緑紫ジンクスデッキ(ガンダムウォー)

登録日:2011/04/28 (木) 12:42:54
更新日:2023/12/18 Mon 01:56:02
所要時間:約 6 分で読めます




緑紫ジンクスデッキとはGUNDAM WARのデッキタイプの一つである。

ガンダム00シリーズにて主力MSからやられ役MSの降格を果たしたGN-Xをメインにボードコントロール→1ターンで高い打点を狙うのが現在の主な勝ち筋。

各種ジンクスが揃うとバウンス、打点、戦闘力、ジャンク回収、自軍ターン限定の回避能力、パーツのサーチなどが容易にできるため展開されたら相手はリカバリーしづらくなるのが魅力。

第1期
2009年8月に発売した23弾「栄光の戦史」にてデッキの基本パーツであるジンクスと擬似太陽炉が収録。
当時は同弾に収録されたシャア専用ザクII&ザクⅡ(ガルマ・ザビ機)で打点をパンプしチートカードエリク・ブランケでシュートするのが勝ち筋でスライ気味の構築。

当時はの指定国力をもつ00シリーズのユニットのルールが今と異なるためにと他の色ならなんでもよかったためドローが充実したを混ぜた構築が可能だった。

しかし、当時の環境において混色及び00デッキで猛威を振るっていたのは安定感のある青赤00デッキとコントロールに特化した00デッキがメタだった上、を使ったデッキもエリクとザクコンビの相性とジンクスデッキより早さがあることから緑ウィニーの方が使用者は多かったため、ジンクスデッキはメタに入るデッキではなかった。
当時ジンクスでサーチできるジンクス系のMSで強力なカードが少なかったのも理由の一つ。


第2期(2010年度)
前期GT終了後に環境を壊した00ユニットの指定国力のルールが改訂されたため多くの00デッキが終了したことジンクスデッキもしばらくの間消えることに…

しかし、2009年後期にショップ大会上位者に配られたジンクスⅢ(炭酸機)
24弾に収録されたスローネヴァラヌスとジンクスⅢ(ルイス機)
存在そのものがチートのACEが収録されたことでバウンス、ドロー、回避能力、ジャンク回収&コントロールを手に入れたことで少しずつではあるがメタに想定される強さとなった。

ジンクスでサーチできるカードは増えたが勝ち筋は前と変わらずコンビザクと擬似太陽炉でパンプしてエリクシュートだったためエリクとバウンスが封じられると厳しい戦いを強いられた。

その後、25弾にて強力なテキストと単体で高い戦闘力を持つGNフラッグが収録された。
緑紫デッキと戦う際は頭の中でこいつがいるかいないかの判断を求められるようになりメタクラスのデッキになりつつあったのだが、2010年前期GT終了後最大の勝ち筋エリクが制限カード行き。

緑紫は再び低迷することになると思われたが東京大会で1位入賞を果たすなどしっかりと成績は残していた。


第3期(2011年)
27弾にて劇場版00に登場したジンクスⅣが収録。
さらに、緑紫でデメリットはあるが優秀なドローカードそれぞれの思惑とユニークが緑の苦手だった回復効果だったことにより大幅な強化がされた。

今までのエリクシュートだけだった勝ち筋に加え新たに7弾に収録された迫撃トリプルドムが勝ち筋となり、滅多打ちで相手を1ターン遅らせて中盤から展開→ジンクスⅣでパンプしつつ量で押し切るという流れになりつつある。

27弾発売直後から注目されていたデッキだったのだが、発売直後にショップ大会が入賞やシード権の関係ない公認大会のみであったことと、東日本大震災により2010年後期GTの開催が延期になったため27弾環境があまりわからなかったことから、メタにあげられてもトップメタクラスなのかどうかわからない状況となってしまったのだが…

4月に台湾で開催された大会でちゃっかり優勝を果たしメタデッキの上位に君臨することができた。



主なカード
  • ジンクス
原作同様全ての原点
テキストは捨て山から仲間をサーチする能力でヴァラヌスのテキストの素材とジンクスⅣのサーチが実質の仕事

  • ジンクスⅢ(コーラサワー機)
00系ユニットのテキスト消去と仲間が移動・破壊されるとジャンクから回収する能力を持つ
ジャンクからの回収は炭酸の機体らしいテキスト

  • ジンクスⅢ(ルイス機)
ジンクスデッキ唯一のコモンカードのユニット
テキストは自軍ターン限定の回避能力だがジンクスⅣがいることでテキスト発動のデメリットを防げるのが強い

  • スローネヴァラヌス
ジンクス系ユニットを弾にして相手のカードを手札に移動させる効果を持つカード
ジンクス系の主力カードで数少ない戦闘配備持ち(リロール状態で出る)

  • ジンクスⅣ
4国力でリロール能力と全てのジンクス系ユニットを自身と同じ格闘5射撃3防御5にするキーカード
さらに、擬似太陽炉があれば最低でも戦闘力が+1されるのでかなりのデカブツとなる。

  • GNフラッグ
ジンクス系ではないがクイック、速攻、強襲などなど特殊効果を沢山持つ壊れカード
回復が少ない緑において数少ないブロック要員

  • エリク・ブランケ
詳しい詳細は緑ウィニーの項目参照
勝ち筋その1

  • 迫撃トリプル・ドム
勝ち筋その2
その名の通り3機で出撃した場合に発動するコマンド
一つの部隊のユニット戦闘力を格闘+射撃+強襲持ちにするためジンクスⅣが場にいて3機出撃で24点
擬似太陽炉があれば最低30点与えられるうえにブロックしても強襲でダメージが入るため打点がおかしいことになる。

  • それぞれの思惑
デッキから3枚見て1枚を相手に送り残り2枚ドローするテキスト
パワーカードが乱発されてもドローが苦手なのは変わりない緑にとっては紫の混色を気にしないくらいの強力ドロー
テキストで強力なユニットを送りジークジオンでコスト無視して出す手段もあり


現環境において早いターンで打点を稼ぐのは重要であり展開力やコントロールも供えたデッキがジンクスデッキの形である。
形としては滅多打ちでロックして相手の展開を遅らせるパターンや制限カードブリッツクリークによる展開と激突戦域による追加ターンの打点重視の2パターンがある。

とはいえキーカードのエリクやジンクスⅣをカウンターされたり直接破壊及び移動を食らうと打点がガタ落ちするのでそこは注意
(緑はカウンターが少ない色でもある)


大きな大会が開催されずわかりづらい現環境だがメタデッキの一つとして考えておいた方がいいデッキである。



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最終更新:2023年12月18日 01:56