エスカノール(七つの大罪)

登録日:2016/02/23 Tue 17:10:05
更新日:2025/04/05 Sat 17:56:10
所要時間:約 4 分で読めます




エスカノールとは七つの大罪(漫画)の登場人物。


概要

<七つの大罪>の団員の一人。傲慢の罪(ライオン・シン)を司る。
印となる獣は獅子で背中にある。

種族は人間。癖の強い他の団員達と比べ、ひ弱で華奢な体格であり、地味な存在。
性格は真面目で礼儀正しく誰に対しても敬語を使うが、気弱な臆病者であり、団員の一人の割には頼りなさそうな印象を受ける。
着ている服もその体格に似合わない程ブカブカである。

だが、その実力は団長のメリオダスが「俺より強い」と言わしめる程であり、他の団員達も敵には回したくないと言うほど。
そんな彼の実力とは…?



※これ以降ネタバレ注意!




























魔力

  • 太陽(サンシャイン)
すべての生命の根源たる魔力であり、灼熱で全てを焼き滅ぼし浄化するとんでもない魔力。
普段は上記にあるようにひ弱で華奢だが、太陽が出ている間は体格が大きく変化し、正午になると実力は七つの大罪最強となる。
闘級も太陽が昇ると同時に上がっていき、正午にならない時点で5万を超えてしまうが、その傲慢の罪の名にそぐわぬ程の傲慢な性格になる。
その性格は自分でも自制できないため、かなりの危険人物である…という設定だが正午まで半刻(約一時間)の時点でも弱すぎる味方に配慮して戦場を移すくらいはしている。
また、太陽が出ていない間は元の姿に戻り、深夜0時になると実力は聖騎士最弱(下手をすれば一般人より弱い)となってしまう。
その為、夜には自分の魔力をよく思わず自己嫌悪に陥っている。
一方で、そんな自分でも優しく接してくれるマーリンに対して好意を抱いている。
この魔力の正体は最高神から四大天使に授けられる恩寵の一つ「太陽」によるものである。3千年以上前、四大天使リュドシエルの弟マエルが持っていた恩寵であり、そのマエルが【無欲】ゴーセルに洗脳されエスタロッサになったのち。恩寵がマエルを相応しくないと判断しエスカノールに宿った。(理由は現在不明)



神器

  • 神斧リッタ
太陽に愛でられし乙女の名を冠した戦斧
両手斧の様に見えるが、両手斧にしては柄が短すぎ(本来ならその三倍は必要)、斧頭の重量が重すぎる(メリオダスが持つのですらやっとなレベル)というアンバランスな斧。
だがエスカノールはそれを片手斧として使い楽々と扱っている。
充填&放射の特性を持ち、主な用途は強大すぎるエスカノールの魔力を吸い取って周囲への影響を軽減すること。(エスカノールから発せられる熱は周りのものをすべて焼き尽くしてしまう。足元の地面はぐつぐつと煮えたぎり、鎧が溶けてしまうなど)なお正午が近づくとリッタでも抑え切れなくなり、エスカノールの周辺はマグマで火の海になってしまう。
また太陽が出ていない間でも、魔力を充填してあればそれを使って太陽が出ている状態になることも可能。

活躍

初登場はDVDの特典として付いてきた描き下ろし漫画「エジンバラの吸血鬼」
気弱で頼りなさそうな登場だったが、吸血鬼の主を圧倒する活躍を見せた。

原作では名前自体はちょくちょく出ていたが、登場はかなり遅く147話で初登場。
辺鄙な洞窟にて酒場<麗しき暴食>亭を経営していた。
場所が場所なだけに閑古鳥が鳴いており、ごくたまに目ざとい行商か道に迷った旅人くらいしか客が来なかったようである。
容姿は少し老けており、風格が出るかと思い、口ヒゲを生やして眼鏡をかけていた。
どうやら10年前に七つの大罪が解散してからずっとこの酒場を経営していたようで、七つの大罪の嫌疑が晴れたことを知らなかった。

十戒のガランとメラスキュラから追われているバン、ジェリコ、エレインが逃げ込んだきた為、一旦彼らを酒場の食糧庫へと匿う。
夜だったために戦える力がなく、十戒に怯えながら酒を提供し、時間稼ぎをしようと試みる。
そこで酔っぱらったガランがゲームをしようと提案するも、肩を叩かれただけで気絶してしまった。

だが夜が明けると状況は一変。
神斧リッタでガランを一刀両断し、ガランがメリオダス対策にとっておいた「臨界突破(クリティカルオーバー)」で闘級を大幅に上昇させ攻撃するも全く効かず、ガランは敗れ去った。
その後メラスキュラに魂を喰われるが魔力でメラスキュラを焼き尽くし、十戒の2人をいとも容易く倒してしまった。
正午に近づいていたため、バン達にここに残るよう命令し、どこかへ行ってしまうが、夜になったら戻ってきた。

七つの大罪復帰の条件として、酒場の店主最後の仕事を務めるため、バン達にとある場所へ酒の納品の手伝いをお願いした。
なお、その場でキングとの再会も果たしている。
また、あまりにも昼と夜で姿も性格も違うため、ジェリコは驚いていた。

バイゼル大喧嘩祭り

酒を届けに来てそのまま祭りに巻き込まれてしまった。しかも対戦相手はゴウセル。
戦いを望まない夜のエスカノールだが、ゴウセルは容赦なく攻める。
悪夢の中、自らの心の中に太陽を見いだしたエスカノールは、夜にもかかわらず変貌を遂げて神斧リッタを解放。
神器同士の恐るべき一撃が交わされ、その場に立っていたのはゴウセル。しかしエスカノールは本懐を遂げていた。
太陽の一撃に狙われたのは、十戒の二人だったのだ。
本当の喧嘩祭りが今、始まる・・・

リオネス城攻防戦

エスタロッサの「慈愛」の前に、憎悪を抱く人間たち全てが戦う力を失い死を待つばかりとなる中、彼に向かってただ一人歩みを進める者がいた。
エスカノールは彼に一片の憎悪も抱かず、ただ弱き者への憐れみのみであり、戒禁の呪いにかからなかったのだ。
人間族の最強と魔神族の最強同士の戦いが幕を開ける。
一進一退の中、エスタロッサの勝利に終わるかと思われた瞬間、エスカノールの魔力がさらに膨れあがる。
正午が近づき、一段の強さを得た彼は口調すら変わり、ついにエスタロッサをフォローに入ったゼルドリスごと"無慈悲な太陽(クルーエル・サン)"で吹き飛ばして勝利を収めた。

魔神メリオダス戦

メラスキュラの暗澹の繭を破るために魔神の力極限まで開放し、正気を失ったメリオダス。

我が意思に応えよ・・・!!神斧リッタ!!


空から飛んできたリッタをジャンプして手に取り、メリオダスの前に着地して立ちはだかるエスカノール。
「エスカノール!!その団長はお前の手にすら余る存在だ!!」
エスカノールに叫ぶマーリン。
「ご心配なく…。私はこう見えても子守りがとても得意でしてね。」
「…これは実にあやし甲斐がありそうです。」
しかし、エスカノールの攻撃を容易く凌ぐメリオダス。エスカノールはメリオダスの攻撃にダウンしてしまう。
団員たちは動揺するが、マーリンは険しい顔で言う。
「じきに正午だ…」
立ち上がり、さらにパワーを増すエスカノール。筋肉が膨張し、一層大男となったその姿は何と闘級11万4千
…が、それを上回るのが闘級14万2千のメリオダス。またもやエスカノールは敗れてしまう。
「一体どうやってあの団長を止めればいいの…?」
「…残された猶予は一分」
「一分って何のこと、マーリン?」
「奴の力は日の出とともに刻一刻と増し、正午キッカリに頂点に達するのだ…。」
「時間にしてわずか一分、奴は無敵の権化となる。」
「その名は…」

天上天下唯我独尊(ザ・ワン)


闇の力を展開し、エスカノールに神千切りを繰り出すメリオダスだが…
「痒」
メリオダスの攻撃をものともしないエスカノール。そして追撃にかかるメリオダスに

聖剣 エスカノール

そう、それはただの手刀だった。そのただの手刀がメリオダスの体を切りつけ、メリオダスに深いダメージを与えたのだ。
「貴…様ァァァッ!!!」
血反吐を吐き大声を荒げ、先程までの余裕の笑みはもう消え失せていた。
「魔の神とやら」
そして地に倒れる魔神メリオダス。
「人間に見下される気分はどうだ?」

こうして魔神メリオダスと人間エスカノールとの鬼気迫る戦いに決着がついたのだった。(もはやあんたは人間じゃないよ。)




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