登録日:2012/10/16 Tue 00:22:21
更新日:2024/11/30 Sat 22:29:02
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「生前、
夫は私よりもあの方と並び立つのがお好きなようでした・・・」
「貴様のような奴は生きてちゃいけないんだ!ここからいなくなれぇー!!」
■概要
《光神龍スペル・デル・フィン》 VR 光文明 (9) |
クリーチャー:アポロニア・ドラゴン 6000+ |
相手は、手札をすべてのプレイヤーに見せてプレイする。 |
このクリーチャーのパワーは、相手の手札にある呪文1枚につき+2000される。 |
相手は、呪文を唱えることができない。 |
W・ブレイカー |
《光神龍スペル・デル・フィン》は
デュエル・マスターズ第22弾「不死鳥編 第4弾 超神龍雷撃」に登場したクリーチャーである。レアリティはベリーレア。
デュエル・マスターズにおける光のドラゴン種族「アポロニア・ドラゴン」の中でも、最も初期に登場した1枚でもある。
(これ以前にはドラゴンは闇、火、自然にしかなかったが、ゲームでオリジナルの「ホーリー・ドラゴン」が登場していた。)
まず目を引くのは、「相手は手札をすべてのプレイヤーに見せてプレイする」効果。
手札を見るだけでは一見なんの得もないように見えるが、「相手の戦略をある程度予測できる」という情報の面でのアドバンテージをとれる。
次の効果は、相手の手札にある呪文の数に比例しパンプアップするというもの。
呪文の数次第ではパワー20000超えもあるが、基本的にこのパンプはオマケに近い。
そして3つ目の効果こそ、スペル・デル・フィンのシンプルにして最強の効果
スペル(呪文)・デル(出る)・フィン(FIN)の名の如く、このドラゴンさえ出ていれば相手の《デーモン・ハンド》だろうが《ドンドン吸い込むナウ》だろうが《獰猛なる大地》だろうが《超次元ガード・ホール》だろうが《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》だろうが、全ての呪文を紙切れ同然にしてしまう。
呪文がメインのナイトデッキやミラミスデッキでは、早期に出されるとそれだけでデッキがほぼ停止状態になり、それ以外のデッキでもある程度の効果は見込めることから、発売当初から様々なデッキでフィニッシャーとして使われてきた。
調子にのってシールド割ったらサーファーが出てくるのはよく見る風景
エピソードシリーズ時代はカードパワーの上昇、呪文封殺クリーチャーの多様化、デッキ内のクリーチャー比率の上昇などから使用率は低下しており、ロック能力の高さこそ保っていたが多少存在感が薄い時期もあった。
しかし、
革命編以降は火力除去のインフレによってピーピングによるパンプアップで除去から逃れる耐性を向上できるスペル・デル・フィンに再度注目が集まり、再び環境で活躍するカードとなった。
■以下、スペル・デル・フィンに関係のあるカード達
最強の召喚ロッククリーチャー。
デル・フィンとのコンボまたはこのクリーチャーをメインに据えたデッキは「キングロック」とも呼ばれる。
詳細は項目参照。
- 《聖霊王アルカディアス》
- 《龍圧の覚醒者ヴァ―ミリオン・ドラヴィタ》
自分の墓地から非進化クリーチャーを出す
プレミアム殿堂呪文。
デル・フィン登場の頃はちょうどサファイアの脅威が去ったころなので、茄子サファイアの早期召喚ギミックをそのままデル・フィンに応用したデッキが大暴れした。
《偽りの王(コードキング) ナンバーナイン》ㅤPㅤ光文明 (9) |
クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン 9000 |
相手は呪文を唱えることができない。 |
W・ブレイカー |
デル・フィンとは異なりピーピングもパンプアップもしないが、名前の通り、元のパワーが
9000もある。
デル・フィンの天敵とも呼べる《
威牙の幻ハンゾウ》や《
偽りの名 ゾルゲ》も怖くなくなった。
しかも、種族がドラゴンなのに加えてコマンド、何よりもアンノウンなのでサポートが豊富である。
名前の由来はドイツ作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲《第9》だろう。
同じパックに収録されているあるカードの影響で、どうしても当たりにくい。
《光神龍スペル・デル・フィン》 SR 光文明 9 |
クリーチャー:アポロニア・ドラゴン 6000+ |
W・ブレイカー |
相手は呪文を唱えられない。 |
相手の手札1枚につきパワーを+2000する。 |
DMPP-08EX「覇竜咆哮 -TRIBAL EXTREME-」にて収録。レアリティはスーパーレアに格上げとなった。
シークレット版も用意されており、入手すると特典として光の守護者であるエレナのスキンと専用
BGMとしてエレナのテーマソングである『[Re]Rise』が入手できる。
スペル・デル・フィン以上にエレナのスキン欲しさにDMPP-08EXを引きまくったユーザーも多いのではないだろうか?
能力も変更されており、パンプアップの条件が広がって《
レベリオン・クワキリ》のように手札の枚数自体を参照するようになった。
パワーが向上しやすくなっている事や相手に手札を持たせること自体がプレッシャーを与えられるようになったという点では、TCG版を上回る性能を誇る。
一方でピーピング能力が削除されており、ハンデスとの組み合わせなどが出来なくなったという弱体化した一面もあるため、総合的にはTCG版から一長一短な調整を受けたと評せるか。
本家と変わらずプレイスでもメチャクチャ強い。色が合うデッキならばとりあえず投入候補にしておくレベル。
パンプアップに関しては本家より爆発力があるため、クリーチャーから攻撃されることによる除去の可能性という弱点も薄くなっている。
■漫画での活躍
白凰VS
イエスマン戦でイエスマンが使用。
《
魔龍バベルギヌス》で墓地からデル・フィンをリアニメイトした。そして上記キングロックを発動。白凰を苦しめた。
■余談
余談だが、スペル・デルフィンというプロレスラーがいる。恐らく名前の元ネタの一つだろう。
追記・修正は手札に呪文を10枚以上ため込んでからお願いします。
- イエスマンは白凰の拘束プレイがお好きなようで -- 名無しさん (2014-02-09 00:18:49)
- 同名のレスラーは銭ゲバの畜生の模様。 -- 名無しさん (2014-02-09 00:27:20)
- 呪文環境になりゃ、こいつもナインよりパンプアップするから使われるだろうよ -- 名無しさん (2016-01-21 00:55:43)
- 今では基礎パワーの低さが逆にドンジャングルと相性がいいという事態に -- 名無しさん (2019-06-11 20:17:16)
最終更新:2024年11月30日 22:29