ハリマオ(あしたのジョー)

登録日:2014/09/08 Mon 19:25:26
更新日:2025/02/11 Tue 11:48:45
所要時間:約 3 分で読めます





あしたのジョー』の登場人物。
CV:田口昂

【人物】

白木ジムがスカウトし、招聘したマレーシア出身のボクサー。「ハリマオ」とは現地の言葉で「」を意味する言葉で本名ではない。
マレーシアの奥地のジャングルに住む原住民の戦士で、特殊な原住民語しか理解せず常に何かを威嚇するようにうなり声を上げている。
そのジャングルで鍛えられた優れた運動能力を使い、ボクシングとは到底思えないような奇想天外な技を繰り出して戦う。
デビューからまだ日は浅く、17戦しかしていないがその全てをKO勝ちで勝利している。
彼を最初に見出したイギリス人マネージャーに一通りのルールは教わっているとされているが、実際のところ本当に理解しているようには見えない。
好物はチョコレートで、興奮したハリマオをなだめるにはチョコレートを与える以外に方法はない。
なお、ハリマオを最初に見出だしたイギリス人マネージャーはあまりにもハリマオを意のままにしようとした事で逆鱗に触れ、病院送りにされてしまっている。

【活躍】

ジョーホセとの試合が一向に決まらない事に業を煮やし、単身メキシコに乗り込もうとした丁度同じ時に来日しジョーと顔を合わせたが、
カメラのフラッシュに興奮して記者に襲い掛かる等、早くも野生児ぶりを見せる。
記者会見を眺めていたジョーを見つけると、同じ野生の気配を感じ取ったのかグローブを奪い戦おうとするそぶりを見せ、
あげくに無理やり握手をさせて殴り倒すというハプニングを起こす。

その後、雪辱を晴らそうと白木ジムに乗り込んだジョーとのスパーリングを経て東洋バンタム級のホープ・滝川修平との試合を行う。
試合では序盤こそ一方的に攻められたが、何とロープに飛び乗っての飛翔戦法という前代未聞の技を繰り出しわずか1ラウンドで滝川をKOしてしまう。
そして、この試合を観戦していたジョーが滝川の仇を取るとして挑戦を受諾。正式に試合が決定する。

東京体育館で始まった決戦は、1ラウンドで早くも飛翔戦法を繰り出すが他のロープを揺らす事で足場を失い場外に転落し、封じられてしまう。
その後は一方的に攻められてしまい1ラウンドでKOかと思われたが終了間際に何かしようとするそぶりを見せ、それをジョーの直感が感じ取り後退する。
そして始まった2ラウンド目、ジョーをロープ際に追い詰めたハリマオは宙返りをしてアッパーを2連続で叩き込むという物理法則を無視した恐るべき必殺技でジョーをダウンさせる。
続く3ラウンドでも回転打ちを食らわせ完全に主導権を握ったかに見えたが、ジョーのジャンプからハリマオの顔面をマットに叩きつけるという強烈なカウンターをもらって悶絶。
必殺と信じていた回転打ちがあっさりと破られたことにショックを受け戦意を喪失してしまい、マットの上を逃げ回り始めてしまう。
追い詰められたハリマオは4ラウンド目、遂に飛び蹴りや噛み付き等の反則を使っての逆襲に出る。
…おい、ちゃんと教えておけよルールくらい。
反則負けを宣告されるが、堪忍袋の尾が切れたジョーに滅多打ちにされてKOされた。

【その後】

東洋チャンピオンになって以来、ジョーは度重なるメディア出演などでかつての野性味やハングリーさが失われつつあった。
それを解消するために招聘されたのがハリマオである。
つまるところ、ハリマオはジョーの野性味を復活させるための生贄のような存在であり、ある意味では気の毒にも感じられる。


追記・修正はチョコレートの食べ過ぎに気を付けてお願いします

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最終更新:2025年02月11日 11:48