ベオウルフ(DMC)

登録日:2015/08/08 Sat 22:21:44
更新日:2023/03/20 Mon 22:46:13
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I will annihilate every last blood relation of Sparda!
(スパーダの血族――生かしてはおかん!)


カプコンのスタイリッシュアクションゲーム『Devil May Cry3』の登場人物。

作中の舞台であるテメンニグルの塔にかつてスパーダによって封印された上級悪魔。
見た目は一言で言うなら黒い体をしたパズズであり、その巨体に相応しい豪腕を誇っている。悪魔のくせに光の力を司っており、屈強な肉体を駆使したパワフルな肉弾戦を得意としている。

スパーダが魔界を離反する前は恐らく魔帝ムンドゥスの勢力下に属していたと思われ、スパーダの反逆の際には左目を潰されてしまった。
その傷跡ははっきりと残っており、封印されてからもスパーダに対する憎悪は全く消えておらずリベンジの時を待っていた。

獣人型の悪魔であるためか嗅覚が敏感で、スパーダの血の匂いを二千年経っていてもはっきり覚えているほどである。
スパーダとそれに関わるもの全てを凄まじいほどに憎んでいるため、スパーダの血の匂いを見つけただけで怒り狂うなど、極めて執念深い。


劇中ではテメンニグル地下の生贄拷問部屋で遭遇することになり、スパーダの血の匂いを嗅ぎ付けてダンテを見つけると容赦の無い猛攻を仕掛けてくることになる。
ダンテとの戦いは結果的に引き分けとなるのだが、この時に右目も潰されてしまい、完全に失明してしまう。

しかし、スパーダの血の匂いだけははっきりと覚えているために再三のリベンジを誓って一度撤退し、匂いを頼りにしつこくダンテを付け狙うが、テメンニグル最下層で追い詰めたのがバージルであったのがベオウルフの運のつき。

バージルの居合いで一瞬にして頭を四頭分に切り刻まれてあっけなく返り討ちにされてしまった。

その後、残ったベオウルフの魂はバージルに完全に屈服したため魔具となり、ガントレットとバトルブーツとしてバージルとダンテの新たなる武器として扱われることになる。
魔具となったベオウルフは攻撃範囲や射程こそ短いものの、作中随一の破壊力を誇る武器であり、硬い敵を倒す時にはかなり頼りになる。

ちなみにデビルメイクライシリーズのボス悪魔の多くは倒した後に魔具となることが多いが、ケルベロスやアグニ&ルドラのようの相手の力を認めて自ら魂を捧げるパターンと、ベオウルフのように相手の力を認めないような悪魔が本人の意思に関係なく、自分の魂が相手に屈服してしまうことで魔具となってしまうパターンが存在する。

さすがに憎しみを募らせている悪魔ではケルベロス達のように聞き分けが良いはずもなかったようだ。


◆戦闘

ベオウルフはデビルメイクライ3のボスの中でも数少ない、確実に大ダメージを与えられるチャンスタイムがないボスである。
小細工なしの真っ向勝負となり、体力の多さと耐久力の高さ、そして属性の弱点がないため非常にタフであり、初見殺しもいい所。

攻撃自体は大振りで見切りやすいものばかりであるためロイヤルガードでの防御が割と上手くいきやすい。
ちなみにベオウルフは左目が潰れているので左側が死角になっており、左側から攻めると有利に戦える。また頭部が弱点でもあり、普通に体に攻撃するより高いダメージが与えられる。
最大にまで溜めた魔人化ロイヤルリリースを頭に叩き込めば体力を満タン状態から一気に半分近くまで削れることも。

ダメージをある程度与えてからはメガクラッシュを放つと同時に本気モードとなり、突進やボディプレスといった肉弾戦から鉄柱を殴り飛ばしたり背中の翼からホーミング弾による遠距離攻撃まで仕掛けてくるようになる。

地面を叩きつけて衝撃波を発生させるヴォルケイノを使用した際は「クラッシュバンディクー!」という空耳が聞こえるのは一部で有名(実際は「Crash and bash! 砕け散れ!」と言っている)。


That excrement Sparda had two sons……!
(二人いたのか……! スパーダの血族が……!)


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最終更新:2023年03月20日 22:46