ターミネーター3(映画)

登録日:2015/07/25 Sat 19:52:41
更新日:2025/10/27 Mon 05:07:42
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未来は決まってなどいない。運命は自分で創り上げるのだ。


恐れるな。未来は変えられる。



『ターミネーター3(TERMINATOR 3:RISE OF THE MACHINES)』とは2003年に公開された映画。
名作として名高い「ターミネーター」シリーズの3作目である。
監督は1,2を手掛けたジェームズ・キャメロンに代わってジョナサン・モストウが担当。


●目次

【あらすじ】


1994年、コナー親子とジョンを守る様に再プログラムされて、未来から来たターミネーター(T-800)の活躍により、同じく未来からジョンを抹殺する為に送り込まれたT-1000は消滅し、審判の日が2年早まるきっかけになった1984年のT-800の残骸(右腕とチップ)も溶鉱炉に捨てられた。さらに未来で人類抹殺を謀るスーパーコンピュータスカイネットの開発に繋がるデータや資料を全て破壊する事にも成功。開発元であるサイバーダイン社も絶望の未来を知り、自己犠牲の道を選んだ開発者のダイソンと共に会社ごと爆破された。そして、人間の感情と生命の尊厳を理解したT-800が自らの意志でサラに溶鉱炉へ沈めてもらった事で、スカイネットの開発は阻止され、遠くない未来で起こるとされていた「審判の日」は完全に回避されたはずだった…。
しかし、その10年後、軍は秘密裏にスカイネットの開発を続行、開発まで最終段階に入っていた。
一方、青年に成長したジョン・コナーのもとに再び2体のターミネーターが出現する…。



【登場人物】


  • ジョン・コナー
演:ニック・スタール
本作の主人公。イケメンだった少年時代とは似ても似つかぬ猿顔
前作の事件で母親のサラと未来から自身を守る為にやって来たT-800と共にスカイネットの開発と審判の日を阻止したのだが、それにより人生の目的を見失いスカイネットの悪夢から逃れるために世間との関わりを断ち、現在は放浪を続けながら孤独な日々を過ごすホームレスに成り下がっている。
突如のターミネーターの出現にも戸惑うばかりで、救世主となる覚悟は全然できていなかったが…。また、前作(1994年)から10年後の話にも関わらず、本作のジョンは冒頭のモノローグで「13歳の時にターミネーター(T-1000)に襲われた」と発言しており、年齢設定に矛盾が生じてしまっている。(前作のジョンは10歳という設定。)
ちなみに日本テレビ版の吹き替えは2から引き続き浪川大輔が担当している。
未来世界のジョンが後述の人物に殺害された事が本作で明らかとなっている。


  • ケイト・ブリュースター
演:クレア・デインズ
ロス郊外の動物病院に勤めている女医。
実はジョンの幼馴染であったが、前作のジョンの養父母殺害事件の後にジョンが行方をくらましたため離れ離れとなっていた。
序盤で怪我の薬を求めて病院に忍び込んだ彼と再会したことにより事件に巻き込まれてしまう。
しかし、彼女自身も父親がスカイネット開発の最高責任者であった事からターミネーターの標的になっていた事実が明らかになる…。


演:アーノルド・シュワルツェネッガー
今作のシュワちゃん。
かつてジョンを守るために未来から送り出されたものとは別個体であるためか、本作におけるジョンとの信頼関係が前作と比べるとイマイチであった。
彼をリプログラミングして指令を出したのが未来世界のジョンではないため、ジョンの言うことも聞かない。
T-800より性能が高く、心理学をプログラミングされており、嘘をつくなど高度な知性を持っている。
今作もやはり全裸で登場
実は過去に送り込まれる前はスカイネットの尖兵として未来のジョンを殺害しており、彼の死後、ある人物の手によってCPUを改造され、抵抗軍の戦力として運用される。


演:クリスタナ・ローケン
未来から送り込まれた、最新型のターミネーター。
未来の救世主ジョンと、未来での仲間たちを抹殺して回る。
女性型でありながら全裸で登場
詳細は項目参照。


  • ロバート・ブリュースター
演:デイヴィッド・アンドリュース
ケイトの父親。ある意味審判の日の元凶と言える人物。
アメリカ空軍技術中将であり、軍が進めているスカイネット開発計画「サイバー・リサーチ・システムズ(CRS)」の総責任者を務めている。


  • サラ・コナー
前作に登場したジョンの母親。
本編の開始以前に患った白血病で死別しているため既に故人で、本作では名前のみ登場。
なお、生前は審判の日を回避したことに確信を持てなかったらしく、死後は本人の希望で仲間の手によって遺灰を海に撒かれ、いつの日か起きる可能性のある最悪の事態に備える形で大量の銃器を棺桶の中に隠していた。


  • スコット・メイソン
演:マーク・ファミグリエッティ
ケイトの婚約者。
シリーズのお約束というのか、登場して早々T-Xに抹殺され、自身の姿をケイトを追うためにコピーされた。


  • ピーター・シルバーマン
演:アール・ボーエン
前作でサラにペンで膝を刺され、骨を折られた医師。
本作では犯罪被害者のカウンセラーとなっており、ケイトが保護された際には自身も妄想を見たと発言し、ターミネーターの存在を妄想と考えていた。
だが、その直後に警官隊に撃たれたT-850を目撃した事により、過去の事件を思い出してその場から逃亡した。
1~3までで皆勤賞である(シュワちゃんはそれぞれ別個体だし)。



【コミカライズ】

角川書店。作者は「Ark Performance」、他の代表作は蒼き鋼のアルペジオ等。
映画版のストーリーをかなりアレンジしている為、賛否両論な評価となっている。

元アシスタント仲間ということで、尾田栄一郎が巻末には寄稿。
そうしたこともあってか中古本価格がやや高い。


【余談】

ジョン・コナー役は当初エドワード・ファーロングの続投が予定されており実際に出演契約を結んでいた。
しかし、契約に浮かれたファーロングが「薬物をやらない」という契約条項を破ってクラブでオーバードーズし、契約が破棄されたという。
何しとんねん・・・



未来は確定しているのかもしれない。僕にはわからない
ただWiki篭りの言葉だけはわかる

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最終更新:2025年10月27日 05:07