間柴了

登録日:2013/12/29 Sun 22:53:55
更新日:2025/04/03 Thu 17:54:52
所要時間:3分で読めるぞ、久美!




はじめの一歩の登場人物。
ヒロイン・久美の兄。
フェザー級、ジュニアライト級、ライト級でそれぞれ戦っており、作中では3つ以上の階級で試合をしたキャラクターは珍しい。
(ハンマー・ナオが4階級、間柴が3階級、小島寿人が間を含めて3階級。)
また、ジュニアライト級とライト級の国内制覇を成し遂げている。
一歩とプロテスト動機合格者で、その後の東日本新人王決勝で対戦。
死闘の末に一歩が勝利した。
その後ジュニアライト級を制覇するも、対戦相手の沢村竜平に凶行を働いた為失格。
ベルトを失い、1年間の試合禁止の重い処分を受ける。
その後はライト級で復帰。
チャンピオンのラフプレイに鬼になり掛けるも、クリーンファイトに徹して辛勝する。




◆ボクシングスタイル

身長は極限まで絞ってフェザー級の宮田より高く、かなり痩せている。
リーチは非常に長く、ミドル級の鷹村とほぼ同じ。
一歩とは20cmの差があり、その差を埋める為に苦戦を強いた。
得意技はヒットマンスタイルという左手を振り子のように動かす独特な構え、そこから長い射程では繰り出す「フリッカー・ジャブ」で、「死神の鎌」と称される。
また、打ち下ろしの右「チョッピング・ライト」は作中でもかなり強力な必殺技で、一撃で一歩を半死半生にした。
遠距離戦では非常に強いが、リーチの長さ故、懐に潜り込まれると不利になり、長身故、顔面への攻撃にも慣れていない。
が、この欠点を克服するため新必殺技のアッパーを手に入れ、一歩との再戦ではスパーリングではあるが一歩をボコボコにしている。



◆その他

17歳の時に両親と死別し、それ以来久美と二人で暮らしている。
当初は残忍で冷酷な性格が目立ち、宮田に反則を働き勝った際は、記者の追求に逆に挑発した。
宮田を目標にしていた一歩の気持ちを藤井から聞かされても、「お友達感覚」と嘲笑した。
勝利の為に手段を選ばない思考は、自身の辛い境遇に裏打ちされるものであり、同情を誘う面もある。
一歩戦以降は性格も丸くなり、ジュニアライト級のタイトルマッチの際は一歩に対し健闘を誓っている。
実は両親が亡くなる以前から久美に近づく男子をいじめていたため、彼女にそのことを根に持たれ、また暴力沙汰を頻繁に起こしていたこともあり、そのたびに両親に注意されては反省しないことから元々妹以外が嫌いだった節がある。



  • 一歩との関係
初対面時に宮田の父を愚弄したことから相性が悪い。一歩と久美が相思相愛な事には気付いているが、自分を負かした一歩を認めたがらない。
一歩からはかなり恐れられており、久美とのデートで訪れたお化け屋敷では、お化けに混じって一歩を睨み付け、驚いた一歩は久美を置いて逃げ出した。
他にも、間柴が現れた途端に飲んでいたコーヒーを吐き出したり、電信柱に隠れりする等、異常な怖がり方をする。
その事で鷹村からは「優しいお兄ちゃん」と呼ばれ、久美の話になる度に一歩を弄っている。

  • 木村との関係
木村からは「化け物みたいな奴」と言われ、苦手意識を持たれている。
木村と同じジュニアライト級に出場したと聞いて青くなる等、間柴の話になると途端に弱腰になるが、のちに国内チャンピオンとなった間柴と、3位の木村がぶつかり合う事になる。
木村にとって間柴は最も苦手とするスタイルの相手だが、ようやく巡ってきたチャンスを無駄にしたくない木村の決意は固かった。
遠距離戦は不利なので、宮田とのスパーでインファイトを勉強し、「ドラゴンフィッシュ・ブロー」を編み出して対戦する。
中盤まで間柴が一方的に攻めていたが、懐に飛び込むタイミングを覚えられ、遂にダウンを取る。
結果的に間柴の勝ちだったが、木村の執念の前に怯え、取り乱す等、ある意味最も追い詰めた相手かも知れない。
非常に人気の高いエピソードでOVA「木村vs間柴 死刑執行」が制作されたほど。
間柴に「最強の挑戦者」とライバル認定され、世間からの評価*1も跳ね上がったが、当の木村は試合の結果に満足してしまい堕落。以降は情けない試合ばかりになってしまい、観戦するようになった間柴をイラつかせている。

  • 宮田との関係
宮田とは新人王東日本準決勝で対戦。
計量時には宮田を挑発。
試合では足を踏む故意の反則により勝利。
その結果、「東日本決勝で一歩と会う」約束が断たれる等、大きな損害を被った。
間柴については、「俺でも勝てるか分からない」と評し、冷静に実力を認めている。





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最終更新:2025年04月03日 17:54

*1 タイトルマッチの名前が「死刑執行」であり、木村が負ける前提で名付けられている