スナイパー(GOD EATER)

登録日:2014/04/08 Tue 00:33:57
更新日:2024/01/07 Sun 22:56:28
所要時間:約 6 分で読めます





『GOD EATER シリーズ』に登場する兵器、神機を構成する銃身パーツの一種。
『GOD EATER BURST』以前と『GOD EATER 2』以後で仕様が大きく異なる。



特徴


GOD EATER BURST 以前


属する銃身は総じて貫通の属性値が高く、レーザー系の弾種の消費OPを軽減する効果がある。よって、運用の際はレーザー系の弾種を中心に扱うことになるだろう。
一方、破砕の属性値は総じて低いため、爆発や放射系のバレットの威力は期待できない。

射撃後の硬直時間は約0.6秒で、3種の銃身の中では「中」にあたる。



GOD EATER 2


他の銃身と同様、前作から大幅に仕様が変更され、より狙撃に特化した銃身パーツへと変化した。

専用の「狙撃弾」は非常に長い射程を持ち、一瞬で着弾する。
更に、アラガミの弱点部位にヒットすると、威力が上昇する効果を持つ。これを「クリティカル」という。
また、「狙撃弾」による狙撃をサポートする2つの特殊アクションを持ち、それらを駆使することで、安全な位置からじっくり冷静にアラガミを仕留めることが可能。
他にも、前作に比べ破砕の属性値が大幅に上昇し、それに伴い爆発や放射系のモジュールの威力も上昇している。

一方、攻撃用バレットは、モジュールの一番目が「狙撃弾」で固定され、更に親モジュールを追加することができない。
また、攻撃用バレットにホーミング性能を持つモジュールは使用できない。
「狙撃弾」の消費OPは多いため、なるべくアラガミの弱点部位を正確に狙撃し、弾数を少なめに抑えるようにしたい。
バレットエディットの関係で属性ダメージを与えることも苦手。

使用可能なモジュール数はアップデートVer.1.10適用前は「5」、適用後は「6」



GOD EATER RESSURECTION


ステルスフィールドやスナイパーサイト、クリティカル等のシステムはそのまま残っている。
最大モジュール数は「8」に増加。さらに初段モジュールが固定されておらず全てのモジュールが扱えるようになり、これにより連射弾や抗重力、散弾などが使用可能。エディットの幅が大きく広がった。
また各ブラッドバレットは残留やキャンセラーなどが削除された上で、各々独立したモジュールとして用意されており、これらは他の銃身でも扱える。
ただし結合阻害弾については他の銃身では結合阻害効果が発生しないため、実質スナイパーの専売特許。
主にバレットの性能に起因する火力の上昇により、ブラストをも越える火力を手にしている。



◇─基本バレット「狙撃弾」


スナイパーの専用バレット。
銃貫通属性オンリーの無属性と、それに火・氷・雷・神の非物理属性が付与されたものの計5種類が存在。
消費OPは無属性が25、それ以外が33。

無属性がそこそこの威力と燃費の良さを持ち、様々なバレットエディットで活躍する一方、属性付きのものは不遇である。
消費OPの割に付加される非物理属性ダメージが低く、モジュールを1つ消費してしまうが、無属性にMサイズの「レーザー:直進 / 極短」を子接続したものの方が、消費OPも低く非物理属性ダメージも上。言ってしまえば、使い道がない。
また、スナイパーはバレットエディットの制限がある関係で、非物理属性ダメージが低くなってしまうのも原因なのかもしれない。

Ver.1.40で属性付き狙撃弾に調整が入り、消費OPが減少し、物理攻撃力と属性攻撃力のバランスが変更され、属性攻撃力が上昇するとのこと。
これにより、属性付き狙撃弾は不遇を脱すると共に、スナイパー全体の属性攻撃力を上昇させることができるのだろうか。


◇―特殊アクション


固有アクションは「ステルスフィールド」「スナイパーサイト」の2つ。

「ステルスフィールド」は、自身を特殊なオラクル細胞によるコートで包み、敵に捕捉されなくする。
射撃、変形、回収行動を行う、一定時間経過で解除される。また既にアラガミに捕捉されている場合は使用不可。
RESSURECTIONでは攻撃対象になっていない状態であればいつでも発動できるようになった。

「スナイパーサイト」は、従来のエイムモードよりも更にスコープを拡大し、より正確な狙いをつけることを可能にする。2段階まで拡大可。


◇―ブラッド隊長ジュリウス大尉曰く…


「遠距離からしっかりと狙って狙撃する人」にオススメだ
気が短い人間には向いてないぞ




ブラッドバレット


下記の「変異チップ」をモジュールに使用することで、特殊な機能や挙動を有するようになる、スナイパー「必殺弾」

「残留」


攻撃用の初弾限定。
使用したモジュールの消費OPが20%増加。
狙撃弾が敵に命中しても消滅せずに貫通する。

複数の敵に当たる度に子接続のモジュールの効果を発動させることができる。
しかし、敵が1列に並ぶことはそう多くはないため、使いどころが難しい。



「状態異常回復」


回復・補助用。
使用したモジュールの消費OPが20%増加。
仲間の状態異常を回復させる。

NPCは自分で状態異常を回復しないため、彼らが状態異常を受けた時はこれで回復してあげよう。
当然、マルチでも活躍が期待できる。



「多段ヒット」


攻撃用の初弾限定。
使用したモジュールの消費OPが80%増加。
バレットの総モジュール数が1減少。
一撃の威力が減少する代わりに、狙撃弾が一体のアラガミに複数ヒットするようになる。最大6ヒット。ヒットする度に威力が減少する。

最大ヒットすれば強力だが、それに至るアラガミが少なく、消費OPの多さも相まって使いにくい。



「結合阻害弾」


攻撃用の初弾限定。
使用したモジュールの消費OPが20%増加。
クリティカル時に防御力低下の状態異常値を蓄積させる。

防御力低下が発動すると、一定時間アラガミの全ての部位が軟化し、ダメージを与えやすくなる。例えば、通常なら火花が出る部位でも緑のエフェクトが出るようになる。
効果を発現させるには複数回ヒットさせなければならない。また、クリティカル時でないと効果を発揮しないため注意が必要。
貫通に弱い部位を持つアラガミであれば通用するため、汎用性は高い。

体験版時は非常に強力で、アラガミの全ての部位でクリティカルが出せるようになるほどだった。
それではあまりにも強すぎるため、製品版では効果が大幅に弱体化した。



「識別効果」


攻撃用。
使用したモジュールの消費OPが20%増加。
弾が味方に当たらなくなる。

やはり爆発や放射系のモジュールに使用することになるだろう。



「キャンセラー」


攻撃用。
使用したモジュールの消費OPが20%増加。
アラガミオラクル攻撃を打ち消しつつ攻撃。

これは他の銃身パーツにも存在するが、スナイパーは狙撃弾を基点とする関係で消費OPが多くなりがちな上、必然的に攻撃範囲も狭くなるため使いにくい。



「支援効果:攻撃」


回復・補助用。
使用したモジュールの消費OPが20%増加。
命中した仲間の攻撃力が少し上昇。

しかし、持続時間は約3秒と非常に短く、実戦的とは言えない。



「支援効果:防御」


回復・補助用。
使用したモジュールの消費OPが20%増加。
命中した仲間の防御力が少し上昇。

しかし、持続時間は約3秒と非常に短く、実戦的とは言えない。



「マーカー」


初弾限定。
使用したモジュールの消費OPが20%増加。
命中地点に味方の追尾弾を引き寄せるマーカーを設置。マーカーの持続時間は約15秒。

特定の部位に設置して、部位破壊のサポートに利用することになるだろう。



「超長距離弾」


初弾限定。
使用したモジュールの消費OPが20%増加。
発射後、標的に命中させるまでの距離が長いほど威力が増大する。最大4倍。

威力4倍は非常に強力で、装備とミッションによっては討伐対象のアラガミを出現ポイントから一歩も動かせないまま討伐することが可能。
かの難関ミッション「亡国の血戦」において、出現したハンニバル神速種をその場に留めたまま40秒ほどで討伐してしまった例があるほど。




主なスナイパー


銀乙女砲


コクーンメイデンの姿を模した拷砲。
比較的序盤のうちに作成できる「鉄乙女砲」の最終強化先の一つ。

攻撃属性のバランスの良さと、優秀な付与スキルを併せ持つ。付与スキルは「近接特殊攻撃威力↑、溜め動作速度UP、リーク無効、コンボマスター」
だが、優秀すぎるスキル構成が仇となり、銃としては使われず「強化パーツC」としての扱いを受けることも。



レールガン


超電磁砲。後述の派生を含め雷属性が付くのが特徴。
強化を重ねると「強化レールガン」に変化、そこから「イレイザー」「マスドライバー」に派生する。
派生になるのは2以降であり、BURSTまでマスドライバーのみ直接作成する形となっている。
3ではイレイザーのみ属性が雷と氷属性を持つ。

最初は銅色のカラーリングだが、「強化レールガン」になると、銀色に変化する。
「マスドライバー」は金色で後部パーツが灰色、「イレイザー」は黒色で後部パーツは茶色が掛かったグレー。



クロガネ狙撃威鈴


精鋭部隊にのみ配備されるという黒鋼製の狙撃銃。2の初期装備「クロガネ狙撃型」の最終強化先の一つで、その色違い。

攻撃属性のバランスが良く、使いやすい。
付与スキルは「オラクル↑大、消音、銃特殊行動速度↑」



アルバレスト 極


鋭い光条を撃ち出す徹砲。針のような銃身が特徴的。
ボルグ・カムランの素材から作成できる「ガストラフェテス」から派生する。

物理属性値は非常に高いが、非物理属性は全て0という極端な銃。
だが、これから放たれる無属性狙撃弾の威力は凄まじく、貫通に弱いアラガミであれば怯ませることも容易である。

付与スキルは「ホーミング不能、ハイドアタック、状態異常攻撃↑」。状態異常に特化した装備のお供としても優秀だが、回復弾がホーミングしなくなる点には注意。

GE2RBでは一転、貫通特化でもなくなり、普通の銃身になっている。貫通属性の倍率だけで言えば「コミュニオン」がトップのため、ほとんど見向きもされなくなってしまった。

RESSURECTIONでは再び貫通に特化したうえ何を間違えたかホーミング不能が消え、脳天直撃弾などと合わせて凶悪なまでの火力を発揮。
結合阻害弾+徹甲散弾の組み合わせで貫通が通らない部位を強引に結合崩壊させる戦法が編み出されるなど、仕様変更による大きな恩恵も受けており、最強の銃身の座に君臨している。







追記・修正はスコープ越しにお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2024年01月07日 22:56