カール・クラフト=メルクリウス

登録日:2011/11/23(水) 20:55:40
更新日:2019/03/22 Fri 00:39:35
所要時間:約 6 分で読めます










Q「Dies iraeを一言で表すと?」
A「メルクリウス超うぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!























あなたに恋をした、あなたに跪かせて頂きたい、花よ


Dies Iraeの登場人物

CV.先割れスプーン(PC18禁版)/鳥海浩輔(PSP/PC全年齢版)

聖槍十三騎士団・黒円卓第十三位・副首領
ルーンは「超越」
魔名は「水銀の王(メルクリウス)」とそのまま

ラインハルト(以降、獣殿)からは「カール」、マリィからは「カリオストロ」、それ以外の人物からは「メルクリウス」と呼ばれている。
ユーザーからはニートと呼ばれている。

老若の区別が付かない影絵のようにはっきり記憶出来ない曖昧の存在。
常にボロボロのマントを羽織っているが、それは触覚であり、氷室玲愛ルートでは本体が登場。


【概要】

「世界の真理に最も近い魔術師」と言われ、ヘルメス・トリスメギストス、カリオストロ、ファウスト、ノストラダムス、パラケルスス、クリスティアン・ローゼンクロイツ、ジェフティ等々の歴史上で数え切れない多くの名を持ち、長い時を彷徨っていた。
そして、エイヴィヒカイトを生み出し、遊びでしかなかったカルト集団の騎士団を魔人の集団に仕立て上げた張本人。
しかし、同時に魔名と「呪い」を与える。
具体的には

ベイ=望んだ相手を取り逃す
ルサルカ=誰にも追い付けない
シュライバー=誰にも愛されない
マッキー=安息を取り逃す
エレ姐さん=恋が実らない
神父=愛する人から死ぬ
リザ=死人しか愛せない

但しこれらは(自らのマッチポンプ込みとはいえ)その本人の心の奥深くにある思想を読み抜き、そこからどう行動するかを読み抜いているだけにすぎない。










その正体は「Dies irae」という物語の全ての元凶にして黒幕。
「人生とは未知を既知に変える作業」と捉え、既知感しか感じられない自分の人生に飽きてそれを変える為に様々な人を巻き込んでいく。
本編では獣殿が全力で戦える為だけに、舞台となる諏訪原市を儀式の場所に改造して戦争させている。

更には、十三騎士団に入団させる為に騎士団の人生を変えるわ、大量の死人を出して完成間近のスワスチカをぶち壊すわ、一般人の香純司狼の人生も変えるわ、とやりたい放題。

言ってみれば、「新しい体験がしたい」という理由で多くの人間の人生を滅茶苦茶にしたも同然。
ベイとシュライバーはニートがいなくても人生終わってるけどね

そのため、ほぼ全キャラから憎まれている。
獣殿は唯一の友達だが、最初は嫌われていた。

しかし、マリィには純粋な好意を抱き、ストーカーに走る
…アレ?




そしてメルクリウスを語る上で外せないのが


圧倒的なウザさ

プロローグや物語の合間に、芝居がかった口調と勿体ぶった言い回しで胡散臭さ全開のウザさを誇る。
更に、団員達の人生を滅茶苦茶にし、嫌われまくりのウザさ

挙げ句に、言いたい放題しながら何もしないウザさ。これが後の「ニート」というあだ名を生み出す事に。
というか、「ニート=ウザい」はスタッフ公認で、一番上の台詞も先割れ本人が「Dies iraeを一言で表すなら?」という質問の答。
ライターの正田本人も想像以上にウザいと思ったのか
Q「もしニートに告白されたら正田さんはどうします?」
A「助走をつけて殴り飛ばします」
というやり取りがあったとか



無印版では、前述した通り散々ラスボスフラグ建てながら何もしない事から「ニート」呼ばわりされる。これがニートと呼ばれる所以。
というか、マリィ√では最終的に徘徊するニートになる。

しかし、完全版で追加されたルートでようやく舞台に現れ、玲愛ルートでは真の実力を見せ、よりウザさが増す。
変態の多い今作でも一際ぶっ飛んだ変態ぶりを見せたキャラ。

専用BGMは「ΩEwigkeit」。



ネタバレ
















全ての元凶であり黒幕である彼だが、ここまでの超越的な能力と才の持ち主である理由は単純明快。

dies irae世界の『神』その物なのだから。

つまりこの永劫回帰の世界を流出した当代の座を掌握している覇道神。
なのだがその流出の性質上座の交代を望んでいる。
その後継者に座を譲渡することが一連の事件の全貌なのである。

【流出「生と死の刹那に未知の結末を見る」】


完全版のタイトルにもなった能力で、その効果は「何度でも世界をやり直す」「平行世界を生み出す」。
世界法則としての性質は「全く同じ人生を何度も繰り返す」。
副産物として「星の運航を操る」(つまりは占星術)能力も有している。
根源となった渇望は「女神に抱かれて死にたい」と「それ以外の結末を認めない」。
その能力の性質に加えて平行世界ほぼ全ての魂を保有するため戦闘力も作中最強。
ただ獣殿はメルクリウスと必ず相討ちになる運命にあるので、メルクリウスを弱体化できる。
…が「相討ちしてもメルクリウスの死の寸前に渇望が最大に高まり世界がリセットされてしまう」ため意味が無い。

ある意味では波旬を超えるチート野郎。というか、最強状態の波旬に僅かでも勝てる可能性を持つ唯一の人物正確には、勝てるのは天文学的な確率だが勝てる事そのものが異常。


ニートの究極の目的は「マリィを神様にした後に抱き締められて死ぬ」であり、それ以外の結末は認めないという意味で何度も世界をやり直している。
恐らく、作中での流れは香純√→螢√→マリィ√→玲愛√
だがこれらは大きな動きがあったルートの抜き出しているだけで、実際はバッドエンドや共通ルートにすら辿り着けなかった世界も数多く存在すると思われる。
ニートはその目的を達成する為に様々な仕掛けをしていた

マリィ√では順調に計画通りだったが「不倫になるから無理」という理由で最後の最後で振られる。
その後、第六天波旬が登場してマリィを襲うが、練炭と獣殿と力を合わせて何とか勝利する。
だが、味方が全滅・自らも瀕死の重傷を負い、「こんな世界を認めない」と流出により世界をやり直す。
この戦いでニートが死んだ世界が神咒神威神楽であり、勝ってやり直した世界が玲愛√


玲愛√では、波旬の発生因子を徹底的に潰す。
しかし、そのせいで練炭が玲愛を選び予想外の展開になるが、寧ろニートはそれを楽しんでいた。
そして、修正を行わなかった事で計画が致命的に狂い、遂には獣殿との最初で最後の全力の決戦を繰り広げる。

獣殿に何とか勝ったニートは再び流出を行いかけるが、その直前にマリィが現れ、彼女に抱き締められ遂に絶命。

計画は失敗したが、「マリィを神様にする」「未知の結末を知る」「マリィの手で死ぬ」という目的は達成出来たので、本人は満足していた。

因みに、この時マリィは全裸ニートは上半身全裸で下半身が消し飛んでいた




神咒神威神楽

続編の神咒神威神楽ではその存在を滅されているため登場しないが、座のシステムを一新し、平行世界を組み込むことで最大の支配領域を獲得。
最も長く座にあり続けた何気に凄いニートであった事が判明する。ニートだってやればできるのだ。
内的矛盾の無い楽園を壊して新たなイデオロギーを立ち上げた変革者、中興の祖ともいえる。

また、本編ではウザい所しか見れなかったが、一応後世について考えていた責任感ある神であると発覚。実はkkkで一番株を上げた人物だったりする。
だがウザい←ここ重要


波旬来襲に対する黄昏防衛戦の記録ではラインハルトが殺害されたときに激昂して特攻し、殺害されたと記されていた。
この事から彼の中でマリィと違い無意識的なものであるが、マリィの次に大切な存在がラインハルトだった事がうかがえている。


更に、あの変態紳士の坂上覇吐が変質者呼ばわりした程の変態で、座にマリィへの偏執的な愛が記録されていた程。
おかげで、最終決戦時のニートの攻撃がかなりシュール。
\(∴)/ <貴方に恋をしたマルグリットォォォォ


どうでもいい事だが、覇吐とはメル友。



【第四天・水銀の蛇】

メルクリウスの治世について詳しくは「個別項目」で。

突如外宇宙から神座に現れ先代を滅却した彼はそこから長い長い年月を経て世界を既知で埋め尽くしてしまう。
そんな既知の旅に飽いて死にたがっていた時に唯一出会った至高の器こそマリィである。

彼の目的は「マリィに代替わりしてもらい、既知の世界を洗い流してもらうこと。」
何故代替わりして欲しいかと言うと死にたいから、何で死にたいかというと既知があるから、何で既知があるかというと女神に会う必要があるから、何で女神に会う必要があるかと言うと代替わりして欲しいから、何で代替わりしてほしいかというと死にたいから、何で死に…あれ?


そう、彼の渇望は時間軸を超越しているためにこんな意味不明の矛盾を内包しているのだ。
始まりも終わりも無いので神座に現れたのもマリィに出会ったのもラインハルトと相討ちになったのも全てが同じ時間なのである。

dies iraeはループの度に彼の手によって展開が大きく変わっているように見えるが、メルクリウスの視点からはループの終点近くに当たる。
歴史改変など彼からしてみれば造作も無い所業だが、彼は神座を握った瞬間からマリィとの邂逅までの時間は一切歴史に手を加えていない。

なぜなら下手に操作することでマリィが誕生する因子を潰してしまい、彼女に出会えないという可能性を恐れているため。
故に既知に狂いながらも長大な全く同じ展開を繰り返しているのだ。なにこいつ頭おかしい。
メルクリウスは死にたがりの神格だが、同時に自分の死因をマリィ以外に絶対に譲らない凄まじく諦めの悪い神なので、結果として彼の治世は歴代で最も長いものとなった。


しかし神座の性質上不可避の事例ではあるのだが、メルクリウスが滅ぼした歴代の中で最も幸福な世界と評される程の楽園の住人たち…即ち前作のPARADISE LOSTの面々からすればたまったものではない。
楽園を治めていた先代の神、サタナイルは先々代の座の主の罪の証ともいえる己を卑下し、傲慢ながらも「全ての人々の救済」を願った男だというのに、その末路が未知を求める変態との交代とは、前作をプレイ済みの方々からみれば皮肉な結末といえるであろう。彼の治世は他の神とは違ってはぐれ者を一人も出さなかった無二の楽園なのに…。「あっけない。終わりとは、えてしてこんなものだろう」

だが、そもそもサタナイルは「彼(不純物)の出現を許してしまった自分の方が間違っていた」と碌に抵抗もせぬまま消滅させられている。
自身が見出した至高の器との交代以外を決して認めなかったメルクリウスに比べて、いざ現れた侵略者の前にして自身と世界を脅かす敵よりもその出現を招いてしまった己を必要以上に責めるあまり、大切な楽園を守ることを放棄してしまったサタナイルは「無責任」と非難されても仕方が無い。
メルクリウスの場合は彼を上回る格の神であり、支配領域にも途方もない差がある相手であったが、彼は例えどんな覇道神が現れようとその力の強弱、願いの方向性の一切を考慮せず神座を譲ってしまうからだ。



【余談】

CS版OPでは指揮者気取りで指揮をしているのだが、滅茶苦茶ノリノリで指揮しているため謎のダンスと化している。


更にドラマCDではマリィの足跡を多元宇宙から切り離してコレクションするなど、やりたい放題である。
そしてマリィに貶されて喜ぶなど、よりストーカーらしくなっている。
誰が呼んだか通称「コズミック変質者」

担当声優の鳥海氏はリアルではラインハルト役の諏訪部順一氏とデュオ『フェロ☆メン』を組んでおり、
『フェロ☆メン』によるアニメ版のエンディングテーマ『オペラ』のジャケットではDies iraeスタッフにより、
  • 黒髪でどこかラインハルトに似ている青年(諏訪部順一)
  • 赤髪でメルクリウス風の青年(鳥海浩輔)
なんてイラストが描かれている。
…実はフェロメン版鳥海氏は長髪ではないので、どちらかというと同じ声でも藤井蓮似なのだが。





追記と修正の刹那に未知の結末を見る



この項目が面白かったなら……\ポチッと/