本城刹那(魔人探偵脳噛ネウロ)

登録日:2012/04/23(月) 08:44:44
更新日:2024/03/29 Fri 01:06:49
所要時間:約 4 分で読めます





CV:小林沙苗
本城刹那は魔人探偵脳噛ネウロの登場人物。
作中での登場回数は非常に少ないのだが、物語への影響力は強く、とても印象深いキャラクターである。
春川教授とのカップリングの人気も非常に根強い。
名前の『刹那』の由来は、10月18日に生まれた1人から。

1/1000000000000000000

つまり、10の18乗分の1である単位の『刹那』から父親が名付けた。*1

彼女は本編開始時点で既に故人であり、その死因は原因不明の脳の病
これは脳細胞が徐々に破壊され、時折脳が体のコントロールを失って攻撃的に豹変する病気で、彼女と同じ症例は発見されていない。
また、この症例を見た科学者曰く、
豹変している間は完全に本人の意識は残っておらず、刹那は「『自分』が…本城刹那が無くなっていく」と述べている。
そんな彼女の治療法を科学的に探る為、脳科学の権威で春川教授は尽力し、交流を深める中で、春川教授にとっての彼女が「貴重な実験体の一人」から「かけがえのない人」へと変わっていく。



教授…お願い

私がこの先どんなに壊れても

の私を忘れないで

ここであなたと話している…

この一瞬の刹那を忘れないで



春川教授のプライドをかけた必死の治療も空しく、日に日に『刹那』である時間が短くなり、彼女の脳はズタズタに破壊されて息を引き取る。

そして、彼は0から彼女を創る事を欲し、1(生)と0(死)の狭間の世界(デジタル世界)に『新たな刹那を構築せよ』という理由の下『電人HAL』を生み出した。

思い出だけで0から彼女を造り出す事が不可能な事など弥子ですらわかる自明の理である。*2




それでも彼は実行した。

世界を巻き込む大事件に発展させてまで…。


また、この『電人HAL』本体を守る最後の壁、パスワードも「1/1000000000000000000」であり、やはり『刹那』を表している。


そして、ネウロと弥子に敗北し、『電人HAL』が0になっていく最中、残り「0.000000000000000001」の時に、『刹那』が彼を抱く様に現れ、満足しながら消えていった。

このシーンはファンの中でも名シーンと名高く、多くの読者の涙腺を崩壊させた。



後に彼女の父親『本城二三男』が本編に登場。

彼曰く、娘を死に追いやったのは実は人為的なものであり、その元凶を憎んでも憎みきれないらしい。
しかし、それでも彼女の最期は幸せなものであったと、父親として信じている。

























物語終盤、彼女を最期まで蝕んだ病気の衝撃的な真実が明らかになる。



0

1

超えられない横線

解の無い公式



追記・修正は最後まで『刹那』を忘れなかった方がお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 魔人探偵脳噛ネウロ
  • ネウロ
  • 刹那
  • 春川英輔
  • 自分
  • 理由
  • 理由←春川英輔にとって
  • 単位
  • 悲劇
  • 刹那い
  • 涙腺崩壊
  • 涙腺崩壊兵器
  • 小林沙苗
  • イノベイター
  • 被害者
  • 本城刹那

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月29日 01:06

*1 現実では『刹那』という名前は短命を連想させるので、子供に付ける名前としては余り好ましくない

*2 HAL本人も「シェイクスピアを見たことも無い男が、猫をキーボードの上で歩き回らせ、いつか偶然にもシェイクスピアの戯曲が書き上げるのを待っている…そんな無駄な挑戦」だと悟っている