プロペラー(星のカービィ)

登録日:2014/02/06(木) 14:19:21
更新日:2025/03/26 Wed 12:51:51
所要時間:約 5 分で読めます






プロペラーとは、星のカービィシリーズに登場する雑魚キャラクターの1体である。



概要

プロペラーの名が示すとおり、頭に羽を回して空に浮かんでいる雑魚キャラ。
作品によって細かい特徴が異なるものの、概ね動きが遅い、または動かないだけの奴と思って差し支えない。


初登場の『星のカービィ2』では、何をするわけでもなくホンワカした表情で宙に浮かんでいる。
当たっても普通にダメージを受けるだけで、難なく吸い込めてしまう(スカ)。
カービィだけで進む分には大した脅威ではない。そう、カービィだけなら・・・
これについては後述。


星のカービィ3』にも登場。
本作では5種類ものカラーバリエーションが存在し、卵からランダムで登場する。
この際の挙動についても後述する。


星のカービィ64』では青紫の寒々しいカラーリング
に。
普段はふよふよと漂っているだけだが、カービィがコピー能力を持っていると一定時間接近してくる。
(しばらくすると空へ飛び立ってしまう)
追ってくるスピードはそんなに速くないので対処は簡単。
吸い込むと「アイス」をコピーでき、リフトアップすると空を飛べる。
何故アイスなのかは不明だが、もしかしたら後述に関わっているのかもしれない。


ロボボプラネット』で久々に登場。こちらは肉体は殆ど残っておらず、完全機械化。
今回はカービィが近づくだけで襲いかかる。ただ通常雑魚扱いなのでタフさは0。
今回は「グランドプロペラー」なる巨大なプロペラーも出る。なんとプロペラが2つ、近づくと口がガションと開く仕組みになる。
ちなみにカービィが手前、プロペラーが奥にいても感知してこっち側に来る。


また『スターアライズ』にも続投。基本的に前作と同じだが、当然機械化はされておらず生身の状態である。
グランドプロペラーは登場しない。
登場するソフトには全て登場しない関係上トルネイドはコピーできない。
なお、よく似た敵として近付くとプロペラを切り離し落下してくるフォーリーという雑魚敵も存在する。
見た目は似ているが関連性は特になし。こちらはボムをコピーできる。





・・・前置きはこれぐらいで十分だろう。
当然、ただの変哲もないザコをわざわざ取り上げるための項目などではない。
ここからが本題である。




隠された本性

プロペラーの実態は、『星のカービィ2』で数多のプレイヤーを震え上がらせた屈指のトラウマメーカーである。
いったい何故だというのか?
それはコイツ自身の特殊な性質に原因がある。


先ほども述べたように、コイツはカービィ一人の時だと一切何もしない。
煮るなり焼くなりどうぞご勝手に、と言わんばかりの清々しい無抵抗ぶりである。
あまりに何もしなさすぎて怪しくすら感じる。
スカーフィみたいに吸い込んだら怒る、といったリアクションが無いのも余計に不安を掻き立てる。

しかし。
そもそも一人でステージを歩くプレイヤーの方が少ないのではないだろうか。

ご存知の通り、本作にはリック、クー、カインら3匹の仲間がおり、
体力増強・戦力強化、或いは虹のしずくを取るための謎解き要員、
はたまた単に一緒に連れまわしていきたいがためにプレイヤーは合体することが多い。

そんな仲間達のうち、誰でもいいので合体した状態でプロペラーに近づいた時
プレイヤー達は彼の本当の恐ろしさを知る事になる。

















現在の星のカービィは『スーパーデラックス』のシステムがベースとなり、
同時にプレイヤーの主力はコピー能力に移っていった。

それに伴い、かつてのように仲間を頼るシステムがなくなり、かつてのような挙動のプロペラーは登場しなくなった。


しかし、『星のカービィ2』を遊んだプレイヤーは決して彼の恐怖を忘れはしないだろう・・・。


追記・修正はアイス能力を常備しながらお願いします。



画像(ドット絵)全ての引用先:『星のカービィ2』任天堂 ハル研究所 1995年3月21日発売


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最終更新:2025年03月26日 12:51