レボルト/ダークケルベロス

登録日:2015/02/05 (木) 22:54:08
更新日:2022/12/08 Thu 23:29:21
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あァ…これは俺の趣味だ。

何もできずに滅んでいく様を見るのは

実に気持ちがいい!



CV:緑川光
マジンボーン』の登場人物。

ネポス・アンゲリス評議会の一員。ダークケルベロスの装着者であるエクェス(戦士)。

初登場は第25話「ケルベロス」、ダークグリフォン(CV:小西克幸)がコアとなっていた星を1人でズタボロに壊滅させる。その後は宇宙空間でダークグリフォンと戦いボーンクラッシュさせ、ひとつの惑星を消滅させるという派手な登場をした。

ドラゴンボーンの回収任務を任されていたクルード/ダークワイバーンの度重なる失敗をネポス評議会で追求し、失脚させる。
そしてクルードに代わり、自身がドラゴンボーン回収の総責任者の座につく。

第28話「クーデター」にてネポス本星のコアボーン適合者であるシュトルツ/ダークフェニックス(実質ネポス・アンゲリスのトップ)から娘リーベルトのドラゴンボーン回収失敗、裏切り疑惑を持ち出し、強引にボーンの没収を通達、これを拒否したシュトルツと宇宙空間にて決闘を行った。
この回は小惑星規模の時間制御を可能とする時間属性のダークフェニックス数光年先まで影響を及ぼせる空間転移力を持つダークウロボロスの力を借りて撃破する、という無駄にインフレした展開となっている。

後に地球に襲来した際は、降臨した衝撃だけで関東一帯が停電、さらに適当に放った雷撃で山が消し飛ぶ等なかなかド派手なことをやってのけた。
専用のバトルフィールド「リベレーション・コクーン」が無ければ地球はどうなっていたのだろうか…。

シュトルツを倒した後に彼と古参のクルードの不在を理由にネポス評議会臨時議長に就き、評議会の掌握に成功する。

●人物

冒頭のセリフから察せられる通り、生粋のサディストである。
本来なら星の核であるグリフォンボーンをクラッシュさせるだけで任務が完了するところ(コアボーンのクラッシュにより星共々そこに生きる民は苦しまずに消滅できる)をわざわざ苦しむ姿を見たいがために自らの手で虐殺している。
殺戮を楽しむその思考は、クルードらから「エクェス(戦士)の誇りはないのか」と非難された。
クルードからボーンカードを召し上げたり、フェニックスボーン強奪の罪を被せるなど狡猾な一面も持つ。
また、魔神に対しては反骨精神剥き出しであり、「気まぐれの魔神」と呼んで憎んでいるような素振りすら見せている。宇宙を創造した「始まりの魔神」を絶対の存在として信仰し、その意志を遂行するネポスの戦士としては異端であり、自分の意志に従って行動している。

その行動については今だ謎が多いが自身の行動はすべて始まりの魔神の意思だと告げ、それを口実として議会でもやりたい放題の振る舞いをしている。シュトルツやクルードの一派から言わせれば虚言であり、星の核となる幻獣系の中で更に神に認められた最強のボーン、グリフォン、フェニックス、そしてドラゴンを揃えることで何らかの目的を果たそうとしている。
レボルト曰く議会の掌握はその足がかりにすぎないとのこと。

●真の目的

謎の多い彼の行動目的は、ネポス・アンゲリスの民の自由を奪っている「始まりの魔神の排除」である。一見すると、支配からの脱却を目指すまともな動機に思える。
しかし、彼の野望は実はさらにその上を言っていた。なんと、その真の目的は「世界そのものを破壊することで始まりの魔神を排除し、自分が神として成り代わろう」としていたのである。
これを実現するためには終焉の結と呼ばれるラインを、星の核として選ばれたボーンで組むことを要求される。
ただしこのラインは宇宙を一度消滅させる=リセットであり、劇中の言動から見るにラインを組むレボルト以外の存在は生物だろうが星だろうが全て抹消されることになるため、禁断のラインとしてシュトルツもこの知識の露出を恐れていた。
しかし、レボルトのボーンであるダークケルベロスはこの「終焉の結」のことを知っていたらしく、始まりの魔神に疎まれたことを憎んだ彼によってレボルトへ直接伝えられている。
終焉の結によって、自分の生まれ育った故郷であるネポスを抹消することにすら何の躊躇いもなく、その行き過ぎた野望を知ったソキウスに諌められるが、既にドラゴンボーン(翔悟)の回収を達成したことで用済みとなっていたためか、自分を信頼していた同志すら何の躊躇いもなく消滅させた。

●末路
しかし、この「終焉の結」とはハニートラップであり、始まりの魔神が自身への反逆を企てている人間の存在を知るための、いわば通報装置だった。
つまりレボルトは、最もその存在を憎んでいた始まりの魔神の策に、まんまと踊らされていたのである。
そのことを知らないまま戦闘を続け、次々と星の核となるボーンが奪還され、最後は多数のボーンを使用して無理に戦闘を続けた反動で白髪化してしまった。
決戦後は一連の反逆行為から罪人として投獄される。すぐに処刑されるものと思われたが、翔悟が始まりの魔神に呼びかけた際の「人は変わることが出来る」という言葉に触発されたクルード(あるいはシュトルツ)の温情で監禁のみに留まっている。

●ダークケルベロス

雷属性のダークボーン。ケルベロスの名前の通り、三つ首の番犬をモチーフにしており、胸部と両肩を合わせて3つの頭を持つ。
背中には赤いマントを羽織っており、黒騎士を思わせる外見となっている。 カッコイイ。
適合者であるレボルト自身の実力も相まって現ネポス・アンゲリスの中でも最強のエクェス。
どれくらい強いかというとアイアンボーンなのにより上位であるレアメタルボーン並かそれ以上に強い。
雷属性による強烈な攻撃は脅威で、指ひとつの落雷だけで複数のアイアンボーンをボーンクラッシュさせる威力を持つ。
実際、星の核になりうるだけの潜在能力を秘めているらしく、その馬鹿げたレベルの強さも納得である。
恐らくケルベロスの潜在能力だけではなく、適合者のレボルト自身もアホみたいに強いからこその反則的強さだと言える。

さらに回収したグリフォンボーンのレッグパーツを着装することで雷と風の属性を操れるようになり、それにより地力も上がったのかはたまた翔悟が未熟なのかレアメタルドラゴンを圧倒している。ふんぞり返りながら軽く足を上げるだけで大竜巻を起こし主人公パーティーはボロボロに。

こんなのにどうやって勝つんだ…竜神翔悟…

最終的にフェニックスボーンを飲み込み、そのレフトアームを装着した姿はダークケルベロス-カスタム-と呼ばれ、手負いとはいえ評議会のボーンを2体相手にしてほぼ無傷という、もはや手が付けられないレベルの強さに達している。ライトアームがドラゴンボーンのバージョンもあり。
劇中ではさらにライトアームにドラゴンボーンを装着した「終焉の結び」バージョンを披露するが、ドラゴンの抵抗に加えて、フェニックスが奪還されたことでこの形態で無双はしなかった(ただしバッチリ始まりの魔神へ通報は届いていた)。
ラストバトルでは満身創痍となった状態でレアメタルドラゴンと対峙するも、消耗していたこともあって力の差を見せつけられ、敗北している。

データーカードダス筐体第7弾では、なんとレアメタル・ダークケルベロスという全身金色の新形態が登場。既存のカードを食うほどの性能を持つ超絶チートカード。
アニメ版の監督である宇田鋼之介氏ゲームでこのカードを入手し、その強さに舌を巻いた。あげく「こいつが出てたら翔悟に別の結末が訪れていたかも」とまで言わしめた。


関連人物

◆クルード/ダークワイバーン

ネポス評議会の一員。ネポスの民や評議会でも厚い人望を持つ。レボルト曰くカリスマ。老害。抜け目ないジジイ。
各属性最強のメンバーが揃うネポス評議会の中でも抜きん出た実力の持ち主であり、同じ評議会の一員であるダークウロボロスを半身クラッシュながら手玉に取るほどの猛者。
ダークケルベロスとどうにか真っ向から渡り合える火属性のボーンファイターである。が、レボルトからは衰えを指摘されている。
レボルトはボーンカードを没収したり民衆の信頼を失わせようと演説したり、あの手この手で無力化を計るがクルードの人望と老獪な手腕に苦戦しており、自身の野望における最大の障害とみなしている。
最後はそのクルードらがかけた情けによって処刑を免れ、命を救われることとなった。
第30話「ワイバーンVSケルベロス」はCG戦闘の質が高く必見。


◆ソキウス/ダークウロボロス

ネポス評議会の一員。レボルトの同志であり、クーデターにも協力した。
強力な空間属性のボーンファイター。
(レボルトのカラーとソキウスのヘビのモチーフの組み合わせからなんとなく誰かさん誰かさんを思い起こすのは筆者だけではな…ウッ……デジャビュ…)
親友のような関係を築いていたが、実際はレボルトにとって捨て駒の一つに過ぎず、ソキウスも知らない真の野望を明かした際は、あっさりと彼を始末した。
最後まで同志としてレボルトのことを信用していたようで、消される直前には「信じられない」と言った驚愕の表情を見せていた。 



実に残酷だよなぁ


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最終更新:2022年12月08日 23:29