チャージャー(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/11/26 Wed 20:41:02
更新日:2024/08/17 Sat 17:27:13
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肉体という器を捨て、生命の大河は流れ続ける。



チャージャーとは、TCGデュエル・マスターズ」のキーワード能力である。


概要

DM-07~DM-09にかけて登場した能力。そのあと新枠に変更されてから新規がちょこちょことは登場している。

このチャージャーを持つカードは、プレイに際してほかの効果の処理が終わった時、墓地に置かれる代わりにマナゾーンに置かれる。
呪文のみがもつ能力であり、コスト論は同様の能力を持つカードの+2となる。+2という数字はマナブーストを行う際に基本的な値になっている模様。

基本的にマナに行く部分は「おまけ」なのだが、自然を含まないデッキではマナブーストの側面も担っている重要なカード群である。一方自然はその文明上の特徴なのか、チャージャー呪文でもチャージャーを抜いた時のコスト論がそれほど損していない呪文もある。

派生能力

Evoチャージャー

クレスト・EVOチャージャー C 自然文明 (4)
呪文
自分の山札を見る。その中から進化クリーチャーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。
Evoチャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く。その後、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンにある自分の進化クリーチャー1体の下に重ねて置いてもよい。)
神化編で登場した派生能力で、通常のチャージャー同様にマナに置いた後に、マナゾーンのクリーチャーを自分の進化クリーチャーの進化元に追加できる。

進化元への追加はメテオバーンの弾の補充などに使えるが、こちらを使うと差し引きの合計マナは増えなくなるため使いどころを選ぶ。

水晶チャージャー

神判のカルマ コットン R 光文明 (2)
クリーチャー:オラクル・セレス/ヒューマノイド 2000
相手のクリーチャーが出た時、そのターン、そのクリーチャーは攻撃できない。
ジャッジ・水晶チャージャー R 光文明 (3)
呪文
相手のマナゾーンにあるカードの枚数より大きいコストを持つ相手のエレメントを1つ選ぶ。相手はそれを山札の下に置く。
水晶チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに、裏向きにしてマナゾーンに置く)
「邪神と水晶の華」で登場。裏向きで置かれること以外は普通のチャージャーと同様。
ただし裏向きのマナは無色のマナしか出ないため、「水晶ソウル」などの裏向きのマナを参照するメカニズムとの連携を前提としている。

一方でサイクルはいずれもツインパクトかつクリーチャー面が2マナのメタ能力持ち、呪文面が3マナチャージャーと両側共に優秀なため、水晶マナの連携抜きで採用されることも多い。

代表的なカード

メビウス・チャージャー 自然文明 (3)
呪文
バトルゾーンにある自分のクリーチャーを1体選び、自分のマナゾーンに置く。
チャージャー
チャージャーのついた《ガイアズ・ソング》で、これをクリーチャーに打つことで2マナ一気に増やすことができる。
ちなみにこのカードが環境入りしたこともあり、その【ターボメビウス】では《アストラル・リーフ》に打っている。
要は3コストで3マナ増やすも同然の行為であり、先攻4ターン目ででロスト・ソウルが飛んで来るというとんでもない事ができた。
アストラル・リーフのアホみたいなドローと合わせて積極的にアドを取っていく形である。

ブレイン・チャージャー 水文明 (4)
呪文
カードを1枚引く。
チャージャー
ドローしつつチャージを行うというカードだが、実質はチャージする際に手札を失わない、くらいのカードと言えるだろうか。
コスト論ではドロー1枚で1.5マナ、チャージャーで2マナなので0.5マナ損しているが、マナカーブ理論に沿ったデッキ構築をすれば損失以上のリターンが得られる絶妙な設計になっている。
かつては多くのデッキで採用され、なかでも【エンペラー・キリコ】で採用されたほどの実績を持つ。
後の《ライフプラン・チャージャー》に多くの居場所を追われ、その後ツインパクト化した《ハリケーン・クロウラー/ブレイン・チャージャー》や、GR召喚付きの《ガチャマリン・チャージャー》、G・ストライクの付いた 《ブレイン・Re:チャージャー》が登場した。

ライフプラン・チャージャー 自然文明 (4)
呪文
自分の山札の上から5枚を見る。その中からクリーチャーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、残りのカードを好きな順序で自分の山札の一番下に戻す。
チャージャー
デッキトップ5枚制限かつクリーチャーである制限こそあるが、サーチしつつマナチャージできる優秀な呪文。
しかもマナ加速に優れた自然のため自ずと他のマナ加速カードと絡めやすくより自然なマナカーブを描けるようになった。
大抵のデッキであれば上記《ブレイン・チャージャー》の実質的な上位互換。
マナ加速をしつつ、デュエルの展開の安定性を底上げできる数少ない存在であり、
現在のトッププレイヤーはこのカードを結構な割合で採用しており、その実力は多くのプレイヤーが認めている。
新枠に入ってからはこのような「チャージャー」以外の部分に目を向けたチャージャーも増えている。

因みにこのカードを含め同期のチャージャー呪文は過去のチャージャー呪文が元ネタになっており、このカードの元ネタは上記のメビウス・チャージャーらしいがイマイチ効果に関連性が見出だせない。

ネクスト・チャージャー 火文明 (3)
呪文
自分の手札をすべて、好きな順序で自分の山札の一番下に置いてもよい。そうした場合、同じ枚数のカードを引く。
チャージャー
火文明の手札事故を防ぎつつマナチャージできる呪文。唱えた時点でこのカード自身は手札にないので、最終的な手札は−1になる。《ニンプウ・タイフーン》などに比べるとマナチャージで差別化を図れ、といったところか。

ロスト・チャージャー 闇文明 (3)
呪文
自分または相手の山札を見る。その中からカードを1枚選び、持ち主の墓地に置いてもよい。その後、そのカードの持ち主は山札をシャッフルする。
チャージャー
なんでこんな呪文刷った!言え!なんでだ!
TCG版はDM史上に名を残すぶっ壊れ呪文。詳しくは個別項目を参照。

ボーンおどり・チャージャー P(C) 闇文明 (3)
呪文
自分の山札の上から2枚を墓地に置く。
チャージャー
久々に登場した闇文明のチャージャー呪文。
墓地肥やしとマナ加速を同時にこなしてくれる器用な性能で、墓地を利用するデッキでは入れておきたい。
後に《終断γ ドルブロ》と合体してツインパクトとなった。

ボルシャック・ドラゴン P 火文明 (6)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 6000+
W・ブレイカー
攻撃中、自分の墓地にある火のカード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。
決闘者・チャージャー P 火文明 (3)
呪文
自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から、《ボルシャック》と名前にあるカードをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
チャージャー
あの《ボルシャック・ドラゴン》のツインパクトとして登場したチャージャー。
山札の上にある3枚の内「ボルシャック」と名の付いたカードなら手札に加える効果を持ち、デッキをボルシャックで固めていれば脅威の3枚ドローが実現できる。
更にはクリーチャー面が《ボルシャック・ドラゴン》なので《決闘者・チャージャー》から《決闘者・チャージャー》を引ける上に、チャージャー呪文としてマナ加速も可能という充実っぷり。
手札とマナの両面でサポートしてくれる火文明らしからぬ性能で、【ボルシャック】デッキにおいては必須級の1枚となっている。



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最終更新:2024年08月17日 17:27