チャド

登録日:2015/05/09 Sat 22:32:02
更新日:2024/03/01 Fri 21:25:53
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チャドとは、アフリカ中央部に位置する国。
スーダン、中央アフリカ、カメルーン、ナイジェリア、ニジェール、リビアと国境を接する。首都はンジャメナ。
しりとりで「ん」がついたにもかかわらず負けを認めたくない人が使う事が多いかもしれないが、現地の発音は「ヌジャメナ」とか「ウンジャメナ」に近い。面積は128万4000平方キロメートル、人口は1489万人。

1960年にフランスから独立。
正式名称はフランス語で「République du Tchad」英語表記は「Republic of Chad」通称チャド。
霊圧が消えそうな人とは全く関係ないし、吉本のオーストラリア芸人とも関係ない。

失敗国家の項目に書いてあったとおり、この国では反政府勢力が大絶賛活動中である。
というのもこの国今まで7人の大統領がいるが、政権交代は全てクーデターである。
一度たりとも選挙による政権交代が起きていないのだ。
(失敗国家として悪名高いソマリアですらバーレが実権を握るまでは選挙が行われていた)
首都ンジャメナも反政府勢力によってたびたび侵攻されている。
2021年には大統領が内戦の前線の視察中に負傷して死亡、彼の息子が軍を率いて暫定大統領となり、ついでに憲法が事実上無効化された。つまりまたクーデターである。

日本政府は外務省を通じて「チャドには行くなよ! 絶!対!!に!!!行くなよ!!!! いるなら今すぐ帰ってこいよ!」と情報を発信している。

経済は長らく続いた内戦により不振を極めており、道路網の整備すらままなっていない。
また2003年に石油の生産を開始したが、それ以前は綿花生産に依存しきっていて、輸出の7割程度が綿花であった。
尤も、内陸部という地の利の悪さもあるので、一概にこの国が悪いとは言い切れないのだが…

今でこそ「失敗国家」として悪名高いこの国だが、チャド湖を中心としたカネム・ボルヌ帝国が700年頃から1893年にかけて交易や戦争で領土を拡大していた。
そのチャド湖も灌漑と砂漠化により面積がどんどん小さくなり、21世紀中には消滅するのではないかという懸念も生まれている。

ところで、この国の国旗なのだが…
青・黄・赤という横三色旗である。

これだけなら別にどうということはないのだが、ルーマニアも全く同じ色、同じデザインである。
かつてはルーマニアの方が真ん中に国章を描いていたのだが、政変により現在の柄に落ち着いたという訳だ。
一応青の部分の濃淡があるそうだが、国旗の本でも厳密に再現されている事はまずない。

幸い、両国は余りにも遠いため間違われることはなく、大きな衝突も起こらないまま現在の状態が続いている。

日本でもどこかの建物で掲げられていることが多いが、チャドもルーマニアも関係なく創…おっと誰か来たようだ。




追記・修正は選挙による政権交代を起こしてからお願いします。

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最終更新:2024年03月01日 21:25