ダンボール戦機BOOST

登録日:2012/05/03(木) 01:52:56
更新日:2024/05/30 Thu 08:08:43
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2011年11月23日にレベルファイブからPSP専用ソフトとして発売されたダンボール戦機の『完全版』。

完全版だけあり、追加要素も多く前作からセーブデータの引き継ぎが可能。

新要素は、イプシロン等を筆頭とした新LBX・新パーツや新必殺ファンクションの追加。
更に前作で仲間にできなかったキャラを10人仲間に出来るようになっている。

武器そのものの追加は無いものの片手銃を両手に装備する『二丁拳銃』と剣を両手に装備する『二刀流』の新スタイルを実装。

ランキングバトルにも裏ランキングが解禁され更なる高みを目指す事が可能に。

また、『ダンボール戦機』と『ダンボール戦機W』の間を繋ぐ番外シナリオ「エピソード0」も収録されている。


この他にもパーツのマイセット登録が可能なったりとシステム面も大幅強化。

まさに完全版の名にふさわしい出来と言えるだろう。





















…と言いたいが実際はそこそこな残念ゲー。

そもそも前作の発売から半年程度で完全版発売というあからさまな完全版商法な時点でそれなりに批判はあったのだが、肝心の内容のほうも完全版というにはかなり微妙な代物。

まず前作からの引き継ぎだが、完全に引き継がれるのは図鑑やカード等のサブ的な要素のみで肝心の集めたパーツやお金、レベル、ストーリー等はほぼ最初からスタート。
ストーリーも含めて全て最初からやり直しに近い形になる。

一応パーツはポイントに還元されるものの、その変換レートはかなり低く、元のパーツを取り戻すには圧倒的に足りない。

正直、前作をやりこんだ人程ショックを受ける仕様。

新LBX等も入手が難しく、裏ランキングバトルもレベルやHPが更にインフレしだしより理不尽度が上がっただけという手抜き仕様。

番外シナリオ「エピソード0」も僅か10分~5分程度で終わる低ボリュームで話の内容そのものの評価も低め。

これだけ追加要素が残念なのに前作で不満が多かった点(微妙なロード時間や味方AIのアホさ、パーツ性能の平坦さ等々)はほとんど改善が見られないという有り様。

一応ゲームとして破綻してはいないのでクソゲーという程ではないのだが、ダンボール戦機ファンとしてはなかなかに残念な出来としか言い様が無いだろう。

しかしそんな残念な仕様ながらアニヲタとして大変高く評価すべき点が一つだけ存在する。

それは


我らがアイドル三影ミカちゃんや矢沢リコちゃんが仲間に出来、なおかつ操作可能

になった事。
生粋のアニヲタならこれだけで買う価値があると言えるだろう。

…もっとも、仲間になるのはクリア後と遅いうえあまり喋ってくれないのだが。


ちなみに2012年7月には『爆BOOST』という新たな完全版が発売。

つまり『完全版の完全版』を出すという意味不明な暴挙に。

しかもハードはニンテンドー3DS。なんと別ハードである。
汚いなさすがレベルファイブきたない


…発売時期的に本命は3DSだったという可能性もあるものの、完全版商法的に非難を浴びやすい要素を大量にやらかしてるのは気のせいだろうか?



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最終更新:2024年05月30日 08:08