闘流星ナイトスクリーマー

登録日:2014/12/26 Fri 00:02:32
更新日:2023/11/27 Mon 11:23:49
所要時間:約 5 分で読めます








ナイトスクリーマーの魔結晶に触れたものは、その命を瞬時に吸い取られる事となる。





闘流星ナイトスクリーマー》とは、TCGデュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DM-24「極神編(バイオレンス・ヘヴン) 第1弾」にて収録。レアリティはレア。

DM-24で登場した多色進化Vフェニックスのサイクルにおける一枚である。


スペック

闘流星ナイトスクリーマー R 闇/火文明 (7)
進化クリーチャー:フェニックス/ティラノ・ドレイク 11000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化V-自分の闇のクリーチャー1体と火のクリーチャー1体を重ねた上に置く。
このクリーチャーが攻撃する時、バトルゾーンに相手のゴッドまたはフェニックスが1体も無ければ、相手は自分自身のタップされていないクリーチャーを1体選び、破壊する。
W・ブレイカー

進化Vであり、火と闇のクリーチャー一体ずつの上に重ねる。

進化Vは進化元の条件がやや面倒なイメージがある。
しかしナイトスクリーマーは条件が緩く、進化しやすい部分が魅力。
進化後の種族もティラノ・ドレイクを所持しているので、種族デッキでなら効果が発揮できるはず。

能力は相手クリーチャーの除去。
バトルゾーンに相手のゴッドまたはフェニックスがいなければ、相手は自身のクリーチャーを一体選んで破壊する。
つまり、アタックトリガーで《キラー・クサリガマ》が撃てると例えれば分かりやすいか。

登場当時は、ゴッドやフェニックスがあまり使われていなかった。
専用デッキもそこまで多くは無く、ナイトスクリーマーの能力を存分に発揮できた。
このことから、専用デッキに巡り合わさってしまう確率が薄かったのだ。

しかし現在では話が違う。
その二種族の全体数も増加し、能力が不発になる可能性も高くなってきた。

フェニックスなどは戦国編などで多少増加が見えている程度。
だが、ゴッドに関しては神化編・エピソード3でのプッシュにより、デッキ数が大幅に増えている。

とはいえ、考えてみてほしい。
パワー11000の進化クリーチャーが攻撃するついでに相手のクリーチャーを消していくのだ。
インフレの影響で感覚が麻痺している人もいるだろうが、普通に恐ろしい能力である。

フェニックスは強力であるが、使われているデッキは多くない。
除去耐性持ちのフェニックスもいるが数は少ないので、ナイトスクリーマー以外でフェニックスを除去すればよい。

ゴッドもG・リンクさえ解除できれば、難点は減る。
非リンク状態でこのクリーチャーのパワーに単体で勝てるゴッドは多くもない。

破壊する対象をこちらが選べないという欠点もある。
しかし逆に言えば相手の選ばれないクリーチャーを除去できるということでもある。
対象を選べないからと言って、それが完全な欠点だとは言い切れない。

ナイトスクリーマーのあまり使われない理由はそこではない。
ナイトスクリーマーには同コストで、似た存在だが自身より強力な奴がいるのだ。
そう、《暗黒凰ゼロ・フェニックス》なる狂気である。

ナイトスクリーマーと進化条件がほぼ同じだけでは無い。
能力面に関しては、あちら側の破壊力があまりにも強烈すぎる。

ぶっちゃけるゼロ・フェニックスと見比べると差別点を探すのが難しい。

当時は、レアリティからくる入手難易度の差で差別が出来た。
しかし今では、ナイトスクリーマーは再録されていないし、あちらの値段もそこまで高くないから入手も難しくないし…

だが、お互い能力に関しては方向性が違う。
また、ナイトスクリーマーは地味にティラノ・ドレイクでもあるので、その点で差別化していきたいか。

なんだかんだで効果は地味に強力なので、今でも使えるカードではある。


ライバルカード

暗黒凰ゼロ・フェニックス SR 闇/火文明 (7)
進化クリーチャー:フェニックス 11000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化V-自分の闇のクリーチャー1体と火のクリーチャー1体を重ねた上に置く。
W・ブレイカー
このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに墓地に置く。
このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、相手は自分自身の手札を2枚選んで捨てる。その後、相手のマナゾーンからカードを2枚まで選び、持ち主の墓地に置いてもよい。

DM-27で登場した闇/火の進化Vフェニックスにして、ナイトスクリーマーさん最大のライバル
進化条件も全く同じで、どちらも入れるデッキの差別がしにくい。

多分ナイトスクリーマーが一番使われない理由はこいつのせい。
というか、ゼロ・フェニックスは絶版状態のナイトスクリーマーとは違って再録もされているし。


関連カード

DM-24の多色フェニックスサイクル。
どれも不死鳥編のハイブリッド種族を伏せ持っているが、進化元はその種族に依存しない。

どれもこれも一定の性能は持っている。
玄人向けで扱いにくいが、いまでも使おうと思えばそれなりの働きは行えるクリーチャー達である。


補足

このクリーチャーが収録されたセットは極神編のパック。

この頃の背景ストーリーでは、ゴッドがフェニックスの粛清を開始し、不死鳥編時期のフェニックスは滅亡状態に陥った。
ナイトスクリーマーの能力にもその背景ストーリーでの状況が反映されており、能力でゴッドを対象に出来ないようになってしまっている。



Wiki篭りの観察眼に触れた項目は、その間違いを瞬時に追記・修正される事となる。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2023年11月27日 11:23