
「ウコンバサラ」からは稲光が起こるとされ、北欧神話のミョルニルに類似する。

装備は刀身がショートロングスピアの三種類、銃身はスナイパー、装甲はタワー。
名前はフィンランド神話が由来。


アサルトだけなぜか仲間外れなアラガミバレット


SN:ストリーマ
AS:雷光
BL:サンダーボルト
SH:ペルクーナス


ゲーム中での扱い


唯一難易度1から出現し、かつ中型では初の相手となる。体験版でも戦って素材を得ることができる。
終盤にかけてまで登場するため、交戦する機会は多いはず。
ストーリー上ではエミールと一騎打ちを演じるというイベントがあり、彼の強烈な人物像を紹介するのに一役買っている。
「ウコンバサラ! 上だ!」「え? うわああああああああああああ!!!」


メディアミックスでの扱い


GOD EATER - the 2nd break -
第三巻収録「極東支部防衛編」(別名:ソーマコウタ編)にて、防壁を喰い破って外部居住区におでましする。
極東においてこのアラガミとの接触はこの時が初だと思われる。新種ということでコウタとソーマを焦らせた。
GOD EATER 2 moonlight mile
第二サテライト居住区に群れを成して押し寄せる。最新へと更新されたばかりのはずの対アラガミ装甲壁を喰い荒らし、ソーマとアリサ、そしてサテライトの防衛に当たっていた第三部隊(-フェ)と交戦する。





2*
オントバサラ


発生起源:螺旋の樹(ラケル・クラウディウスの思念)
攻撃属性:[神]
弱点属性:[氷][雷]
結合崩壊部位:砲頭、タービン、尾
素材名:飾餓爬~

「レイジバースト」にて新たに出現したウコンバサラ神属。
氷雷砲派生に酷似したブラスト型神機が頭部に融合されて造り出された、神融種の一種。
「開闢作戦」以来、汚染状態にある「螺旋の樹」から沸き続け、他のアラガミと共に大群となって極東支部へ侵攻した「神融種」の一体である。
鼻先には骸骨の意匠も形成されており、灰色の体色共々死体を連想させる風貌になった。
ブラスト神機のスペックを得たことで、砲頭内部にオラクルをリザーブしており、高出力の攻撃方法を持つ。
また、攻撃を受けて怯むと即座に余剰オラクルを放出して反撃をし、自らの隙を減らす性質がある。
神機との融合部分である砲頭を結合崩壊させれば、オラクル攻撃の出力が激減し、弱体化を図れる。

名称の由来はフィンランド語のオント「ontto」が有力か。
これは「窪み」「虚ろ」という意味の単語。
アラガミバレットにも共通で「ヴォイド」の単語が含まれている。
「オン」「バサラ」で密教真言に関連させたパターンも考えられるが、この場合は「ト」のやり場がないんですよねえ……


声に出して読みたい必殺技風アラガミバレット


SN:ヴォイドファング
AS:ヴォイドストーム
BL:ヴォイドブリンガー
SH:ヴォイドハリケーン

戦闘


動きは全体的に鈍重。攻撃の予備動作における隙も大きく、対中~大型の入門編と言っていい。
だが見た目に反してスピードのある突進や、尾でブレーキをかけて反転するといった器用な動きも見せてくれる。
また、ミッション説明にもある通り中型ではトップクラスの体力を持つため、討伐に時間を要することも。
聴覚・視覚共に鈍いので複数を相手取る際の分断は容易だろう。
口や尾の攻撃には、正面や真後ろを避けて側面に立つことで被弾を抑え、対処しやすくなる。
接近戦を挑む際、顎の真横に陣取って集中攻撃すれば頭を結合崩壊させるのもたやすい。
結合崩壊を起こすと部位が大幅に脆くなる上、各種攻撃を弱体化でき、隙もより大きくなる。積極的に狙おう。
特に尻尾を結合崩壊させると突進時にブレーキが利かなくなって盛大にコケるので攻撃のチャンス。
活性化すると全身に電気を纏う。


主な攻撃


噛み付き
正面に前進しながら噛み付く。

電撃噛み付き
口中に電気を発生させて噛み付く。
頭を結合崩壊させれば繰り出さなくなる。

しっぽをふる(小)
その場で尾だけをスイングする。

しっぽをふる(大)
全身を180°反転させつつ尾を大きく振り払う。

突進
後退の後、大口を開いて腹で滑りながら高速で突っ込んでくる。終点で尻尾ブレーキをかけ反転。

落雷
尾を垂直に立てて放電し、キャラを狙って雷を落とす。

オラクル放出(オント)
頭部を掲げてオラクルを発し、数瞬の後キャラの足元で爆発させる。
攻撃を加えられて怯んでいる時にも前動作なしで行う。

(ウコン)
タービンから放電し、広範囲に風と雷を発生させる全方位攻撃。
このとき範囲外から頭か尾へ捕喰が届く。タービン破壊により攻撃範囲が激減する。

極太放射(オント)
砲頭を掲げてオラクルをチャージし、正面へ向けて極太ビームをぶっぱなす。
威力が高い分隙が大きい。
頭を数回左右に振る仕草をしている間は本体の周囲に小規模のオラクルを発するため、予備動作中も不用意に接近せぬように。
砲頭の結合崩壊後はゲロビの投射範囲が狭まる。

飛び掛かり
活性化中に繰り出してくる。帯電してから大きくジャンプして頭からダイブ、着地後に反転。
尾の結合崩壊が済んでいればバランスを崩してずっこける。

GE3にて

灰嵐と灰域種が闊歩する世界においてもウコンバサラは続投。こちらも序盤から出現。
相変わらず動きは遅く、これといった新モーションもないのでそれほどゴッドイーターにとって脅威になる相手ではない。
感応種を一撃で葬ってしまう灰域種がいるような世界で果たしてどうやって生き延びたのだろうか…

余談



3*
  • GE2の開発がREBOOTされて間もなく、開発中の新種アラガミとして初お披露目された時は緑色をしていた。その名残か、装備の強化を重ねると、カラーリングが緑色に変化する。
  • 鉄塔の森で登場する際、後退して捕喰に向かうなどする時、中央K地点へ向かう場合には水中へ潜って泳ぐのが確認できる。
  • GE3でもこの性質は健在。大渓谷 下流域にて水中へ潜って泳ぐ姿が見られる。

画像出典(トリミング加工あり)

[1*,2*]GOD EATER 2 RAGE BURST
ゲーム内スクリーンショットより
(c)2015 NAMCO BANDAI Games Inc. All Rights Reserved.
[3*]画像出典の規定成立以前より存在するため出典無し
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最終更新:2024年11月23日 16:42