登録日:2012/03/30 Fri 11:11:45
更新日:2024/09/04 Wed 19:39:45
所要時間:約 35 分で読めます
【目次】
【概要】
ブラッドレー・ボンド、
フィリップ・ニンジャ・モーゼズ原作のサイバーパンクニンジャ活劇小説。
その
あからさまにブレードランナーとニューロマンサーな独特すぎる世界観と魅力的なキャラクター、ハードでありユーモアに溢れるストーリーで
全米を震撼させている。実際感動的な話や熱い話、やるせない話などバラエティ豊富。
日本でもtwitter上で翻訳版が絶賛連載中。
非公式ファンサイト上やtogetter上でも過去作を読むことが出来る。
ちなみによく「本当は作者は日本人じゃないの?」といわれるが、原作を入手したという報告も若干あり、真偽は闇の中。
実際インターネットアーカイブ上に「プロトタイプ版」の存在が確認されており、少なくともここ最近作られた物語ではないことは確かである。
ただし、日本に長年滞在し、日本社会の中で生活していないと中々見えてこないと思われる、日本人の本質的な陰湿さや隠蔽体質についてはかなり正確に描写されている(例としては「ムラハチ(村八分)」の概念や、「何か問題が起きた時、謝罪と責任の追及が最優先され、根本的な対策は後回し、もしくはそのまま手付かずなのに謝罪と責任者の更迭が完了した事で解決した気になっている」と言った事など)事から日本人作者説を支持する者いるが……
言及し過ぎると天狗の国に連れて行かれるぞ!
ストーリーは大きく分けて
第一部『ネオサイタマ炎上(Neo-Saitama in Flames)』(完結)
第二部『キョート殺伐都市(Kyoto:Hell on Earth)』(完結)
第三部『不滅のニンジャソウル(Ninjaslayer Never Dies)』(完結)
第四部『エイジ・オブ・マッポーカリプス(Age of Mappor-Calypse)』(連載中)
というシリーズ構成となっている。
また、それぞれのエピソードは時系列順に掲載されるわけではなく、翻訳の済んだエピソードからTwitterで投稿されていくという形をとっている。(いわゆるランダムカットアップ)
そのため、基本的にはどの話から読み始めても特に問題ない(特に一・三部)し、すでに完結した部であっても新エピソードが追加される場合がある。
翻訳者曰く『
水戸黄門やキャプテン・アメリカを第一話から順に見ている人間は少ないから大丈夫』とか。
一・三部は特に短・中編連作に近い体裁のため、書籍版でもそのぶ厚さと裏腹にさほどストレス無く読める。
それでもどこから読めばいいのかわかんないよ!という人は、Twitter上の短編『バック・イン・ブラック』や、書籍第一巻から読むことを推奨されている。
…ただ物理書籍の1行目が「これまでの
あらすじ」からスタートしてる時点で頭に???が飛び回るだろうが、そういうものだと思って読み始めよう。
ニュービー達に告ぐ、突っ込んだら負け。
あるいは、
主要な設定と物語の雰囲気をざっくり把握できる『メリークリスマス・ネオサイタマ』
学園
ライトノベル的アトモスフィアのある『ラスト・ガール・スタンディング』
ネオサイタマという世界の歪さがよく分かる『レイジ・アゲンスト・トーフ』
あたりもお勧め。
あるいはコミカライズやアニメ版の『ボーン・イン・レッド・ブラック』
(時系列上の最初のエピソード。なお書籍化で書き下ろされるまで存在しなかった)から入ってみてもいいだろう。
とりあえず、各部のラストエピソードオー(特に第二部は日本での『ニンジャスレイヤー』展開を担うほんやくチームより、後述の通り箝口令が明言されるレベルの重大な秘密が隠されているため注意)以外は本当に目についた順に読めばいい。
SF創作グループダイハードテイルズの手でかつてはMixi上、2010年頃からTwitter上で翻訳・連載されていたが、2012年秋に変な物を書籍化することに定評のあるエンターブレイン社によって書籍化。キャバァーン!キャバァーン!
暗黒メガコーポと名高いカドカワの傘下に入ったことで無料版の廃止が危ぶまれたが、書籍化後もTwitterでの連載や非公式まとめサイトは存続するというスタンスを貫いている。ヤッター!
コミカライズ、
アニメ化、フィギュアなどの立体物も展開されている。
【ストーリー】
サイバネティック技術やバイオテック技術が進歩し、ネットワークが世界を覆い尽くした近未来。
行き過ぎた科学は環境を破壊し、街には重金属を含んだ酸性雨が降る。
巨大企業が牛耳る街で、人々は作られたオイランドロイド・アイドルに歓声を上げ、
バイオ技術による合成食材を日々の糧とするマッポーの世。
ここ、日本の中心地
ネオサイタマもまた、暗黒経済組織
「ソウカイヤ」に支配されていた。
伝説上に存在した恐るべき超人『
ニンジャ』を配下に置き、ネオサイタマを完全に手中に収めんとするソウカイヤ。
だがある日、ネオサイタマに1人の男が現れる。
赤黒いニンジャ装束と『忍』『殺』の字を刻んだメンポに身を包み、ソウカイヤのニンジャと戦い続ける男。
その男の名は、ニンジャを殺す者…ニンジャスレイヤー!
【用語集】
本作は翻訳版という都合上、日本語がフルサポートされていないように思える一般的な日本語から外れた単語・用法が多々存在するが、誤訳ではなくほぼ原文ママである。
基本的に、絶妙に間違った日本文化を、機械翻訳にぶちこんだような凄まじい和訳で描写している為、全体を通してなんとも素っ頓狂な言語で書かれている。
これらの特徴的な言い回しを「忍殺語」と呼び、本作のマーケティング的に大きなウェイトを占める。
本項目でも忍殺語を織り交ぜて使っている為ところどころ異様な文体が出てくるが、そういう仕様なので悪しからず。
ここではいくつか代表的なものを紹介する。
平安時代の日本を暴力で支配した半神的存在にして、その後もありとあらゆる文明の陰に隠れ蠢く伝説の超人。
常人を遥かに超えるカラテと、ユニーク・ジツと呼ばれる特殊能力を持つ。
今も昔も彼らの性格は総じて冷酷非道。モータルをムシケラのごとく虐げ、あらゆる富を徹底的に搾取する。
彼らは栄えている文明に忍び込み、カラテやジツによって社会を乗っ取り裏から暴政により支配する存在である。
歴史において数多の文明がニンジャの搾取と暴虐の犠牲になっており、時に彼らの存在は時に「文明の簒奪者」と例えられる。
いわば世界史を裏側から動かしてきた存在であり、こうしたニンジャ真実は徹底的に隠蔽され、仮に不用意に知ってしまえばSAN値チェック急性NRS案件となる。
しかし完全な隠蔽には至っておらず、過去のニンジャ達の所業やニンジャクランの抗争の歴史を暗喩的に表現した民話や神話は世界中に点在する。
一般市民にとっては遺伝子レベルに刻まれた恐怖の存在であり、遭遇すると多くの場合NRS(ニンジャリアリティショック)に襲われしめやかに失禁してしまう。「アイエエエ! ニンジャ!? ニンジャナンデ!?」
ソウルになる以前のニンジャのランクとしてはアーチニンジャ、グレーターニンジャ、レッサーニンジャの3段階が存在し実力はピンキリ。
中でも神話の存在のような伝説を残した強大無比な力を誇るアーチニンジャは「神話級ニンジャ」と呼ばれる。
彼らにとって第一優先は「強さ」であり、強くなれるのであれば新たな技術を積極的に取り入れ己のカラテの糧にしていく傾向にある。
作中に登場するニンジャの殆どは後述のニンジャソウルの力でニンジャになった者で、鍛錬によってニンジャとなったリアルニンジャは主人公の師であるドラゴン・ゲンドーソー等、極わずか。
多くはニンジャとなった時(または組織に入った時)にニンジャネーム(コードネームのようなもの)を与えられ、以降は本名ではなくそれを名乗ることが多い。
その多くはその圧倒的な力に呑まれ、悪に走り、暴虐を尽くす。
4部で判明したが、未熟なリアルニンジャより憑依ニンジャの方が遥かに強い。
しかし、ソウルに憑依された時点で遺伝子的な変容が発生し、それ以降男女問わず己の子を成すことができなくなる。
この変容は、リアルニンジャが修行を通して身に着ける超人的な身体能力を最初から身につけるため、とのこと。
●ニンジャソウル
主に平安時代に活動していたニンジャの魂が現代に蘇ったもの。中にはベトコンのニンジャやロッカーのニンジャ等、近代人のニンジャソウルも稀にある。
人に憑依することで、憑依対象の肉体や精神と分かち難く結び融合し対象をニンジャにする。
上記の通りニンジャにもランクがあり、名付きのニンジャほど強力な力を持つ。
ニンジャが死ぬと爆発四散するのは、器を失ったニンジャソウルの暴走によるものらしい。コワイ!
●ニンジャネーム
ニンジャとしての名前。多くは色、職業名、動物名、武器名、現象名などの英単語が使用される。
英語圏の人間からは奇異に感じる名前もあるらしく、アーソンは(放火魔とかでなく)「放火という行為そのもの」という名前だったためか取引価格について揉めていた黒人ヤクザからクレームついでに名前にも突っ込まれていた。
例外として
日本語が使用されたり、持っていないニンジャ、時には本人が名乗っているのとは違う名を対戦相手から呼ばれてなぜかソウルが勝手に認めてしまったニンジャもいる。
アーチ級以上のリアルニンジャは「(日本語など)・ニンジャ」と中黒が入る形式で統一される。
「すぐに思いつくようなニンジャネームはすぐに死ぬ」というジンクスがある。
●ニンジャクラン
ソウルなる前のニンジャ達が所属していた派閥・流派的な概念。
クランによって使用するジツやカラテは非常に多岐に渡り、中には現代まで脈々と教えを受け継ぎ現代で存続するようなクランもある。
主人公フジキド・ケンジは「ドラゴン・ニンジャクラン」に所属している。
ニンジャソウル化しても尚憑依者がソウルのクランの意思に無意識的に反応、同じニンジャクラン同士で徒党を組む場合もある。
●モータル
ニンジャではない一般人。
カラテを鍛えたり武装することでニンジャに対抗する者もいるが、それでも多くがニンジャに虐げられるだけのか弱き存在である。
大事なこと。
冒頭のように『ドーモ、○○=サン。△△です』と挨拶をするのが基本で、ニンジャ同士の戦いにおいて挨拶をしない、もしくは挨拶中の攻撃はスゴイ・シツレイとされる。例えどれだけ憎む相手であろうとも、挨拶を欠かしてはならないと
古事記にも書かれている。
作中では二段オチめいてスゴイ・シツレイが飛び出したため印象が弱いが、一方的にアイサツして相手のアイサツを待たずに戦闘を開始するのもカナリ・シツレイである。
ただし挨拶前のアンブッシュ(不意打ち)は
一度に限り許されると古事記にも書かれており、これで致命傷を受けて爆発四散するようなサンシタニンジャはイクサの舞台に立つことすら許されない。
通常はアンブッシュを行うのは相手に発見される前に限られ、顔を合わせたらアイサツを行うのが慣例ではあるが、これは個人個人で解釈の分かれるところらしく、軽い口論を起こしたニンジャもいる。
ちなみにあくまでニンジャ同士の決め事であって、非ニンジャは別に従う必要はない。
尚、別に戦闘に限定されるわけでもなければニンジャしかやらないわけでもなく、普通の挨拶も『ドーモ、○○=サン。△△です』。
キャラの多いニンジャスレイヤーという作品において、一々名乗ってくれるのは読者にやさしいことですねアバーッ!
●○○=サン
「ドーモ、ラオモト=サン。ニンジャスレイヤーです」
敬称。イングリッシュで言うところのMr./Ms.にあたり、これを外して人を呼ぶのはごく親しい間柄でなければシツレイにあたるとされる。
実際登場人物も、余程のことがない限りは憎む相手でも敬称をつけている。電子音声すら律儀にサンづけである。
ちなみに地の文はだいたい呼び捨てるが、(主に初期で)稀にサン付けで呼ばれるキャラクターもいる。ミスなのかわざとなのかは定かではなアバーッ!
なお、「Mr.にあたる」ということが示すように「皆=サン」や「オバア=サン」といった形では用いられない。気を付けよう。
忍殺語を使おうとして間違えやすい例には他に「全部カタカナ」「何でもかんでもローマ字」「時代劇」「カタコト」などがある。
「ドーモ、皆=サン。ニンジャスレイヤーデス」とかが典型的なやつ。
●カラテ
「今も昔も、ニンジャはカラテを究めたやつが上を行く」
簡単に言うと
体術全般。種類も実際豊富。
カラテ、イアイド、カポエラ、ジュー・ジツ等のメジャーどころから、
ピストルカラテなどのオリジナルや、太古の暗殺拳チャドー等もある。
全ての基本は
チョップである。
忍殺世界には
「ノーカラテ・ノーニンジャ」の鉄則があり、どんなに強力なジツがあろうと、研ぎ澄まされたカラテの前には容易に覆されてしまう。
すなわちニンジャソウルの力に溺れ、カラテを鍛えないニンジャは大概がサンシタである。
もちろんジツのみで戦う例外もいるが、それはジツの万能性や綿密な戦略によってカラテの差を埋めているに過ぎない。
この非情なる原則は忍殺のサツバツさを象徴していると同時に、単純なパワーインフレを防ぐためにも役立っている。
ただしカラテの威力自体は、第三部ともなると「伝説の暗殺拳」「禁断の技」「
古代ローマカラテ」などの怪しげな技がわんさか登場し、ある意味インフレ気味である。
作中では「カラテのこもらぬただの打撃」や「カラテを流し込みバズソーを操作する」など
念能力めいた用法や
ミノフスキー粒子めいた使用法の
「カラテ粒子」や疲労によって不足する
「血中カラテ」、
サイバネ関連で
「カラテ増幅炉」やカラテ粒子の体内循環を可能にする
「謎めいた実用新案セフィロトウデイ手術」、オヒガンに迷い込んだニチョームと連絡が取れる通信手段
「カラテ鉱石通信」、
BORDER BREAKとのコラボで登場するピンク色の光が漏れるエネルギー資源
「カラテニウム鉱石」など謎めいたエネルギーや物質としての言及も多い。
●ニンジャヘッズ(ヘッズ)
ニンジャスレイヤーのファンの通称。語源はレジェンドバンド「グレイトフル・デッド」のファンをデッドヘッズと呼んだことから。
ヘッズはニュービー(初心者)に対して親切にしなければならず、間違っても新参者を排斥するような実際奥ゆかしさに欠ける輩は、ムラハチの上全ての指をケジメされた上に天狗の国に連れて行かれつつ惨たらしくスレイされても文句を言えない。
ほんやくチームのPRエピソードから、狂信のあまり空気を読まず攻撃的言動を繰り返すヘッズは「ボブ」、またそういった行為自体を指して「ボブる」と呼ばれる。
●ほんやくチーム
その名の通り、ニンジャスレイヤーの日本語訳を行っている翻訳者の集団であり、現時点でニンジャスレイヤーの日本展開を担っている公式管理者でもある。
前述の通り、現在「ダイハードテイルズ」と名乗っている集団とイコールだが、現在でもほんやくチームと呼ぶヘッズは多い。
基本的にはニンジャヘッズに対するメディアミックス展開の紹介、ニンジャスレイヤーの二次創作・引用などにおける扱いの注意点を呼びかけている。
注意重点な。
……と基本的には俗に言う「公式サイド」なのだが、
忍殺語めいた珍妙な言い回しでヘッズを煙に巻いたり、
エイプリルフールにおいては公式パロディ作品を発表したりと時折トンチキをやらかしてはヘッズのニューロンに重篤なダメージを与えていく、彼らもまた紛れもなく(最古参の)重篤ヘッズなのである。
備えよう。
●ニンジャ名鑑
ツイッター上のニンジャスレイヤー公式アカウントの「お気に入り」に更新され、または公式サイトにまとめられた登場人物紹介。
◆忍◆ ニンジャ名鑑#「番号」 【「名前」】 ◆殺◆
の形式で紹介される。「ニンジャ名鑑」だがモータルもいる。
番号の順番は最初こそ普通の登場人物紹介めいているが、10を超えるあたりからなんか疑問を覚える顔ぶれが混ざり始める。
翻訳の順番もバラバラで、本編でニンジャが何しに来たのかわからないまま死んだシーンが実は恐るべき罠を寸前で回避した場面に他ならないことが本編更新直後に明かされるといった演出もある。
説明文も時折本編と食い違いがあったり、シルバーカラスやデリヴァラーなど肝心なところを伏せて説明していることもあるため油断ならない。
基本的に「キリ番」の人物は物語上重要になるというジンクスがあるが…
【登場組織】
ラオモト・カンを首魁とするニンジャ組織。第一部の敵組織。
ラオモトの圧倒的なカリスマとニンジャの力でネオサイタマを牛耳っていた。
組織構造は首領のラオモトのカリスマ性と辣腕によって全てが支配された徹底的な実力・実績主義体制が敷かれ、ラオモトの資産や利益を増やすためあの手この手で裏から暗躍する。
簡潔に言えば企業ヤクザや暴力団みたいな組織。
組織の規模そのものはザイバツよりも下だが、ワンマン故のフットワークの軽さで渡り合い、ある抗争の後に停戦協定を結んでいる。
第一部でフジキドによって壊滅的被害を受けた後、新たな組織
アマクダリ・セクトとして再起を遂げた。
幹部格は
「ソウカイ・シックスゲイツ」と呼ばれる6人衆。
幹部が死ぬと新たな所属ニンジャがシックスゲイツ入りしていくシステムとなっており、フジキドに殺されまくったことで末期では凄まじい勢いで質が落ちていった。
ロード・オブ・ザイバツを首魁とするニンジャ組織。第二部の敵組織。
ニンジャによる理想世界を目指す秘密結社であり、独立都市キョートを裏で支配している。
組織構造的にはニンジャ至上主義を掲げるカルト宗教じみた組織体系で、サイバネや外部組織との交流を忌み嫌っている。
所属するニンジャの層は量質ともにソウカイヤよりも厚いのだが、幹部の権力・派閥闘争により組織として鈍重なのが難点。
幹部格は権力、戦闘力、教養の全てを兼ね備えた強大なニンジャ
「グランドマスター」。
また、
ザイバツ・シテンノと呼ばれる4人の精鋭ニンジャも存在する。
ただし他2組織と比べて幹部が死んでも即座に他のニンジャが新しい幹部の座に就ける訳ではなく、
グランドマスターになるには政治的闘争や駆け引きの果てに就任が決まる上に、組織の穴埋めそのものがザイバツ内では重要視されていない。
死後、神格化されたラオモト・カンを崇めるニンジャ組織。第三部の敵組織。
ラオモトの息子ラオモト・チバを首魁としているが、彼の参謀役のアガメムノンが組織の実権を握る。
ソウカイヤの残党に加えてアガメムノンの私兵ニンジャが所属するので、チバですらその全貌を把握しきれていない。
かつての反省点を活かして下位組織を複数抱え、更に上に関わる情報も制限されている為、情報の機密性は非常に高い。
一方アマクダリ本体、アガメムノン直属のニンジャ組織はコンパクトに抑えられているので、ソウカイヤとザイバツの長所を両立していると言える。
反面システム重視の傾向が強く、組織の構成員は実質トップのアガメムノンを除き「『アマクダリ』という巨大システムを維持・運営するための替えの効く歯車」としか扱われていない。
幹部格はアマクダリでの最上位の意思決定に携わる12人の構成員「12人」。
上記2組織との違いとして表社会での名声や地位、権力が重視されており、非ニンジャが最高幹部の座に就いているのが大きな特徴。
例え幹部が死んでも、ニンジャ非ニンジャ問わず同等の権力を持った後任が即座に穴埋めに動員される。
謎のニンジャ
「サツガイ」からジツを与えられたニンジャ達が集まって結成されたニンジャ組織。第四部シーズン1の主要敵組織。
これまでの上記3組織と異なり明確なトップは存在せず、その実態は組織というよりも互助組合に近い。
設立目的は
「情報の共有」にあり、組織内では独自のIRCフォーラムを保有。構成員はこれを用いて連絡を取り合っている。
結成された目的故に「サツガイからジツを与えられた」こと以外は非常に自由な風土が特徴で、組織の存在を隠匿するといった意識は薄め。
サツガイの狂信者もいれば、組織の活動にさほど熱心でない者、他の組織と掛け持ちしている者もいればネオサイタマから離れて活動する者など、パーソナリティや思想は文字通りの混沌。
組織への参加自体も自由意志で行われるため、誘われても断れば以後勧誘されることは少ない模様。
構成員同士で旅行やバーベキュー、儀式等を行いその様子の写真をIRCにアップするといった行為を行っており、
活動だけを見れば
秘密結社や悪の組織というより、ファンクラブやサークル活動と形容した方が正しい。
しかしこの組織の一番厄介な点は、組織設立にサツガイが一切関与していない所。
そのためジツを与えられてからのサツガイの行方を知らない者が大多数を占め、サツガイについての詳しい情報を知る者が殆どいないため、
「構成員を尋問して標的(サツガイ)の事を探る」という点では歴代組織の中でも屈指の難易度を誇る。
●過冬(カトー)
第4部シーズン2における主要敵組織。
ヤクザニンジャ「シンウインター」が首領を務めるロシア系ヤクザクラン。
アラスカにある一大産業都市「シトカ」を根城とし、多数のニンジャを戦力に抱えてシトカの街を支配して治外法権の独立国家を樹立。
シトカから産出されるエネルギー鉱物・エメツを独占する形で国際社会に対して多大な影響力を手に入れた。
家紋は天と地より生えるフジサンとエッジカム火山を意匠化した紋章。
2037年の時点では末端ヤクザに過ぎなかったシンウインターだが後にニンジャとしてのカラテを鍛えて当時のオヤブンにゲコクジョを敢行。一族郎党全てを殺し、晒し首にすることによって現在の地位を手に入れた。
●ネザーキョウ(ネザー京)
第4部シーズン3における主要敵組織。
現代に復活した「タイクーン」の名を冠するリアルニンジャ「アケチ・ニンジャ」が首領を務めるニンジャ勢力であり、旧カナダを占領して建国された新興国家。
文化や生態系がタイクーンにとっての理想に作り変えられているのが最大の特徴であり、黒漆瓦屋根の家々や複数の五重塔が並び、血の川が流れ、黒帯を締めたカラテビーストが徘徊する歪な地と化している。
またタイクーンの方針でタイクーンが惰弱と見なした現代文化(インターネットなど)は禁止されるなど、ある種の鎖国状態となっている。
国家勢力らしく多数のニンジャ戦力を有しており、軍らしく細かく戦力が組織立てられている。
●ダークカラテエンパイア(DKE)
第4部シーズン4における主要敵組織。
カツ・ワンソーの派閥に属する神話時代のリアルニンジャ達と、その配下によって構成されるニンジャ組織。
「世界を併呑して再び空位となった玉座にワンソーを迎えること」を目的とした、リアルニンジャ達の帝国。
一人でも
ヤバイ神話級リアルニンジャが群れをなしているため、ニンジャ総戦力ではこれまでとは比べ物にならないほど強大。
ただし復活したリアルニンジャそれぞれが個人の領域及び配下を有してその維持に腐心しており、各々の勢力を形成している。
よって旧ザイバツの如く皮肉や挑発を飛ばし合う場面や、空位の玉座を守る摂政の座を巡って互いに謀略を巡らせている様子もあり、構成員の強大さに反比例して団結力の面では他の組織と比べても低め。
【登場人物】
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ニンジャスレイヤーとその協力者 |
● ニンジャスレイヤー/フジキド・ケンジ(イチロー・モリタ)(CV: 森川智之)
「ニンジャ殺すべし。慈悲はない。」
主人公。赤黒いニンジャ装束と『忍』『殺』のメンポを纏う、ニンジャを殺すニンジャ。
かつては平凡な サラリマンフジキド・ケンジであったが、かつてマルノウチ・スゴイタカイビルで起こったソウカイヤとザイバツのイクサ『マルノウチ抗争』に巻き込まれて妻子をニンジャに殺害される。
自らも瀕死の重傷を負い、復讐を願った彼に正体不明のニンジャソウル「ナラク・ニンジャ」が憑依し、ニンジャスレイヤーとなった。
ユニーク・ジツこそ持たないが、鍛え抜かれた肉体から繰り出すカラテと スリケンで多くのニンジャを葬ってきた。
ニュービー・ニンジャが自慢のジツでニンジャスレイヤーを襲う→近づかれてカラテで粉砕、のパターンはチャメシ・インシデント。
また舌戦にも異様に強く、対峙する敵の挑発を容赦なく論破していく様は実際コワイ。
モデルは バットマンとパニッシャーだと思われる。
詳しくは項目で
エピソードの主役としてヘッズの好感を得たニンジャだろうと、情け容赦なくエントリーして慈悲もなく殺す。
(本作ではニンジャスレイヤー以外の人物が主役を張ることも少なくない。彼の敵・味方、あるいは無縁の一般市民まで、そのバリエーションは実際多彩)
一方、ヤモトやシルバーキーなどの無害なニンジャや第三勢力のニンジャとは手を組む場合もある。
このようにニンジャに対する憎しみは果てしないが、本来は良き父であり、普通の男である。
基本的にシリアスなはずなのだが、
- 他のニンジャの戦闘中にソバを啜りながら登場する
- ビル地下十数階にある巨漢のクローン人間でスシ詰めの冷凍庫の中にいつからかも知れず潜んでいた
- ニンジャが金庫を開けると中で待ち構えている
- ニンジャがタクシーに乗ると運転手がニンジャスレイヤー
- ニンジャが川で魚をとって食べていると、川上から流れてくる
- 色気ムンムンパツキン美女のシャワー中だと思い飛び込むと殺気ムンムンニンジャスレイヤー。その後敵ニンジャは局部を破壊
- ニンジャにハイジャックされた飛行機に、赤黒でペイントした痛セスナで突撃
- 一回表の攻撃。一番バッター、ニンジャスレイヤー
と、妙に出オチに定評がある。
決め台詞は「Wasshoi!!」
●ナラク・ニンジャ(CV:麦人)
『さあ、ワシに身を任せろ、ワシに体を貸せ!仇を討ってやる!』
フジキドに憑依した過去に記録のない謎のニンジャソウル。
一般的なニンジャソウルと違い、憑依してもなお自我を保つなど異質の力を持つ謎の存在。
すきあらばフジキドを乗っとらんと画策しているが、的確なアドバイスを与えたり自慢話を始めたり肝心なところで物忘れがひどかったりもする愛すべきツンデレボケじじい。
いやされや~
「フジキドのバカ! ウカツ!」
● ナンシー・リー(CV: 斎藤千和)
「Take This!」
ソウカイヤを追う女性ジャーナリスト。第一部におけるフジキドの相棒。
この世界の日本では珍しい金髪豊満美女。フォレストや ダイダロスなど変な男に好かれやすい。
あくまでモータルであるためニンジャとは主に銃などを使い戦うが、彼女の本領はヤバイ級のハッカーとしてのワザマエである。
アニメイシヨンではお色気担当。いやらしいカメラワークの餌食になっている。
● デッドムーン/ミフネ・ヒトリ(CV:武内駿輔)
「あんたのお陰で俺は、誇りある仕事に就いてるぜ。ありがとうよ」
伝説のクラシック・スポーツカー『ネズミハヤイDⅢ』を改造した武装霊柩車を駆る凄腕の死体専門の運び屋。
初登場エピソードではニンジャスレイヤーと(ソウカイヤの陰謀により)交戦するも生存。その後彼の味方として愛車を走らせる。
車の武装もさることながら運転技術は達人級。
ここぞというときにニンジャスレイヤー達の元へ走り、窮地を救っている。
●タカギ・ガンドー/ディテクティヴ(CV: 小山力也)
「オイオイオイオイ!」
独立都市キョートの私立探偵。第二部におけるフジキドの相棒。
ナンシーには及ばないものの一流のハッカースキル、私立探偵らしい情報網を有し、色々あって協力できないナンシーの代役を担う形となる。
壮年で重度の ZBRアドレナリン(薬剤の一種)中毒だが暗黒武道 ピストルカラテでニンジャとも渡り合うタフガイ。 GUN道ではない。実際のところ「龕灯(がんどう)」に掛かっていることが端々の描写からわかる。
フジキドを助ける傍ら、助手のシキベ・タカコを失った10年前の事件を追う中でニンジャと化した宿敵と戦い、そして……
●ユカノ(CV: 種田梨沙)
「今回のアンブッシュには何点貰えるかしら?」
フジキドの師、ドラゴン・ゲンドーソーの孫娘。記憶を失ったり攫われたりと不遇。
豊満な胸を強調される。ユカノのバストは豊満であった。
本格的な活躍は第二部中盤以降。その正体には非常に大きな秘密が隠されている。
また、後述のメディアミックス作品である漫画版『ニンジャスレイヤー 殺』においては時系列的に比較的初期の範囲の物語が描かれていること、独自の解釈によるストーリー改変などにより、ヒロイン重点となっている。
● ヤモト・コキ(CV: 雨宮天)
「お前は!弱い!」
オリガミが得意な女子高生。シ・ニンジャソウルに憑依されてニンジャになった。
ユニーク・ジツは式神めいたオリガミを操るもの。爆弾として使ったりする。
ニンジャソウルに憑依されたものの特に悪事もしない善良な少女で、エピソードによってはニンジャスレイヤーと共闘関係にある場合も多い。
様々な主役エピソードが描かれ、ニンジャヘッズの中でも絶大な人気を誇る。
殆どの女性キャラが『 バストは豊満』と表現される中、只管『 平坦』と強調される不憫な子。
ニンジャネームを持っていない珍しい存在その1。
●ネザークイーン/ザクロ
「ブッダアスホール!」
セクシャルマイノリティが生活するニチョーム・ストリートのゲイバー「絵馴染」を営むオカマニンジャ。
義に篤く困っている人を放っておけない性格で、放浪していたヤモトを匿い、共に暮らしている。
普段はオネエ言葉を使うが、激昂したときにはヤクザスラングを発する。
ニチョーム・ストリートの用心棒でもあり、有事の際にはダークラメのニンジャ衣装を身に纏う。
敵の攻撃エネルギーをスリケンとして打ち返すムテキ・アティチュードを使う。
ニンジャスレイヤーに惚れ込んでおり、彼に対して切ない恋心を抱いている。
●シルバーキー/カタオキ・シンイチ
「俺だ!」
ある日突然ニンジャに憑依されたが、特に悪用するわけでもなくキョートの鍼灸師の稼業に活用しただけな人畜無害な男。
他人のニューロン(精神)にログインし、精神を読み取ったり最悪破壊することもできる「ユメミル・ジツ」を使う。
ジツは極めて強力だが、反面カラテは絶望的に弱い。
ユメミル・ジツの力を狙ったパープルタコに襲撃されたところを救助され、ニンジャスレイヤーの相棒として活躍する。
●エーリアス・ディクタス
「オハヨ!」
小柄な女ニンジャ。第三部におけるフジキドの相棒(?)
脱毛した眉の代わりに薔薇のタトゥーを入れている。
他人のニューロンを操る「ユメミル・ジツ」を使う。カラテは絶望的に弱い。
人畜無害だが、時折ブレイズを名乗り、豹変したかのように攻撃的なカトン・ジツを操ることも…。
気弱だったり涙目になったり料理が出来たり甲斐甲斐しかったりと、あざとい属性過搭載で彗星めいて現れたニューヒロイン。
今やヤモト=サンに匹敵する人気を誇り、登場するとエリ=チャンカワイイヤッター!のコトダマがトレンドを埋め尽くす。
だが中身は男(シルバーキー)だ。
「こんなのってないぞ…ネオサイタマいい加減にしろよ…」
●ストライダー
「アオーン!(ドーモ、お困りのようだな、ニンジャスレイヤー=サン)」
柴犬にニンジャソウルが憑依したニンジャ犬。
名誉を重んじる義理堅いニンジャで、ニンジャスレイヤーの友として活躍するとされているが出番は未だ1回のみ。
高い知能を有し、ニンジャと意志疎通を図ることができる。
忍者ものではよく出てくる忍犬であるが、登場は3部からと遅い。一応、名鑑やザ・ヴァーティゴの発言から存在自体はほのめかされていた。
…連載では初登場一番でアイサツするという形で登場。
当然のようにニンジャスレイヤーと積年の友めいて会話する姿に多くのヘッズはNRS(ニンジャドッグ・リアリティ・ショック)を発症した。彼とニンジャスレイヤーが知己を得る話は未だ未翻訳である。備えよう。
前述の通りニンジャとしか会話できないため、犬と話すニンジャスレイヤーを見てナンシーは彼の自我を心配した。
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ニンジャスレイヤーの宿敵達 |
● ダークニンジャ/フジオ・カタクラ(CV: 速水奨)
「デス・キリ!」
フジキドの妻子を直接殺害したニンジャ。妖刀ベッピンを振るい、凄まじいカラテでフジキドを幾度となく追い詰める最大の宿敵。
何故ソウカイヤに従うのか?その背景に大いなる謎を秘めた男。
――なのだが、当初はポジションの割に出番が少なく、人気投票で36位だったりと大いにネタにされていた。
現在は主役級エピソードが多く書かれ、名実ともにフジキド最大のライバルとして定着した――が馴染みすぎてヘッズからは『フジオ』とタメ口で呼ばれている。
●フォレスト・サワタリ(CV: 関俊彦)
「サイゴン!」
バイオニンジャの集まり、サヴァイヴァー・ドージョーの首領。
元はヨロシサン製薬の研究員だったが、 ベトナム帰りのニンジャソウルに憑依された結果狂ってしまった男。
自分が ベトナム戦争にまっただ中にいると思い込んでおり、遭遇した者はモータル・ニンジャの区別なく殺傷し目的を果たす危険人物。
電波思考の狂人には違いないのだが、要所の思考は的確極まりなく凄まじいタフネスとサバイバル能力を持つ。
弱者相手には面倒見がよく、身寄りのない異形のバイオニンジャ達を仲間に加え、彼らの生命活動に必要な食料、バイオ・インゴットを集めている。
バイオニンジャ達からは大将と慕われており、ドージョーの結束は固い。
モータルの命を顧みない故にニンジャスレイヤーとはお互い敵視しあっているが、必要になれば手を組むこともある、実際味方であれば心強い実力者。
ニンジャネームを持っていない珍しい存在その2。
●ジェノサイド(cv: 井上和彦)
「俺は!ジェノサイドだ!」
ウエスタンハットとカソックコートを身につけたゾンビーニンジャ。
死者をニンジャ化する「INW(イモータル・ニンジャ・ワークス)計画」の被験者である。
ゼツメツ・ニンジャソウルの影響で不死の肉体を持つが、不死の代償として脳や肉体が腐り果てており、臭いを誤魔化すために日がな酒を呷っている。
普段は無駄に殺戮をするようなことはないが、敵対する者に一切の容赦はせず、また自身を守るために死傷者が出ても気に留めない。そのためニンジャスレイヤーからは危険視されている。
見た目こそ恐ろしいが、キレない限りは争い事を避けるタイプ。そして面倒見も良い。
そんでもって女性と接することが多い。…要するにやたらモテる。ゾンビーなのに。
得物は鎖で繋いだ一対のバズソー(回転ノコギリ)。周囲の環境ごと敵を切り刻む恐るべき武器。
●シャドウウィーヴ/ナブナガ・レイジ
「死者に敬意を払え!」
ザイバツの若きニンジャ。
格差や地位の争いなど醜い現代社会に絶望してたところをザイバツシテンノ(四天王)・ブラックドラゴンに見出され、ともにニンジャの理想世界を作るべく訓練を受けていた。
良き師であった彼を殺したニンジャスレイヤーとガンドーを強く憎んでいる。
影をクナイで縫い付けることで敵の動きを止めるシャドウピン・ジツと、自身の影から師ブラックドラゴンの幻影を編み出し操作するジツを操る。
趣味はハイク。シリアスな局面でも思わず詠むことがある。
ニンジャとはいえ、良くも悪くも年頃の多感な青少年。色んな意味で未熟。
ユカノに手玉に取られたりパープルタコに遊ばれたりダークニンジャに殴られたりと不憫。
ユカノの件では地の文=サンに「決して豊満な肉体にほだされたわけではない」とフォローになっていないフォローをされた。
敵組織のニンジャではあるが、潔癖な理想を抱きながらも現実に揺らぎ、それでも成長し続ける彼に、ヘッズは心配したりほっこりしたりしていたのだが――
『――骸怨ノ/死セル陽ノ下/影ヲ編ム』
●パープルタコ
「そうだ、ファックしよう」
ザイバツ・シテンノ(四天王)の紅一点。
豊満美女だが、口から不気味な触手が生えており、相手のソウルを吸収したりスリケン発射が出来たりする。
また、ヒュプノ・ジツという目の合った相手を操作するジツを持つ。
とんでもないビッチであり、隙あらば敵味方問わず誘惑している。反面、師匠に捨てられた過去から繊細な一面も持っている。
●ブラックヘイズ
「与えられるまま流されれば、お前の世界はジゴクのままだ」
フリーランスの傭兵ニンジャ。
大抵のニンジャはソウカイヤやザイバツの傘下に入るか、拒否して殺されるかであるため、フリーランスとして活動できる彼はそれだけのワザマエを持っているということである。
洗練された戦術と判断力で立ち回る仕事人
ソウカイヤやザイバツに雇われ、ビジネスとしてニンジャスレイヤーと戦う。
ブラックヘイズ(黒いかすみ網)の名の如く、両手から網を繰り出し敵を拘束するジツを得意とし、ギミック入りの葉巻を愛用するミスター・ダンディズム。
●フェイタル
「そう。冗談が好きなんだ」
ザイバツの女ニンジャ。クールで大胆、アダルティな豊満美女。
戦闘時にはボディースーツの前を開け、豊満な肉体を顕にし――
――ヘンゲヨーカイ・ジツで異形の獣へと変身し、敵を斬り裂き、噛み砕く。誰が呼んだか美女が野獣。
ちなみに変身しなくても強い。
ある一件でブラックヘイズと組み、ザイバツに切り捨てられて以後は2人で行動している。通称夫妻。
● デスドレイン/ゴトー・ボリス(CV:森久保祥太郎)
「異常ってのはつまり、つまんなくネェって事だよ!」
数々の凶悪犯罪を犯し収監されていた快楽殺人鬼にダイコク・ニンジャのソウルが憑依したニンジャ。
触れたものの命を奪う暗黒物質を体内から産み出すアンコクトン・ジツを使う。
性格上カラテを覚えようともしないがジツがあまりにも便利・強力すぎるため問題になっていない、「ノーカラテ・ノーニンジャ」の原則を超越するイレギュラー存在。
ニンジャ、モータル、そして善悪の差別なく死を撒き散らす極めて凶悪・危険なニンジャである。
●イグゾーション(CV:鳥海浩輔)
「フ ー リ ン カ ザ ン と 思 っ た か ね ?」
ザイバツ・グランドマスターの一人。
人体の生命力を最大まで活性化させるバリキ・ジツを使う。
主な使い方は近場の適当な生物を対象にした 人間爆弾化だが、加減すれば自分に使って超絶強化することもできる。
高い戦闘能力と切れる頭脳を持ち合わせた作中きっての強敵。
ナラク非憑依状態のニンジャスレイヤーに完勝し、ナラク憑依状態でもギリギリ勝利したという確かな実績のインパクトは抜群。
詳細は個別項目にて。
●パーガトリー
「行かれぬから!」
ザイバツ・グランドマスターの一人。
どことなく麻呂めいたアトモスフィアを漂わせ、愚鈍とも言えるほどの言動を取り、他のグランドマスターの陰に隠れ、部下もパッとしない連中ばかり。
そのせいかヘッズからの評価はダダ下がりでパガ山=サンだのパガ夫=サンだのやすななど変な愛称ばかりつけられてしまう。
しかしそのワザマエは紛れもなくグランドマスター級であることが第二部最終盤にて描かれることに。
膨大な血中カラテを練り上げてバリアにしたり、中腰からの正拳突きで背中からエネルギー球を飛ばしたりする。
性格は悪いままなのでパガ呼ばわりは相変わらず。ヤンナルネ。
●メンタリスト
「タケノコは光りますか?おかしいと思いませんか?あなた」
ザイバツのマスターニンジャ。
対外戦闘に加えて、ザイバツの内部粛清もこなす。
「ゲン・ジツ」という相手を幻惑させる術の使い手。
脱出するためには現実との相違点を見つけ出さなければならないが、巧みな話術もあいまって、訓練されたヘッズをも阿鼻叫喚の渦へと叩き落とす。
●スパルタカス
「古代ローマカラテは魔技」
アマクダリ最高幹部「12人」の一人であり 古代ローマカラテ筆頭伝承者。
最大の特徴は卓越したカラテのワザマエ。その技量は地の文=サンをして 「カラテの化け物」と称され、アマクダリにおける純粋なカラテでは最強クラスのニンジャ。
例: ツヨイ・スリケンを飛び石にして一瞬にしてニンジャスレイヤーの眼前に現れ反撃を与える
自身もカラテの鍛錬には大いに力を注いでいる。
一方カラテの生み出す利益(金や女)をカラテ以上に愛していたり、弱すぎる相手には戦意を喪失するなど気分屋で俗物な一面も。
これまで登場した使い手が尽くまともな描写もなく爆発四散しているため、古代ローマカラテ伝承者= 死亡フラグだった風潮がある中登場した唯一かつ最強のニンジャ。
かつてのローマカラテとの違いにヘッズ達は大いにおののくこととなった。
カラテのワザマエもさることながら、彼女の最大の特徴は 治療能力。
超自然的な力で心臓を失うほどの重傷でも治療してしまう代わりに、「ペイシェント」という 奴隷ニンジャに変えてしまうジツ。
「ペイシェント」になってしまうとニューロンに楔が打たれ、キュアの命令に逆らえなくなる。つまり完全なる操り人形。
一応本人の意識は残っており、屈辱に耐えられず敵ニンジャに 「殺してくれ」と懇願するペイシェントまで出てくる始末。
敵からすると 倒しても倒してもニンジャが復活して襲い掛かってくるという有様であり厄介この上ない。
ペイシェント達を足蹴にする言動や行動およびジツの特性から、ドM・クランからは多大な人気を博し蚊柱が大量発生した。
そして彼女の死にざまはヘッズの記憶と腹筋に多大なダメージを残した。
● クローンヤクザ(CV: 玄田哲章)
「スッゾオラー!ザッケンナコラー!」
マッポーの世を裏から牛耳る製薬会社・ヨロシサン製薬がバイオ技術で生み出したクローン兵士で、実際悪の組織の戦闘員。
一般人には脅威だが、ニンジャからすると敵ではなく、あっさり蹴散らされたり攻撃の余波だけで即死したりする。サツバツ!
昭和オメーン・ライダーの戦闘員やスターウォーズのストームトルーパー、無双のザコのような存在に近い。
●リー・アラキ(CV: 千葉繁)
「イヒヒーッ!」
ヨロシサン製薬の元研究員にしてニンジャ研究機関イモータル・ニンジャ・ワークショップ(通称INW)代表。
並外れて優秀な頭脳を備えた作中でも随一のニンジャ研究者。名前に「リー」が入っているが、ナンシー・リーとは特に関係無い。
基本的に理知的で冷静な性格だが、研究や興味の対象であるニンジャの事となると上記の台詞の様な奇声を上げるほどハイテンションになる。
そして研究による罪のない人命の犠牲も一切顧みない典型的なマッド・サイエンティスト。
不老不死の研究の一環として死体にニンジャソウルを憑依させて蘇生させる「イモータル・ニンジャ計画」により49体ものゾンビー・ニンジャ、アンデッド・ニンジャを生み出した。
ゾンビー・ニンジャらの引き起こす惨劇・悲劇の元凶と言える人物であり、ニンジャスレイヤーとも浅からぬ因縁を持つ。
ちなみに2016年11月3日現在、作中でニンジャスレイヤーとの対面が書かれたエピソードは確認されていない。
● ラオモト・カン(CV:津嘉山正種)
「ムッハハハハ!」
ソウカイヤ(ソウカイ・シンジケート)首魁。ニンジャネームは「デモリション・ニンジャ」。
7つのニンジャソウルを宿した規格外のニンジャで、圧倒的なカリスマと残虐性を持つ。第一部ラスボス。
アルマーニのスーツに黄金のメンポという見た目も色んな意味で圧倒的。
● ロード・オブ・ザイバツ
「ムフォーフォーフォー…クルシュナイ」
ザイバツ・シャドーギルドの支配者。
顔を布で覆い、車椅子に乗った老人。第二部ラスボス。キョートを支配する要となっている恐るべきジツを有する。
その正体に関しては、 公式にネタバレ厳禁という特殊な扱いを受けている。
●ラオモト・チバ(CV: 松本梨香)
「ムハ……ムッハハハハ!ムハハハハハハ!」
アマクダリ・セクトの首領。ラオモト・カンの嫡子の一人。
12歳の モータルでありながらアルマーニのスーツを着用し、葉巻を吸ったりオイランを侍らせている。
自分を人形のように弄ぶアガメムノンや、ソウカイヤを壊滅させたニンジャスレイヤーを酷く憎んでいる。
組織運営に関しては完全にアガメムノンの傀儡でしかないが、ラオモト・カンの嫡子としてふさわしいカリスマの持ち主であり、節々でその片鱗がうかがえる。
そもそも傀儡とはいえモータルの身でニンジャ組織のトップに君臨し、アガメムノンが常に傍にいるのに一切NRSを起こさない時点で只者ではないことがわかるだろう。
スピンオフ『スズメバチの黄色』ではメインキャラの一人となり、第三部終了後を舞台に彼が自身による覇道へと歩み出す様子が描かれている。
● アガメムノン
「これが私のイクサだ」
アマクダリ・セクトの参謀。「ラオモトの血筋」であるチバを利用して実質的にアマクダリの実権を握っている。
ソウカイヤの残党以外にも独自にスカウトしたニンジャを集めており、現在ではアマクダリ構成ニンジャは彼がスカウトしたニンジャが過半数を占めている。
その本当の目的は…
強力な電撃を自在に操るデン・ジツが彼のワザ。
たかが電撃、されど電撃。感情が高ぶるほどその火力は増していく。作中ではニンジャの肉体を焼き尽くし、炭化を超えて消し炭すら残すことなく、フスマの微かな黒い染みに変える程の出力を見せた。コワイ!
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第四部からの登場人物 |
●ニンジャスレイヤー
「大体わかった」「殺すぞ」
本名マスラダ・カイ。若きオリガミ職人だった彼は幼馴染のアユミを謎のニンジャ・サツガイに殺され、自身も生命の危機を迎えた際、ナラク・ニンジャに憑依されて復活した次世代のニンジャスレイヤー。
サツガイへの憎悪、自分だけが生き残ってしまった事への悔恨を胸に、サツガイ抹殺の為、彼に連なるニンジャを探し出しては情報を奪ってスレイする日々に明け暮れる様になる。
年齢はハッキリとはしていないが、初期のフジキドより若いと思われる。20代と記述された箇所もある。
その戦闘スタイルは先代と比較すると、我流と思われるカラテに合わせ、多少の負傷もナラクの不浄の炎で焼き塞ぎながら強引に攻めていく荒々しいものとなっている。
またニンジャソウルの感知に長けているかの様な描写もある。
●タキ
『タキと呼んでくれ!』
ハーフガイジンのハッカー。非ニンジャ。
自称「カート・コベイン(※)似のハンサム」らしいが、地の文=サン曰く「薄汚いハーフガイジン」。無慈悲!
(※実在のミュージシャン「Kurt Cobain」と思われる。姓は「コバーン」表記が一般的だが、忍殺では「小判」も「コーベイン」と表記される)
普段はピザタキというピザ店兼情報屋を経営している。
ハッカーとしてのワザマエは新ニンジャ名鑑において二流と断じられているが、一応そこそこの実力はある。
性格は一言で言えば三下のチンピラだが、追い詰められると頭と口がよく回る。
ヘマをやらかしてニンジャに捕まっていた所を偶然マスラダとIRC上で遭遇、一度は見放されかけるも、サツガイの情報について口から出まかせを言い、助け出された。
その後もサツガイ捜索の為に渋々手を貸す事となる。そんな感じなので初期は完全にビジネスの関係、降って湧いた厄介事であり、
当初は捜索の名目で危険な場所に差し向けてマスラダをうまいこと謀殺しようとしたことすらあるが、
腐れ縁めいて関係が続くうちに仲間意識が芽生え、口では罵りながらもなんだかんだで身を案じるツンデレ・ムーブが板についた憎めない男。
薄汚いハーフガイジンだけどな。
●コトブキ
「義を見てせざるは勇無きなりです」
忍殺世界における人造人間 「オイランドロイド」であり、その中でも明確な自我に目覚めた存在 「ウキヨ」の一体。
オレンジ色の髪の美しい女性型。持ち主がアクション映画のVHSを始めとする電子戦争以前のカルチャーに塗れた環境下で『飼育』する為に彼女を個室に閉じ込めたものの
当の飼い主が直後に死亡してしまい、日々ビデオを見て過ごす生活を送っていた。
外界への旅立ちを決意したその日、マスラダと敵ニンジャの戦闘に巻き込まれ、結果的に救出される事となる。
礼儀正しく純真で実際カワイイだが、カルチャーの 悪影響と思われる突飛な言動や偏った知識がちらほら出てくる。
オイランドロイドは非常に高い身体スペックを持ち、さらに映画の真似事で身につけたカラテや兵器運用も馬鹿にできないため
ニンジャには及ばないまでもイクサの場で足手まといにならない程度の戦闘力はある。
なお、オイランドロイドには名前からして『 そういう機能』が備わっているが、彼女曰く「自我があるのでダメです」との事。
…クヤシイ!
● サツガイ
「ガンバレ」
マスラダ・カイが仇として探している謎のニンジャ。
フードを目深に被っていて素顔は見えず、胸元には胸板の代わりに 深淵がある。 その胸は深淵であった。
他のニンジャに対し、胸元の深淵に手を入れさせる事でそのニンジャに新たなジツを与える事ができる。
与えるジツはそのニンジャのソウルと縁のないもの、使い道の限られた微妙なもの、更にはアーチニンジャの強力無比なユニーク・ジツなど様々であり、その描写からヘッズからは サツガイガチャと呼ばれる事も。
ジツを与える目的は不明だが、四部では彼と接触してジツを与えられたニンジャが複数登場しており
「サンズ・オブ・ケオス」という所属組織の垣根を越えた互助組合を形成している。
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その他 |
●ヤクザ天狗(CV: 中田譲治)
「お前を 天狗の国へ連れて行く」
日本に伝わるフェアリーの一種・天狗のオメーンを被った非ニンジャの人間。
自分がニンジャソウルを世の中に解き放ったと思い込んでおり、ニンジャスレイヤーよりも先にニンジャを殺すべく活動しているが、
地の文からも言及されるレベルの 狂人である。
だがアンブッシュやアイサツ無視を厭わない対ニンジャ戦術や様々な武装でニンジャを的確に追い詰めるワザマエを持ち、
ニンジャスレイヤー作中において初めてニンジャに勝った非ニンジャである。
なお、その素性は意外なエピソードで明らかにされる。
●ザ・ヴァーティゴ
「では滅多に待て」
ピンク色の装束を身に纏ったニンジャ。好きな食べ物はフルーツ。得物はテツノオノとガトリングガン。
フォロワーからの質問に答えたり番外編で主人公を務めていたりする。
書籍版では、読者から送られた質問に回答している。
神話級ニンジャ「エメツ・ニンジャ」が憑依しており、因果律を無視して第四の壁を超えることができ、メタフィクションな発言を繰り返すというデッドプールを彷彿とさせるニンジャ。
ジツの描写などから、その正体はシルバーキーの未来の姿ではないかと推測される。
●ナレーター(CV:ゴブリン)
その名の通りナレーター。地の文=サン、語り手=サンとも呼ばれる。
(「フロムラジオステイシヨン第1回」では、「ナレーション・ニンジャ」と名乗っている。)
メディアミックスでもおおむね原作通りにナレーションをつけるスタイルになっている。
テンションが高く、「ワザマエ!」「コワイ!」「ゴウランガ!」といった合いの手や「おお、見よ!」「読者の中にニンジャ動体視力の持ち主がいれば~~」といった独特の言い回しを使う。
小説という媒体のニンジャスレイヤーを臨場感あふれるコトダマで我々に伝えてくれる、ニンジャスレイヤーに欠かせない存在。
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【物理書籍版】
ズノウ・タノシイ社エンターブレインから発売されている書籍版。第一部のみ電子書籍版が販売されている。
各巻に書き下ろしの新規エピソードオーが収録され、本編にも大幅な加筆修正やタイポグラフィ演出が加えられている。
その為本編と比べフジキドが苦戦する描写が多いため、書籍版は「ハードモード」とも呼ばれている。
通常版に加え、Tシャツとかステッカーとかのグッズが付くDXパック版も通販限定で販売されている。
ザイバツ強襲!や聖なるヌンチャクではドラマCD付きセットが発売された。
第二部以降は一巻ごとに副題が付くようになっている。
第三部は完結しているが、第四部については(少なくとも現状)刊行予定がない状態である。
◆第一部 ネオサイタマ炎上
#1
#2
#3
#4
◆第二部 キョート・へル・オン・アース
ザイバツ強襲!
ゲイシャ危機一髪!
荒野の三忍
聖なるヌンチャク
ピストルカラテ決死拳
マグロ・アンド・ドラゴン
キョート・ヘル・オン・アース【上】【下】
◆第三部
秘密結社アマクダリ・セクト
死神の帰還
キリング・フィールド・サップーケイ
ケオスの狂騒曲
開戦前夜ネオサイタマ
リフォージング・ザ・ヘイトレッド
ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ【上】【下】
ネヴァーダイズ
◆スピンオフ
スズメバチの黄色
書籍化にあたって、表紙や挿絵、並びに巻末の登場ニンジャ一覧を漫画家の
わらいなく=サン(代表作:KEYMAN)が担当しており、そのアメコミ的デザインセンスや骨太の筆致、そして美麗な豊満美女描写などで、登場するニンジャ達のデザインを一手に任されている。
(後述の田畑・余湖コミック版におけるデザインもわらいなくデザインが基準)
なお彼は書籍発刊のたびに登場するニンジャのほぼすべて(メインキャラから強敵、更にはフジキドに1ツイートで殺害された雑魚ニンジャも含む)をデザインしており、その作業量は想像を絶している。
一説にはクローンわらいなくの量産が進んでおり、カロウシしたわらいなくの代用として日夜使い潰されているというもっぱらの噂である。おお!
ブッダ!!
なお、わらいなく=サンによる物理書籍版キャラクターデザインは後述のメディアミックス展開におけるキャラクターデザインのベースとされるなど、一応公式展開におけるキャラクターデザインのベースとしてある程度重要視されているが、
メディアミックス作品においても同一人物がわらいなく=サンのキャラクターデザインとは異なるデザインで描かれることからも分かるように、
ほんやくチームは「多様性」を重点しており、ウキヨエ(ファンアート)においても物理書籍版をはじめとする特定のメディアミックス作品デザインに固執せず、
ヘッズ独自の解釈によるデザインもまた許容・奨励する旨の見解を表明している。
【メディアミックス】
◆オーディオドラマ
ネオサイタマ炎上4巻の購入特典として「ベイン・オブ・サーペント」の、、
「マグロ・アンド・ドラゴン」の購入特典では「ボーン・イン・レッド・ブラック」のDLサイトのURL入りカードが、
「ザイバツ強襲!」の特装版には「メナス・オブ・ダークニンジャ」と「ラスト・ガール・スタンディング」の、
「聖なるヌンチャク」の特装版には「シー・ノー・イーヴルニンジャ」と「デス・フロム・アバブ・セキバハラ」の、
「キョート・ヘル・オン・アース【上】」の特装版には「スワン・ソング・サング・バイ・ア・フェイデッド・クロウ」のドラマCDが付属している。
上記の豪華声優陣が忍殺世界を彩る。
PVでのやたらテンションの高い地の文=サンももちろん健在。
◆サウンドトラック
「キョート・ヘル・オン・アース【上】」の特装版に付属。ドラマCDに使われた楽曲が収録されている。作中のボーカル曲「ラブ王侯」「ほとんど違法行為」も収録されている。カワイイヤッター!
発売直後のtwitterでは前代未聞のサントラ実況が行われ、後にライブも開催された。
◆フィギュア
上述のニンジャ名鑑において、一部のニンジャは「ガレージトイ」について言及する記述があり、
「日本でのメディアクロス展開以前に、ニンジャスレイヤーの登場人物のガレージトイが製作されていた」
とされているが、その真相は詳細どころか真偽すらニンジャ真実めいて闇の中に隠されており、(実在していたとするならば)入手は実際困難である。
とはいえ後述の『プロトタイブ版ニンジャスレイヤー』のように、膨大な電子の海に紛れ忘れ去られていったニンジャ真実がほんやくチームなど詳細を知る関係者によって明らかにされる可能性もある。備えよう。
日本で(当然実際に)製作・販売されているフィギュアは、
figmaから「ニンジャスレイヤー」「サツバツナイト」「服部半蔵」「ニンジャスレイヤー(アニメイシヨン)」「
ダークニンジャ(アニメイシヨン)」が発売されているほか、スケールフィギュアとしてフジキドとヤモトも発売予定。
アニメイシヨン仕様のfigmaヤモトも発売が決定している。
figmaニンジャスレイヤーは肩関節の構造に欠陥があり、折れた場合は市販の関節と交換するか、他のfigmaから転用することがユーザー間では勧められている。決断的にD.I.Yだ!
なに? 服部半蔵は作中に出てきてない? 戦国大戦とニンジャスレイヤーのコラボカードのフィギュア化なのでなにももんだいはありません。いいね?
◆漫画
2017年9月現在、下記の通り、
『ニンジャスレイヤー』、『ニンジャスレイヤー・グラマラスキラーズ』、『ニンジャスレイヤー殺』
の三作が存在する。
原作者のセンセイは各々ほんやくチームによる「研修」を受けつつも、「多様性」を重点するほんやくチームの意向により、
登場人物デザインは勿論、ストーリー展開、各登場人物の人間関係の詳細や心情描写をも独自の解釈によるそれぞれ異なった改変・補間が行われているものもあり、
どの作品も独自の方向性による魅力を重点した展開を行っている。
●「ニンジャスレイヤー」田畑由秋・余湖裕輝
かの『アクメツ』のコンビによりついにコミカライズ化。忍滅な。
ナレーションもきっちり再現し、バイオレンスも重点。
キャラクターデザインは書籍版挿絵担当のわらいなく=サンのものがベースとなっている。
……なのだが掲載誌がまさかの萌え系雑誌の
コンプティーク・
コンプエースである。コンプエースはともかくコンプティークは連載開始直前あたりはそうでもなかったのだが、ほぼ同時期に開始した
艦隊これくしょん -艦これ-の特集が雑誌完売を招くほどのヒットを飛ばし、以後美少女系雑誌へと舵を切った経緯がある。
「らき☆すた」や「なのは」、そして「艦これ」のすぐ後に
ニンジャが出て殺す!
2016年11月号でコンプエースの連載は終了。2017年に第1部が完結、コンプティークでの連載も終了した。
惜しまれつつも公式で
正直雑誌の中で浮いているとネタにするほど浮いていたのは間違いがなかった。
そして2018年、殺伐とバイオレンスの坩堝、秋田の赤いニューク実験場ことチャンピオンREDへの移籍、第2部の連載開始が発表された。角川は持て余してたしREDは古巣だしでWin-Winである。いいね?
●「グラマラスキラーズ」さおとめあげは
コンプティークでのコミカライズの衝撃冷めやらぬ中、新たに発表されたコミカライズ。
こちらは女性向け漫画誌B's-Log掲載である。
コンセプトは「グッド・ルッキング・ガイズ重点」。すなわちイケメンばかりのお耽美な女性向け忍殺である。
誰も予想だにしなかったメディアミックスによりいろいろな意味で爆発四散するヘッズが続出した。ニンジャとニンジャの顔が近い!チキビも出る!
ただしグッドルッキングだけがウリではなく、本編より悪化パワーアップしたさおとめセンセイのセンスも見どころ。
原作や翻訳版及び他2作に比べて敵ニンジャの描写重点であることも特徴。特に複数エピソードを使い、ヒュージシュリケンという男の物語を描ききったワザマエにはヘッズも賞賛を惜しまなかった。
3巻でいったん連載終了となり、さおとめ先生は研修に出たことが分かった。
カラダニキヲツケテネ!
●「ニンジャスレイヤー殺」関根光太郎
少年シリウスの新人賞で佳作に選ばれた新人作家がコミカライズする第三の忍殺漫画。WEBサイト水曜日のシリウスでの掲載。
ニュービー漫画家ではあるが、そのアクション描写やメカデザインには一定の評判がある。
連載開始前に
執拗かつ入念な研修行為を行ったことが明らかになり、関根センセイの自我を心配するヘッズもいるが果たして…?
他の二人の漫画よりも特撮性やストレート直進物語展開を重点しており、ナレーターの出番があまりない。
ちなみに西暦2019年と時代設定が決められているが、これはこの作品独自の設定であって原作並びに他シリーズとは異なる。
後に本編も年代設定が発表されたが、20年ほどのズレが生じている。
初めてニンジャスレイヤーに触れるニュービー読者にもオススメ!
と思われていたのだが……。
第1部最終決戦突入あたりで連載終了。
◆アニメ
…のだがその内容は凄まじいものだった。
詳しくは項目で。
2016年4月から再度「ニンジャスレイヤー スぺシャル・エディシヨン」と評してテレビ放映される。
ニワレンゾク、ニワレンゾク。
◆ゲーム
本wikiのルールに則り、公式の商業作品のみを掲載する。
●『NINJASLAYER:AREA 4643』
見下ろし型2Dシューティングゲーム。STEAMで販売・配信中。
開発を行ったDeathMofuMofuは過去にもニンジャスレイヤー関連の無料ゲームを作成していた。
配信直後にはニンジャスレイヤー世界独特の文体により「日本語がフルサポートされていないように思える」というダメ出しを喰らい、配信が伸びたという伝説を持つ。
また配信した当初はニンジャスレイヤーが登場しておらず、タイトルも『AREA 4643』というだけだったのだが、かのRTA JAPANで取り上げられたことを機に改題した。
●『ニンジャスレイヤー
TRPG』
TRPG(テーブルトークRPG)をこよなく愛する原作者フィリップ・N・モーゼス直々のデザインによる本格TRPG。
2019年現在にニンジャスレイヤーが本拠地を置いているnoteにてルールブックの販売を開始、2023年にはKADOKAWAからルールブックが発売された。
世界観は小説本編と同じマッポーのネオサイタマを基本としているが、時系列は本編とは異なる独自のものとなっており、第1部~第4部の登場人物を共存していたり、あるいはアレンジすることも可能となっている。
プレイヤー側はニンジャスレイヤー本編の知識はそれほど必要とせず、システム的にも実際分かりやすいので、ニンジャスレイヤーの世界観に触れたい人にもTRPG初心者にもオススメ度は高い。
X(旧Twitter)やDiscordにて定期的に体験会などが行われている。
●『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上』
田畑・余湖コミカライズをベースに2024年7月24日にNintendo SwitchとSteamで発売されたアクションゲーム。
発売を前に同年6月18日の
ニン(ジャ)・DIEでわずかながら取り上げられた際に本放送を見ていたニンジャヘッズが軒並みNRSを発症、日本中をアビ・インフェルノ・ジゴクに巻き込んだ。
漫画に登場したアーソン、クラウドバスター、ソニックブーム、アイアンヴァイス、インターラプター、ノトーリアス、ダイダロス、バジリスクの8忍から1人ずつ選び殺害、ステージ報酬としてアクションを習得し次のステージへ...といった
どっかで見たノリでプレイできる。
あくまでニンジャスレイヤーとソウカイヤとの戦いに重点を置いており、
ケジメどころではないくらいに各所の要素をそぎ落とした故かお値段も2,750円とリーズナブル。
+
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主なケジメ要素 |
- ヤモト、ユカノ、そしてゲンド―ソー=センセイといった協力者が軒並み登場しない。
ナンシーもバジリスクに首元を掴まれる1カットだけの登場であり味方として登場するのはよりにもよってナラクだけ。
ただし体力が0になると一定時間ナラクモードが発動し落下以外無敵、移動力、攻撃力が共に上昇するなどまさにオバケ。
当然時間経過で効果が切れるとやられてしまうのであくまで対ボス戦の切り札としておくのが無難。
- 敵側も重要なキャラクターが登場しない、一部敵の活躍がカット
ノトーリアスステージでは原作漫画だとフォレスト・サワタリ大将率いるサヴァイヴァ―・ドージョ―と接触していたが本作におけるサワタリの出番はただニンジャスレイヤーに吹っ飛ばされただけ。しかもサワタリのトレードマークである編み笠やマチェーテすら映らずノトーリアスを倒したらそれで終わり。
またトコロザワ・ピラーの戦いでも出涸らしシックスゲイツはともかく精神攻撃でニンジャスレイヤーを苦しめたモービッドが存在ごとケジメされている。まぁ要るか要らないかと言えば要らないが。
ヘルカイト戦では原作漫画だと一度撃破された際一命を取り留めており最終決戦でラオモトをサポートするが本作では第5階層で爆発四散している。
宿敵ダークニンジャ戦はゲンドーソーイオリとトコロザワ・ピラーで2度戦闘するがゲンド―ソーイオリでの戦闘は初期8ステージのシークレットミッションをすべて達成しないと出現しない。なおゲンド―ソーイオリでの戦いを制するとナラクモードが強化される。
初のフジオ戦をトコロザワ・ピラーで経験したヘッズも少なくないのでは?またマスター・クレインとマスター・トータスも出ないため「グワーッ麻痺毒!」もない。
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【コラボレーション】
スゴイタカイ・ヤグラの宴の場で襲撃を受けて、死に臨んだ「ハトリ・マサナリ」に正体不明のニンジャソウルが憑依。恐るべきニンジャ「ハトリ・ハンゾウ」を誕生せしめた。
そのメンポには「忍」「殺」の字が刻まれ、敵ニンジャの間で死神として恐れられる。
セガのアーケードゲームとのコラボ。服部半蔵と風魔小太郎のEXカードとしてフジキドとダークニンジャが出演。
ともにわらいなく氏の描き下ろしイラスト。
ゲームをプレイするとニンジャスレイヤーカードケースがもらえるキャンペーンも行われており、服部半蔵はfigmaも発売されている。
同じくセガのアーケードロボットアクションと書籍版のコラボ。
限定アイテムカラテニウム鉱石を集めるイベントが開催された。コア破壊すべし。慈悲はない!
ボダブレユーザー「カラテニウム鉱石ってニンジャスレイヤーに出てくるのかな」
忍殺読者「いや…そんなの知らない」
「すげえ!分厚くて……チーズがたまらねえ!」「トッピングは何だ?」「すげえトマトだぜ!真っ赤だ!」「汁が滴ってやがる」
宅配ピザ大手とのコラボ。
公式Twitterでコラボエピソード「ピザ・カリフォルニア」というそのまんまな短編が掲載されたが、前後編のうち前編はいつものニンジャスレイヤー公式アカウントに、後編はピザ・カリフォルニア公式アカウントに掲載された。ピザの情報を求めていたらハッカーがトマトピザに例えられるほど無残に殺される小説を叩きつけられた一般客は何を思ったのだろうか……。
(これまでのあらすじ)ギャング抗争で荒廃していた凍京・池袋は
辣腕実業家ラオモト・カンの手で、ネオサイタマとして蘇った。
ニトロプラス原作、DMM GAMES開発のブラウザゲームとのコラボ。
対魔忍シリーズとのコラボや
ゴリラ配布イベントの直後ということでどこに行くんじゃこのゲーム…と恐れられたが、忍者も出てくるゾンビーと戦うサイバーパンクものということで相性は案外良かった。シナリオは凍京NECRO側の執筆で、書籍版どころか
現行Twitter連載版のネタも取り込んでくる濃さに多くのヘッズが唸らされた。凍京NECROのみならず、
斬魔大聖デモンベインや装甲悪鬼村正のキャラクターも登場する。
各種立ち絵はわらいなく氏描き下ろし。
がっこうぐらし!などはFANZAの18禁版では音声が再生されないが、ニンジャスレイヤーの各キャラはどのバージョンでもアニメイシヨンと同様の声優でボイスが流れる。
ただし対魔忍と違って前後は出来ない。
詳細は『
凍京NEO-SAITAMA』を参照
【プロトタイプ】
原作は1996年に米Ninja Entertainment社から発表されたシリーズもののパルプ小説で、
1998年には版元がDark Ninja Pressなるインディーズ出版社に移って発売された。
過去の
mixiコミュニティによるとコミュニティ作成者は2000年ごろ同人誌として出版された『Ninja
Slayer』を発見し、翻訳に着手したといい、
2010年度にtwitter連載が始まる以前にも、とあるサイト(おそらく現翻訳チームと同一人物)で2001年の正月に『襲撃のソウカイヤ』一話を掲載し、
2002年には設定やストーリーの紹介サイトを作っている。
当時のものはその後権利を巡って会社と係争になったらしく、
原作者は表に出す気は無いらしい。
もしも手に入れたとしても原作者の過去を暴露するのはなんかに良くない。いいね?
その後原作者が権利を取り戻したが、本国で出版する企画が頓挫し翻訳チームが日本における権利を取得し、
現在の連載は原作者が執筆したリバイズド版をほんやくチームがリアルタイムに翻訳しており、過去の連載とは原作からして異なる様子。
さらにTwitter上での「再放送」、物理書籍での加筆修正と度々ブラッシュアップが行われる。アーカイブで見られる版も、2001年度の「the Ninja Slayer」と2003年度のダイハードテイルズ、2005年度のmixiで明らかに内容が異なっており、2005年度版は現行版と概ね同じものとなっている。
余談だが、2001、2003年度版で自力で和訳をしているにも拘らず2005年度版は一度エキサイト翻訳を試みていたり現行版での凄まじい和訳はどうやら狙ってやっているようだ。
編集者のスシが切れたので、追記・修正お願いします。Wasshoi!!
- コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2015-04-25 22:21:48)
- OVAOVA -- 名無しさん (2015-04-25 22:23:58)
- OVAだ!OVAでアニメを作るのだ!出なければセプクだ!! -- 名無しさん (2015-04-25 22:25:07)
- 来年の地上波版はどうなってるのか。楽しみだな。 -- 名無しさん (2015-05-12 15:01:41)
- > どう見てもブレードランナーな どっちかと言うとどう見てもニューロマンサーだと思うんですがそれは…… -- 名無しさん (2015-05-12 15:08:51)
- ビジュアル的な視点な >どっちかと言うと -- 名無しさん (2015-07-20 10:56:30)
- 決断的にキャラ紹介をregionに収納、レイアウト変更、情報追記しました。 -- 名無しさん (2015-09-16 23:22:32)
- ↑オツカレサマドスエ -- 名無しさん (2015-09-30 16:15:29)
- ツイッター連載が始まりだとすればmixiにコミュニティがあるわけないし、かといって本当に米国生まれだとしたらそもそも米国WEBにおいて日本産の小説とされてる意味が分からない。この何とも言えない奇妙さが魅力だったが、今日初めてニンジャスレイヤーの謎、その一端を垣間見た気分だ。…元は個人サイトだったんだな、考えてみれば個人サイトのWEB小説なんて、消えてしまえば出所は一切わからなくなる。これ流行らせたほんやくチームは天才だな。 -- 名無しさん (2015-11-15 04:28:07)
- "Ninja Slayer"(今でいうプロトニンジャスレイヤー)は96年に米Ninja Entertainment社から発表されたパルプ小説だとアーカイブにも残っているではないか、ムッハッハッハッ!http://web.archive.org/web/20020605173510/http://www.nnc.or.jp/~snah/forge/ninja/ -- 名無しさん (2015-11-15 12:26:19)
- 編集者ネタにしてるだけと言い張るかもしれんがブレードランナーどうたらのくだりは消していいんじゃね、別に必要ないし -- 名無しさん (2015-11-15 12:52:41)
- でもネオサイタマの根本のイメージはブレードランナーだって言ってるしなあ -- 名無しさん (2015-11-15 14:11:51)
- ランナー……マラソン……ウッ頭のうが -- 名無しさん (2015-11-15 14:12:43)
- 20371010 鷹が翼を広げるまであと100日 -- 名無しさん (2015-11-23 15:47:34)
- 全四部完結って明言されてたか? -- 名無しさん (2015-12-06 01:03:18)
- ↑7 そしてアーカイブからも消えたようだ。これで坪01基01=サン真実も永久に010101...... -- 名無しさん (2016-01-11 09:19:13)
- (グググ…愚かなりwiki籠り…そのような追記・修正で満足するとは……ワシに体を預けよ!真の追記・修正を見せてくれようぞ!!) -- 名無しさん (2016-03-12 08:28:28)
- 黙れナラク!! -- 名無しさん (2016-03-16 13:24:36)
- ついに長かった第三部もクライマックス。どっちにしても「ニンジャ」の定義が変わりそうな -- 名無しさん (2016-07-31 20:54:49)
- うーん、ロードの項目作りたいけど実際どこまで書いていいものか。ケジメされるのは勘弁だしなあ -- 名無しさん (2016-11-01 15:22:44)
- ↑ネタバレ部分格納重点でよいのでは?もちろん正体は書かない方向で。 -- 名無しさん (2016-11-03 06:44:11)
- 四部以降の登場人物は書いていいんかいな。 -- 名無しさん (2016-12-10 08:29:41)
- コトブキとかサツガイみたいな四部の新キャラってんなら別にいいっしょ ネタバレ問題は主役陣に集中してるわけだし -- 名無しさん (2016-12-23 12:46:44)
- 四部のヒロインがカンフー映画マニアゆるふわ天然オイランドロイドと一年前のヘッズに言っても正気を疑われたろう -- 名無しさん (2017-01-04 18:31:26)
- 劇中で15年くらい経過してて意外とスパンの長い作品 -- 名無しさん (2017-04-01 21:12:54)
- ちょっと遅れたけど七周年オメデトウゴザイマス! -- 名無しさん (2017-07-26 17:32:40)
- TRPG版でないもんかなw -- 名無しさん (2017-07-28 08:57:46)
- 4部まさかこんな展開になるとわ… -- 名無しさん (2017-09-03 01:48:39)
- ゲイシャガール・ウィズ・カタナと同じで「外国人の考える(と日本人が考える)日本」作品なのだが、たまに本当に翻訳だと思っている人がいてビビる -- 名無しさん (2017-09-25 13:49:03)
- ↑こういうこと書くやついるとさめるな。 -- 名無しさん (2017-10-10 10:10:27)
- グラマラスキラーズはさすがに戦闘描写は難しいところか、と思って読んでいくと途中でいきなり作画カラテのワザマエが急上昇してるのが侮れない -- 名無しさん (2017-11-09 01:12:00)
- 忍殺をモデルにしたのかと一瞬本気で疑った http://aeworld.com/wp-content/uploads/2017/12/DSC00044.jpg -- 名無しさん (2017-12-23 11:36:02)
- オヌシの新刊は出ぬ のシーズンですネー -- 名無しさん (2017-12-28 21:57:37)
- コミカライズ無印二部もやってくれるのか・・・ありがたい・・・ -- 名無しさん (2018-02-08 00:48:36)
- 聞くことが無粋だとわかっているのだが、というか聞けないから困っているのだが、これ結局本当に海外小説の翻訳なの?それともそういう設定で書いてる小説なの? -- 名無しさん (2018-12-19 22:58:12)
- ほぼ確実に日本人作品。てか海外では普通にそう紹介されている。かつて数エピソードだけ「原作」と称する英語小説が公開されたことがあったが、明らかに事情を知らない翻訳家に依頼して英訳してもらったとおぼしき筆致で、ほんやくチームによる「実はこの部分は原文ママなので我々も意味がわからないのだ」みたいな仕込みネタが伝わっていなかった -- 名無しさん (2018-12-20 09:36:22)
- だが今度出るゲームはsteamに「日本語サポートがされていない」と判断されてしまうギャグみたいなトラブルが起こった模様 -- 名無しさん (2018-12-20 10:48:48)
- だよね……そういう設定ってだけだよね……ありがとうございます。けど結構な割合で信じてる人いるだろうなぁ・・・・・・シヨンくらいでしか知らない外部の人間はそこまで疑う程興味もないし、内輪で無粋な事言うのもアレだし、あるいは「言うまでもなくみんなも分かってて楽しんでるだろ」って思ってる人。Wikipediaにもそこらへん書いてないし……妙な現象というかなんというか -- 名無しさん (2018-12-20 19:22:20)
- ↑尚Wikipediaでも「これまずいだろ」という声は上がったものの、出典主義により日本人作品であるとは書けない模様…… -- 名無しさん (2018-12-20 22:29:50)
- ここまで有名になってなおアメリカで出版していたという原典発見報告等が上がっていない以上9割9分日本人作品ではあるんだがそれでも悪魔の証明めいて絶妙に断言しきれない。広いアメリカ探す気もしないし「見つかっていないだけ」という理論も通らなくもないからな…… -- 名無しさん (2018-12-21 17:22:50)
- あまり言及し過ぎるのは奥ゆかしくないな。天狗の国に連れて行かれるぞ -- 名無しさん (2018-12-21 17:34:10)
- 99%の人がわかっている状態なら野暮とも言えるだろうけど、素で勘違いしてる人が無視できない割合でいるから、たまに確認しておかないと時々会話が噛み合わなくなるんよ -- 名無しさん (2018-12-21 19:07:57)
- 訂正しなくても何も問題ないっちゃないのも性質が悪いというかいいというか -- 名無しさん (2019-02-11 23:21:35)
- ニンジャスレイヤーwikiの「よくある質問」のとこですら胡麻化してるんだよな・・・マジで「ここ翻訳どうしてるんだろう」ってつぶやく人も多くて、もう誰が理解してて誰が理解してないのかまったくわからん。わかってる人にとっては「わざわざ言うなよ、空気読めよ」って話だし・・・。 -- 名無しさん (2019-07-12 13:35:10)
- うーん、アメリカ人のオブザーバーぐらいはいそうだけどなあ。「ビーフイーター」「カナスーア」みたいなキャラクター名とか、「彼はもはやただのカンザス乳牛だ!」みたいな表現やっぱ日本人からはなかなか出ないと思うよ。 -- 名無しさん (2019-11-05 19:04:05)
- 新規読者が読み進める過程で「海外小説が原作はネタ」という事に気付くタイミングがマジで皆無なんだよな… -- 名無しさん (2019-11-23 18:05:47)
- 気づいてたら気づいたで「2000年代初頭から注目を浴びないまま延々と日本勘違い系ニンジャ海外小説を翻訳しているという体で書いてる日本人作者が二人いました」という名状しがたい真実にたどり着くし・・・なにそれこわい -- 名無しさん (2020-03-04 03:06:11)
- 個人的に「翻訳小説」であることは真実だと思ってる。出版社のウェブサイトなどでも翻訳小説として扱われ、著者と訳者もきちんと別名義になっているので、「英語で書かれた原作を日本語に翻訳する」という手続き自体は行われていると思う。ただしそれは著者が外国人である事を必ずしも意味しない。英語原作を書いた著者が日本人、あるいはストーリーを考案した人間と英文を書いた人間は別人である可能性はあるし、むしろ原作者と翻訳者が同一人物の別名義である可能性すら否定はできない。しかし公式の扱いが上記の通りなので、英語の原作を日本語に翻訳するという執筆形式が取られている可能性はかなり高いと思う -- 名無しさん (2020-04-22 18:04:13)
- ならばボンモーの海外ラジオ出演はどう説明つけるつもりなのだろう ボイチェン使ってるとはいえ別人では無理があると思う -- 名無しさん (2020-11-09 23:19:01)
- アイエエ…と理性と常識が脳みそで擦り切れていく自虐的な快感が魅力 -- 名無しさん (2020-11-16 17:59:28)
- ボンモーは常にニンジャに付け狙われているので、実は日本人だ、英国紳士だ、ニンジャだ、いやいやボンモーは大勢いるのだ、と複数の情報を意図的に流して撹乱しているのだ。なんたる情報戦のワザマエか! -- 名無しさん (2020-12-20 18:21:44)
- 十年以上の連載しながら、ニンジャスレイヤーを筆頭に多種多様な狂人が登場し、ネタが尽きる気配がないってどういうことなの…<何だよ神絵師の腕を切断して付け替えて芸術性を高める狂人って… -- 名無しさん (2020-12-20 22:02:43)
- アニメに出てくるスシは色がヤバい -- 名無しさん (2021-01-05 12:20:39)
- 結論から言うならボンモーは実在しないよ。Blackfire'sFireForgeってサイトをWaybackとかで調べればわかると思うが、そこの人が恐らく作者。フィリップ・モーゼスが登場するブーブスのプロトらしき作品もそこにある -- 名無しさん (2021-01-09 08:20:07)
- ↑3 「正」「気」と刻印されたメンポを身に着けたニンジャが「ドーモ私は正気です」とアイサツしてきたとしても、この作品だと狂人を疑ってしまう -- 名無しさん (2021-01-09 09:42:31)
- 自分で自分を正気と言っている人は実際狂人な。「おれはしょうきにもどった!」 -- 名無しさん (2021-01-09 10:12:13)
- 作者が十年間好き勝手やっている間にアメリカ本国の方でリベラル的意識改革が進んで「他国籍を騙ることはたとえ冗談であっても悪質な文化盗用」みたいな風潮になってて草、いや心配 -- 名無しさん (2021-10-18 16:29:03)
- 上でも言われてるが、作者の正体はともかく、ニンジャスレイヤーが翻訳小説というのは本当かと思う。実際出版社が翻訳小説として売っている以上はもし嘘なら虚偽表示になり景品表示法などに抵触するのではないか。原作者のインタビューとかアメリカでトイが発売されたなどの話は作品のコンテンツの一部と言えるのでいくらでも嘘をついて良いが、作品の分類というのはコンテンツの外側の情報であり商品としての書籍の説明にあたるのだから、嘘とは考えずらいと思う -- 名無しさん (2022-06-09 23:08:49)
- 「下賤なる墓暴き」ってブログ記事に書いてあることが全てだと思うよ -- 名無しさん (2022-08-23 13:19:48)
- 海外産の「日本風コンテンツ」の例として挙げられる アッハイ -- 名無しさん (2022-08-23 13:48:52)
- 要するに村上春樹方式で描かれたエンタメ小説では -- 名無しさん (2023-01-31 09:57:10)
- ↑4 世の中には「ウルトラマンタロウ著/和智正喜訳」の新書があったりするんだよなあ… -- 名無しさん (2023-09-25 21:12:55)
- 本当はキスじゃなくって交尾で赤ちゃんができるんですよね?みたいな触れ方で語られる原作者しんじつ 声優やVtuberのページで脈絡なく投じられる彼氏疑惑コメントを不粋に思えるアニヲタ諸兄であればこの話題はそっとしておいてほしい -- 名無しさん (2023-11-10 16:58:34)
- 正直コトダマ空間周りの設定が複雑すぎて忍殺wiki読んでも理解できん -- 名無しさん (2024-06-10 21:36:32)
- 全体的に悪役のキャラ掘り下げが少ないのがちょい残念。ラオモトとかロード(こっちはネタバレ禁のあのキャラだけど)の過去とか気になるんだけどなぁ -- 名無しさん (2024-06-12 07:12:00)
- ゲームの方はあまりできよくないらしいが… -- 名無しさん (2024-08-12 01:07:03)
- サツガイの記事まで出来たしそろそろマスラダの記事も来るかな? -- 名無しさん (2024-08-29 16:31:06)
最終更新:2024年09月04日 19:39