登録日:2023/12/18 Mon 01:40:57
更新日:2025/03/21 Fri 20:56:03
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モビルスーツの性能の違いが
戦力の決定的差ではないことを教えてやる
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【緒元】
【概要】
『機動戦士ガンダム』の
ライバルキャラクターである、「
赤い彗星」こと
シャア・アズナブルが搭乗するモビルスーツ。
シャア専用ザクはそのビジュアルと活躍からシャアの代名詞として扱われ、特徴的な赤いカラーリングは作品内外問わず
赤い彗星の象徴とされている。
シャアの搭乗機の中でも飛び抜けた知名度を誇り、
ガンダム、量産型ザク(
ザクⅡ)と共にファースト、及びガンダムシリーズを牽引する存在。
【シャア専用ザク】
S型という指揮官機に分類される、シャア・アズナブル専用のザクⅡ。
中隊長機の証として付けられた角(ブレード・アンテナ)と、指揮官機に許された自由なカラーリングにより赤とピンクのパーソナルカラーに彩られた独特の機体色が特徴。
シャアはノーマルスーツを着ずに士官服で直接コクピットに乗り込むのを好んだが、これは
エースパイロットとしての自信から来るものとされている。
自身は宇宙攻撃軍司令
ドズル・ザビ傘下の
ムサイ級軽巡洋艦ファルメルの指揮官でありながらも、戦闘中は副官のドレンに指揮を任せ、当機を駆りMS隊を率いる。
ゲリラ掃討作戦の帰還中にサイド7で行われている連邦軍のMS開発計画・V作戦の存在を察知、ザクを破壊したMSガンダムを目の当たりにし、
アムロ・レイとガンダムへの因縁に繋がっていく。
並外れた高機動と豊富な武装を組み合わせた戦い方が特徴で、肘鉄、シャアキック、左肩のスパイクアーマーを活かしたショルダータックル等、
ククルス・ドアンに先んじてMSによる肉弾戦も行い、武装に捉われない柔軟な戦法を用いている。
多少MSを殴りつけようとマニピュレーターが破損する事はなく、その場に応じた戦闘が可能。
しかし、
エースパイロットであるシャアの力量をもってしてもガンダムの基本性能の壁を超えられず、ザクマシンガンを複数回直撃させたにもかかわらずルナチタニウム合金を抜いてダメージを与える事は叶わなかった。
当機に搭乗していた時期は、操縦技術は完全に上回っていながら撃破には失敗。
とはいえガンダムをエネルギー、弾切れまで追い込む事は多く、自機の損傷無しで撤退には持ち込んでいる。
性能
武装は一般機と変わらないものの、指揮官機であるS型に施された基本性能を上げる改造に加え、スラスター周りの変更により推力が1.3倍上昇。
操作に不慣れな新米兵や一般兵にはじゃじゃ馬で簡単に扱える代物ではないが、エースパイロット達にとっては実力を遺憾なく発揮できる念願の機体。
さらに、パイロットの安全のため組み込まれたリミッターがシャアの要望で解除され、通常の3倍と例えられた尋常ならざる高機動を発揮。
この3倍の理由は特に作中で説明されていないが、その後の映像作品を鑑みるにシャアがフルスピードで加速する事を恐れず、一般兵なら減速や回避を選択する場面でも後年の
シナンジュが行ったようにデブリ、隕石といった障害物を足場に利用する等、卓越した技量により成し得た結果とされている。
ルウム戦役では主砲、機銃を避けながら縦横無尽に戦場を駆け戦艦5隻を撃墜。
赤いパーソナルカラーのザクが彗星の如く見えた事から、武勲を讃え「赤い彗星」の異名が付けられた。
なおリソースはあくまで通常のザクと同じであり、そのスピードを実現するためにスラスターに投入される推進剤の量を増やしている模様。結果、制御を誤ると瞬く間に推進剤を使い果たしてしまうという欠点を持つ。
その素早さたるや
RX-78-2ガンダムに初めて乗って間もない頃のアムロでは目視で追えず、機体ごと真横に高速で移動し全く追いついていなかった。
当機に搭乗していた頃はアムロが
ニュータイプや操縦技術の向上途中でガンダムの性能に頼っていた期間であり、のちの超能力者染みた直感は冴え渡っていない。ガンダムを圧倒し致命的な被弾無しという輝かしい活躍もあってシャアの全盛期とも呼ばれている。
装甲に使用される超硬スチール合金は戦闘機や戦車の機関砲程度ではビクともせず、
一年戦争開戦当初はMSの性能と共に圧倒的な優位性を誇ったが、
地球連邦軍がMSを量産化するとその優位性は儚く崩れ、ガンダムの
ビームライフルやジムのビームスプレーガンで一撃、
頭部バルカン砲で全身穴だらけにされてしまう装甲面の脆さが露呈。
シールドも強度こそ高いものの右肩固定のため運用に難があり、防御よりも格闘戦で使用したり身のこなしで被弾を抑えていた。
一年戦争中盤以降は
グフ、
ドム、
ゲルググといった高性能MSも増え、シャアも合わせるように次々機体を乗り換えていく。
武装
無印における武装
詳細は項目参照。
MSの仮想敵とされていた戦車や戦闘機には十分だが、ガンダムの装甲には目立った効果を発揮できず、何発当てても衝撃のみで致命的なダメージは与えられらなかった。
ただガンダムと言えど同じ箇所に複数回当て続ける事で破壊できる可能性はある模様。
シャアはホワイトベースから放たれた
ミサイルを空中で降下しながら爆風すら利用して撃ち落とすという芸当も見せている。
『THE ORIGIN』では腰にベルト供給式マシンガンが追加装備。
対艦用の無反動砲。
ガンダムシールドを貫通し破壊する程の威力があるが、弾数が少なく長期戦には不向き。
弾速も遅く、MSに直撃させるのは難しい。アムロはガンダムハンマーを射出して貰い、撃たれた弾に直接ぶつけるという方法で防いで見せた。
『THE ORIGIN』では3発装填のマガジンが本体に一つ、右肩のシールドに2つ装備。
一般兵が使用しても戦艦を一撃で落とすだけの威力は無く、シャアは正確に急所を狙う事で実現している。
小説版では詳細に言及されており、うまく船腹にまで到達できても、装甲が分厚いのでここで撃っても通用しない。さらに突進してブリッジを狙い撃ち、続いてメイン・エンジンの磁束帯を狙うことで、バズーカ二弾の二発で撃沈させられる、としている。
しかし敵も当然対空射撃をしているので、腕前以上に「接近しても我慢し、さらに急所を探る」というシャアの精神力あっての仕事であることは間違いないだろう。
刃を赤熱させ対象を溶断する片手
斧。
リーチは短いもののガンダムシールドを斬り捨てる威力があり、ビームサーベルとも互角に斬り合っている。投擲する形でも使用。
それぞれ右肩・左肩の固定装備。
シールドは強度こそ高いものの固定式のため運用に難があり、防御よりも格闘戦で使用したり身のこなしで被弾を抑えていた。
スパイクアーマーはショルダータックルに活用している。
他にもガンダム目掛けて放ったシャアキック等、シャアはMS戦に格闘も取り入れている。
スピードを活かしガンダムに格闘戦を仕掛ける事も多いが、外壁を凹ませるも内部には衝撃を与えるに留まった。
他作品における武装
分裂式の投擲
手榴弾。投擲後に6つの小型爆弾が分散して周囲を爆破する。
ザクのオプション装備だが、扱いが難しいのか使い勝手が悪いのか一部のザクのみが使用し、
ゲーム作品では度々シャア専用ザクの武装に含まれている。
『THE ORIGIN』での追加装備。
撃ち込んだ弾丸が内部で破裂し無数の弾が飛び散るライフル。
『THE ORIGIN』での内蔵火器。
主にミサイルや戦闘機を撃ち落とすのに使用。
劇中での活躍
一年戦争において
ガルマ・ザビ戦死まで約9ヶ月間、シャアの搭乗機として活躍。
ルウム戦役では5隻の戦艦を撃沈した
「赤い彗星」シャア・アズナブルの名を連邦軍、ジオン軍問わず轟かせた。
劇中では連邦軍のMS開発を探る中、初めてMS戦を経験したアムロの駆るガンダムの前に現れる。
部下のスレンダーが操縦するザクと連携し優勢に攻めるが、ザクマシンガンでは致命傷とならず、逆にビームライフルの威力を目の当たりにし驚愕する結果に。
何度も宇宙で合間見え、ザクバズーカや肉弾戦を中心に徹底的に接近戦で攻撃を加えるが、堅牢な装甲を抜けず戦う度に部下を喪いながら撤退を繰り返した。
大気圏突入前のホワイトベースを襲撃し、撃沈に失敗しようと地球のジオン勢力圏内に誘導する二段構えで作戦を実行。
地球降下後は地球方面軍司令であり友人のガルマ率いる部隊に入り、共に木馬追撃を開始。
ホワイトベース隊の作戦を察知しながらも仇討ちのため
ガウ攻撃空母を誘導、結果ガルマは戦死しザビ家への復讐を企てるシャアの思惑通り事は進んだ。
その後、ガルマを守り切れなかった責任を問われ左遷。
キシリア・ザビの手を借りて前線に舞い戻った後は機体を乗り換え、シャア専用
ズゴック、シャア専用
ゲルググ、
ジオングと変遷しつつ再びアムロの駆るガンダムと死闘を繰り広げた。
当機はシャアとは非常に相性の良いMSだったが、性能面で劣るため乗り換えたのか、ガルマ戦死の責任を取り没収されたのかは定かではない。
「ニュータイプのパイロットでも、ガンダムがサイコミュを搭載しているとは思えんっ!」
こちらでもシャアの最初の愛機として上巻に登場。
しかし地球編を完全カットするなど、上巻の展開が極端に早かったため、シャアはテキサスコロニー戦までこのザクに乗り、ニュータイプに覚醒したアムロのガンダムと戦う羽目になる。
幸い、シャアも何とかニュータイプへと覚醒しつつあったが、アムロの側もパイロットとして訓練を積んでいたこともあり、ニュータイプ能力とパイロット技術でほぼ互角という状況だったため、却って機体性能の差が大きく出てしまう。
アムロが必殺と見たビームライフルを、足一本を持っていかれながらも間一髪回避し、しかもビームの爆発に乗って上昇、バズーカで反撃という、
「通常のジャンプの四倍の速度」といわれるほどの猛反撃を繰り広げるも劣勢は挽回できず、
ついには抱き着いたところを指先からの作業用レーザーでガンダムのランドセルや顔面を焼くなどの悪あがきを続けるも、そこでビームサーベルを突き刺されて機能停止。
ララァ・スンの
エルメスが乱入しガンダムと交戦を開始したことで、なんとかシャアは脱出に成功するが、ザクはそのまま放棄された。
『THE ORIGIN』のシャア主人公化に伴い、めでたく主人公機に昇格。
ザクの量産化と共に
黒い三連星の指揮官機と同時期に配備。
武装はMS用マシンガン、胸部バルカン砲、MS用バズーカA2型、MS用対艦ライフルASR-78、ヒート・ホーク。
従来のシャア専用ザクと比較してパーソナルカラーが濃く、武装は増加し右肩にはバズーカの追加弾倉、腰にはマシンガンの給弾用ベルトが装備され、継続戦闘能力が向上。
ルウム会戦とファルメル隊所属後では武装、基本性能は変わらないものの、白い線が入りデザイン面でマイナーチェンジされている。
角と特徴的な赤色はオルテガの気に障り、「
あの小洒落た角、人より目立とうという意図がまる見えの赤い色」と貶されている。
シャアの要望で安全装置のリミッターが解除され、シャアを嫌う黒い三連星も認めざるを得ない通常の3倍のスピードを発揮。
初めての全開運転ではあのシャアもGによる苦痛を伴い、コクピット内には常時警告音が鳴り響いていた。
凄まじい機動力を活かして目標に接近し、急所にバズーカや対艦ライフルを撃ち込み即座に脱出する一撃離脱戦法を得意とする。
ルウム戦役では戦艦5隻を撃墜した戦果で赤い彗星の異名を我が物とし、中尉から少佐に昇格。
シャアと兄妹である
セイラ・マスは、ジオン軍の諜報部に所属するタチ・オハラからシャアが赤いMSに乗り「キャスバル・レム・ダイクンは生きている」と聞き、コロニーに立ち寄ったシャア専用ザクを目撃し兄と確信。
その後は概ね正史と同じだが、一度ズゴックに乗り換えた後もオデッサ作戦前夜に再登場。
ガンダムとの決着を着ける為にジブラルタルでスレッガー隊を含むジム部隊を壊滅させて誘き出して決闘を挑む。
激しい戦いの末、友軍機に気を取られた隙に頭部を破壊されて海に落下。
シャアは脱出したが機体はそのまま放棄された。
【類似機】
『
機動戦士ガンダム THE ORIGIN』に登場。
MSの導入によりシャアに配備された赤いカラーリングの
ザクⅠ。
基本的に旧ザクを踏襲しているもののシールドが装備され、『THE ORIGIN』のシャア専用ザクの武装が一部先んじて搭載されている。
ミノフスキー博士逃亡の際に
ランバ・ラル、黒い三連星と共に出撃。
『
ギレンの野望シリーズ』に登場。
開戦からブリティッシュ作戦までの時期に搭乗していたとされる初期型のザクⅡ。
見た目は角無しのシャア専用ザク。
通常機よりも性能は上がっているが、C型特有の鈍重さが足を引っ張っており、シャアが乗っていても無理はきかない。
ゲーム中のムービーにも角無しヘルメットのシャアと共に登場する上、ジオン公国篇でゲームを開始した場合、この機体がシャアの初期搭乗機となる。
『
スーパーロボット大戦シリーズ』に「シャア専用ザク」名義で登場する隠し機体。
ザクⅡ改をカスタムしたシャア専用機…と言われているが、レプリカだったり本人が実際に乗ったことがあるS型と認識していたりとよくわからない存在となっている。
実際のところはザクⅡ改のグラフィックを流用しただけで、スパロボシリーズの原作設定の引用にいい加減さが残っていた時代の産物。
運動性と移動力だけはそのまま通常の3倍となっており、並み居る主役ガンダムを押しのけてトップの性能を誇る。なお攻撃面はザクそのままなのでお察し。
もしくは極端に高い性能ではないが資金を投入すれば最後まで使っていける程度の性能になる事も。
というか強いMS不足のIMPCACT第一部の貴重な戦力
『モビルスーツバリエーション(MSV)』に登場。
ジオン公国軍の「真紅の稲妻」
ジョニー・ライデンが搭乗するザク。
真紅のカラーリングでシャア専用ザクと間違えた者が存在したらしく、ゲーム作品ではシャアの偽物といった扱いを受ける事もあり、本人も意識している台詞が用意されている。
『
ガンダムビルドファイターズ』に登場。
高機動型ザクをベースに
ユウキ・タツヤが改造した
ガンプラ。
カラーリングはシャア専用機を意識し、装甲の増設でよりマッシブな機体に。
『ガンダムビルドファイターズバトローグ』では、
後継機のバリスティックザクも登場。
パイロットはシャア(声はTHE ORIGINで本物のシャアを演じた
関俊彦)を模したAI、相手は
リボンズ&アムロが操る
リバーシブルガンダムという、AIによるアムロVSシャアの対決が行われた。
【立体化】
ガンプラを始め新しい
プラモデル企画やフィギュアシリーズの発売が決定すると高確率でガンダム、ザクと共にラインナップされている。
【ゲームでの活躍】
連邦vsジオン
ガンダム関連の対戦格闘系ゲームの元祖の時点で既に登場済み。
通常のザクⅡと比べて機動性に優れるが耐久値と防御値が低いという独自の癖を持つ。
基本の格闘攻撃はヒートホークだが地上ダッシュ格闘でタックル、空中ダッシュ格闘は跳び蹴りが設定されており、近距離での突発的な行動性で一歩先を行くなど、強化点はそれなりに多い。
ちなみに通常格闘でも連打すると3発目に蹴りがある他、シャア専用ゲルググにも空中ダッシュ格闘に跳び蹴りが設定されている。
地上があるフィールドでシャアザクは跳び蹴り後に華麗な宙返りを決めるのに対し、シャアゲルググは宙返りせずスマートに着地する。
無印時代から参戦。コストは最低の1000。
ザクマシンガンが非常に優秀とはいえ、ビームにかき消される実弾系とクラッカーしか射撃武装がないため射撃戦ではやや頼りない。
しかし特殊格闘に時限強化武装である"通常の三倍"を持ち、発動中は専用エフェクトを身に纏い機動性が著しく向上するため、低コスト機体の中でも屈指の圧力の強さを誇る。
地上横格闘では謎のブレイクダンスを披露する奇抜さがあったが、BD格闘ではしっかりタックルからのシャアキックを決めてくれる。
無印時代から出ていたのはゲルググの方で、シャアザクが出たのは三作品目のMAXI_BOOSTから。
機体コストが2000に上昇しており、なんとガンダムに並んだ。
お馴染のシャアキックは前格闘に設定されており、他にも
百式や
サザビーなどとキック仲間は多い。
マシンガンの性能は落ちたものの、"通常の三倍"も重ね掛けする事ができるようになり、"
通常の九倍"ともいうべき圧倒的な機動力を発揮するように。その代わり着地すると効果が切れるようになった。
同時に動作中のみ
シャア専用ズゴックに変化して攻撃を繰り出す「ズゴック乗換え攻撃」という個性的な技も追加され、これによってシャア専用機は一通りプレイアブル扱いとなった…かも。
一見珍妙な攻撃であるが、ズゴック乗換え中はスーパーアーマーが付加されることもあり、咄嗟のパワープレイにはかなり強みを見せるようになった。
しかし作品を重ね
EXVS2XBになるとズゴックのコマンドが増え、どっちが本命なんだか分からなくなってきている。
ちなみにEXVS FORCEではコマンド数が減っているため、ほとんどの機体は何かしらのアクションが削除されることになるのだが、シャアザクはよりにもよってズゴック乗換え攻撃が削除されている。
もっとも、同作品において「何故そのコマンドを消した」と言いたくなるのはシャアザクに限らないのだが。
『シャア専用ザク』が個別登録されている作品や、『ザクⅡにシャアを乗せるとシャアザクになる』作品とでマチマチ。
前者は誰を乗せてもシャアザクとなり、デフォルトで機動性が高めに設定されていたり武装コマンドにシャアキックが個別実装されてたりする。
後者はスペックが据え置きか機動性にバフが付くかでだいぶ異なるため、シャアを乗せる前提で育成をしないと性能が微妙なままだったりする。
ジェネシスではDLCとしてTHE ORIGIN版が存在する。スペックこそ通常のシャアザクと変わらないが、対艦ライフル装備で最大射程に優れる他、
リック・ディアス、ジオング、百式、サザビーとシャアが搭乗した機体への開発ルートを持つ。
GUNDAM EVOLUTION
ザクⅡ(射撃装備)のスキンバリエーションの一つで、シャア専用ザクⅡのものがあった。
スキンをこれに変えたところで性能が毛ほども変わるわけもなく、むしろこのスキンを手に入れるには結構な高額課金を強いられたため多くのプレイヤーから不興を買ってしまった。
主に隠しユニットとしての登場。
ザク改の見た目を使い回している場合もあるが、実際にシャアが使っていたのは更に旧型のザクなのでこの場合は色だけ真似た架空の
専用機。図鑑で公式に説明されていることも。
しかし性能はその辺のザク改より遥かに強い。一種のゲン担ぎだろうか。
角が無いC型と、定番のS型が登場する。
系譜のムービーにも出演。ルウム戦役に挑むシャアと、C型が登場する。
シャア専用なだけあって、彼が搭乗すると限界値に補正がかかる。
ザクにシャアを乗せて「改造」することで、増産も可能。
クワトロやキャスバル、シャア(ネオ・ジオン)といった別verも改造に対応しており、図鑑埋めにも優しい機体。
アクシズの脅威にて、シャアザクにスポットが当たるのはギレン率いるジオン公国シナリオ。
他のシナリオでも生産できるが、その頃にはスペック的に厳しい。
シナリオ開始時点では、シャアは赤いザクC型に乗っている。
通常のC型と比べ、3倍の運動性を持つ優秀な機体。
シャアザクでは定番のザク・バズーカを持ち、高い火力を発揮する。
しかし、最初期の機体だけあって無双は難しい。
他のC型専用機が軒並み微妙な中、侮れないスペックを持つ。
序盤はC型で凌ぎ、S型ができ次第乗り換えるといいだろう。
シャア以外が乗っても、僻地防衛ぐらいならできる…かも。
ザクS型を改造することで、シャアザクを作成できる。
運動性は引き上げられているが、さすがにS型の3倍ではない。
移動力も増しており、地形適正も砂漠以外◯と良好。
赤い彗星の異名通り、破竹の勢いで進軍できる。
武装はC型と同様にザク・バズーカ。威力が向上している。
S型専用機でも最高峰の性能を持ち、作って損は無い。…のだが。
S型ザクが生産できる頃は、ジオン公国は指揮官機が不足気味。
特に地上は地形適正の問題で進軍が遅くなり、頭を悩ませる事になる。
そこで、シャアザクを量産。エースにあてがうと一気に解決するのだ。ジョニー・ライデンとか、黒い三連星なんかはめっちゃ嫌がりそうだが…。
見た目とやってる事がだいぶシュールだが、実際優秀なので…。
こうなると、シャアはペンキ職人もとい改造要員として世界を転々とする事になる。
シャアは第二部のグリプス戦役で絶対に裏切るので、前線に回して経験値を与えるよりか、シャアザク生産を手伝うかゼーゴックに乗せて砲撃で頑張ってもらおう。
本作ではルウム戦役時に使用していた角なしバージョンも登場。角ありはシャア編「ルナツー攻略指令」をクリアすることで入手でき、なしは予約特典にもなっているが正規の方法では入手できない。
シャア搭乗時は一部の性能が微増し、さらにコマンド入力で原作さながらの「飛び蹴り」が発動可能。相手を転倒させることはできないが、優れた攻撃力とスタン時間を持つ。
角の有無に関わらず性能はほぼ同じだが、強いて言えば角ありは旋回速度が微増している。シャア編「ハードコア」では飛び蹴りでボールを蹴散らすというネタのようなミッションがあるが、本作ではユニット同士の衝突判定がないので2機まとめて撃墜することはできない。
また、ザクマシンガンの使用に制限があり、撃墜数以上を発射すると作戦失敗になるルールが設けられている。
その関係上、キャンペーン限定で制作された特別版『角川書店連合企画 特別編』では機体を変更しただけで作戦失敗になってしまう。
メインウェポン2は制限されないため、スキルで弾数を増やしたバズーカを持っていけば容易にクリアできるのは内緒。
【余談】
実際には赤色というよりピンク色に近い色合いの塗装であるが、実際ガンダムマーカーやガンダムカラーでは赤ザクの色名は「シャアピンク」である。
かつて有名な
豆知識として
「シャアのザクがピンク色なのはピンクの塗料が沢山余っていたから」とまことしやかに語られていたが、
現在では主要スタッフの一人である安彦良和を含む複数人の証言で明確に否定されている。
実際には、ガンダムの腹部やシャアの服と全く同じ赤色を使うと同化して見づらくなってしまうため、色の被りを避ける目的で赤以外が使われたとの事。
加えて安彦氏の証言によると、当時のアニメ制作の厳しい色数制限の中で特別に使用可能になったいくつかの色の中にあの特徴的なピンク色があったため、
「嬉しくなって」早速使ってみたというのが真相である。ちなみに量産型ザクの緑色も『ガンダム』で新たに使えるようになった色だった。
ちなみに、アムロのモデル説がある昭和のエースパイロット
岩本徹三も派手なピンク(桜色)の撃墜マークで自機を塗装していた。
で、それが当然高空で目立ったので敵を引き寄せ……
もっと撃墜数が伸びたそうな。ええいっ、帝国軍のリアルニュータイプは(ry
上述のエピソードや、ガンダムとの対比カラーリング的な見栄え良さが主因ではあるだろうが、モデルのエピソードを分け合った要素もあったかもしれない。
SDガンダム外伝シリーズでは、シーフザク、レッドザク、ザクスライムSと、いずれもモンスターとして登場している。
ちなみにシーフザクはゴブリンザクの同族で、HPは150と、HP50のゴブリンザクの3倍を誇る。
バンダイの発売した「アルカディア」や「RX-78」(本当にこういう名前のコンピュータである)のガンダムゲームでは容量の都合もあって敵がザクとムサイくらいしか出せない。
その為、強い色違い敵ということで赤いザクが大量に出現。酷い時には敵全員が赤いザクなステージもあったりする。
ちなみに少なくともアルカディアの方は「シャー専用ザク」らしいので、シャアが増殖したわけではなさそうだ。
見せてもらおうか
連邦軍の追記、修正の性能とやらを
- 今までなかったのか -- 名無しさん (2023-12-18 01:52:06)
- ↑ビビるよなwもしかしたらサイト移行時にサルベされなかった系かもしれんと思うレベル -- 名無しさん (2023-12-18 02:29:20)
- ロボットもの定番の「XX専用○○」もこれが走り? -- 名無しさん (2023-12-18 02:51:15)
- これで倒せなかったガンダムを倒したドアンは本当に何なんだよってなる。ノベライズの地の文によると足場の崩落が無かったらアムロは単なる敗北どころか死んでたらしいからな。むしろ致命的な一撃食らう直前に崩落したから気絶で済んだらしい -- 名無しさん (2023-12-18 03:50:59)
- SDガンダム劇場だかで、ジョニーライデンのザクが自分の機体が真っ赤なのに対し、色がピンクが多いからそれじゃピンクのたらこ唇だみたいな揶揄してた記憶 -- 名無しさん (2023-12-18 06:53:44)
- 「赤ザクが赤いのは赤く塗っているのではなく嫌がらせで無塗装のものが支給されたのをそのまま使っているだけ」とはどこで見た話だったか。そもそも正しい設定なのかもわからないが -- 名無しさん (2023-12-18 09:57:32)
- ↑それじゃあ異例の出世してる時点でおかしいがな。メタ的な物を含むとミノフスキー粒子には可視光線も吸収する可能性があって、特に赤系統の色が見えにくくなるんで実験してもらってたなんて説もある。勿論、番組的にはライバルポジ何で目立つのに乗せてただけの話でしかない。 -- 名無しさん (2023-12-18 14:03:31)
- 確か嫌がらせの件は「活躍を妬んだ上司の嫌がらせで目立つ塗装にさせられたのをノリノリで暴れ回って結果出世」だったような(なおソース不明)。 -- 名無しさん (2023-12-18 14:16:07)
- 厳密には「ザクII(シャアカスタム)」なんだろうか シャア以外は基本乗らないんだから専用だろ!と言っても間違いじゃない気もするけど -- 名無しさん (2023-12-18 14:29:34)
- プラモだけど「シャアザクのコクピットに鎮座するシャアザク」ってどっかの漫画であったな... -- 名無しさん (2023-12-18 15:25:06)
- ギレンの野望だとS型の指揮官機と比べて運動性30パーセント増しに対して、量産機と比べると本当に運動性が3倍扱いになっていたりする。まあゲームの数値上の話だけど、うまく落とし込んでいるなって感心したもんだ -- 名無しさん (2023-12-18 17:18:38)
- 対艦攻撃時に全速力では突っ込まないのが普通で、シャアはそれをやっちゃうから落差で三倍だったのではないか――という考察がRPGマガジンであったな -- 名無しさん (2023-12-18 17:26:51)
- オリジンでシャアが乗ってた旧ザクだけど、ザクⅡ貰った時の黒い三連星のうち誰か(マッシュだったかな)が「05はミドリっぽくて気に入らなかったけどこっちは中々」って言ってたから、原作漫画だとシャアの機体も赤くなったのはⅡからなのかな -- 名無しさん (2023-12-18 18:51:00)
- 映画Ⅲで初めて映像化された羽飾り付量産ザクもS型だったのかな、劇中での行動は『新兵を戦闘空域に押しやり自分は隠れたがすぐミサイルで爆死した自業自得』と『新兵には戦場からの脱出を促し自分は覚悟を決めて踏み留まろうとしたが運悪くミサイルが(ry』の2種類の解釈があるらしいが -- 名無しさん (2023-12-18 19:21:45)
- スパロボαだと何故かザクⅡ改がベースだったな -- 名無しさん (2023-12-18 20:13:24)
- 通常の三倍といえども出力・推力共にヅダには満たない。やはりヅダの方が優れているな。 -- 名無しさん (2023-12-18 21:28:42)
- 赤というよりピンクなのはセル画用絵具のピンクが大量に余っていたからという風説を呼んだことがある。同様の理由で爆発エフェクトもピンクが多用されていたとか。 作品内では上官の嫌がらせで錆止め塗料(プラモでいうところのオキサイドレッド)のままでの出撃を強いられて大暴れ→パーソナルカラー化という説がMSVのインストで語られていたとか。 -- 名無しさん (2023-12-18 21:41:51)
- その優れものの機能をフル発揮して空中分解しなけりゃの話だがね -- 名無しさん (2023-12-18 21:43:08)
- ↑ ヅダの話ね -- 名無しさん (2023-12-18 21:44:19)
- ↑6 少なくとも絵コンテの段階では「部下押し出して自分だけタコ壺に籠ったザクが爆散」って明言されてたそうな。そもそも部下を逃したんだったらそのあと自分が奥に籠る意味ないし -- 名無しさん (2023-12-18 23:01:36)
- ↑6 アレはドット流用するため DC版だと3Dモデリングなので新規だったり -- 名無しさん (2023-12-18 23:09:14)
- キティちゃんとのコラボでも出たっけ。 -- 名無しさん (2023-12-19 13:09:37)
- 宇宙空間では自然には減速しないから、噴射を繰り返せば簡単に「通常の三倍の直進スピード」は出せると思う。ただそんなスピードでまともに回避や照準合わせや攻撃ができるのが一番すごいけど。 -- 名無しさん (2023-12-19 14:27:55)
- マシンガンもバズーカも効かないが忍者殺法大気圏突入飯綱落としが使えたらラップ巻いてないガンダムなら倒せてただろうに -- 名無しさん (2023-12-19 16:54:03)
- 塗料が余っていたからってのは根も葉もないデマだと安彦良和がハッキリ否定してるぞ -- 名無しさん (2023-12-19 17:37:30)
- ってか本当に塗料が余ってて使いきりたかったなら、常に出続ける主人公機とか画面にいっぱい出る量産機のほうに使うだろ普。通 -- 名無しさん (2023-12-19 17:40:19)
- 塗料の在庫量はZガンダムのビームの話じゃなかったか?という -- 名無しさん (2023-12-19 18:06:53)
- 「戦士達の軌跡」のルウム戦役時には「赤いがツノのないシャアザク」が登場してたりする。特典でフィギュア化もしてる -- 名無しさん (2023-12-19 18:25:11)
- 通常の3倍は木馬との相対速度説とかもあるけど今だに詳細不明 まぁスーパーロボットの趣を残してた時代だし軽いノリだったのかも -- 名無しさん (2023-12-19 18:40:44)
- オリジン版の対艦ライフル装備が好きすぎて即ガンプラ買ったなぁ。ザク買ったのはMG2.0以来だった -- 名無しさん (2023-12-19 19:57:22)
- 塗料の在庫云々はリックディアスの話だな。何気にシャアも絡んでるし -- 名無しさん (2023-12-19 20:25:38)
- ガンダムにも赤いパーツがあるからって説もあるんだよなシャアザクがピンクな理由 -- 名無しさん (2023-12-19 20:38:21)
- ガンダム無双だと、ガナーザクが無いのでルナマリアの愛機に -- 名無しさん (2023-12-20 05:17:46)
- 3倍はオリジンであったみたいな作戦規定上の制限ガン無視の結果じゃないかな。スペック上120キロ出せるけど40キロに制限速度が決まっててシャアは知るかって無視みたいな -- 名無しさん (2023-12-21 07:33:19)
- レースゲームの例えで悪いけど、カーブをろくに減速せずにちゃんと曲がって走るレーサーがいたら、やべぇ早いって思うよな。 -- 名無しさん (2024-07-05 09:44:37)
- 一般的な乗用車もメーターには180km/hまであるがみんな60km/hくらいで走るよね。これなら物理的に3倍のスピードも理論的には可能か? -- 名無しさん (2024-09-01 23:07:04)
- ↑純粋は速度が3倍というより超効率的な移動で到着時間が3倍(1/3)なんだと思う。 -- 名無しさん (2025-01-27 22:06:21)
- 五体満足で残ってるけどシャアとメカニックが出撃と調整を繰り返して作り上げた文字通りのシャア専用機だから誰にも乗れないよな。下手したらパーツ取りにも使いにくいかもしれん。戦後に展示したりするのを見越して本国送りかな? -- 名無しさん (2025-01-30 12:08:39)
- シャアザクサイド7で乗り捨てられる -- 名無しさん (2025-01-31 11:42:48)
- ↑ たぶんペガサスをムサイで引っ張り出す間に回収はしてるのだろう -- 名無しさん (2025-02-28 19:04:30)
- シャアの乗機の中でも抜群にかっこいい。 -- 名無しさん (2025-03-02 20:12:15)
最終更新:2025年03月21日 20:56