噛み付き

登録日:2017/06/08 (木) 15:15:00
更新日:2020/01/24 Fri 23:38:34
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ジャガーショック!!


噛み付きは反則だろ!?





「噛み付き」とは、最も手軽にできる攻撃の一つにして、最もやってはいけない行為である。
英語ではバイティング(biting)という。
格闘技ではラウェイやプロレス等では許容されている頭突きと違い、目潰しや金的と共に禁止されている技だが、
プロレスにおいてはその限りではなく、残虐性を売りにするようなヒールレスラーが時々やる事がある。

傷口に唾液が付着するため放っておくと化膿しやすく、場合によっては破傷風など感染症を引き起こす可能性もある。
人間・動物を問わず、噛み付きで傷を負った場合は必ず傷口を洗浄・消毒し、その後の経過に注意すること。
特に野生動物に噛みつかれた場合は命に関わる事態となりうる。必ず医療機関を受診し、必要な処置(抗毒血清、抗生剤、ウィルスワクチンの投与など)を受けること。

技としては羽交い絞めにされた時に噛み付いて脱出したり、
自ら腕に噛み付いたりと喧嘩では多用される。

先述した様にプロレスでも反則技ではあるのだが"吸血鬼"フレッド・ブラッシーや
インドの狂虎タイガー・ジェット・シンはよく噛み付きを繰り出しては流血させている。

また、サッカー界ではウルグアイ代表ルイス・スアレスが有名で、これまで3度も噛みつき事件を起こしている。
アヤックス時代には10-11シーズンのPSV戦で7試合の出場停止処分リバプール時代には12-13シーズンのチェルシー戦で10試合の出場停止処分
そしてW杯ブラジル大会のイタリア戦では代表としての公式戦9試合出場停止、スタジアムへの入場禁止を含むサッカーに関するあらゆる活動の4カ月間禁止処分が下された。

だが金的や目潰しと同様やられた側に確実に傷を負わせられる技であり、
しかも金的や目潰しと違って傷跡が確実に残る上に下手すれば後遺症が残るどころか
噛んだ場所によっては体の一部が欠損する可能性も高い為絶対にやってはいけない行為である。
プロレスでも欠損の可能性がある個所や皮膚のすぐ下に太い血管の通る個所はまず狙っていないはずである。

その一方で動物の世界においては当たり前に使われており、とりわけ肉食獣は獲物を仕留める際に必ず使い、
草食獣でもなど追い詰められた時に使うものも存在する。
毒蛇やコモドドラゴンなど牙からを注入する生き物もいる。

現実においては噛みつきの代名詞と言われる動物は主に肉食獣に集中している。

例を挙げれば

プリオサウルス=15t(下記のティラノサウルスやダンクルオステウスとは文字通り桁違いの力である)
ティラノサウルス=6t(絶滅種を含めた場合トップに入る動物の一つ。)
ダンクルオステウス=5.5t(ティラノサウルスと並んで噛む力最強の動物に挙げられる。噛む力そのものは強かったものの顎の構造上噛み砕く事は出来なかったとも言われる)
ナイルワニ=2300kg(噛む力に加えてデスロールなどされようものなら…)
カバ=1000kg(人間の頭なぞ簡単にペシャンコにできる)
ワニガメ=400kg(世界最大の淡水ガメで、カミツキガメと違って誇張なく人間の腕を簡単に食い千切れる)
ホオジロザメ=650kg(鯨の死体を顎だけで噛み千切れる。人間が噛まれれば間違いなく即死であろう)
ブチハイエナ=320kg(その力はライオンよりも強く骨まで粉砕する。そのため中の骨髄も食べることが出来る。)

バトル漫画等でも時折使われることがあるがこの場合も大概流血沙汰になる上に
体の欠損があり得るので頭突きに比べると使用頻度はかなり少ないが使用者はいるといえばいる。

アーロン(ONE PIECE)
ホーディ・ジョーンズ(同上)
X・ドレーク(同上) ※アロサウルス形態時 
ページワン(同上) ※スピノサウルス形態時 
ジャック・ハンマー(グラップラー刃牙)
範馬勇次郎(同上)
ピクル(同上)
ジョーズ(007/私の愛したスパイ,007/ムーンレイカー) ※歯がサメを思わせる鋭い義歯になっている。
ミスターカーメン(キン肉マン)
スニゲーター(同上) 
オメガマンに狩られた超人さん(同上)
ダルメシマン(同上)
ルナイト(同上)
ワリオ(マリオシリーズ)
ブランカ(ストリートファイターⅡ)  
ザンギエフ(同上)  
リムガル(スターグラディエイター)
タムタム(サムライスピリッツシリーズ)
巖陀羅(同上)
キング・オブ・ダイナソー(KOFシリーズ)
ウンディーネ/ネクロ(ギルティギア)
メルカヴァ(UNDER NIGHT IN-BIRTH)
パルシオン(超鋼戦紀キカイオー)
戦闘員(特撮)に人質にされた子供
仮面ライダーアマゾン(仮面ライダーアマゾン)
トカゲ男アギト(仮面ライダーJ)
ビリー・ロー(SOUL) ※歯が金属製の物になっている。
まさよしくん、マーフィー(Acceed)
パンチパーマの男(熱きライダーたち)
ズイール(ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド2)
ジ・アマゾン(プロレス)
八九寺真宵(物語シリーズ(西尾維新))
ラーテル(メルクストーリア -ゆじゅちゅしと鈴のしらべ-)
ハンニバル・レクター(羊たちの沈黙)
ファイヤーライガー(獣神ライガー)
中岡元(はだしのゲン)
エボニーデビル(ジョジョの奇妙な冒険)
エンプレス(同上)
ハイプリエステス(同上)
クリーム(同上)
ガガリ(ねじまき)
相原カズミ(今日の5の2)
福富しんベヱ(忍たま乱太郎)
戌井純(キリングバイツ)
椎名竜次(同上)
志々雄真実(るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-)
水月豹馬(魔界学園)
小山内愛一郎(同上)
モンスター軍団・豪将ブライディ(超人機メタルダー)
吸血鬼の皆さん

などがこれにあたるか。
野人や獣人でなければ無法者に偏る傾向がある。

ポケモンでは噛みつき系の技が多数存在する。
いずれも範囲は単体の物理接触技で対戦での主要な技に比べると威力は低め。
また特性「がんじょうあご」のポケモンが使った場合は威力が1.5倍になる。
その他の特徴や差異としては以下の通り。

技名 タイプ 威力 命中 特殊効果(確率) 初登場作品
かみつく 60 100 怯み(3割) 初代
ひっさつまえば 80 90 怯み(1割) 初代
かみくだく 80 100 防御1段階ダウン(2割) 金銀
どくどくのキバ 50 100 猛毒(5割) RS
ほのおのキバ 65 95 火傷(1割)、怯み(1割) DP
かみなりのキバ 65 95 麻痺(1割)、怯み(1割) DP
こおりのキバ 65 95 凍結(1割)、怯み(1割) DP
サイコファング 85 100 相手のリフレクター、ひかりのかべ、
オーロラベールを解除して攻撃
SM
エラがみ 85 100 相手より先に攻撃すると、技の威力が2倍になる SWSH

なお、「かみつく」は唯一初代から存在する技であるが、当時はノーマルタイプの技で怯ませる確率は1割という貧弱で扱いづらい性能だった。
「かみくだく」もRSまでは防御ではなく特防を下げる追加効果であり、おそらくタイプ毎に技の物理・特殊が分かれていた影響と思われる。
「どくどくのキバ」は牙技の中でも最も威力が低いこともありマイナーだが、これでもXYで追加効果の発生率が3割から5割に強化されている。
比較的威力の高い「かみくだく」と「サイコファング」はタイプ一致でも使えるが、それ以外は基本的にサブウェポンとしてのみ採用される。
二足歩行型の種族が使うパンチ技や「どくづき」に比べて同タイプの牙技は追加効果の発生率こそ高いものの基本性能で劣るため、やや不遇。


ただ噛みつきが現実として強い技かと言うとむしろ逆で、人が使う技としては下の下の位置に属するもの。
どうしたって仕掛けている側のほうも深刻な傷を負いやすいのだ。

噛みつきは本来あくまで肉・食物に対して行うものであって、口というものはそこまで頑丈にできていない。
さらには口を開けるということは脆弱な粘膜を露出しているということでもある。
ホオジロザメやドラゴンといったモンスターでさえ、噛みつこうと口を開けたところを狙うのは王道といってもいい退治法。
まして人間の口や歯など、や鎧までいかなくてもナイフ一本服一枚で破壊できてしまう。

それに顔面を相手に密着させないといけないので、下手をすると額や顎を割られ目玉をえぐられてしまうことだってありうる。
そもそも最初から歯を狙って蹴りを入れられる事だってあり得るし酷くなると
噛み付こうとしたら読まれて頭突きや膝蹴りで迎撃される
頭を掴まれて机やコンクリートなどの硬いものに叩きつけられて前歯が全て折られてしまう
噛みついた部分を強引に引きはがされて、その部分の歯を根こそぎ持っていかれてしまう(特に服の上から噛みついた場合)
ということだってあり得ないわけではないのだ。

なので噛みつきは、生活の場やスポーツの試合など、本来命のやり取りをしないような場面でさらに不意や意表をついてこその手段。
顎も歯も顔自体も、本気の戦闘に耐えられるような強度はとてもない。
そもそも女子供でもたやすく皮を食い破り肉を食いちぎることができる噛みつきは数ある暴力行為の中でも人として最低の行為の一つであり、
喧嘩でこれをやった日にゃ周りに白い目で見られる※のはもちろん、与えることが出来るであろう被害以上の苛烈な反撃がくることも覚悟しなくてはならない。
ふた目と見られない顔になったり一生流動食で過ごす羽目になったりしたくないのなら、滅多なことで噛み付こうなどと考えないことをお勧めする。


というか例え成功して手痛い反撃をもらわなかったとしても卑怯者のレッテルを貼られて色んな意味で終わる。
やってはいけない理由としてはこれに尽きるだろう。
そもそも暴力絡みの喧嘩をやった時点で両者とも相当みっともないし、ルールの決められた競技でもない以上卑怯も糞もないので、追及されたとしても論破してしまえばそれまでである
純粋に力で勝てない状態で、咄嗟の護身術として使うなら卑怯者の誹りは免れるだろうが、先述した欠点から護身術としても余り割のいい手とは言えない。

さらに言えばB型肝炎やHIV等血液からも感染する病気も存在するし、
何より噛み付きという攻撃は相手の血液が体内に入りやすい。
その為、仮に相手がこれらの病気の感染者だった場合、
下手をすると体内に血液が入ってしまったことで
自らも感染してしまうことすら有り得る。
なので暴漢に襲われたときなどの緊急時であろうと使わない方がいい理由には
反撃のリスクだけでなく、こうした感染症のリスクも含まれているからだと言えるのだ。


※ちなみに項目作成者は喧嘩で噛み付きを行い流血騒ぎを起こした事がありますが絶対に真似しないでください。



追記・修正はよく噛んでからお願いします。

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