ザ・ランブルフィッシュ

登録日:2015/10/24 Sat 14:33:07
更新日:2025/05/04 Sun 23:34:06
所要時間:約 5 分で読めます





『ザ・ランブルフィッシュ』は、2004年にディンプスが開発し、セガサミーから発売された2D格闘ゲームである。
尚、本作はS.M.A(スムース・モデル・アニメーション)を採用しており、キャラクターの動きが滑らかなのが特徴。
格ゲーブームも下火に入った時期にリリースされた為か、余りヒットはしなかったが、根強いファンもいるにはいる。

◆操作性
ネオジオの格闘ゲームの如く、レバーと4つのボタンを使用してプレイする。
また、相手の攻撃をガードし続けると耐久値が減っていき、ゼロになると無防備になる他、ある程度攻撃を受けるとキャラクターの衣服が破損する。
他にも相手の攻撃を避けながら前進するダッジ、ダメージを受け、空中に浮いてる状態でD以外のボタンを押すと立て直せるリカバリーといったシステムも採用している。
また、通常技の硬直をキャンセルしながら上位の必殺技を叩き込むラッシュコンボも大きな特徴である。

◆登場キャラ
  • 譲刃漸(ゼン)
主人公で、かつては地下の非合法格闘組織「バロール」に所属していたが、組織は壊滅。
波動昇龍タイプのキャラで初心者にも扱いやすい。
EDでは夕陽の下、水没した街を眺めている。

  • 睦月ヒカリ
睦月流古武術の使い手で、当て身系の技を得意とする。
他と比べて声の演技が棒に聞こえるがこれは中の人が当時中学生だったからである。

  • ガーネット
足技が得意な情報屋の女性で、ナースの姿をしている。

  • タイフォン
本作きってのショタキャラ。
倒した相手の顔を拓にとる、いわば顔拓が趣味の少年。
性能面では上位に位置する程強いのだが、次回作では悲しみを背負うことに…。

  • オービル
いくつもの表の格闘技大会で優勝経験を持っている、現役の格闘家。
本作の投げキャラ粋で、投げ技が強力だが唯一ラッシュコンボができないため、上級者向けのキャラである。

  • ヴィレン
ロシアマフィアの一員で、勝つためならば、どんな卑怯な手段も厭わない。
衣服のしたには電撃警棒やチェーン、はたまた火薬類を隠しており、何のためらいもなく使う。

  • ボイド
見た目は太めの温和そうなおじいさんだが、実は殺し屋の世界ではかなり有名。
ある程度ダメージを与え続けると、のような形相を披露する。
サソリゲージという固有ゲージを持ち、これが溜まれば溜まる程、ある超必殺技の威力が上昇する。

  • 睦月カヤ
ヒカリの姉。
普段はメガネをかけており、妹よりも攻めを重視した性能で、飛び道具や無敵技も使うなど、まさに「姉は強し!」である。
因みに妹が赤を強調したカラーリングに対し、彼女は紫を強調している。

  • アラン
マーシャルアーツの使い手で、元・ストリートチルドレン
普段は軟派な性格をしているが、自身が育った孤児院の事となると、別人の様な性格に豹変する。

  • グリード
ボスキャラ。
元々は漸と同じくバロールに所属していた。
因みに組織にいたころはルーグと名乗っていた。
長い手足を駆使した戦法を得意としている。
ボスモードの彼は体に熱がこもっている間は常時ゲージMaxになる。しかも一度熱がこもると試合終了まで解けないので…。

  • シェリル
PS2版にて追加されたキャラ。
ワイヤーを武器にして戦う暗殺者の少女。
両親を殺害され、ボイドの気まぐれで引き取られ、彼から暗殺術を叩き込まれる。
が、ボイドはその事を深く後悔している節がある。

  • ハザマ
同じくPS2版追加キャラ。
ブラドの側近をしていた、細身の男性。
AC版ではデモのみの登場だったが、PS2版ではストーリーモードをノーコンテニューで進めると乱入キャラとして登場。
倒せば使用可能になる。

◆移植版
PS2専用ソフトとして、セガサミーから発売。
上述の通り、シェリルとハザマが追加キャラとして登場。
2023年12月には現代の環境に合わせたを新機能を入れた「ザ・ランブルフィッシュ+」がWindows(Steam)/Switch/PS4/XboxOneにて発売された。*1

追記・修正は夕陽の下、水没した街を眺めながらお願いします。

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最終更新:2025年05月04日 23:34

*1 元々はこれより前に発売されていた「ランブルフィッシュ2・コレクターズエディション」(PS4/Switch)に収録されていたものをベースに単品販売化したもの。