大魔王マデサゴーラ

登録日:2015/05/06 Wed 19:57:58
更新日:2025/02/01 Sat 17:32:00
所要時間:約 8 分で読めます





よくぞ参られた勇者よ。余は大魔王マデサゴーラ。

魔族の王にして創生の女神への挑戦者。



ドラゴンクエストX』のVer.2パッケージ、「眠れる勇者と導きの盟友」のラスボスとなる大魔王。

CV:石井康嗣

【概要】

人型で金色の鎧に身を包んではいるが、腕は六本で鎧の両肩はクワガタムシの角を思わせる突起が生えている。
Ver2.4の彼と戦う展開に入るまでは姿を現すことはなく、プレイヤー達の見えないところで暗躍していた。
プレイヤーからの愛称は「クワガタおじさん」など。

レンダーシア大陸のコピーである偽りのレンダーシアを創って本来のレンダーシア大陸、更にはアストルティア全土を侵食し神として君臨することを目的としている。
偽りの世界を作るにあたって絵本の世界の英雄を具現化させたり、小説を元にしたダンジョンであるピラミッドの作成
果ては魔幻宮殿に魔物を住み付かせた絵画を置くなど、魔王キャラにしては珍しく芸術を趣味としている。

計画の手はずとしてまずは冥王ネルゲルに力を与え、真のレンダーシア大陸を迷いの霧で覆いつくして周りから隔絶させた。
しかし人間の種族神であるグランゼニスの血により張られた四つの結界、「神の秘石」が侵食の妨げになっており
それを破る為に彼は「勇者の力」を求めた。

そして魔元帥ゼルドラド率いる魔王軍に勇者の血筋が治める国家、グランゼドーラ王国を襲撃させ、勇者トーマ王子の拉致を企んだ。
だがトーマ王子は影武者であり、真の勇者は妹であるアンルシア王女であることが判明したが、アンルシアはトーマ王子の犠牲によって取り逃がしてしまった。
その後は代替案として勇者のコピーである「魔勇者アンルシア」の作成とトーマ王子の蘇生・支配を実行。
結果魔勇者には勇者の力が宿らず、プレイヤーと本物のアンルシアによって討伐された。



【Ver.2.2~】
トーマ王子の蘇生に成功したマデサゴーラは先代勇者の指輪を王子に奪わせ、更に神の秘石の一つの破壊に成功。
三つは残っているため不完全ではあるが、真のセレド地方のソーラリア峡谷の侵食を達成した。

プレイヤーとアンルシアは侵食されたソーラリア峡谷である「ねじれたる異形の大地」に位置する「魔幻宮殿」に攻めたが、
マデサゴーラはプレイヤーの心に潜む恐怖(=冥王ネルゲル)の形を具現化させ、「恐怖の化身」として召喚し、彼らに挑ませた。

討伐後プレイヤー達は宮殿への突入を試みるも、入り口に結界が張られており破ることは出来なかった。


【Ver.2.3~】

天馬ファルシオンの力により魔幻宮殿への突入を許してしまったマデサゴーラだったが、その最深部にて魔元帥ゼルドラドを差し向けた。
結果ゼルドラドは敗退したが、既に魔王の玉座はもぬけの殻と化しており、既にトーマ王子を引き連れて創生の霊核を求めて
エテーネの島に位置する光の神殿の地下へと旅立った後であることが判明した。ゼルドラドの目的は魔王の護衛ではなく、時間稼ぎだった模様。

一行は光の神殿の地下へと向かい、その先にある悠久の回廊への入り口を発見するも、またしても結界が行く手を阻んだ。
創生の魔力で構成される結界は、ファルシオンの力をもってしても破ることができなかった。


【Ver.2.4~】

創生の魔力で満ちた神秘のゴブレットにより悠久の回廊への突入を許してしまった魔王。
しかしその最深部である奈落の門では、既に奈落の門の封印が解かれようとしていた。

魔王は最深部に辿り着いたプレイヤー一行にトーマ王子を差し向けるも、トーマ王子は敗退。
そして魔王は再びトーマに力を与え、その力もアンルシアの勇者の光によってかき消されてしまった。

だが魔王の目的はトーマに勇者の光を浴びさせて勇者の力を滞留させ、再び奈落の門の封印の解除を試みることにあった。
アンルシアはトーマを止めようとするも行く手を魔王によって阻まれ、とうとう彼と戦うこととなる…。


【能力】

トーマ王子と連戦する形での戦闘となるが、HPとMPは全回復される。
HPは8.6万程度(オフライン版では4.3万程度)と高く、またこちらの特技や呪文に対して頻繁に怒り状態となるため、通常攻撃だけでもかなりの威力となる。

◇使用する特技
いてつくはどう…前方の扇状にいる相手の良い効果をかき消す。
◆マヒャデドス…相手とその周囲へ氷属性の範囲攻撃。威力は300前後
◆ジゴデイン…相手とその周囲へ雷属性の範囲攻撃。威力はマヒャデドスのそれを上回る。
◆メラガイアー…相手一人に炎属性の大ダメージ。
マダンテ…HPが半分を切ると使用する自分を中心とした範囲攻撃。威力は9999だが離れれば当たらない。
◆魔力回復…マダンテ使用後に使用し、MPが全回復する。
◆念じボール…対象とその周囲にランダムで6回攻撃。呪い耐性が無ければ最大HPが減る呪い状態となる。使用頻度が非常に高い。
       その場から離れてあえて一人に攻撃を集中させるか、陣形を固めてダメージを分散させるか迷うところである。


魔勇者と同様に闇のころもを纏うこともあり、その状態ではデバフの解除に加えて与ダメージは2~3倍程度に膨れ上がり、
受けるダメージに至っては1/10
勇者の光を受けるまでは永続的に効果が続くため、速く解除しなければ全滅の恐れがある。
しかしアンルシアが勇者の光を発動した後はころもが解除され、
一定時間の間魔王は行動不能に、そして被ダメージも非常に高くなるため、この機会に集中してダメージを与えることが可能だ。
オフライン版ではマダンテを使用せず(魔力回復は使う)、闇のころもを纏っていても攻撃の追加効果は通る等隙が大きく、前座らしく調整されている。

討伐後はトーマ王子が奈落の門の封印を解く事に成功してしまった。
門の中からは創生の霊核があふれ出し、マデサゴーラの形態を大きく変化させプレイヤー一行に襲い掛かるのであった。
そして現した姿が…




創造神マデサゴーラ


余はこの絶大なるチカラをそなた達を使って試したいのだ。

くれぐれも簡単に壊れてくれるなよ!


体は鳥類を思わせる翼にヘビの尻尾、紫色の巨大なドラゴンの体を持つ姿となった。
HPは15万程度(オフライン版では11.4万程度)に膨れ上がり、更に厄介な存在と化してしまった。これでもその身に受けた創生の霊核はほんの一部だと言う。

この戦闘では特殊なルールが設けられており一定のダメージを与えるたびに、特殊な効果が敵味方双方に与えられる世界へと変化する。

戦闘開始後
特殊効果の無い世界。通常攻撃のほかジゴデイン、マヒャデドス、あやしいひとみ(相手一人を眠らせる)を使用。
マジックバリア等で魔法耐性を上げておけばさほど苦戦することは無い。

加速する世界
一定のダメージを与えると変化される世界。敵味方双方の行動間隔と詠唱時間が短縮される。オフライン版では全員の行動回数が1回追加される。
使用する呪文は「神速メラガイアー(メラガイアー三連発)」「連続ドルマドン(ドルマドン三連発)」を頻繁に使用する。
一発あたりの威力は高いが、マホカンタが全員にかかっていれば使ってこなくなる。

威力に惑わされずにマホカンタ等を活用すれば、難易度は下がるだろう。
戦闘前にファイアタルトやダークタルトを使用すれば、前もってダメージを緩和することが可能。

不浄なる世界
加速する世界から一定のダメージを与えると変化される世界。敵味方双方が状態異常にかかりやすくなる。キラキラポーンを使えるなら使っておこう。
この世界で使用する特技は「不浄の息(全員に呪い&猛毒&麻痺&幻惑)」、「不浄の魔力(設置技・ステータス&耐性デバフ)」「ランドインパクト(範囲内の敵に500程度のダメージ)」、「いてつくはどう」を使用。
特に不浄の息は対応する状態異常に対して100%の耐性がなければ必ずかかってしまう。

しかしこの世界では相手も状態異常にかかりやすくなっている。
この点を活用して相手にラリホーマをかけて体勢を立て直すなどすれば、勝機は見えてくる。
魔法構成のパーティーだと幻惑を気にする必要が減るので、楽かもしれない。
くれぐれもランドインパクトで纏めて戦闘不能、なんて事にならないように警戒しよう。
オフライン版ではキラキラポーンを欠かさなければ割と与しやすい。

混沌たる世界
不浄の世界から一定のダメージを与えると変化される世界。
これで最後の世界となるが、残りHPの都合上長期戦を強いられてしまう。
双方の与ダメージが二倍になり、またほぼ確実に会心・痛恨、呪文暴走が発生する。
ホイミ系の回復量も二倍になるが蘇生時のHPは変化なし。
オフライン版ではバランス調整の兼ね合いで味方へのダメージ倍加がオミットされている。

行動パターンは加速する世界時と不浄なる世界時の双方に加え、マダンテも使用する。
不浄の息だけでも厄介だが、連続ドルマドンや神速メラガイアーは暴走がほぼ確定で、纏めて戦闘不能になりやすい。

しかし裏を返せば「会心完全ガード」でダメージを無効出来る機会が多かった…のだが、ver.3で会心完全ガードは「会心ガード」に下方修正が入り
「痛恨のダメージを軽減」するに留まってしまった。マホカンタを全員に使用すれば、少なくとも魔法を使ってくる機会はなくなるので是非活用しよう。
ランドインパクトでの事故率を減らすため相手から離れつつ、この世界の特性を生かして速めにダメージを与えていくことが求められる。


討伐後は創生の霊核を求めて奈落の門への突入を試みるが、最期の力を振り絞ったトーマ王子に阻まれた。
そしてアンルシアによりとどめの一撃を加えられ、その生涯を終えるのであった……。
なお開いた後の奈落の門は唐突に現われ、行き返しの姿が竜族であることを明かしたクロウズが突入しそのまま閉じてしまう。
結局創生の霊核の正体は、Ver.2の段階では有耶無耶となってしまった。

ちなみに悠久の回廊では突入した冒険者を惑わす仕掛けとして、
スロットの設定が甘く実際には使用できないコインが当て放題なカジノが仕掛けられているのだが、
そのカジノのジャックポットトーテムにはこのようなメッセージが記されている。


グハハハハハ……!見たか! これが余のチカラよ!! 

まだだ……。これで終わりではないぞ! ここまでくると自分の才能が恐ろしいな!


当たるに決まっているスロットで使えないコインを荒稼ぎし、自慢までしている。
楽しむべきところはちゃっかり楽しんでいる模様。


【外伝作品などでの活躍】

◇ライバルズ
第8弾までの時点で、第1形態のみが参戦している。
魔王らしさよりもジャックポットおじさんらしさがカード性能に反映されており、単純な戦闘能力は魔王系カードの中でかなり低い方。(ちなみにネルゲルよりも低い)
毎ターン終了時にスロットで大当たりを出してプレイヤーにコインを大盤振る舞いしてくれる他、
彼にコインをお裾分けするとデッキの中にいるギャンブル仲間を手札に呼んで来てくれる。
完全にただのおっちゃんである。


余は 余の望む項目を追記・修正するのだっ!!
貴様ら アニヲタの道具などに それを邪魔さ……れ……。

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最終更新:2025年02月01日 17:32