真実の名 白金の鎧

登録日:2015/02/08 Sun 19:48:19
更新日:2024/11/10 Sun 00:04:24
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ゼロの力に目覚めた青銅の鎧は、

その体が白金に輝いていることに気がついた。



概要

真実の名 白金の鎧とは、デュエル・マスターズのクリーチャー。
DMX-13「ホワイト・ゼニス・パック」にて収録された。

あの王道カードである《青銅の鎧(ブロンズ・アーム・トライブ)》が、ゼロ文明の力に目覚めて強力になったはずだったカード。


スペック

真実の名(トゥルーネーム) 白金の鎧(プラチナ・アーム・トライブ) P 無色 (7)
クリーチャー:ビーストフォーク/アンノウン 9000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
W・ブレイカー
青銅の鎧から変更されている部分は多い。

まず本家のように軽量では無くなりコストが重くなった分、W・ブレイカーを得てパワーが大幅に向上した。
所持文明も自然からゼロ文明へと変わり、種族にはアンノウンが追加された。

しかし、このカードは一番変わるべきである能力が変わっていない。

それはマナブーストの能力である。
そう、マナブーストは本家同様に出た時の1枚だけのブーストである。

これでは無色の7コストクリーチャーにしては能力がしょぼい。

何故、パワーなどの面では強化しておきながらマナブーストの面で強化しなかったのか。
少なくとも、2枚ブーストでも誰も文句を言わなかったはずである。
むしろ、2枚ブーストだったならば《「智」の頂 レディオ・ローゼス》などに綺麗に繋がるため、もっと使用されたかもしれない。

ゼロ文明は、文明色に縛られない利点がある。
そのためこのクリーチャーを自然の入らないデッキに投入すれば、働けるかもしれない。
ところが、冷静に考えれば各文明にはいくつものチャージャー呪文が存在している。

そもそも、自然の入らないデッキはマナブーストを行わなくても動けるようなデッキになっているはずである。
非自然のデッキが、7ターン目にこのクリーチャーを出してマナブーストをする意味もない。

つまりこのカードを使う意義が無い。

ただし、このクリーチャーも腐っても無色アンノウンである。
策士のイザナイ ゾロスター》や《神聖斬 アシッド》の能力で山札から呼び出せる面もある。

だが、無色の7マナにはもっと優秀なクリーチャーが存在する。
神聖騎 オルタナティブ》や《真実の名 アカデミアン》、《告別のカノン 弥勒》などの方が踏み倒す価値は高い。
なので、どちらにせよ白金の鎧が優先されることは無いだろう。

それどころか、白金の鎧が登場してからしばらくして、《妖精左神パールジャム》という強力なライバルが出現。
パールジャムは白金の鎧と比べて1マナ軽く、出た時とG・リンク時の両方でマナブーストができる。
パワー面では負けるが、それもG・リンクすれば上回る。

このことから、白金の鎧はさらに追い込まれている。
元々立場なんて無かった?そりゃまあそうだが…


関連カード

青銅の鎧 C 自然文明 (3)
クリーチャー:ビーストフォーク 1000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
白金の鎧の本家となったマナブーストカードの王道。

今なおDMの顔とも言える、代表的なクリーチャーである。
エピソード2超獣世界においては、ゼロの力に目覚めて白金の鎧と化す個体も存在したようである。

しかし現実のゲームでは、強化したはずの白金の鎧は使われなかったのだった。


妖精左神パールジャム UC 無色 (6)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ/スノーフェアリー 6000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、またはこのクリーチャーがゴッドとリンクした時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
W・ブレイカー
左G・リンク
このクリーチャーがリンクしている時、このクリーチャーはシールドをさらに1枚ブレイクする。
無色のゴッド・ノヴァ/スノーフェアリー

このカードの登場によって、白金の鎧の未来は殆ど閉ざされた。
既に述べたが、パールジャムは同じく無色であるし、マナコストも1軽く、cipとG・リンク時にマナブーストができるためである。

さらにパールジャムはイラストの人気が高いため、スペックを抜きにしても白金の鎧は人気面でも劣る。


余談

このカードはレアリティのないホイルカード。

つまり1箱に4枚しか入ってないカードの1つとなっている。
他のDMX-13のホイルカードと見比べると明らかに性能が劣るこのカードは、当然引き当てたくないカード扱いをされた。

他のゼロ文明にリメイクされた《真実の名 ボルメテウス・ゼロ・ドラゴン》などと比べると、その劣り具合がよく分かる。




追記・修正の力に目覚めたWiki篭りは、その項目が良項目に直されていることに気がついた。

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最終更新:2024年11月10日 00:04