ロイド・ロイド(BLEACH)

登録日:2014/10/04 Sat 14:22:48
更新日:2025/02/12 Wed 21:31:13
所要時間:約 4 分で読めます






ロイド・ロイドとは、『BLEACH』の登場人物の一人。
最終章「千年血戦篇」における敵対組織『見えざる帝国』に所属する滅却師であり、星十字騎士団の一員である。

額に第三の目を持つ細身のスキンヘッド。
一見すると卵のような顔をしており、耳にはヘッドホンのような器具を付けている。

ユーハバッハから賜った聖文字は“Y”。
相手に変身する貴方自身(ジ・ユアセルフ)という能力を持っている。
ジェローム・ギズバットベレニケ・ガブリエリと共に更木剣八を襲うが、オリジナルには勝てずダイジェストで敗北、死亡する。
剣八は多少苦戦したようで、他の二人よりはまだ扱いは良かったと言える。













以下、衝撃のネタバレ









私を…よく…やった………と……

こ……光…栄…








“ Y ” ロイド・ロイド        
Loyd Lloyd
Royd Lloyd

[職業]滅却師
[所属]見えざる帝国「星十字騎士団」

 [誕生日]4月28日(おうし座)
 [身長]170cm
 [聖文字]“ Y ”
 [能 力]The Yourself ― 貴方自身(ジ・ユアセルフ)
  ― 相手に変身する
 [完聖体]??????
 [CV] 小林裕介



 概要



星十字騎士団員のロイド・ロイドは、頭文字が“L”のロイド(Loyd)“R”のロイド(Royd)の2人がいたのである。
2人は一卵性双生児で親が見ても判別不可能なほどの似通った兄弟。
同一の思考回路を持ち、2人で一人ともいえる存在である。

このうち、冒頭で剣八に殺されたのは“L”のロイド・ロイドである。


 戦闘能力



◇─ 貴方自身(ジ・ユアセルフ)


聖文字“Y”の能力。
自身の姿形を相手そっくりに変化させる能力だが、“L”と“R”では微妙に能力に差異がある。
“L”のロイド・ロイドは姿形以外に相手の力と技術の全てをコピーでき、“R”のロイド・ロイドは姿形以外に相手の記憶と精神の全てをコピーできる。

“L”の方は相手の実力をそのままコピーしてしまうため、下手をすれば変身する前より弱くなってしまうこともある。
また、相手が戦闘中に強くなってしまった場合も不利になる。

逆に“R”の方はその心配はないが、自分より実力が上の者を相手にする場合は不利になる。
能力のメリットとデメリットをお互いにカバーしあっている、双子ならではの能力といえる。
さらに“R”の方は記憶もコピーできるので、偵察や潜入にも使える万能さを発揮している。
...と思われていたが、後に作者が彼のファンクラブの会員からのRのロイドが陛下の能力や武器を使えたのは何故かという質問に、ロイドはそれぞれ記憶の「全て」と力の「全て」をコピーでき、それ以外の部分は7〜8割をコピーできるからだと答えた。
彼曰く、記憶だけ、力だけをコピーできてもほとんど役に立たないから、とのこと。

◇─ 聖域礼賛(ザンクト・ツヴィンガー)

滅却師の極大防御呪法。ユーハバッハに変身した“R”が使用。
掌からローマ数字が刻まれた4本の光の柱を出現させて結界を作り、中に踏み入れた者を光の刃で切り裂く。
元柳斎戦で使われたが、「火火十万億死大葬陣」には通用しなかった。



 活躍




“L”のロイド・ロイドはジェロームベレニケを退けた剣八と交戦。
剣八に変身して圧倒的な強さを得たようだが、剣八が「相手が強いなら自分が相手より強くなれば良い」という理由で強さを調整したため、あっさり突破されてしまった。
死体となった後、剣八によって2人と共にユーハバッハの前にまとめて放り出されたのが本編初登場となったが、その剣八も直後にユーハバッハによって戦闘不能に陥る。
直後にユーハバッハは山本元柳斎重國と交戦、千年前の因縁に決着をつけようとする。
山本の卍解「残火の太刀」の能力は理解していたが、千年前のそれとは全くといっていいほど異なっていたために戸惑いを覚える。

「聖域礼賛」を発動するも通用せず、残火の太刀の能力「火火十万億死大葬陣」で蘇らされたかつての部下たちの骸に呆然とするユーハバッハ。
骸を蹴散らしながら山本に挑むも一歩及ばず、最期は残火の太刀・北「天地灰尽」により体を抉られて敗北する。



「ここまでとは…」

「も、申し訳ございません…」



ここまで書いてお気付きの方もいるだろうが、このユーハバッハこそ実は影武者となっていた“R”のロイド・ロイドである。
この直後、一番隊舎地下の真央地下大監獄から出て来た本物のユーハバッハからその能力で時間を稼いだくれたと賞賛の言葉をかけられると共に消滅させられて死亡する。
元柳斎からは「外道」とロイドを容赦なく抹殺した事を唾棄されたが、ロイドは胴体の殆どを抉られていたので遅かれ早かれ死は確定したので、ユーハバッハなりの介錯と思われる。

“R”のロイドは記憶の「全て」と力の7〜8割をコピーでき、この時点では剣八より強かった
アニメは活躍が盛られ始解の元柳斎とある程度互角に戦い、流刃若火の炎を漫画より分かりやすく正面から防いでいるので、より強さが分かりやすくなっており、この時点での剣八では勝てないことが強調されている。*1

実力としては決して弱くない2人であったが、さらに強い相手と戦うことを強いられてしまった哀れなキャラクターといえる。
“L”のロイドはユーハバッハを常時コピーとかできなかったのだろうか。

なお、漫画では描写されていた冒頭の似すぎて親からも区別できなかったロイドの幼少期時代の件はアニメではカットされていた。





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  • 4月生まれ
  • 4月28日生まれ
最終更新:2025年02月12日 21:31

*1 尤も元柳斎もユーハバッハが剣を抜くのを「待っていた」と言っているので、あれだけの戦いが様子見であることも分かる