マグネットマン(ロックマンエグゼ)

登録日:2015/02/20 (金) 08:33:24
更新日:2024/10/13 Sun 12:33:04
所要時間:約 3 分で読めます





ロックマンエグゼシリーズ』に登場するネットナビの一種。属性は電気

CV:河野智之(アニメ版)


モデルは『ロックマン3』にボスロボットとして登場したワイリーナンバーズの1体、DWN.018 マグネットマン。
本家より大柄になり、ロックマンブルースと同じく戦闘時にフェイスマスクを装着する(ゲストナビで装着するのはとても珍しい)。
ボディが強力な電磁石となっており、1000万ガウスもの強磁場を生み出せる。


【活躍】

ロックマンエグゼ2
第6話で、ガウスコンツェルン会長でネットマフィア「ゴスペル」の幹部でもあるガウス・マグネッツの持ちナビとして登場した。
ガウスの命令で最新鋭旅客機に搭載されている「ハイパワープログラム」を奪うために飛行機の電脳に侵入。
磁力で飛行機内の計器を狂わせハイジャックを行ったが、駆けつけたロックマンによってデリートされガウスもオフィシャルに逮捕された。

・ロックマンエグゼ5
上記の事件でガウスが投獄されているため、ブルース版では彼の娘であるガウスコンツェルン社長のテスラ・マグネッツのナビとして再登場する
(カーネル版ではナイトマンが登場する)。
第2話でオラン島の削岩機で採掘作業を行っていたところにロックマン達と再会する。

テスラ自身にはロックマンや熱斗に恨みはなかったが、マグネットマン自身は彼らに強い恨みを持っており、再度彼らにネットバトルを挑む。
バトルに負けた後はその防御能力を買われ、テスラの命令でしぶしぶ「チームオブブルース」に防御役として加入した。
最初はロックマンの事を快く思ってはいなかったが、話が進むに連れて徐々に彼に対する恨みも消え去り、彼のソウルと共鳴する。

そしてロックマンがチームリーダーになった頃には彼の事を認めており、
彼から見張り役を頼まれた時には「「いいかな?」なんて言わずにはっきり命令してくれよ!……リーダーさんよ!」と素直ではないが快く見張りを引き受けた。
そしてロックマンがファクトリーの電脳でブラックホールに吸い込まれそうになった時には、
「勘違いするなよ…」とツンデレのテンプレのような台詞を言いながら彼の事を身を挺して守った。


【主な技と強さ】


・マグミサイル
U字型磁石の形をしたミサイルを前方に放つ。
相手目がけて一度だけ曲がる。
彼をオペレート中に使える溜め撃ちもこれ。
破壊可能だが、逆にチップ攻撃を防がれないように注意。

・マグボール
磁力球。相手を追尾するがマグミサイルよりスピードは遅い。
当たるとしばらくマヒ状態になる。
こちらは破壊不能で撃つ時に溜めもあるため攻撃のチャンス。

・NSタックル
相手の背後に青いマグネットマンの分身を作り出し、左右から挟みこむようにして強力なタックルを仕掛ける。

・マグネットフィールド
『5』から登場した技。
ダメージ判定はないが、当たるとしばらく移動ができなくなる。

・マグネットバリア
リベレートミッション専用の防御技。
チーム全員にバリアを張り、1ターン敵の攻撃を無効にする。


名前の通り、磁石や磁力に関係した技を使って攻撃を行う。
『2』では最後列から動かなかったが『5』では少しだけ前に出るようになった。

彼とバトルする時は必ずエリアの一部が「マグネットパネル」になり、その影響で彼の攻撃が避けづらくなってしまう。
『2』では中央の一列がマグネットパネルになっており、ロックマンが中央列に引き寄せられる(マグネットマン自身は浮いているので効果を受けない)。
パネルが消えてもバトルチップ「マグネットライン」を使って復活させてくるが、上下のどちらかに増やす形で張るため戦闘開始時よりは動きやすくなる。
ちなみに5枚まで使用してくる。

HPも異様に高く、『2』ではV1の時点で既に1000もあり、これはシナリオ上で戦うナビの基礎値としては最高値タイ。
彼の繰り出すマグボールもノーマルパネルなら避けるのは簡単だが、マグネットパネルの影響を受けると途端に避けづらいものになるため、
それに当たりマヒした後でマグミサイルの追撃を食らうという事も多々ある。

彼の大技であるNSタックル(『2』のV1で威力200)はHPが少なくなってくると使い始めるので、
「あと少しで倒せる!」と熱くなりすぎてつい前のめりになっていた時にそれによる反撃を食らい、そのままティウンティウン……なんて事も。

彼の弱点である木属性のチップを中心に使いたいところだが、
『2』で彼が待ち受ける飛行機の電脳では木属性のチップを入手するのは不可能なので、飛行機に搭乗する前にしっかり準備をしておいたほうがいい。
ちなみに、この時点で入手出来る木属性チップは、「バッドスパイス」「フォレストボム」「バンブーランス」の3種のみ。

あと、イレギュラーな進行ではあるが、ミリオネアに勝利した時点でウラインターネットへ進入出来るので、
ウラ3のランダムミステリーデータから木属性版トルネードの「コガラシ」、更にウラ5のキルフラワーから「フォレストボム3」も入手可能。
特にコガラシは2のランダムミステリーデータの仕様上*1、簡単に揃えられるのでおすすめ。

コガラシはの射程は前2マス目なので当てるにはエリアスチールの補助が必要だが、
このコガラシならHPが1500もあるハードモードのマグネットマン初戦も、アタックをもう+80してやる(ウッド+40やアタック+20がこの時点で入手可能)と一撃で倒せる。

もちろん『2』ではあのプリズムコンボが使えるのでそれで楽に倒す事も可能だが、
まだそのコンボが認知されていなかったり、チップの入手に関わる情報が整備されていなかった頃は『2』でも指折りの強敵として恐れられていた。

『5』では序盤で戦うこともあり、V1のHPは500に抑えられ攻撃力も大幅に下がっている。
マグネットパネルの仕様は踏むとL字に強制移動される形に変更されており、マグボールも避けやすくなった。

彼のナビチップの効果は『2』『5』とも共通しており、前方にいる敵1体に対してNSタックルを繰り出す攻撃。間に障害物があってもそれを壊して突き進むブレイク性能を持つ。
ロックマンの対極にあるパネルが空いている場合はそこに青いマグネットマンが現れ、相手を挟み撃ちにして2倍のダメージを与える。
攻撃が当たった敵は数秒だけインビジブルと同じ状態になるが、同時にしばらく移動が不可能になる。
『5』で彼をオペレートしている時に使える固有チップ「NSタックル」も、画面が暗転しないだけで効果は同じ。ガーディアンを1ターンで倒したい時に便利。


【それ以外の活躍】

漫画版(鷹岬版)

ゴスペル主催の死の宴に登場。ブルースをマグネットライン上に誘って動けなくし、NSタックルで彼に止めを刺そうとする。
だがそこにロックマンが割って入ったため不発に終わり、彼らのコンビ技「ダブルヒーロー」によってあえなくデリートされた。

漫画版(あさだ版)

ガウスの命令で究極のナビを捕らえるために奮闘するが、それをロックマンとブルースに阻止される。
鷹岬版と同様にNSタックルで彼らを始末しようとしたが、ロックマンに首を掴まれた後に床に叩きつけられそのままデリートされる。
ちなみにこの作品ではフェイスマスクは装着しなかったものの、マグミサイルとマグボールを高速で連射する事ができ、地味にパワーアップしていた。

◆アニメ版

まず、第1期のセカンドエリアにて初登場。
ゴスペル幹部のガウス・マグネッツのナビとして登場しロックマンたちと戦闘を行う。

最後の戦いではロックマンのバグ化が進む中、プラグアウトが不可能なU磁石でナビ達を拘束したりエレキマンの腹を棒磁石で貫いたりと圧倒的な力を見せるも、
エキストラコードで一時的に回復したロックマンに顔面をダイレクトに撃たれる、カスタムスタイルに腹を殴られ血を吐くなど結構な目に遭い、
最終的に確実に倒すべく自身に組み付いたエレキマンと共にプログラムアドバンスのメガデスバーストで消滅した。


第2期『AXESS』で第32話「復活!ビーフ司令」の回に1話限り登場。
ネビュラのエージェントであるゆりことダークチップの取引をするためにガウスが間違ってまりこと接触してしまい、
ビーフ司令及び熱斗と対面したことでマグネットマンとロックマンのバトルが始まる。

しかし、ビーフ司令は冷凍マグロを人質にとったガウスに手が出せない上に、
まりこ先生にビーフ司令の正体が知られてしまうという状況に苦戦する熱斗たちの前に、
メイルや日暮などビーフ司令のコスプレをしたカオス集団が登場、ビーフ司令救済のため持ちナビをプラグイン。
状況がさっぱりのみこめないマグネットマンは「何だこの集団は…」と困惑しているうちに総リンチに遭いログアウトすることになる。
はっきり言うとカオス回。一応悪役のマグネットマンが常識人寄りになるという事態に。


第3期『Stream』では、デューオの試練に選ばれたガウスの娘「テスラ・マグネッツ」のナビとなったため準レギュラー枠となる。
第9話「復活!ネオWWW」でゴスペルに所属・暗躍していた罪で、データの劣化で自然消滅するレベルの禁固961年の判決をガウスと共に受ける。
これを見たテスラはスラーによりアステロイドを与えられた人間をスカウトしてネオWWWを結成。
ガウス・コンツェルンの莫大な資産にアクセスできるマグネットマン(とついでに父ガウス)を奪還すべく、ネット刑務所に襲撃をしかけ、見事奪還に成功。
以降はテスラのナビとなり忠実に命令に従ってネオWWWとして悪事を働く。

第30話「テスラ、複雑な乙女心」では、29歳のテスラがネット警察に30歳と公表されたことでブチ切れ、コミカルな反応を多々見せる他、
燃次のナパームマンが「燃次郎」と呼ばれた際には「変わった名前だな…」と呟いた。

最終話「新たなる未来へ」で、ナビと人間の絆を理解できないデューオに対し、
同じ闇稼業者であるニードルマンやシャドーマンと共に「自分たちは悪党専門だが、間違ってもお前には魂を売らない」と、オペレーターとの絆を示している。
また、第25話「戦慄のバースディプレゼント」以降、テスラとのクロスフュージョンが可能となる。
NSタックル時に現れる青い分身はマグネットマンの声があてられているなど凝っている。


第4期『BEAST』以降ではマグネットマンは姿を見せていないが、BEAST最終話でCFマグネットマンが登場。
他のクロスフュージョンメンバーと共に獣化ウイルスと闘うが、フォッサアンビエンスよりビヨンダードから現れた超電脳獣・グレイザーの前に敗北。



追記・修正は磁力に足を取られないようにお願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ロックマン
  • ロックマンエグゼ
  • マグネットマン
  • ガウス・マグネッツ
  • テスラ・マグネッツ
  • ネットナビ
  • 飛行機
  • ハイジャック
  • 削岩機
  • 磁石
  • ゴスペル
  • チームオブブルース
  • エグゼ2
  • エグゼ5
  • 電気
  • 電気属性
  • 磁力
  • ツンデレ
  • 河野智之
最終更新:2024年10月13日 12:33

*1 2のみ、ランダムミステリーデータの中身決定の瞬間が「ランダムミステリーデータを調べた時」なので、目の前でセーブして粘る事が可能。