速見ダイスケ

登録日:2015/03/24 (火) 17:28:59
更新日:2025/04/29 Tue 21:25:44NEW!
所要時間:約 3 分で読めます





ロックマンエグゼシリーズ』の登場人物。

CV:岡野浩介(アニメ版)


【概要】

IQ170の頭脳を持つ、自然をこよなく愛するアウトドア好きの青年。
誠実そうな顔つきで眼鏡をかけており、オレンジ色のパーカーにリュックを背負っている。
持ちナビはクイックマンで、彼のナビマークが入った帽子を被っている。


【本編での活躍】


第2話に登場。
おくデン谷にキャンプをしにやって来た熱斗達と出会い、その後は度々彼らの前に現れて気さくに接するようになる。
常に穏やかな表情だが、平気な顔で自然を汚す人間を嫌っており、その事に対して不満を漏らす事もある。
あるアイデアで蜂を追っ払った熱斗を「都会の子にしてはなかなかやるな!」と誉めていた。
そんな時にネットマフィア「ゴスペル」によっておくデンダム爆破事件が発生する。
爆弾の起爆装置を探し回っている熱斗に対して「早く逃げたほうがいい。もうじきここは大変な事になるからね」と言って避難するよう促していたが……


以下ネタバレ




















彼こそがダム爆破事件の犯人。
自然を汚し続ける人間達に対し怒りを覚えるようになり、遂にはゴスペルの団員となってしまった。
ダムを決壊させて下流にあるデンサンシティを水没させようとダムに爆弾を仕掛け、おくデン谷の3箇所にPETや水筒に擬装した起爆装置を隠す。
残りの1つは自分で持っており、熱斗の問いかけに対して最初はシラを切るが追究されると正体を明かし、無駄だと言いながらそのPETへプラグインするように仕向ける。
そこでクイックマンを使ってネットバトルを繰り広げるも、あえなく敗北。
その時にクイックマン自身が全ての起爆装置を作動させるプログラムだという事を熱斗達に伝え、彼のデリートと同時に爆弾を作動させて彼らと一緒に心中しようとする。
だが炎山が既に爆弾を全て解体してしまっていたため計画は失敗し、そのまま現行犯で逮捕された。

一見すると、ダム爆破を企んだのは彼なりに自然を守ろうとした故の行動で、自分が死ぬのも覚悟の上の犯行だった様にも見える。
しかし一方で、「自然破壊が許せない」という理由だけで大量虐殺になり兼ねないダムの決壊や町の水没を平気で実行に移そうとしたり、
自分の事を「IQ170を誇る幹部候補」と自画自賛する等、本質的に強い自惚れや承認欲求があったと思わせる面を度々見せていた。
また、熱斗と直接対峙した際も、自らの犯行計画にルールみたいな物を設けている等、何処かゲーム感覚で犯罪を行っている様な態度を見せている。

確かに自然を守る事は大切だし、破壊しないで済むならそれに越した事は無い。
だが、本当に優秀な頭脳を持った聡明な人間なら、ダムが貯水や水害対策の為に必要な場合もある事ぐらい少し考えれば分かる*1はずなので、
結局の所、「自然保護」を建前にして命と引き換えに犯罪に手を染める自分自身に陶酔していただけとも言えなくも無く、
爆弾を解除した炎山からも「こんな事をする犯人は、ほぼ100%愉快犯だ」と痛烈に切り捨てられた。

ゴスペルの首領からも、義憤に駆られて犯罪に手を染める道を選んだ様に見えるダイスケの薄っぺらい本質を見抜かれていた節があり、
「最低ランクのオペレーターだ」と、仕事のストレス発散という下らない理由で犯罪に手を染めた風吹アラシと同格扱いされる形で酷評された。



【本編以外の活躍】


この作品では幹部に昇格しており、ガウス・マグネッツプリンセス・プライドと共に「死の宴」に参加してロックマンを待ち構える。
自らの為に戦ったはずのクイックマンがデリートされても顔色一つ変えない等、ナビを単なる道具としか思っていないかの様な冷淡さを垣間見せている。
しかし、サイトスタイルの強大な力を目の当たりにした時は驚愕の表情を見せており、その後はサイトスタイルの衝撃を受けて気絶。
最終的には駆けつけた国防軍に他の2人と一緒に逮捕された。

風吹と一緒に「秋原町誘拐作戦」を決行する。
秋原町の各所に爆弾を仕掛け、交通網を遮断して街を孤立させようとする。
そこに炎山が現れ、起爆装置にプラグインしてきたブルースに対しクイックマンで応戦する。
だが彼らに破れてしまったうえに、クイックマンが自爆するエネルギーをブルースに利用されて全ての起爆コードを切断されたため作戦は失敗に終わる。
警察が来る前にその場から逃走し、首領からも見限られて組織から追われる身となってしまった。

第1期に、自然保護官として登場。
サロマと幼馴染らしく、彼女と久しぶりに会った時にはちょっといい雰囲気になっていた。
おくデン谷の理不尽な開発に納得がいかず、この事をネット犯罪という形で警告しようと考えてゴスペルに参入。
ダムを決壊させてふもとのキャンプ場の人々を洪水に巻き込んで殺害しようと目論む。

ダムの管理官達に対し自分の事を「緑の使者」、「大自然の保護者」と自称する等、原作同様の自惚れの強さや自己陶酔振りも見せている。
また、自身がゴスペルの一員だった事を知りショックを受けていた熱斗に対し自分の事を「夢を追い続けるには、奇麗事だけじゃ駄目なのさ」と居直っているが、
熱斗からは「良く分んないけど…言い訳にしか聞こえないぜ!どんな立派な事言ったって、ダムを壊すのは絶対に悪い事だ!」と反発されている。

一方、ゲーム版と異なりダムを本気で決壊させようとまでは考えてはおらず、警告が済んだら潔く自首するつもりでいた等、
人として越えてはいけない一線がある事は理解していた様で、原作に比べると若干良心的に描かれている。
だがそこにゴスペルの刺客であるカットマンが乱入して爆弾を起動されそうになるが、ロックマンが彼を撃破したおかげでダム決壊は免れた。




追記・修正は、自然を愛する心を持ってお願いします。


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最終更新:2025年04月29日 21:25

*1 水害の深刻な地域では、ダムを建設しないと洪水で多くの人命が失われるばかりか、多くの木々が薙ぎ倒されてそこで暮らす動植物達も死滅してしまう等、結局は守らなければならない「自然」その物が滅ぶ危険性もある。