スパーク(デュエル・マスターズ)

登録日:2015/03/05 Thu 15:15:05
更新日:2024/12/24 Tue 19:23:32
所要時間:約 5 分で読めます







溢れ出す光が、全てを白く、天国のように塗りつぶした。




「スパーク」とは、TCG『デュエル・マスターズ』における名称カテゴリの1つ。


概要


限りある輝きの連鎖がそれなりに世界を照らす。


「スパーク」と名のつく呪文はDM-01で登場した《ホーリー・スパーク》が初出である。
その後、光文明の呪文にときどき「スパーク」をもつ呪文が登場している。
これらはいずれも「スパーク」と付いているが、《エターナル・スパーク》系などタップ能力を持たない呪文もそこそこ存在する。

「ヘブンズ」と並び光文明の呪文では名称カテゴリになっているが、登場総数は段違いである。
あちらに比べて似た呪文ばかりなのでデッキとして形にすることはかなり難しいが。
とはいえスパーク呪文を踏み倒す《龍聖霊ウィズダムフェウス》といったサポートがある程度増えたので、天門をベースとして組むことは十分可能だろう。

名称カテゴリになったのはDM-36とかなり遅いが、デュエル・マスターズはそもそも「名称カテゴリ」を中心にしたTCGではないので、このくらいの期間経ってからカテゴリ化されるのは珍しくはない。類例に「ボルシャック」や「ルピア」がある。
その後、双極篇ではブレインハンドスクラッパートラップとS・トリガーを持つ著名な呪文を基にした名称サイクルが誕生したため、現在はその一角であり先駆けという形に落ち着いている。

主な該当カードとサポートカード

S・トリガー&全体タップ

代表的なスパーク系呪文のタイプ。太字のものは《ホーリー・スパーク》の完全上位互換。

《ホーリー・スパーク》
《スーパー・スパーク》
《DNA・スパーク》
《反撃のサイレント・スパーク》
《マスター・スパーク》
《アルカディア・スパーク》
《龍装の調べ 初不/ホーリー・スパーク》
《龍幻のトラップ・スパーク》
S(スクラッパー)S(スパイラル)S(スパーク)
「破壊の赤!スクラッパーレッド!」「知識の青!ブレインブルー!」「魅惑の緑!トラップグリーン!」「閃光の黄色!スパークイエロー!」「強欲の紫!ハンドパープル!」「ブレイクあるところに我らあり!シールド戦隊、トリガージャー!!」
《ボルシャック・NEX/スーパー・スパーク》
《閃光呪文「スパーク」》
《極閃呪文「バリスパーク」》
《カシス・パイン/♥あたしのスパークがメロメロにさせ~る》
《ゴルドラン・スパーク》
《邪閃光》

その他のタップ効果持ち

S・トリガー持ちだがタップに数や条件があったり、全体タップだがS・トリガーを持たないもの。

《バリアント・スパーク》
《スパーク・チャージャー》
《レインボー・スパーク》
《無双の縛り 達閃/パシフィック・スパーク》
《創世と終焉のゼニスパーク》
光神龍セブンス/バイオレン・スパーク》
《AND・スパーク》
浄化の精霊ウルス/精霊・スパーク
《フューチャー・スパーク》
《神門の精霊エールフリート/ホーリー・スパーク壱式》

タップ効果を持たないもの

タップ効果を一切持たないタイプ。《エターナル・スパーク》を源流としたシールド送り系が多め。

《エターナル・スパーク》
《ロジック・スパーク》
《スーパー・エターナル・スパーク》
《奇石 ベイブレンラ/スーパー・エターナル・スパーク》
《スパーク×スパーク》
《セレスティアル・スパーク》
《ミラクル・ホーリー・スパーク》

サポートカード

《啓示の精霊サンスクリッド》
《閃光の精霊龍 ヴァルハラ・マスター》
《龍聖霊ウィズダムフェウス》
《光サス奇跡ノ裁徒》
《龍装の調べ 初不/ホーリー・スパーク》

いずれも「呪文」の「スパーク」を指定するため、《線光花》《ツクモ・スパーク》《光器スパーク・ビヨンセ》は含まれない。
ただし線光花とスパーク・ビヨンセはタップ能力を持つ。

代表的なカード

ホーリー・スパーク 光文明 (6)
呪文
S・トリガー
バトルゾーンにある相手のクリーチャーをすべてタップする。
元祖スパーク。「3大S・トリガー」のひとつでもある。通称「ホリスパ」。
効果は単純明快ながら、そこから盤面をひっくり返せる呪文であり、光使いと戦う相手にとってはトラウマともなった呪文である。
マンガ・アニメでも数多くの印象的な場面を生み出した名カードであったのだが、現在は完全上位互換が多数存在するというあんまりなことになっている。同じ「3大S・トリガー」のデモハンとナチュトラは、実質的な上位互換のツインパクト版でも双極篇、純粋な上位互換は十王篇以降とかなり遅くなったのだが……
まあ後継カードが多く作られた、という意味ではある意味扱いはいいのかもしれないが。

一方でデュエプレでは上位互換の登場がエピソード1期の《DNA・スパーク》まで遅れたため、比較的長い間現役だった。

バリアント・スパーク 光文明 (3)
呪文
S・トリガー
バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップする。
メタモーフ
MM-バトルゾーンにある相手のクリーチャーを、1体のかわりにすべてタップする。
マナゾーンにカードが7枚以上ある時に何らかの効果を発揮する「メタモーフ」を持つスパーク呪文。
メタモーフ発動中は実質「3コストの《ホーリー・スパーク》」状態となり非常にコストパフォーマンスの高いカードに変貌する。

ロジック・スパーク 光文明 (3)
呪文
S・トリガー
自分の山札を見る。その中から呪文を1枚選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。
呪文をサーチできるスパーク呪文。《ロジック・キューブ》《ヘブンズ・キューブ》とは同型再販。
一応、《啓示の精霊サンスクリッド》で仕込めるが、サンスクリッドで仕込むなら他のスパークを入れていればいいので、
《閃光の精霊龍 ヴァルハラ・マスター》で唱える際に使うのがいいのだろう。

DNA(ディエヌエー)・スパーク 光文明 (6)
呪文
S・トリガー
バトルゾーンにある相手のクリーチャーをすべてタップする。
自分のシールドが2枚以下であれば、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに加えてもよい。
数ある純粋なホリスパ上位互換でもここまで強力なものはない。
2回攻撃を行う相手に対しても牽制できるなど汎用性が高すぎるスパーク。

反撃のサイレント・スパーク 光/水文明 (6)
呪文
S・トリガー
次のうちいずれかひとつを選ぶ。
►バトルゾーンにある相手のクリーチャーすべてをタップする。
►カードを2枚まで引く。
多色のスパーク。タップの代わりにドローを選択することが可能。
光はしばしば水と合わさるので色基板やドローソースとしての活躍もできるこのカードは白青やドロマーのトリガー呪文として評判を得た。

スーパー・エターナル・スパーク 光文明 (5)
呪文
S・トリガー
バトルゾーンにあるコスト6以下の進化ではないカードを1枚選び、裏向きにして、持ち主のシールドゾーンに新しいシールドとして加える。
《エターナル・スパーク》の上位種で、カード指定除去のスパーク。
フォートレス全盛期における有用な呪文であり、しかもヴァルハラ・マスターから撃てる点で評価が高い。
単純に《魂と記憶の盾》の適正スペックとしても使えたりするのが強み。

マスター・スパーク 光文明 (6)
呪文
S・トリガー
バトルゾーンにある相手のクリーチャーをすべてタップする。
カードを1枚引く。
全体タップ呪文としてのスパークはいままではレアだったが、アンコモンの珍しいスパーク。
手に入れやすいと考えるか、時期が過ぎるとカードショップでストレージを漁るハメになると考えるかはプレイヤー次第。
DNAなどに比べると落ち着いた効果だが堅実であり、逆転に近づきやすくなるスパークと言える。
名前が名前だけにネタにされる。あっちは補助技というよりは攻撃技なんですがそれは大丈夫なんですかね…?

龍装の調べ 初不 光文明 (6)
クリーチャー:ドラゴンギルド/メタリカ 7500
ブロッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時あるいは自分が名前に《スパーク》とある呪文を唱えた時、相手のクリーチャーは次の相手のターンのはじめにアンタップしない。
ホーリー・スパーク 光文明 (6)
呪文
S・トリガー
バトルゾーンにある相手のクリーチャーをすべてタップする。
ツインパクト化したホーリー・スパーク。
呪文は同名カードなので特段語ることはないが、クリーチャー面が付随したことで《ミラクル・ミラダンテ》の進化元として扱え、マナゾーンに埋める以外の用途ができるといったメリットが増えている。
クリーチャー側はタップしているクリーチャーをフリーズに変化させる能力で、スパーク呪文にも適用されるため相手のクリーチャーを長時間拘束できる。ただし出た時の能力としてはあらかじめタップしている必要があるので注意。

コスト6の光のドラゴン、ということで天門やドラゴンズ・サインといったメジャーな踏み倒しにも対応しており、天門をはじめとしたさまざまなデッキで活躍できる。

「破壊の赤!スクラッパーレッド!」「知識の青!ブレインブルー!」「魅惑の緑!トラップグリーン!」「閃光の黄色!スパークイエロー!」「強欲の紫!ハンドパープル!」「ブレイクあるところに我らあり!シールド戦隊、トリガージャー!!」 光/水/闇/火/自然文明 (7)
呪文
S・トリガー
次のうち2つ選ぶ。
►相手のクリーチャーを、パワーの合計が5000以下になるように好きな数選び、破壊する。
►カードを3枚まで引く。
►相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
►相手のクリーチャーをすべてタップする。
►相手のクリーチャーを1体破壊する。
実物ではカード名が3行にわたって記載されているという異常なほどに長いネーミングが特徴のスパーク。もちろん悪ふざけオンリーのネーミングではなく、前述したスパーク/スパイラル/ハンド/スクラッパー/トラップの5つの名称カテゴリ全てに属し、それらへのサポートが受けられる。
詳しくは個別項目にて。


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最終更新:2024年12月24日 19:23