登録日:2020/01/11 Sat 01:04:09
更新日:2025/01/24 Fri 22:25:29
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概要
基本的なレアとして「コモン」<「アンコモン」<「レア」<「ベリーレア」<「スーパーレア」が存在。漫画や背景ストーリーの主人公に応じて、それらの上に「スペシャルスーパーレア」、「ビクトリー」、「レジェンドカード」、「マスターカード」、「キングマスターカード」、及びそれら以上の上位レアが加わる。
他、いわゆるパラレル仕様として
「カティノカード」→「
ヒーローズ・カード」→「ヴィジュアルカード」→「MODE→CHANGE」→「Dramatic Card」と変遷している。
そのほか「シークレット」仕様も存在する。
当項目では、ベリーレア~シークレット、そしてその他のレアリティについてを記述する。
各レアリティ解説
スペシャルスーパーレア
デュエル・マスターズにおいて、「コモン・アンコモン・レア・ベリーレア・スーパーレア」の枠組みから外れた上位レアリティの、記念すべき一弾にして最も影の薄いレアリティ。
該当するカードは覚醒編の番外編パックである「ドラマティック・ウォーズ」で目玉カードとして再録された《時空の火焔
ボルシャック・ドラゴン》/《勝利の覚醒者ボルシャック・メビウス》と《時空の封殺ディアス Z》/《殲滅の覚醒者ディアボロス Z》のみ。
デザインの特徴としては、カードの両面ともフォイル加工がされているというもの。それまでのスーパーレアのサイキッククリーチャーはフォイル加工が片面のみと考えると破格の待遇と言える。
覚醒編最後かつ勝舞編最後のエキスパンション収録という事もあるため恐らく後述する新レアリティビクトリーの試金石的なレアリティだったのだろう。
ビクトリーもしばらくの間は片面フォイルばかりで両面フォイルになったのはエピソード1終盤からなので逆に浮いてしまった感もあるが。
番外編パックにしか存在しない、該当カードが極端に少ない、再録でない(デフォルトがこのレアリティである)カードが無い、直後の弾でビクトリーが登場したといった理由から、このレアリティの存在を知っている人すら多くない悲しいレアリティである。
ただし、パック自体の販売数がそこまで多くなかった事に加えて封入率が低かったため流通数が非常に少なく、初版のシークレット仕様より希少だったりする。
名前に「スーパーレア」がそのまま入っているため、《
レアリティ・レジスタンス》の対象になってしまうと思われる。ただし、公式への裁定の確認があった痕跡は無い。その程度の扱い
というわけである。悲しい。
ビクトリー
スーパーレアの上位に位置するレアリティ。
略称は「VIC」。
デュエル・マスターズ発売から11年後に新たに制定されたレアリティ。
カードデザインの変更や漫画・アニメの主人公が切札勝舞から
切札勝太へと交代するのと一緒に追加された。
「ビクトリーレア」「ビクトリーカード」とも呼ばれる。
レアリティマークは、アルファベットの「V」。
フォイル加工はシリーズによって細かく違いがあり、
- エピソード1ではスーパーレアと同じ加工
- エピソード2ではビクトリーマークとカード名、パワーとマナコストおよびイラストの一部が金箔に箔押しされ、フォイル加工も≡V≡と浮かび上がるホログラムに。ただ、イラストにはホログラムが施されない仕様のせいでカードの全面がほぼイラストで占められている《勝利宣言鬼丸「覇」》等は最上位レアリティなのに全然光ってないように見える。
- エピソード3もほぼ同じ仕様だが、箔押しが金色に限らなくなった上にイラストの箔押し部分が増加。更にビクトリーにもシークレット仕様が登場。それもa・b・cの3種類があり、後者程封入率が低くなっている。シークレット仕様は第2弾までは箔押しの色とフレーバーテキストが異なるだけだったが、第3弾からはエフェクトの形状に変化が加えられており、フルフレームフォイルである事も合わせてド派手になっている。
- ドラゴン・サーガ〜ファイナル・メモリアル・パックでは概ねエピソード3の仕様と同じだがホログラムからVictoryの文字が消え、≡V≡のみになった(一部例外あり)。ファイナル・メモリアル・パックも仕様自体は同じだがイラストが明るくなって見やすくなっている。因みにダブルビクトリーもフォイルの仕様自体は同じである。
- 新章デュエル・マスターズ以降は箔押しも≡V≡アイコンホログラムも消滅、再録のフォイルカードに与えられる単なる縦線ホログラムになってしまった。
因みにどのカードにも「通常クリーチャーならカード名の間に、サイキック・クリーチャーならテキスト欄の下にビクトリーマークが印字される」という共通点があるが、一部のカードは通常クリーチャーなのに下部にビクトリーマークがあったりする。
封入率に至ってはエキスパンション毎に違いがあり、スーパーレア並みだったり、レアと同等だったりする。
最初に登場したDMR-01では3箱に1枚という低確率であったが、続くDMR-02・03では打って変わって封入率が高くなり、1箱買えばほぼ入っているという状況に。
以降は、スーパーレアよりやや低い封入率となった。
特筆すべき点として、ビクトリーはレアリティ自体に効果を受けることがあるというTCG全体を見ても珍しいレアリティであり、
またそのヒーロー性から非常に強くかっこよく設定される。
その中でも、「ビクトリーを山札からサーチ、または手札からコスト踏み倒し」できる高性能クリーチャー《希望の絆 鬼修羅》は長らく殿堂入りカードであった。
ちなみに、この鬼修羅のレアリティはスーパーレアとなっている。
だがこれが《
覇ァ!》を生み出してしまったり、
他方で《
鬼無双カイザー「勝」》みたいな残念なビクトリーや、デッキタイプが縛られすぎるビクトリーも存在するため賛否もある。
このビクトリーだが、エピソード1の頃は火文明多めながらも各文明に満遍なく出そうとしていた節があるが、エピソード2では火文明と無色にしか登場せず、以降は完全に火文明優遇で登場する方針になってしまっている。
そのため、基本的に火文明単色に多く、ついで多色(なかでも火文明複合が多い)と無色、闇文明単色の順で多い。
この方針の煽りを一番食らったのが自然文明単色。ビクトリー導入4年目でやっと追加されるという遅さ。
というか結局《
古代王 ザウルピオ》と《
侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》の
2枚しか出なかった。
しかもニガ=アブシュームは裏面が五色カードのため、実質純粋な自然単色ビクトリーはザウルピオのみである。
そのさらに上、後述のダブルビクトリーに至っては4枚しかなく、いずれもアニメの主人公・
切札勝太専用の切り札である。
明らかに子供の人気に合わせているレアリティである…。
2014年からは構築済みデッキが「スーパービクトリーデッキ」に名を変え、再録制限の明けたビクトリーカードが収録されるようになった。
非常に豪快かつヒロイックな能力を持ったカードが多く、今のところビクトリーで殿堂入り(1枚制限)されているカードもそれなりにあり、
プレミアム殿堂入り(いわゆる禁止カード)しているカードも少ないながら存在する。
また、そのレアリティの高さと強さ、そしてビクトリー登場と同時に制定された「デュエマゴールデンリスト」の存在もあって
シングルカード市場での初動価格が高騰しやすい。
《
ガイアール・カイザー》や《
覇ァ!!》、《
暴騰中5000YEN》がその顕著な例だろう。
ある意味、「デュエル・マスターズの
札束化を促進した罪深いレアリティ」と言えなくもない。
DMR-01からDMR-16真までの4年間存在し、DMR-17にて「レジェンドカード」がその地位を引き継いだ。
今後は、パックや構築済みデッキでの再録、大会優勝商品等での登場となる……と思いきや人気があるレアリティなためか定期的にこのレアリティの新規カードが登場しており、2023年には「大感謝祭 ビクトリーBEST」というこのレアリティをフィーチャーした特殊パックが発売された。
同パックではシークレット仕様として「レッドビクトリーレア」「ゴールドビクトリーレア」「ダイヤモンドビクトリーレア」という更なる派生レアリティが登場し、後者になる程封入率が低くなっており、人気のあるカードのダイヤモンドビクトリーレア仕様に関してはなんと数万単位で取引されている。
尚、自然文明はまた冷遇されており新規ビクトリーが6枚も登場したのに自然単色のビクトリーは1枚も収録されていない。水文明はようやくメインデッキに入るビクトリーが登場したと言うのに…一応多色では自然文明を含むビクトリーが登場してはいるがそれは他の文明にも言える事なので……
ダブルビクトリー
ビクトリーのさらなる上位に追加されたレアリティで、デュエマ史上最も高い位置に君臨するレアリティである。
略称は「WVC」。
当然、スーパーレアはおろかビクトリーよりも手に入りにくく、1箱ではなく1カートンに1、2枚とも言われる。
レアリティマークは、アルファベットの「V」が二つ並ぶ。
市場での価格も非常に高く、最初のダブルビクトリーである
ガイギンガに至っては、
初動で10000円越えしていたケースも確認されている。
そんな鬼畜封入率のレアリティなのにシークレット仕様も存在する。
当然値段は凄まじく、全盛期は余裕で10000円を超していた程だが、関連カードの規制による環境における需要の低下と再録で値段は暴落し、一時期は3000円前後まで落ち込んでいた。
が、近年ではシークレット仕様の中でも文字シクと呼ばれる仕様の需要が高まっており、やや高騰気味。
カードの特徴として、カード名の間とマナのあった位置の両方にビクトリーマークが入っている。
唯一の通常クリーチャーである《
超戦龍覇 モルト NEXT》の場合、下部のビクトリーマークにマナを表す数字の1が入っている。
恩恵は低いものの、分類上はビクトリーにカテゴライズされるため、ビクトリーサポートを受ける事が出来る。
DMR-13、DMR-15、DMR-16極、DMR-16真の4エキスパンションでのみ登場しており、下記の4枚が存在している。
見て分かる通り、全て
火文明のカードである。
そしてそのうち3枚が
ガイギンガ系、残り1枚は
モルト君の最終形態である。
もはやビクトリー以上に子供の人気…というか主人公である
カレーパン馬鹿のために用意されたカードである。
実際、漫画・アニメ共に
全てのカードを手に入れている。
なお、2014年度の「ドラゴン・サーガ」から登場したレアリティなのだが、
その翌年の「革命編」から早速「レジェンドカード」に取って代わられることになってしまった。
今後新しいダブルビクトリーが登場する可能性は低いと思われ、実際にちょこちょこ新規が出ているビクトリーと異なりこちらは新章以降一切新規カードが登場していない。
あの「
カオスな闇鍋パック」のような拡張パックが出てくれば新規のビクトリーやダブルビクトリーが登場する…かもしれない。
尚、上記のカードは全て何度も再録されたためバージョンにこだわらなければ2024年現在では安価で手に入る。
レジェンドカード
DMR-17より、ビクトリーに代わって制定されたレアリティ。
略称は「LEG」。勝太時代のカードでは型番に「LC●/●」表記がされており、当wikiでもその表記となっているが、主人公がジョーに交代した後の「ゴールデン・ベスト」での再録を経てレアリティ表記が文字になった為にこのような表記となった。
「レジェンドカード」が正式名称なのだが、専ら「レジェンド」「レジェンドレア」の通称で呼ばれている。
Q.伝説って?→A.レジェンドだぁ!
レアリティマークとしては、アルファベットの「L」が印字される。
カードの特徴として、カード全体に大量の小さい丸粒が光るフォイル加工がされており、イラスト枠の右下(テキスト欄の右上)にレアリティマークと「LEGEND」が箔押し加工されている。
レアリティのマークは八方向に伸びた歯車のような形をしており、カード枠が文明の色となっている。
また、初めて「イラスト背景がなく、白一面の中にクリーチャーのみが描かれている」というイラストとなっている。
現状では
火文明と
光文明に最も多く存在し、次いで多いのが
多色カード、その次に
闇文明・
水文明ときて、
自然文明に至っては1枚も無かった。
一応、多色カードに自然文明が辛うじて含まれているとはいえ余りにもあんまり過ぎる対応である。
自然文明が何をした
なお、革命ファイナルまでは
無色も1枚も無かったが、ジョー編が始まって3年目、
超天篇の特別パック、DMEX-06「絶対王者!デュエキングパック」に《
ブラッキング・ザ・ジョニー》が初の無色レジェンドとして登場した。
自然文明はレジェンド実装から8年経過したアビス・レボリューション期の特別パック、DM23-EX2「頂上決戦!!デュエキングMAX2023」に収録された《
禁断樹幹 WO-ZERO》にてようやく登場。これにて無色含む全文明のレジェンドが揃ったことに。
ビクトリーの後続ということもあり、封入率は低い…と思いきや、なんと1BOXに2枚、時には1BOXに3枚入っているという破格の封入率である。
低年齢層、高年齢層問わず、この仕様は非常にありがたいだろう。
その為か、スーパーレアである《メガ・マナロック・ドラゴン》や《S級宇宙 アダムスキー》、《禁断の轟速 レッドゾーンX》目当てで剥いたら、
《燃える革命ドギラゴン》やら《極まる侵略 G.O.D》やら《伝説の正体 ギュウジン丸》やらがポンポン出てくるというのは良くある事。
レジェンドカードにはハズレア的な残念カードが無いのが救いか。
こういった仕様だったせいか再録される際の扱いは結構まちまちで、スーパーレアと同等の封入率にされる場合もあればベリーレアと同等の封入率にされたりもする。
恒例のシークレット版は3種類ずつ存在する。一つは全身が黄金に輝くバージョン、一つはエフェクトが派手になり文字が書かれたDramatic Cardバージョン(ただし、DMR-19からはこのバージョンはなくなった)。
そしてもう一つがSD体型にデフォルメされたバージョンである。
凛々しい姿の《燃える革命 ドギラゴン》やスタイリッシュなカッコ良さを持つ《轟く侵略 レッドゾーン》、主人公勢の仲間だとは思えない程に禍々しい見た目の《魔の革命 デス・ザ・ロスト》ですら、可愛らしい姿となっている。
このSDバージョンは好評だったのか、DMR-19からは前述のDramatic Cardバージョンに代わり、全身が黄金に輝くSD体型バージョンが収録されるようになった。
革命ファイナルでは黄金SD体型シークレットは廃止され代わりにメタリックに輝くシークレットが登場している。
ただし、最終弾のみSD体型シークレットは存在せず、代わりにリアル体型の別イラストが《龍の極限 ドギラゴールデン》にのみ採用されている。
革命編から革命ファイナルに掛けて2年間用いられたが、
2017年度の新シリーズからはマスターカードにチェンジとなった。
禁断レジェンドカード
DMR-19で新たに登場した、レジェンドカードの特殊版。通称「禁断レジェンド」「禁断のカード」。
略称は「KDL」。
レアリティマークは禁断文字の「X」が使用されている。
「カードの枠が文明の色」「背景が白」といった基本的なフォーマットはレジェンドカードと同じだが、禁断レジェンド独自の仕様として、カード枠に禁断文字が書かれているという点と、レジェンドカードでレアリティマークと「LEGEND」という文字が書かれていた場所に禁断文字で「XLGND」が箔押し加工されているという点が挙げられる。
封入率はレジェンドカードとは打って変わり、かのダブルビクトリーとほぼ同等という圧倒的低さを持つ。
現在、このレアリティに該当するのは《
禁断~封印されしX~》/《
伝説の禁断 ドキンダムX》のみ。
一応、2体目の禁断クリーチャーである《
禁断機関 VV-8》のレアリティマークも禁断レジェンドになっているのだが、封入率及びナンバリング、ジョー編以降に再録した際のレアリティ表記ではレジェンドカード扱いとなっている。
もしかしたら、禁断レジェンドカードとはレアリティではなく禁断クリーチャーに与えられる称号なのかも知れない。
シークレット版は、どちらもカード名からテキストに至るまで全て禁断文字で書かれているという仕様になっている。
禁断文字はアルファベットが適用されているため、当然テキストは英語で書かれている。そして、この禁断文字verも公式大会で基本的に使用可能となっている。
勿論、対戦相手がカードの情報を知らないからと言って嘘をつくのはご法度である。また、大会主催者の判断で使用を禁止にされる場合もある。
元々封入率の低い禁断レジェンドのシークレットとあって更に封入率が低く、流通数が非常に少ない上にカードの仕様上傷が付きやすいため美品ならば2024年現在でも8000円以上する高額カードである。
ちなみに、前述のダブルビクトリーが主人公・切札勝太の切り札ばかりであったのに対し、禁断レジェンドカードは全て彼のライバルである赤城山バサラ及びその右腕であるNo.2の切り札となっている。
最終禁断レジェンドカード
革命ファイナル最後のエキスパンションであり
勝太編最後の通常エキスパンションでもある
【DMR-23「革命ファイナル編 最終章 ドギラゴールデンVSドルマゲドンX」】に収録された、勝太の宿敵・
赤城山バサラの最強最後の切り札にして革命編~革命ファイナル編の背景ストーリーにおけるラスボスである
《
FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》/《
終焉の禁断 ドルマゲドンX》のみに許されたレアリティ、
それが
最終禁断レジェンドカードである。
略称は「FFL」。禁断レジェンドは日本語名を略したものだったのに対し、こっちは英語で略している(「
Final
Forbidden
Legend」。)
フォーマットは禁断レジェンドカードを基準にしており、名前やレアリティマーク、イラスト枠右下の「XLGND」の禁断文字「X」が《FORBIDDEN STAR~世界最後の日~》を模したフォントに変更されている。
ただ、シングル市場においては5枚一組ではなく一枚一枚バラ売りされている事もあるため、シングル買いする場合(特にネットオークション等)には注意が必要。
なお、名前からして封入率は禁断レジェンドカードよりも高そうだが、実際には禁断レジェンドカードとほぼ変わらない。
むしろ、シークレット版に関しては禁断レジェンドカードのシークレット版よりも封入率が高いという良心的なものとなっている。
マスターカード
新主人公・
切札ジョーと共に始まった新たなデュエル・マスターズに併せて登場した最上位のレアリティ。
略称は「MAS」。
派生として「マスター・ドラゴンカード(MDG)」、「マスター・ドルスザクカード(MDS)」、「マスター・ハザードカード(MHZ)」「マスター・ゼットカード(MSZ)」が存在するが特定の種族を持っている事を示しているだけでカード自体の仕様や
ゲーム中の扱いに違いはない。また、呪文版として「マスター必殺カード(MSS)」も存在する。
背景ストーリー及び漫画・アニメにおける重要なキーワードとなっている「デュエルマスター」にちなんだ名称だと思われる。
なお、一部のカードショップでは「マスターレア」という名称を使っているが、マスターレアはバトルスピリッツにて用いられているレアリティであるため、この呼称は間違いである。
これまでのレアリティと異なりレアリティマークは無いが、代わりにレジェンドカードで「LEGEND」と書かれていた箇所に「マスターエンブレム」と呼ばれるマークが金箔で印刷されている。
カード全体の仕様としては、レジェンドカードを基準に新枠フォーマットを適用し、イラストの各所や外枠に金箔加工を施した重厚且つ豪華なものとなっている。
ビクトリーやレジェンドでは自然文明のカードが少な過ぎた事の反省としてか今回は自然文明に多く振り分けられており現状7種類とダントツ。
次いで光、火となっており意外と主人公が使う無色には振り分けられている数が少ない。(とはいえ火と自然のマスターカードに主人公のエースが選ばれている。)
因みに今回冷遇されているのは水文明でなんと新章の展開が始まって3年目になるまで1枚もマスターカードが存在しなかった。
封入率はレジェンドカードの仕様を採用しており、「1BOXに2枚封入確定」という親切仕様である。
そしてスーパーレアの方が狙ったカードを当て辛い、という仕様も続投
シークレット版は3種類ずつ存在する。一つはスーパーレアのシークレットと同様に全身がメタリックに輝くバージョン、二つ目はイラスト違いのバージョン、三つ目は「メタリック仕様」と「イラスト違い仕様」の複合バージョン。
後者になればなるほど封入率が低くなり、その分価値も高くなるが一部のマスターカードはシークレット仕様が存在しない。
DG
DMRP-03のみに登場する、《DG 〜ヒトノ造リシモノ〜》専用のレアリティ。一応マスターカードの派生レアリティ。
略称はそのまま「DG」。
マスターカード同様、全体的に金箔加工がなされている。
キングマスター
十王篇よりマスターカードに代わって登場したレアリティ。パッと見マスターカードの上位に聞こえるがそんな事は無い。
略称は「KGM」。
左右の枠は、そのカードの所持している文明色の格子模様。上下に翼の様な模様、そして上側に王冠をあしらった、「キング」の風格を漂わせる豪華仕様。
ストーリーの都合上、各色に満遍なく割り振られてはいるが、やはり火文明は多め。まあデュエマじゃいつもの事である
十王篇時点では2色レインボーのみだったが、王来篇にて単色と3色レインボーが登場した。
注釈で軽く触れた通り、十王篇のキングマスターカードのシークレットはパックそのものが内容固定になっており、その弾に収録された同じチーム、王国のお供達のシークレット仕様も同時に封入されている。
王来篇ではシークレットの仕様が変更され、新たに導入された20thレア(通称A版)と更にその上位レアリティの20thSPレア(通称B版)が従来のシークレットに相当するようになった。
……だが、これが結構曲者で、まずキングマスターカードのシークレット仕様は20thSPレアと更に上位の20thSPゴールドレアにしか存在しない。
そして20thレアが存在するカード全てに20thSPレアに存在し、更に20thSPレアの封入率は箱1とされている。
つまり、とんでもなく封入率が低いため、キングマスターカードの20thSPレア版は概ね1枚3~4000円以上とおしなべて高額。人気があるカードは更に値段が上がる。
批判が多かったためか王来MAXで20thSPレアは元々のレアリティがスーパーレア以上のカードに存在するように限定され、クリエイターズコラボカードも別口で封入されるようになる等改善が見られた。シリーズが移行して20thレアが廃止されたゴッド・オブ・アビスでもこの仕様が踏襲された。
だが、アビス・レボリューションではVR以下のレアリティのシークレットレアにもSP仕様が存在するという王来篇に近い仕様に戻っていたりする。
大先生レア
3枚に共通して、DM歴代主人公とその切り札クリーチャー
勝舞の切り札はボルシャックだろと突っ込んではいけないが描かれており、カードの縁が金色に箔押しされている。そして、名前の通り(再録を除き)イラストレーターは
松本しげのぶ大先生。
封入率は一箱につきどれか1枚であり、それ故にカツキング以外が出た時の絶望感は凄まじかった。
KGR
月刊コロコロコミック2022年1月号付録のプロモカード《新世界王 ヴォルゼオス・バラモルド》のみがもつ謎のレアリティ。
上記の「KGR」もカードのレアリティ欄に記載されている略称を便宜上記載しただけで、正式名称すらも不明。
オーバーレア
新主人公・
斬札ウィンの登場とともにキングマスターに代わって登場した最高レアリティ。通常パックの最高レアリティとしては初めて「レア」という名称が用いられている。
略称は「OR」。
カード全体の仕様としてはマスターカードやキングマスターカードと同様に専用フレームと箔押しがされており、これまでマスターエンブレムがあった場所に火のようなマークとそれに重なるように「OVER」と箔押しで記されている。
また、アビス系のカードのみ箔押しが紫色。
毎度お馴染みのシークレット仕様も存在するが、封入率等は王来篇のキングマスターと変わらないので割愛。
王来篇から続いていた看板クリーチャーのSPゴールドレアは王道篇から廃止された。
ドリームレア
王道篇より登場した新レアリティ。略称は「DMR」。
公式から「デュエマの歴史を代表するクリーチャーから選ばれている」と明言されている通り全て既存のクリーチャーのリメイクで、王道篇からの新能力「ハイパー化」や「ハイパーエナジー」等を持つようになっている。
カード全体の仕様としては背景無しのフルフレームイラストかつエフェクトに箔押しがされており、
ダイヤモンド加工がされたDREAMの文字が浮かぶようになっている。
更に変わった特徴として
「自分の同名ドリームレアは2つ以上出ない」という
レアリティそのものに特殊ルールが設けられているのが特徴。
恐らくは兄貴分である
Magic the Gatheringのレジェンドルールが元ネタだが、こちらは特定状況下で同名クリーチャーが並んでも片方墓地送りにされたりする事は無く、ちょっと緩め。
他の特徴としては封入率が低いという所があり、例えば初めて登場したドリームレアである《蒼き王道 ドギラゴン超》の封入率は3箱に1枚と最初期のビクトリーと同等の封入率であり、プレイヤーを震撼させた。
続く第2弾で《聖霊超王 H・アルカディアス》は2箱に1枚と封入と若干改善し、以降のドリームレアもこの仕様がスタンダードになったが、オーバーレアが1種類しか存在しなくなったのでなんか損している気がしないでもない。
そんな封入率なので《ドギラゴン超》は初動7000円前後というとんでもない値段で取引されたが、ぶっちゃけこれは上述した同名ドリームクリーチャーは2つ以上出せないというルールが周知されていなかった部分も大きく、周知されて以降はおよそ2000円前後で取引されている。
ただ、上述した値段や封入率は通常版に限った話。従来レアリティと同じようにドリームレアにもシークレット仕様が存在しているのだが、3箱に1枚なんてレベルではなく、公式の言及では「各都道府県に数枚あるぐらい」と語られており、プレイヤーの推測ではおよそ900カートンに1枚程ではないかと考えられている。
そんな有り様なので値段もとんでもなく、余裕で1枚10万オーバー。
因みにシークレット仕様はイラストのみならずエフェクトもド派手なものに変更されているが、派手過ぎてテキストが見えなくなっているのが特徴。
まぁ現物を見れる事自体ほぼないであろうカードなのでトラブルになる事は余りないだろうが。
尚、DM24EX-22に収録されたドリームレアのシークレット仕様は通常弾収録のドリームレアよりも多少封入率が上がっているようで、通常弾収録のものと比べると値段はやや落ちる。それでも非常に高価だが。
スーパーレア
デュエマ最初期より、最上位のレアとして設定されていたレアリティ。
ビクトリーやレジェンドカードの存在する今尚、高レアとして多くのデュエマプレイヤー達の羨望の的である。通称「スーレア」。
レアリティマークは、真ん中のみが白い黒十字。
略称はもちろん「SR」。
最初期から現在に至るまで、フォイル加工が何度も変更されており、
再録された時期によっては同じカードでもフォイルに違いがあるため、見比べてみるのも楽しいだろう。
公式もこのことを察していたのか、『スーパーレア100%パック』ではこれまで登場した様々なスーレアのフォイルがランダムにカードに設定されていたりする。最新のカードが昔のフォイル加工をされていたりするその光景は、長年プレイしてきたプレイヤーにとっては感慨深いものがある。
もっとも、このパックは半分ぐらいが「なんでコイツが入ってるんだよ…」というのばっかりだが
因みに歴代フォイルパターンは以下のようなもの。
+
|
長いので折り畳み |
- 記念すべき第1弾からDM-07まで使われた最初期のシンプルなホログラムフォイル。ぶっちゃけこの加工はベリーレアと区別が付かないというプレイヤーが多かったためか、短期間しか使われていない。
- 一応当時のベリーレアと異なり、クリーチャーのイラストが白いオーラで縁取られてテキスト欄の文明マークも光り、光り方もやや白みがかっているという違いがある。
- DM-08〜DM-21まで使われた花火やダイヤモンドカットのようなホログラム加工。初期のブームを彩った加工なので馴染み深い古参プレイヤーも多いのではなかろうか。人気があったのか極神編からベリーレアの加工として復帰し、そのまま覚醒編まで使われた。
- DM-22〜DM-29まで使われたたくさんの粒々が並んだホログラム。何か問題があったのか比較的短期間しか使われていないが、《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》等有名なカードに使われていたフォイル加工なので意外と知名度は高いかもしれない。
- DM-30から勝舞編最終弾であるDM-39まで使われたメタリック調の加工。カード全面にメタリックな加工が施された上に波打つような模様とデュエマのアイコンが浮かぶホログラム加工が施されたド派手な加工。人気のある加工だが傷が目立ちやすいという欠点がある。
- 勝太編スタートのDMR-01からドラゴン・サーガ最終弾であるDMR-16まで使われたメタリック加工。基本的には覚醒編までの加工と同じだが、ホログラムが縦に線が入ったようなものに変更され、更に輝きが増した結果マジでギンギラギンに光るのが特徴。本当に良く光るので照明によっては服に光が反射したりするので使う際は必ずスリーブに入れよう。
- 革命編スタートのDMR-17から勝太編最終弾のDMR-23まで使われたフルフレームフォイル。デュエマのアイコンに変わってSRと浮かび上がるようになり、ホログラムも波打つようなものに変更。
光り方も大人しくなった。
- ジョー編スタートのDMRP-01からジョー編最終弾のDMRP-22まで使われたフルフレームフォイル。フルフレームフォイルなのは以前のものと同じだが、ホログラムが十字に「DUELMASTERS」と書かれたものに変更されている。5年の間も使われており、2024年時点だと歴代最長の加工である。
- ウィン編スタートのDM22-RP01から現在に至るまでに使われているフルフレームフォイル。デュエマのアイコンの四方を「DUELMASTERS」の文字で囲んだホログラムの上から光の粒子のようなホログラムが重ねがけされている。
|
また、スーパーレアの特徴として、クリーチャーがイラスト枠をハミ出して描かれている。
最初期こそはやや大人しめであったが、戦国編辺りから自重しなくなった。他TCGでは考えられないフォイルが派手すぎてテキストが読めない、あるいはイラストが枠をはみ出しすぎて一部のテキストが隠れている、種族の表記が右や左にずれている…などなど。いいぞ、もっとやれ
そして、遂に開き直ったのか、
革命編で全てのスーパーレアがフルフレームフォイル加工されるに至った。
現在は、スーパーレアに限らず他のレアリティでもイラスト枠をブチ抜くカードが存在するものの、今尚この派手さはスーパーレアの魅力となっている。
カード性能としての特徴は派手だったり個性的な能力を有するものが多いという点か。
「他に類を見ない、独特または唯一の能力を持ったカード」や「既存の能力を多く兼ね備えているカード」というものがほとんどである。そのため、スーパーレアを引き当てた多くのデュエマプレイヤーが「このカードを中心にどんなデッキを組もうか」と胸躍らせるのである。
うん、寸前じゃなくて正真正銘ぶっ壊れてるのもあるね。
逆に、強いカードばかりだけではなく、スーパーレアには
デュエル・マスターズ七英雄の4体を始め、さまざまな残念カードも名を連ねていたりする。
DM-07にいたってはスーパーレア全部がハズレ、DM-24も殆どハズレに近いという酷い話である。
これは、「希少な能力だけど、
独特すぎて使い道がない」「専用デッキ組めば強いけど、それだったら
他のカード使った方が早いし強い」「能力は多いけど、それらが全然
噛み合ってない」という事態が発生するためである。
あと、「これ絶対、開発陣が調整間違えただろ」と思える
普通に弱いカスレアも稀によくある。
これだけ見ると当たり外れの激しいレアリティに感じるが、その多くは適正な強さを持ったカードなので心配はない。ハズレアやぶっ壊れのインパクトが強すぎるだけである。
強いカードとハズレアが混在しているという、もっともカードパワーの落差が激しいレアリティであり、「レアリティの高さがカードの強さに直結しない」という事を教えてくれるある意味非常にありがたいレアリティとも言える。
前述した通りDMC-67及びDMC-68のみ、「スペシャルスーパーレア」というスーパーレアの上位に位置するレアリティが存在する。後のビクトリーカードの原型と言えるだろう。
ベリーレア
スーパーレアの次に高いレアリティのカード。
黒丸に白い星、というのがレアリティマークとなっている。
略称は「VR」。ビクトリーカードとの混同に注意。
光り物なのでカードパワーが高いものが多いが、スーパーレアに比べると派手さに欠け、また、最上位のレアリティではないため初心者からはスーパーレアよりも軽んじられることもある。
ベリーレア「レアリティの高さの違いが、カードパワーの決定的差ではないということを・・・教えてやる!」
まあ、ハズレアもそれなりにあるんだけどな!!
封入率は比較的緩めに設定されているのでとんでもなく高騰するという事は少ない。
流石に環境デッキに複数枚必須となるとそこそこの値段にはなるが。
長らくの間、ベリーレアは一部のカードを除いて基本的にはカードの枠の中にイラストが納まっていたが、レアカードの派手さが日増しに加速していく現状を考慮したのか、
革命編でイラストがカードの枠組みを超えるに至った。
要するに初期のスーパーレアのような感じになった。このことに嬉しく思うプレイヤーは少なくないだろう。
シークレット
DM-24(極神編最初のエキスパンション)の《ボルメテウス・武者・ドラゴン》から導入された、特殊なレアリティカード。シークレットが入っていないエキスパンションも存在する。
レアリティマークは○に漢字の「秘」が入る、いわゆる「マル秘」マーク。
シリーズによって仕様が変わっていっており、初期からドラゴン・サーガ辺りまではそのエキスパンションの目玉カードである最上位レアの特定のカードのアルトアート版となっており、中にはフレーバーテキストが変わっているものもある。また、エフェクトが非常に派手になりカードを切り裂いてカードの裏面が見えていたり、噴出す炎がテキスト欄を焼き焦がしていたりするものもある。一部はそのせいでテキストが読み辛くなっているという事態も。
例外的に、DM-28の《
不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》とDM-30の《
戦極竜ヴァルキリアス・ムサシ》のみ、ベリーレアでありながらシークレット版が存在している。このヴァルキリアス・ムサシは、エキスパンション収録カードで現状唯一の「ヴィジュアルショック・シークレットカード(遊戯王で言うところのホログラフィックレア)」仕様となっている。
エピソード2では、なんとシークレットにしか存在しないカードが収録されるようになった。幸いにも、封入率はベリーレア程度で、極端に強力なカードも少ないためシングル価格もそんなに高くなく、入手難易度は言うほど高くないのが救いである。
エピソード3では上述の通りビクトリーにもシークレット仕様が登場。ナンバリングが後になる程封入率が低くなるが、同時に加工が派手になっていき、中々カッコいい。
ドラゴン・サーガでは一部シークレット版がDramaticCard仕様になっており、文字シクと呼ばれ非常にカッコよく評判が高い。封入率が低いので値段も高いが
革命編ではシークレット仕様は3種類のままだが、一部の仕様では上述したように別イラストが用意されるようになり、革命編ではSDキャラ仕様。
新章以降では仕様が刷新され、最高レアリティのみならずスーパーレアにもシークレット仕様が登場。最高レアリティカードのシークレット版にはアルトアートや構図が同じSDキャラ仕様ではなくシークレット版限定の別イラストが用意されるようになった。また、シークレット仕様の種類も超天篇からは1種類のみに戻っている。
更に十王篇からはコモンアンコモンレアまでの光っていなかったレアリティにもフォイル加工が施されたシークレット仕様が登場し、ここからシークレット版のカードは通常版とはイラストが異なり通常版が光っていないカードでもフォイル加工が施されるという仕様が定着するようになった。
因みに十王篇のみ他のエキスパンションとは異なり、1つのパックにシークレット版のカードがまとめて収録されるという変わった仕様になっていた。
王来篇では名称を20thレアと20thSPレアに変更されて実装……されたが仕様の問題点に関しては上述した通り。ゴッド・オブ・アビスからはシークレットレア、シークレットSPレアと名前を変えつつも仕様は踏襲され、アビス・レボリューションまで続いた。
王道篇からは更に仕様変更が加えられ、シークレットレアに箔押し加工が施されるようになりシークレットSPレアが吸収される形で廃止、シークレットレアには今シリーズから登場した新能力ハイパー化を持つクリーチャーのみで構成するという方針になったためハイパー化を持たない新規カードのシークレット版は銀トレジャーというこれまで再録カードに与えられていた枠に移行している……が、第3弾になるとハイパー化を持つクリーチャーが収録されていない事もあり再び仕様変更が行われ、アビス・レボリューションまでと同じくオーバーレアとスーパーレアの全てとそれ以下のレアリティの一部から選抜という形に戻り、銀トレジャー枠での新規カードの収録は廃止された。
エキスパンションによっては、シークレット版が複数存在したり、特定のカード複数枚にそれぞれシークレット版があったりと、コレクター泣かせのレアリティである。
因みに《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》と《邪眼皇アレクサンドルⅢ世》の2枚と十王篇のキングマスター(一部除く)は珍しい事に通常弾と特殊弾のそれぞれでシークレット仕様が存在している。
レアリティ無し
その名の通り、「レアリティ分類がなされていない」カードの事。
主にプロモーション・カードや構築済みデッキの目玉カード、
ブラック・ボックス・パック、
超ブラック・ボックス・パックといった特別拡張パックの一部のカードが該当する。
当然、「レアリティ無いから希少価値は低い」ということは無く、当然レアリティ無しでもスーパーレアやビクトリー並みかそれ以上に希少価値が高いカードも少なくない。
特に有名なのが、シングル市場がデュエマ史上類を見ない高騰を見せた《
ニコル・ボーラス》だろう。
因みに本wiki含め、多くのサイトでは便宜上「P」と表記される。
再録される際には、多くの場合レアリティが割り振られる。
C.C.系
コモン・アンコモン・レアのうち、通常版とは異なりフォイル加工がなされているカード群の事。各エキスパンション毎に、決まった数種類のカードが選ばれる。
開発陣の一人であるチャーリー・カティノ氏がお勧めするカードが由来……と解説されているが、登場した時期がサーチ行為が問題になり始めた時期だったためサーチ対策ではないかとする説も。
革命編ではレアリティの封入率が見直されたために廃止された。
- 極神編にて、始めて登場。イラストの右下に「C.C.」というエンブレムが印刷されている。これは『カティノ・カード』または『カティノズ・チョイス』の略称とされている。
決して「シーツ―」や「ち〇こちっちゃい」の略称ではない
- 戦国編~神化編では、『ヒーローズ・カード』として登場。イラストの右下に「h.c.」というエンブレムが印刷され、漫画版デュエル・マスターズの登場人物のイラストが追加されている。
後のブラック・ボックス・パックや超ブラック・ボックス・パックにも収録された。超BBPでは、VSRのキャラクターがアニメ版イラストで追加されている。
- 覚醒編では『ヴィジュアルカード』が登場。イラストの右下に「V.C.」エンブレムが印刷され、イラストには派手なエフェクトが追加されている。
一部はイラスト自体が枠からはみ出しており、一見するとスーパーレアかと勘違いするようなものも。ただしこれのみ他のカードと異なりフォイル仕様ではなくラミネート仕様になっている。
- エピソードシリーズには『MODE→CHANGE』として登場。イラスト右下に印刷されるエンブレムは、そのまんま「MODE→CHANGE」。基本的にはヴィジュアルカードと同じだが、一部のカードはイラストの色が変わっているものもある。
- ドラゴン・サーガに登場したのは『Dramatic Card』。イラスト右下に「Dramatic Card」と印刷されている。イラスト自体に変化はないが、効果音や台詞と思わしき文字が大きく印刷されているのが特徴。
- 革命ファイナルにて発売された特別拡張パック「輝け!デュエデミー賞パック」では『GRAFFITI CARD』が登場。いわゆる再録&アルトアートカードなのだが、なんと各イラストレーターが自身のTwitterにて公開した拡張パック発売記念イラストに加筆・修正したものがカードイラストとして採用されているというもの。
特に目を引くのが、アニメでの使用者であるルシファーがイラストに登場している、中村エイト氏の《ミラクル・ストップ》、全てのイズモ君が炬燵を囲んでまったりしている、かわすみ氏の《プロジェクト・ゴッド》。
- 同じく「輝け!デュエデミー賞パック」に収録された『アワード受賞カード』は、公式サイトで行われた「デュエデミー賞選考会」という投票企画にて、【人気カード・パワーアップ部門】での5部門で優勝したカードと、【人気カード・スタイルチェンジ部門】での5部門で優勝・準優勝したカードに送られる栄えあるレアリティとなっており、カード枠の右下あるいは左下に「Duedemy Awards」という勲章が刻まれている。
ウルトラゴールデンカード
略称UGC。
デュエル・マスターズ15周年記念パックであるDMEX-01「ゴールデン・ベスト」から登場したレアリティ……というよりも再録枠に与えられている仕様。
元ネタはMTGのマスターピース。
あくまで仕様の一つなのでこの仕様のビクトリーやレジェンドカードもあれば同じ仕様のコモンも存在する。
マスターカードのようにカード枠やイラストが金箔で縁取られており、全てフルフレームイラストになっているので見た目が非常に派手になっており、一部の全身イラストが存在していなかったカードは新たに描きおろされている。
ただし、通常のフォイルカード以上に反りやすかったり見た目が派手過ぎるのでデッキに投入すると存在が浮き、美観を損ねやすいのでこの仕様のカードを使わない人も多い。
基本的に収録されている他のカードと相性の良いカードや高騰している過去の強力カードから選出され、特に《ニコル・ボーラス》や《
偽りの王 ヴィルヘルム》の再録は大きな話題になった。
……実際の所かなり当たり外れの波が激しい枠であり、上述の2枚のような高騰しているカードばかりではなく《
フェアリー・ライフ》や《狂戦士 ブレイズクロー》といった今まで何度も再録されているカードも同時に選出されている事が多く狙ったカードを当てるのは至難の業。
封入率はDMEX-01の時のみ1箱に2枚のランダム封入でDMRP-05以降は1箱に1枚となっているが、一部のカードには封入率操作が行われているようで上述したヴィルヘルム等は封入率が1カートンに1枚になっているようで結局値段は殆ど下がる事もなかった。
それでも貴重な絶版カードの再録や今までフォイル仕様が存在していなかったカードのフォイル化等も相俟ってプレイヤー達からは概ね好意的に見られており、事実この枠を取り入れた双極編からは売り上げを大きく伸ばしている。(カードパワーがかなり高くなったエキスパンションシリーズだったのでそれ以外の理由もあるが。)
一部の例外を除いてこの枠に選出されているカードにはエキスパンションマークが施されておらず、2ブロック大会では使用することはできないようになっている。
余談
2016年1月「超ブラックボックス・パック」にて効果の対象にレアリティを参照する呪文《レアリティ・レジスタンス》が登場。
具体的には、バトルゾーンにあるベリーレア・スーパーレア全てをバトルゾーン・マナゾーンから山札に戻すという、ネタカードとは思えないぐらいに強力且つ恐ろしいカード。
ビクトリー以上には触れないあたり、所詮はコモン・アンコモンという悲しさを感じる1枚。
また、レアは双方の争いを黙って見ているらしい。なかなか強かな奴である。
追記・修正をお願いします。
最終更新:2025年01月24日 22:25