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コンバットチョロQ

登録日:2011/12/29(木) 07:39:36
更新日:2026/08/27 Thu 05:55:05NEW!
所要時間:約 6 分で読めます




コンバットチョロQ(PS)は1999年2月25日発売されたPS用ゲームソフト。開発はバーンハウスエフェクト。

レースが主だった今までのチョロQゲームとは異なり、戦車をカスタマイズしてミッションやアリーナ戦をこなしていく。
カスタマイズでは重量、燃料、砲弾数の概念があるため、状況に合わせてパーツ変更しなければならない。

最初は2種類の戦車(固定式で攻撃力の高い砲身タイプか旋回式で臨機応変できる砲塔タイプ)しか使えないが条件を満たせば実在する有名戦車を入手、使用できるがカスタマイズはできない(ただし続編の新コンバットチョロQではシャーマンやティガーなどの実在戦車を改造でき、あのマウスも使用可能である)。

この派生としてPS2ソフトに『新コンバットチョロQ』、GBAソフトで『コンバットチョロQ アドバンス大作戦』がある。

  • ミッション
Qシュタイン帝国という架空の敵勢力から奪われた領土を奪い返すのが最終目的。
各作戦に与えられた目的を満たすことで次の作戦へ進むことができる。

​ミッション内容は、平原や荒地での敵の殲滅、友軍の護衛といったオーソドックスなものから、荒地でのロケット搭乗、地下水路探索、果ては月面探査や異次元空間での救出作戦など、とにかくバラエティ豊か。
​また、ステージ名やミッション開始時のサブタイトルに、現実の大戦中の地名や映画タイトルのパロディが散りばめられているのも見どころの一つ。元ネタを知っていると思わずニヤリとしてしまう。


​ダンチョビ地下(元ネタ:ダンツィヒ)
​ノランデモイ海岸(元ネタ:ノルマンディー)
​セバストポイ要塞(元ネタ:セヴァストポリ)
​ドカスデン市(元ネタ:ドレスデン)
​チョロデンヌ森(元ネタ:アルデンヌ)

近すぎた橋(元ネタ:映画『遠すぎた橋』)
​未知との乖離(元ネタ:映画『未知との遭遇』)
チョロマゲン鉄橋(元ネタ:映画『レマゲン鉄橋』)

全てではないが各マップにはパーツや実在戦車の入った宝箱が隠されており、発見するのも醍醐味の一つである。
全作戦の難関は中ボス『マウス』戦と、そして友軍戦車を運ぶ 『次元』マップだろう。

これで挫折しそうになったプレイヤーは多数いたとかなんとか。

以下、特に印象深いミッションを記述する。

【ダンチョビ地下】

​作戦内容は、地下水路へと進撃し、3つのエネルギー供給スイッチを停止させるというもの。しかし、実際の地下水路には「変種第二号」という異形の戦車が徘徊しており、プレイヤーの行く手を阻む。
​一度見つかればどこまでも追い回される上、そこそこ高い火力で追撃してくるため非常に厄介。この戦車、ゲームの中でも異質な存在で、やたらと機動力が高くすぐに追いつかれてしまう。そして何より恐ろしいのは……
​倒してもその場で蘇る(※スイッチを止めるまで無限復活)
​考えなしに相手をしていては消耗する一方なので、地上に帰還するまでは、できる限り相手にせず、味方を盾にしながらやり過ごしたい所。


【ダンケロリ高原】

​メインミッション中盤の山場となるボス戦。超巨大な敵戦車「マウス」とのガチンコの一騎打ちで、これを倒せばミッションクリアとなる。
​しかし、このマウスはアリーナの個体よりも大幅に強化されており、なんと砲撃時の衝撃波にまで攻撃判定が設定されている。
ダメージを受けると強制的に失速させられてしまうため、加速性能が悪いと大変なことに。
​衝撃波 → 踏み潰し →衝撃波 →……
​という、無慈悲な連続コンボから抜け出せずにそのままハメ殺されてしまう。クリアするためには、火力と機動力を両立できるカスタムが必要不可欠。

​【トロメイン次元】

​浮遊する島々を舞台にした、とにかく神経を使うミッション。
​目的は遭難した味方を運び、階層エレベーターを使って最上階のゲートまで連れて行くこと。……なのだが、すべてのルートが最上階に通じているわけではないため、初見では迷子になりやすい。ある程度マップの下見をしておくのが正解。
​おまけに何と言っても足場が最悪で、気を抜けば一瞬で真っ逆さま。即作戦失敗になってしまうため、常に周囲の足元を確認しながら進む必要がある。

​ちなみに、遭難している味方をあえて撃つと、なぜかプレイヤー側に向かってス〜ッと引き寄せられるという、なんともシュールな仕様が存在する。

【チョロマゲン鉄橋】

​2両編成の装甲軌道車「パンツァードライジーネP204」の撃破を目指すミッション。
自機も友軍列車のパレットに積載され、目標と並走する鉄道上で激しい砲撃戦を行う。

​自車の後ろには味方が控えており、一応援護射撃もしてくれる……のだが、ステージを1周した途端、突然列車から降りて、なんと当然の権利と言わんばかりに裏切って銃口を向けてくる。
ところが、コイツの攻撃はなぜかノーダメージ。敵を倒せるわけでもなく、こちらに傷をつけられるわけでもない。
...お前何しに来たん?

【コロスク街道】

タンクレース。
ライバル達をぶっちぎり、コースを2周して優勝をもぎ取ればミッションクリア。
​……もちろん、ただのレースで終わるはずがなく砲撃も全面OK。というか、こちらが前に出た途端に敵は後ろからバリバリ主砲をブッ放してくる。そのため大抵は序盤から「レースという名のド派手な追撃戦」になり、最終的には(敵がいなくなって)ただのタイムアタック状態に。
​まさに勝てば官軍。手段なんて選んでいられない、どんな手を使ってでも1位をもぎ取れ!
ただし、コース中の地雷と谷への警戒だけはお忘れなく。


  • 収録車種

このゲームには、I​II号戦車やM1エイブラムスなどのメジャーな車両から、Z・レーズンク、Sタンクといったマニアックな戦車まで幅広く収録。さらに、チョロQらしい個性豊かなオリジナル車両も多数登場する。
​以下、本作オリジナル車両の一例。

【ステルス】

ミッション「チョロマゲン鉄橋」で、自分の後ろにしれっと乗っている味方が透明化した姿。
何より名前の通り、完全に透けていてとにかく見えない。 アリーナで相手をするときは、居場所さえ分からずに「飛んでくる弾しか見えない!」なんて恐怖を味わうことも。
説明文曰く「敵と味方を行き来する間に姿が透けた」とのこと。
……まあ、実際のミッションでも色んな意味で空気だったのだが。

なお自機として使用しても、敵は惑わされずに普通にこちらを認識して砲撃してくる。
...変な所で存在感のあるヤツである。

【マッドタンク】

チョロQシリーズの伝統的車両「マッドスペシャル」をモチーフにした戦車。
高機動・高耐久・高火力の三拍子が揃ったハイスペック機であり、ミドルアリーナのラスボスを務める。
​なお、メインミッションに敵として登場する車両は「マッドタンク・スペシャル」と呼ばれる別個体。外観を注意深く観察すると、通常種にはない増加装甲が施されているのが確認できる。

【変種第二号】

通称、ナメクジ戦車。……というか、分かる人には『マシーネンクリーガー』のナッツロッカーそのものと言えば伝わるだろうか。
​足回りは履帯ではなくホバー移動。しかし「ホバーだから滑る」ということは一切なく、慣性を無視してビシッとクイックに動いてくれるため、自機としての扱いやすさは抜群。
​説明文曰く「地下で生活していたらキャタピラが退化した」とのこと。
あの地下水路でどこまでも追い回された経験を持つプレイヤーにとっては、本作を語る上で絶対に外せない「みんなのトラウマ製造機」である。

【ドラゴンタンク】

履帯の台座にそのままドラゴンが鎮座しているゲテモノ戦車。
……誰だ「狛犬」とか「表彰式のトロフィー」とか言ったやつは。
​ミッション「トロメイン次元」で登場するのだが、この奇抜すぎる見た目に騙されてはいけない。かなりの高火力持ちであり、特にリーダー機である赤いドラゴンの攻撃をまともに喰らうと、こちらの体力を一瞬でゴリゴリ削られるため大惨事になる。

元ネタは某特撮作品の「恐竜戦車」

【ソジャーナ】

実在する同名の月面探査車を戦車化したもの。
自走砲型で砲塔旋回は不可。
強化型の赤い車体のタイプも敵として存在する。(プレイヤーは使用不可)
全体的な性能としてはミドルスペックに落ち着いており、そこまで癖も無く扱いやすい。
月面探索のお供にぜひ。

【SONOP7】

……いや、何コレ。
​全体的なシルエットこそ名戦車「LVTP7」のそれなのだが、砲塔の両サイドにはなぜか黄色いアンテナが2本。前面にはメーターみたいなライトが2つ。極めつけに後部にはボールペンのクリップみたいなカウンターウエイトがくっついている。
​解説曰く「QタンクワールドにやってくるはずだったLVTP7が改造されてしまった」とのことだが……
明らかに収録車種の中でも浮いて見える為、恐らく何らかの「大人の事情」が激しく絡んでいると思われる。

​ちなみに、続編の『新コンバットチョロQ』では、大人の事情が解決したのか普通に「LVTP7」として登場している。


  • アリーナ
各実在戦車、アリーナ戦用戦車とのタイマン戦をする。ここで自分の実力を試すのには持ってこいである。

ライトクラス、ミドルクラス、ボスクラスと分かれている。
ここではチュートリアルも可能。
特にボスクラス戦はBGMも相まって非常に白熱する。


●ボスクラス戦車

  • 1戦目:ストームタイガー
最初に挑むボス戦車。ライフゲージは1本。ちゃんと実在する戦車である。
初めは拡散弾を放ちながら前進。しかしある程度ダメージを与えるとスピードが急上昇、一旦停止からの射程無限のビームを放ってくる。
頑張れば無改造戦車でも倒せるが非常に厳しい。

  • 2戦目:マウス
ミッションにも登場するボス戦車。ライフゲージは1本。
突進攻撃を得意とする。爆発範囲が広い砲弾を放ってくるが弾速は遅い。
ミッション戦と違い主砲発射時にマウスから衝撃波がでないのでそんなに強く感じない。

  • 3戦目:カール
ここからライフゲージは2本となる。
初めは動かずに上空から無数の砲弾を降らす攻撃を行う。一定ダメージを与えると動くようになり前方にも攻撃を仕掛けてくるようになる。常に動き回っていれば回避は容易い。

  • 4戦目:T-35
本作品のラスボスを務めるボス戦車。ライフゲージは2本。
マウスの同じく突進を得意とする。ラスボスでまだ序盤戦である。

  • 5戦目:E-100
まさかの三体で攻めてくる卑怯ボス戦車。ライフゲージは各1本ずつ。
このアリーナでは視界が悪く、暗視装置がなければ接近しないと確認できないため、一機ずつ倒さないといけない。
一機倒されるごとに残りの動きが速くなる。

  • 6戦目:コンカラー
ここは通常のアリーナと形が異なっている。ライフゲージは2本。
自機のサイズを変える超音波攻撃とミサイル攻撃で攻めてくる。青いリングで最小に、赤いリングで巨大化する。
小さいと速度が格段に上がるが踏まれると通常サイズより大ダメージ。巨大化するとスピードが遅くなりまさに格好の的と成りうる。

  • 7戦目:T-28
全自動ミニシャーマン製造機。ここからライフゲージが3本となる。
砲門からミニシャーマンを生み出し、数押しで攻めてくる。
このミニシャーマンは自機を追いかけ、砲攻撃、体当たりして爆発という戦法をとる。
本体よりこれらが一番手強いかも。

  • 8戦目:ズベラヴォイ
別名『ジャンボキング戦車』。見た目の通り、前後部に砲身、側面にも砲身のついたゲテモノ戦車。ライフゲージは3本。
射程無限の冷凍攻撃で凍らせて、射程無限のミサイルで攻撃してくる強敵。

  • 9戦目:BTX-1ヌム
これまた悪趣味過ぎるゲテモノ戦車。
ライフゲージは3本。バルカン攻撃と視界が上下反対になるターンビュー砲弾を放ってくる。一定ダメージを与えるとあり得ない速度で移動する。

  • 10戦目:ピオーン
通称『ファンネル戦車』。始めはマウスと同じ砲弾で攻撃してくるが、一定ダメージを与えると砲門を上空へ向けて発射、数機の無人攻撃機によるオールレンジ攻撃攻略本ではビットと表記)を行ってくる。

  • 11戦目(最終戦):バルバロッサ
ボスクラスのラスボスを張る戦車。最終戦なだけもありライフゲージは4本になる。
攻撃、防御、全く死角のない難敵。ライフゲージを一本削る度に攻撃を変えてくる。
バルカン、ミサイル火炎放射、拡散弾など常に全方向へ放ってくる。
ゲージが最後の一本になると真ん中へ移動し、中央から強力な極太ビームを放射しながら回転し始める。当たればただではすまない。


猶、架空戦車はズベラヴォイ、BTX-1ヌム、バルバロッサの3機。


●クリア特典
初回はミッションラスボスであるT-35を倒すと、どの砲タイプかで専用の隠し武器パーツと賞金10000Gが貰える。

  • 砲身タイプ:DX爆弾砲身
核爆発並の範囲を持つ巨大化な爆弾を放つ。しかしあまりにも使い勝手が悪く、下手すれば自分も巻き添えになりかねないほど。
ある補助パーツを付けないと横転する。

  • 砲塔タイプ:加粒子砲塔
今作品最強武器。ボスクラス最終ボスのバルバロッサを2〜3発で破壊できる代物。ミッションラスボスなら一撃で仕留められる。
しかし、貫通するまでの時間に威力が比例するために小さい戦車でも一撃で仕留められないことがある。(現にマッドタンクは2発与える必要がある)。
しかも弾数も少ないために無駄遣いは許されない代物である。


●オススメ武器
○砲身系
  • 臼砲身
対マウス戦用武器。射程は短いが威力は高く、且つ爆発範囲が広い。ある装備を付けないと横転する。
マウス戦前のとあるミッション内の複雑な場所に置いてある。

○砲塔系
  • レインボー砲塔
作品中に手に入る武器の中では一番の高性能。
鮮やかな色の光線が6本が敵を追尾し、且つ威力も非常に高い。これさえあれば楽にボスクラス戦を制覇できる。

○両方においておすすめ
  • レーザー砲塔/レーザー砲身
威力が比較的高く、射程も長い上に弾数40発、至近距離で撃っても自分にダメージ無しなど、使い勝手の良さは抜群。
レーザー砲身の方が威力が高い。
購入できるのは後半からだが、それ以降は主力に成り得る。
値段は少し高め。


●その他使い勝手が良いパーツ
  • 甲羅車体
積載重量と耐久力が砲塔タイプの車体の中では最高値。
しかし入手が大変。
あとシャコタン。

  • 複合車体3
甲羅車体には及ばないものの、積載重量と耐久力が高く、なかなか高スペックな車体。

  • 重い車体2
序盤で購入できる車体だが、積載重量はとても多く、地味に終盤まで使える車体。

  • 複合砲車体2
砲身タイプの最高級車体。
全ての能力が高く、積載重量は作中最高値。

  • 重い砲車体2
重い車体2と同じ工場で購入可能な車体。
中盤までお世話になることだろう。
外見も低くスマートになってカッコヨス。

  • エンジン4
性能はそこそこだが、冷却器要らずで重量軽減にも役立つ便利なエンジン。




余談
開発者の思い入れがある作品であり、開発中当時はBHE社員全員で戦車模型を作りまくっていたとか。
また、登場した実在戦車は全て、形、性能、挙動までほぼ忠実に再現したのだ。雑魚敵戦車でさえ詳しい人が見たらすぐにわかるぐらいに。そしてこれらの戦車一つ一つにわからない人でもわかりやすい解説がついており、多くの子供にミリタリーの道を歩ませた。恐らく今を生きるガルパンファンにもこのゲームをプレイした人もいるのではなかろうか……。

ちなみにBGM担当は佐藤天平氏。魔界戦記ディスガイアなどのBGMを手掛けている人である。


追記、修正はこのゲームで戦車オタクになってからお願いします。

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最終更新:2026年08月27日 05:55