モスキート(ニンジャスレイヤー)

登録日:2014/04/20 (日) 21:09:00
更新日:2024/11/29 Fri 01:07:46
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でも女子高生が!でも殺害命令が無い、ケジメはカンベンだ!でもこれはチャンス?いや我々もアウトオブアモー!だから結局チャンスではない?ワカラナイ!アーッ!


モスキートとは『ニンジャスレイヤー』に登場する的キャラである。

◆ニンジャ名鑑◆

◆忍◆ ニンジャ名鑑#16 【モスキート】 ◆殺◆
ザイバツ・シャドーギルド所属ニンジャ。
ガスマスクを被り、背中に6本の汚染血液入シリンダーを背負う。
右手首動脈付近から生えた針で刺し、敵の血を吸引。
モスキートの体液はウィルス汚染されており、微量でも返り血を浴びた敵はカロウシする。

◆人物◆

初登場は第二部『キョート殺伐都市』の『ウェルカム・トゥ・ネオサイタマ』。
第二部の主な敵となる暗黒ニンジャ組織「罪罰影業組合(ザイバツ・シャドーギルド、通称ザイバツ)」に所属するニンジャ。
口吻部に長い針を生やしたガスマスクじみた気味悪いメンポを装着し、右手首にはニードルが仕込まれている。このニードルは破壊されてもリロード可能。
背中には「汚染血液の充填されたシリンダー*1を背負っている。

彼が属するザイバツは厳格な階級制度を採っており、モスキート=サンは見習いから卒業した一般構成員・アデプト位階。
ザイバツがネオサイタマ侵攻の為に送り込んだニンジャ達の一人であり、ニンジャスレイヤーことフジキド・ケンジが家族を喪った「マルノウチ抗争」にも参加した。
ニンジャスレイヤーにとっては最重要殺忍対象の一人でもある。

その性格は……敢えてここには書くまい。下記にて重点記述するとしよう。

◆能力◆

ドク・ニンジャクランのソウル憑依者で毒の扱いに長ける。
ある理由から「直結相互循環」という右手かメンポのニードルを相手に突き刺し吸血、同時に標的に汚染血液を注入することで殺害する攻撃手段を好む。
物理書籍版ではシリンダーに遠隔起爆機構が内蔵され、破壊されても毒ガス爆弾めいて中身を散布可能に。
カラテのワザマエも正面戦闘でニュービーに遅れを取るようなことはなく、斥候としての技能やニンジャ野伏力は上の人間からも一定の評価を得ているほど。


◆変態ニンジャ・モスキート=サン◆

ニンジャスレイヤーには実際数多くのニンジャが登場する。
その中には所謂ところのとヘッズから認定されているニンジャも少なくない。
しかしモスキート=サンの変態としてキャラ立ちっぷりはそれらの中でもトップクラスと言ってよいだろう。

初めてその姿を現した際には、建物の屋根から屋根へ跳び渡っていくヤモト=サンにぴったりと追い縋り、

フィーヒヒヒ!夜のランデブー!フィーヒヒヒ!」
女子高生フィーヒヒヒ!」

と下卑た息遣いと笑いの混じった声を耳元で囁きながら登場する、というブッ飛んだデビューを飾る。更にヌルヌルクネクネした気味の悪いオジギも合わさってインパクトは相乗された。

ヤモト=サンはこの怪しさ全開の襲撃者と交戦を開始、一方のモスキート=サンは女子高生にアイサツされた事に歓喜したり「フィヒッ!」「フィヒッフィヒッ」とキモイ声を上げながら攻撃を捌いていたがヤモト=サンのジツが生みだしたオリガミ爆弾を被弾してしまう。
しかしそんなダメージにもめげる事無く、自分のジツの発動を誘う事も兼ねてこう言い放った。


これではあまりにも惨い!そのカタナで直接攻撃すればよいではないか……息のかかる距離で


……最後の部分があからさまに余計なのだ!当然ヤモト=サンは(敵への警戒の意味でも)『お断り』している。
勿論、モスキート=サンの変態っぷりは言動のみ留まるはずがなく、その行動にも表れている。
まず上記の「直結相互循環」だが、この攻撃を好む理由がなによりもこの行為に性的興奮を覚えるからである。
ヤモト=サンに対しても「役得」と称してその血を吸おうと躍起になっていた。


これで俺の汚染血液と君の女子高生血液を直結相互循環!フィーヒヒヒ直結!
やっぱり役得だ!イヤーッフィーヒヒヒ!


そしてその変態さはモスキート=サンにとっての原動力と言っても過言ではなく、別のエピソード『シージ・トゥ・ザ・スリーピング・ビューティー』では
標的であるナンシー・リーの潜伏している可能性がある、と提示された情報から性的執念で「当たり」を発見、潜入まで果たしている。
『シージ・トゥ・ザ・スリーピング・ビューティー』は書籍収録に当たり時系列の段階からの大幅改訂が行われ、同時にモスキート=サンが前後と普通の性的行為を望むシーンが追加されている。
これを「理解しがたい変態さん」から「普通の変態さん」になってしまったと惜しむ声もある。あと、フジキド史上に残るトンチキエントリーがなくなってしまったことを惜しむ声も。

またモスキート=サンはその台詞の端々で妙に回りくどい詩情溢れる言い回しを使う事がある。
ソウカイヤが崩壊した後でネオサイタマの闇社会に君臨するであろうザイバツを指して「闇の秩序を補う循環血液」
そしてそれを聞き、その目的をいまいち理解できていないヤモト=サンを「ツボミめいた君」
また後にニンジャスレイヤーと交戦した際、自身の股間を破壊されるという緊急事態に置かれてなお己の血に対して「我が熱い血潮」

……など、ポエトリーに満ちた表現を次々と繰り出す。
これらの変態っぷり、言い回しはごく一部を抜粋したに過ぎない。詳細は決断的に本編を読んで知ってほしい。
加えてモスキート=サンは単に欲求に従うだけのサンシタではない。
必要とあらば直前まで興奮していた状態から急激にクールダウンして冷静に思考を巡らせたりもする。


◆モスキート=サンに魅了されし者たち、カ・クラン◆

初登場時より、その凄まじいインパクトと個性的すぎるキャラクターにより多くのヘッズがモスキート=サンの虜となった。
そしてモスキート=サンに倣い、女性キャラがカワイイな言動や反応をとったりした時、興奮を表すコトダマとして「フィヒ…」「フィヒッ!」「フィーヒヒヒ!」などと書き込む、
通称「『蚊柱』を立てる」現象が頻繁に見られるようになる。
それはさるエピソード内でモスキート=サンが爆発四散して久しい現在でも続いており、彼らを指して「カ・クラン」と呼ぶようになり、そう呼ばれている者たちもその呼び名を自認している。
今日も彼らは魅力的な女性キャラたちの活躍を待ちわびたり、妄想に耽っては『蚊柱』を立てるのだ。


追記、修正は女子高生との直結相互循環の後でフィーヒヒh……
アイエッ!?赤黒!?赤黒の殺戮者ナンd「変態殺すべし、慈悲はない」アバーッ!!

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最終更新:2024年11月29日 01:07

*1 Twitter版では壊れやすかったが、物理書籍版では金属製に強化された