脳噛ネウロ

登録日:2011/06/07(火) 09:48:38
更新日:2021/03/20 Sat 12:28:51
所要時間:約 6 分で読めます




この謎はもう 我が輩の舌の上だ


脳噛ネウロ 【のうがみねうろ】
誕生日 16月344日(グレゴリオ歴に換算すると弥子と同じ3月10日になる)
年 齢 ※歳(地上言語で表記不可)
身 長 188~220cm
体 重 65~120kg
苦手な動物 カピバラ(ただしネウロの言う魔界カピバラは都庁よりでかいし角がある)


脳噛ネウロとは、漫画『魔人探偵脳噛ネウロ』の主人公である。


◆概要

『謎』を喰う、魔界の中でも変種中の変種の上級魔人。
魔界の『謎』を喰い尽くしてしまったためより巨大で美味な『謎』を食べるために地上に現れた。
地上では正体を隠すために人の姿をしているが、本性を晒すと曲がった角と牙が生えたオウムのような姿になる。
人間の姿の時は高身長で爽やかなイケメン。


◆人物

地上では無関係な第三者に対しては爽やかな好青年を演じているが、弥子や吾代を奴隷扱いしたり、犯人を魔界能力で拷問したり、魔力で精神を崩壊させたりする生粋のドS(その最たるものの一つがDR拷問回)。
お気に入りの魔界能力も拷問系ばかり。
変な方向に凝り性で「ヤコ破壊ゲーム」を制作したりした。

『謎』を喰い尽くした魔界には未練は無いようだが、別に嫌いなわけではないのかよく地上と魔界の文化を比べる。

初期は人間の事を『謎』を実らせる田んぼ程度にしか思っていなかったが、次第に人間にあって魔人にはない「欲望と向上心」を見出だし人間への評価が変わっていく。
ただし犯人が更生して真人間になる事自体は肯定していない。つまり殺人などの罪を犯した犯人が再起し、また新たに犯罪を犯す事を楽しみにしているという異質な探偵である。
しかし「敗北してもなお立ち直って新たな謎を作り出す」という人間の可能性に期待している事から、例え犯人がどんな奴であろうと殺したりはしない。*1
この不殺主義はかなり徹底しており、天敵と評した「新しい血族」ですら直接命を奪ったのは容姿こそ人間に酷似しているが人類にとって極めて有害な全く別の生物である「シックス」ただ一人であり、人類種を殺したことは(特定の個人へ故意に殺意を思うことすらも)一度も無い(ただ、DRなどには殺意こそ見せていないが、「死んでもいいや」ぐらいの扱いをしているので、積極的に殺す気がないだけで、「結果的に死ぬこと」はあまり深く考えていない節もある)。
また暴力的に見えるが、意外と「暴力を振るっていい相手」はちゃんと見極めており、奴隷認定している弥子と吾代及び犯人以外の人間に暴力を振るうことは基本ない。
人類を対等な立場の生物として見ていないのは確かだが、かと言って人類にとって有害な存在かと言えば否であり、最終回の弥子のネウロへの台詞、シックスとの最終決戦の時に語った不殺主義の在り方の語りようが「そういう生物」であると断言できるだろう。

基本的には理性的だが、「謎」を目前にすると本性を現したりと意外とお茶目なところもある。
人間を超えるほどの知性と理性を持っているものの、それを凌駕するほどの「食欲」こそが彼の構成要素であり、「理性的な野人」というと近いかもしれない。
弥子とは(異常な食欲という意味で)本質的には似た者同士。

最終的には奴隷かウジムシ扱いだったヤコを「相棒」と認めて魔界に帰ったが、三年後に少しパワーアップして地上に戻ってきた。
(黒髪部分を見るとバージョンアップしたらしき魔界電池が確認可能)


◆実力

魔人の力の源である魔力や瘴気が充分なら核兵器でも殺せないらしい。
一億三十六度の業火にも耐えられ、毒ガスも何ともない。
むしろ温泉の源泉や天然の毒ガスを浴びると、含まれる瘴気を補給して活性化する。

他にも電人HALの強化兵2万人を5分で全滅させたり「新しい血族」の戦闘員を一瞬で倒したりできる。
さらに魔界能力を使わなくても体の一部を武器に変形させたりと正にチート。
逆に魔力と瘴気が枯渇すると顔にひびが入ったり髪が脱色したりして著しく弱体化してしまう。
食糧が『謎』だけで魔力が枯渇しやすいのが弱点。

探偵漫画の主人公なので、もちろん推理力は人並み外れている。
ただし、その証拠のほとんどがチート揃いの魔界能力でかき集めたものなので、一般的な意味での探偵能力(尾行とか)に優れているかというと疑問符が付くが。
とはいえ、素の頭脳そのものが非常に優れているのは事実であるようで、地上に出てからさほど時間が経っていないのに地上に関する幅広い知識を備えていたり、自動車を暇つぶしにパーツ単位にバラしていたこともある。
頭脳面での明確な弱点は、「人間の心の機微に疎い」こと。
というか、動機面から犯人を追及したことはほぼなく、「どうやってそれをやったか(ハウダニット)」は簡単に解き明かすが、「なぜそれをやったか(ホワイダニット)」にはほとんど興味を示さない(これも連載が進むごとに変わっていくが)。まぁこの漫画の犯人って常人には理解できない動機で犯罪やるから理解するのも困難なんだけど


また歴代ジャンプ主人公でも非常に珍しく、「連載が進むごとに加速度的に弱体化していく主人公」という現状無二の特徴を持つ。
登場当初が実質的に最強だった状態であり、以降は瘴気の不足によりガンガン弱体化していき、出歩くことすら困難なまでに弱体化した時期もあった。
ただ、ネウロが弱体化した分をもう一人の主人公である弥子の成長が補うという構図になっており、これはある程度意図されたものと思われる。
また弱体化しても頭脳の巡りの良さは変わっていない。

『謎』の気配を読み取れるため、次に犯罪が起こる場所をある程度察知・予測することができ、やろうと思えば犯罪を起こそうとする人間の行動を抑止して犯行を食い止めることだってできる。
ただし「人を殺したいと思い実際に犯行に踏み切ろうとする奴なら、どう対策してもまた別の場所と時間、タイミングで人を殺す(意訳)」という持論故に犯罪を未然に防止しようとする気は欠片も無い。
っていうか犯罪による『謎』が食糧のネウロにとっては、むしろバンバンヤっちゃってもらった方が都合が良いという事情もある。

ほか、髪の毛先程度でも体の一部が接触していれば壁や天井にも張り付ける。
寝るときは基本天井。


◆用語

・『謎』



無防備を倒すのではだめなのだ

一個の知能がその知恵と可能性のあらん限りを振り絞り…全力で身を護ろうとする抵抗のエネルギー

それこそが我が輩の食料…『謎』なのだから


ネウロの唯一の食糧。
悪意とその悪意を守る迷路で構成され、その持ち主に「敗北」を認めさせる(=謎を解く)ことで食べられる。
より大規模で難解な『謎』ほどカロリーが高く美味で膨大な魔力に変換される。
どんな味かは不明だが香ばしい匂いらしい。
知恵と悪意さえあればどんな形でも存在しうるためトリック殺人は勿論、トラップ付き爆弾や電子ドラッグもこれに該当する。
一方で(犯人視点で)特に必然性も無く作られた『謎』(ネウロいわく「養殖された『謎』」)は、本人の純粋な悪意がこめられていないためまずくて食べられない。
そのため本人視点で無用なトリックを多用する「シックス」には明確に怒りを示していた。

・魔力

魔人が魔界能力を使うためのエネルギー。
他にも人の体を支配したり地上で弱体化していく肉体の強化ができる。
魔界能力で気休め程度には補充可能。

・瘴気

魔人にとっての酸素。
地上では毒ガス。悪い雰囲気の事も指すらしい。
地上では不足しやすく、ネウロは膨大な魔力で瘴気の分を補っていた。
瘴気が不足すると魔界能力の精度が落ちるだけでなく、魔人としての体を維持できずに弱体化してしまうので魔力で不足を補う必要がある。

魔界

魔人の世界。
瘴気で満ちており地上とはあらゆる概念が異なる。
魔界王が統治している。

ちなみに住人の向上心が全体的に低い一方で、複雑なトリックを使うまでも無くほぼ何でもありの便利過ぎる道具が溢れているため、『謎』の生成環境としては最悪に近い。
実際、ネウロにも「魔界の謎は薄味だった」とバッサリ切り捨てられている。

・魔人

魔界の人。
強靭で長寿な肉体を持ち、生まれながらの能力差が大きいため向上心が低い。
下級魔人は「運命」という言葉でことを片付けることが多いという。
最終的にはドSな性格のネウロと、卑屈な性格のゼラの二体が作中に登場した。




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最終更新:2021年03月20日 12:28

*1 もちろんきっちりお仕置きはするが、人間以上にドSのネウロのやるそれはお仕置きなどという生易しいものではなく、内容の殆どが犯人にとって殺してもらった方がまだマシと言えるようなエグいものばかりである