ナイトマン(ロックマンエグゼ)

登録日:2015/02/27 Fri 10:57:29
更新日:2025/08/11 Mon 19:49:11
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ロックマンエグゼシリーズ』に登場するネットナビの一種。属性は無(ブレイク系)。

CV:堀川仁(アニメ版)


モデルは『ロックマン6』にボスロボットとして登場したワイリーナンバーズの1体、DWN.044 ナイトマン。
本家よりかなり大柄な重量級のナビだが、攻撃は同じく腕の鉄球を使って行う。
騎士道を重んじており、オペレーターであるプリンセス・プライドを守るためならどんな危険をも顧みない。
ロックマンが敬意を持って話しかけた数少ないナビ。

重量級の見た目だが、エグゼシリーズには未登場となったハードマンの事も意識しているかもしれない。

【活躍】


第5話で、クリームランドの王女でネットマフィア「ゴスペル」の幹部でもあるプライドの持ちナビとして登場した。
プライドの命令でアメロッパ城の「侵入者撃退システム」を作動させ、城で開かれていた「オフィシャル世界本部会議」を襲撃する。
世界各国のネットバトラーを次々と罠にかけていくが、そこに城の電脳にプラグインしてきたロックマンが立ち塞がる。
プライドのやっている事が間違いだと気づいていながらも「主君の命令は絶対」という騎士道精神を貫き通し、ロックマンにネットバトルを挑むがあえなく敗北した。

後にコトブキマンション内にあるゴスペルサーバーの電脳の最深部で登場。
この時はコピーデータらしく、セキュリティシステムのような扱いなので意思はない模様。

  • ロックマンエグゼ5
カーネル版の第2話に登場し、本来の優しい素顔を取り戻したプライドとお忍びでニホンのオラン島を訪れていた。
だがそこの採掘現場にあった「マグネメタル」の影響によって暴走してしまい、巨大削岩機を誤作動させる。
危うくそれで大事故が起こりそうになるが、ロックマンの活躍によって正気を取り戻す。
その持ち前の防御力を買われてチームオブカーネルに加入し、今度は正義のためにその力を使う。
その後はシャドーマンにちょっかいを出されてプログラムをことごとく奪われたりと若干不憫。

ちなみにブルース版ではマグネットマンが登場する。


【主な技と強さ】


  • ブロークンウォール
相手の頭上に鉄球を飛ばして天井を壊し、その瓦礫を相手エリアに落として攻撃する。

  • キングダムクラッシャー
前方に巨大な鉄球を飛ばして攻撃する。ブレイク性能あり。
ナビ固有チップもこれになる。

  • ロイヤルレッキングボール
自分の周囲に鉄球を振り回して攻撃する。これもブレイク性能あり。
相手と隣接した時に使用。バスターの溜め撃ちもこの攻撃。

  • ナイトディフェンス
リベレートミッション専用の防御技。
コマンド入力式ではなく自動発動型で、周りにいる味方ナビを自動的に守ってダメージを防ぐ。
オーダーポイントを消費しない優れもの。

  • Bシュート
知る人ぞ知る『ツインリーダーズ』に登場する、ロックマンとのダブルアタック(合体技)。技内容から、Bの読みはブロークンと思われる。
ナイトマンの激しい動きで天井を壊し、降り注いだ落石をロックバスターの連射で敵エリアに次々撃ち込む。

『2』では身体が灰色になっている時は、ブレイク系以外のダメージを全て1にする(1~2にあったストーンボディ状態)。これのせいでプリズムコンボをたまに耐えてくる。
ナイトマンV3を倒すと、各種ナイトマン系チップに加えてバスティングレベルが低い時に「ストーンボディ」が手に入る。「ムラマサ」「ポイズンアヌビス」みたいなもんなのだが、バスティングレベルが少し低くなければ手に入らないというのがミソ。
英語なんてろくに学んでない小学生時代は「なんでナイトなのにKなんだろう?」と思った人も多いのではないだろうか。ついでにサンダーマンもなんでTなんだろう、とか。
上記の通り、ボスとしてのスペックは十分にあるのだが、前座のブルースや、そのさらに前に戦うサンダーマンやスネークマンがかなりの強敵なので正直あまり強く感じない。人によっては初見でもあっさり勝てちゃったりする。*1

『5』では単なるガード状態なのでノーダメージになる。
攻撃を行う時には身体が元の色に戻り、チップによる攻撃でも普通にダメージを与える事ができる。

どちらのバージョンでも最初はエリアの奥から動こうとしないが、時間が経つと大ジャンプして1マスだけ前進する。
1歩前進する度にパネルにヒビが入り、放っておくと移動が制限されてしまう事になるので心配なら「パネルリターン」をフォルダに入れておくといい。
距離を取って戦うと楽だが、最前列まで来るとバトルチップ「パネルスチール」を使ってくるので、時間が経つとドンドン陣地に攻め込んできて逃げ場がなくなってしまう。
なのでじっくり戦うのではなく、できるだけ早めに決着をつけるようにしたい。


彼のナビチップを使うと周囲8マスをロイヤルレッキングボールで攻撃する。変な所に置かれた置物にも対応可能。
勿論ブレイク性能を持っており、『5』では攻撃した相手を混乱状態にする追加効果を持つようになった。ちなみに真後ろの相手には2ヒットする。
パネルスチールと併用せずに運用する分には「ワイドソード」みたいなもんだし、他のナビチップ(メガクラスチップ)が強力なので、あまり使われることはない。
っていうか他のナビチップが強すぎる。
ストーリー、特にリベレートミッションでのガーディアン戦で1ターンリベレートを狙う際とかには重宝する。


5のリベレートミッションでは味方ナビとして使うことができる。
チャージショットがロイヤルレッキングボールなので、両側から囲まれている時や自陣に踏み込んでくるウイルスが相手の時は無類の強さを発揮する。
また、マップ上では自分の周囲にいる味方に対する攻撃を完全にシャットアウトする。オーダーポイントを一切使わないためかなり燃費がいい。
弱点らしい弱点というと動きが若干遅いことと、ロックバスターを打った時の何とも言えないマヌケ感くらいであり、非常に取り回しのいい味方ナビである。


【他媒体での活躍】


アニメ版第一期、第三期『Stream』、第四期『Beast』に登場。
初登場時はプライドがゴスペルに加担しておらず、お披露目のために来日するも羽根を伸ばすために無断外出していた彼女に付き添っていた。*2
再登場時は侵略の手先であるナパームマンの策によって暴走状態に陥るもロックマンのお陰で復帰、色々先駆けて合体技を披露した。

『Stream』でも物語の中間地点でプライドのナビとして再登場しアステロイドエアーマンと戦う。後にクロスフュージョンメンバーの1組となりレギュラー入りし、最後まで参戦。
プライドとクロスフュージョンして熱斗&ロックマンたちと共にデューオの試練に挑む。ナイトマンそこ代われ
CFナイトマンは純白のドレスとナイトマンの鎧を融合させたような女騎士の風貌ナイトマン寄りの外見じゃなくてよかった。ロイヤルレッキングボールも使いこなす。

漫画版(鷹岬版)では不遇の一言。プライドの項を参照。

漫画版(あさだ版)では究極のナビを捕獲するためにマグネットマンと共にマザーコンピューターの電脳に現れる。
だが究極のナビを目の当たりにした彼は、あの力は祖国を救えるようなものではないと気づく。
主君であるプライドの命令を無視し説得を試みるが、ガウスの手によって彼女はバリアシステムの電流に巻き込まれてしまう。
何とかバリアシステムの解除キーを作動させてプライドを電流から助けるがその時に究極のナビの反撃を受けて致命傷を負い、デリートされる寸前でも「姫を守る…この命にかえても…」とプライドの身を案じ続けながら消滅した。

しかし…

プライドはその直後、オフィシャルセンターの崩壊に巻き込まれ消息不明になってしまう。あまりにも報われない…


追記・修正は、騎士道精神を貫きながら願いします。


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最終更新:2025年08月11日 19:49

*1 この頃には、プリズムコンボやゲートマジックなどのバランスブレイカーが手に入っている頃であるというのも大きいが・・。

*2 「ホイップ」と名を変えている彼女に付き合ってか一部の技名も偽装している