天使と悪魔の墳墓

登録日:2015/02/26 Thu 22:49:40
更新日:2024/06/02 Sun 11:51:51
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《天使と悪魔の墳墓》はデュエル・マスターズの呪文である。

概要

DM-13 「聖拳編 第4弾 龍炎鳳神誕(エターナル・フェニックス)」で登場した光と闇の対抗色の多色呪文。

■DMC-42 「コロコロ・ドリーム・パック3(エターナル・ギア)」
■DMX-01 「キング・オブ・デュエルロード ストロング7」
■DMX-14 「最強戦略パーフェクト12」

でも再録されており、入手自体も難しくはない。

天使と悪魔の墳墓 光/闇文明 (4)
呪文
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
S・トリガー
バトルゾーンに同じ名前のクリーチャーが2体以上あれば、それらをすべて破壊する。
マナゾーンに同じ名前のカードが2枚以上あれば、それらをすべて持ち主の墓地に置く。

DM-13ではついに対抗色の多色が解禁されたことで登場した呪文であり、
当時のカードとしては今でも一線級にいる部類。聖拳編のカードはやはり優秀である。
光と闇では珍しいランデス呪文でもある。
なお当時はバトルゾーンにクリーチャー以外が存在することは想定されていなかったためクリーチャー以外は対象にならない。
もっとも次の弾が転生編第1弾であるから、すぐにクロスギアは登場してしまうのだが。

効果は「バトルゾーンとマナゾーンでそれぞれダブってるカードがあればそいつら全部破壊」というカードである。
この文章だけだと限定的にも思える効果ではあるが、ハイランダー構築でもない限り、
基本デッキは同じカードを何枚も入れているものであり(引き込みやすくするため)、故に刺さりやすい。
デュエマの中でも代表的な「同名カードメタ」であり、構築段階から影響を及ぼしているカードといえる。

ただし、効果は唱えたプレイヤーも対象であるため、プレイする側も後述の対策を取る必要がある。
もっともこのカードを使うのはコントロールデッキ使いであり、コントロールデッキは同名カードを2〜3枚で抑えることも多いので
プレイング次第では対処できたりする。
逆に言えば光と闇が見えている状況下で、マナゾーンのカードがたまってるのにカード名がかぶらない場合などは、
このカードを警戒しておいたほうがいいと思われる。

  • よくある例

(^^)(相手は【ドロマー超次元】…だがこっちはマナが溜まってきた…次のターンにはケリをつけるぜ)

(^^)「さあオマエのターンだ」

(・∀・)「4コスト支払い《天使と悪魔の墳墓》」

(^^;)「マナが一気にごそっと減った…」



対策

一番手っ取り早い対策としては、「バトルゾーンとマナゾーンに1枚ずつ」なら破壊対象にならないので、
なるべくかぶらせないようにカードを置くことが対策となる。
だが、かぶっているカードが多いとどうしてもマナゾーンに同じカードがだぶついてしまうものである。

もうひとつの対策としては、「同型再販や相互互換、あるいは多少の上位互換/下位互換を混ぜる」という手法がある。
似たような動きをするカードであれば、バラしておくことで回避しつつ似たような運用が可能となるからである。

特に種族にこだわりのないデッキでは互換が多い《蒼天の守護者ラ・ウラ・ギガ》《アクア・ガード》《ブラッディ・イヤリング》《シビレアシダケ》などはバラバラにしておくのが基本。
【バニラビート】では《霊騎デュナス》《紳士妖精レンダン》を4枚ずつ…ではなく、
《霊騎デュナス》《紳士妖精レンダン》《ポッツーン》《無垢の面 ラニヴ》を2枚ずつ入れるのが基本(特定種族軸でないなら)

光神龍スペル・デル・フィン》と《偽りの名 ナンバーナイン》、
《ガイアクラッシュ・クロウラー》と《害悪のカルマ スタバック》なども分散対象。
コストにこだわりがないならスパーク系も《スーパー・スパーク》《DNA・スパーク》《マスター・スパーク》などを分散投入すべきである。
…あ、《ホーリー・スパーク》さんはお呼びじゃないです、はい。

ちなみに同名カードを狙い打つカードは《天使と悪魔の墳墓》だけではなく、
  • 《嘆きの連鎖》
  • 《スーパー・チェイン・スラッシュ》
  • 《連弾スパイラル》
  • 《連弾スパーク》
  • 《執拗なる鎧亜の牢獄》
も同名カードをメタることができる。この内《執拗なる鎧亜の牢獄》はクローシスカラーのコントロールには時々見かける。
これらのカード及び《天使と悪魔の墳墓》を避けるため、カードをばらす構築方法を「墳墓避け」とも称する。

ただし最近は、多くのデッキで種族を気にして構築されることが多くなりつつあり、また【パラス】や【遊撃師団】など
特定のカードを大量に入れないと成立しにくいテーマデッキも増えているので、墳墓避けは難しくなっている。
墳墓自体は重くもなく、色さえあれば投入することが可能なので、年々墳墓の脅威は高くなりつつある。
構築段階での対策が困難な分、いかにプレイングでカバーできるかが勝負となる。

エラッタ

実はこのカード、1度エラッタされている。前のテキストはこの通り。
天使と悪魔の墳墓 光/闇文明 (4)
呪文
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
S・トリガー
バトルゾーンに同じ名前のクリーチャーが2体以上あれば、それらをすべて破壊する。その後、すべてのマナゾーンを見て、同じ名前のカードが2枚以上あれば、それらをすべて持ち主の墓地に置く。
とは言っても、新しいテキストのカードは2021年5月現在印刷されていない。これは2020年12月17日にあった「〜する。その後」の裁定変更に伴う物である為。詳細は調べてもらうとして、仮に旧テキストのままだと、バトルゾーンに同名クリーチャーが居なければ、マナゾーンに同名のカードが何枚あっても問題無しということに。

デュエル・マスターズ プレイス

天使と悪魔の墳墓 光/闇文明 (3)
呪文
S・トリガー
バトルゾーンに同じ名前のクリーチャーが2体以上あれば、それらをすべて破壊する。

DMPP-09EX「聖竜凱旋 -REBORN OF THE SURVIVOR-」にて収録。
聖拳編が原作のDMPP-04にて《天使と悪魔の審判》という墳墓を元ネタにしたカードが新登場したことから収録されないという推測があったため、登場には驚く声もあった。
レアリティは変わらないがスペックは変更されており、コストが下がった代わりにランデス効果が消えた。
ランデスがない以上は本家よりもメタとして刺さった際の破壊力は低下しているが、それでも除去呪文としてはそれなりに破壊力はある。



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最終更新:2024年06月02日 11:51