ギーラ(七つの大罪)

登録日:2013/12/29 Sun 8:40:30
更新日:2024/09/16 Mon 09:27:44
所要時間:約 3分で読めます






概要

リオネス王国の女聖騎士。
『新世代』の一人で聖騎士の中でも急進のヘンドリクセン派に属する。

細眼が特徴の少女(エリザベスと同い年)。常ににこやかで誰に対しても物腰は穏やか。
一人称は「私」で平民出身。幼い弟と離れて暮らしている。ヘルブラムの弟子。

<七つの大罪>との戦闘前までは、元は見習い聖騎士で落ちこぼれであったが魔神族の血を飲んで『新世代』となる。
大義の為ならば自分の命を畜生同然と扱っており、死の都へ向かった<七つの大罪>を追うべく自ら心臓に手刀を入れて仮死状態にした程。

物腰は穏やかだがその内心は自尊心が強く、ギルサンダーを「坊や」呼ばわりしており部下扱いされたときは怒りを露にした。
また目的の為ならば手段を選ばず、たとえ王族でも過去の存在として見事な掌返しをする。

<七つの大罪>とは二度対戦し善戦するもキングに力及ばず敗北している。
だが、団員達は神器を所有していなかったりわざと手加減していたりと本腰ではなかったので、彼らの前では実力不足である。

任務でバイゼル町で<七つの大罪>を襲撃しエリザベスの捕獲とメリオダスの剣を確保に成功。
このとき、自分の魔力で作り上げた時限式の爆発によって間接的に第二王女を死に至らしめた(と思われていたが…)。

だが覚醒したメリオダスとの対戦で左手首を切断され瀕死状態に陥るも間一髪でジェリコの超回復術により復活
それでもメリオダスに重症を負わされ、撤退し王国に戻った。

後にジェリコの単独調査により父の遺品を提供された際にヘルブラムに猜疑心を向ける。
聖騎士が名聞と大義の為に<七つの大罪>に罪を押し付けていた真実を知る。そしてディアンヌがヘルブラムが放った攻撃で家の下敷きになりそうだった弟・デールを身をかけて救ったことで、聖騎士から離反した。

名誉を求めるジェリコとは違い、家族の為に戦う姿に多くの読者は驚いただろうが、番外編で描かれた「彼女の正義」を読んでわかるように。
ギーラにとって正義とは家族を守ることにあり、国民や仲間である聖騎士を駒同然に扱う上司達の冷酷さも決別の理由となっている。

女登場人物では珍しくスレンダーな体型で貧乳。
本誌ではギーラの眼が開いたと思われる姿(実際はメリオダスによる落書きだが)が載っていたが、単行本では修正されていた。

過去

聖騎士であった父親が不祥事を起こし、行方知れずとなり多くの死者を出したことで周囲から陰湿な虐めを受けていた。
唯一の肉親である弟のジールを大切に思っており、聖騎士に志願したのも彼を守る為にある。

弟想いの優しい姉だが、自分達(というか弟)を虐めた町人を容赦なく惨殺する凶行にまで及んでいる。
しかも、悲しいことに父親デールはオーダン村の森で聖騎士の成れの果てとして登場。造られた魔神族に変貌し、ゴウセルの鎧を装着していた。

後にゴウセルの案で<暁闇の咆哮>が偽物のゴウセルの鎧首を国へ持って帰るが、ヘルブラムの命で燃やすことになった。
それが実の父親のなれの果ての首ということを知る由もなく…。

デールの生前は、常に彼の腕に抱かれていた可愛い女の子であり、<七つの大罪>との面識はあった模様。
ちなみに顔は父親と瓜二つ。

王都奪還戦以後


王都奪還戦以降は魔力を失ったジェリコと異なり魔力は維持したままの状態。ゴウセルと恋愛関係にあったが、その一方で弟のデールの事を忘れていた。
これはゴウセルによるもので、ギーラ後の暴走による魔人化を防ぐものだったが、ディアンヌから非難された後、それが解除された後、彼女はゴウセルに感謝した後に弟の元に戻った。
やがて第二王女の剣術指南役に任命され、弟と共に城で生活する事となる。
続編の黙示録の四騎士ではリオネス副聖騎士長に就任した。

魔力

【爆発(エクスプロージョン)】
文字通り爆炎を操る魔力。時限式に設置することも可能。技名も多く攻撃範囲が多彩。

余談

本作のファンの間では、ベロニカを殺害したことから彼女を嫌う層と、父のなれの果てを知らぬその悲壮な過去もあり同情する層に分かれている。
だが聖騎士から離反しディアンヌを擁護する立場に変わった後、好感度が一気に上昇した。



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最終更新:2024年09月16日 09:27