登録日:2010/02/22(月) 01:36:12
更新日:2024/12/31 Tue 20:31:34
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侍道2とは、株式会社スパイクが2003年10月9日にプレイステーション2用ソフトとして発売したゲームソフト。
2004年11月3日には、ローディング速度の改善、新たな刀、対戦モードの追加、おまけなどの要素が新たに加わった廉価版が発売された。
さらに2009年9月3日には新モードを追加したPSP版『侍道2ポータブル』が発売された。
概要
プレイヤーは架空の出島・天原にやってきた侍となり、感情の赴くままに最大10日間の日々を過ごす。
前作よりもストーリーのボリュームは増えたものの、強制イベントが増えたせいで自由度は抑え気味。
しかしやっぱり前作同様、鬼畜な選択肢や行動は満載。
幼女や町民を助け正義に生きるも、奉行所と対立してヤクザの道に生きるも、町民・幼女・ヤクザ・役人を殺めまくり悪に生きるも自由な
ゲーム。
あらすじ
前作『侍』から遡ること20余年。幕末の世にて、異国との貿易によって栄えた地、「天原」。ひょんなことからこの地にやって来た侍は、長きに渡る空腹で倒れてしまう。
そんな時、一人の少女がおにぎりを差し出す所から、物語は始まる……。
―登場人物―
・侍
主人公。外見はある程度設定できるが、PSPまでは外観を女性にしても女湯には入れない。
尚、PSPでも女の姿でも扱いは男。
やはりプレイヤーによっては神にも悪魔にもなる人物。
■町人勢力
・さよ
空腹で倒れた侍におにぎりを差し出した少女。天風で舞風の仕度や雑用をして生活している。
口を利くことが出来ず、読み書きも出来ないので意思疎通が取りにくいが、心優しい性格で、天原の人々にもよく知られている。
尚、この不幸な境遇にもかかわらず天風で働けているのは、秘密が絶対に漏れないということで手紙の受け渡しなどの仕事に独自のポジションを持っているからでもある。
物語当初は自分の名前すら言えずに「名なしっ子」と呼ばれていた。
彼女を何食わぬ顔で斬れてからが鬼畜への第一歩。
PSPでは成長した姿が拝める。
その後の主人公の身に何かあったようだ。
ちなみに
侍道4にも出演。おにぎり屋の
用心棒をしている。
相変わらずしゃべれないが、字幕が出る。
尚、PSP版は『2』をそのまま成長させたような姿なのに対して『4』は普通に大人になった姿と、それぞれにイメージが違う。
・舞風
遊郭・天風で一番の花魁。お付きにしているさよに厳しく、辛く当たっているように見えるが、これも強く生きることを教え込むためであり、内心では誰よりも心配している。
実際、侍がさよに文字を教えた後はデレる上、自分の手伝いがいなくなるにもかかわらず養子の話が持ち込まれたときに大喜びする。
メインビジュアルで目立つ等、一見するとヒロインに見えかねないが、実際には一部のイベントにしか登場せず、滅多に会うことも出来ないとぶっちゃけ地味。
・団八
天風の
用心棒。と言っても単なる雇われではなく、雑事全般を取り仕切る結構偉い人。
赤くて半裸で二刀流使いという個性の固まり。
見た目に反して気さくな人柄で、さよや舞風からも信頼されている。
天風の前で騒動を起こすものはヤクザでも同心でも主人公でも殺しに掛かってくる。
途中町民を巻き込んでもお構いなしという
ケルベロスも真っ青なお方。
実は子持ちであり、しかも、息子は前作の坪八であるとのこと。(髪型が違いすぎるが顔が一緒)
・奈美・ファンバステン
舞風と同じ遊郭の遊女。
外見からも解るとおり純粋な日本人ではないが、周りに漂うエロスでエキゾチックな雰囲気から人気は高いらしい。
裏ではヤクザと繋がってると噂されている。
忍道にも名前だけ登場。
地味な舞風と違い色んなルートに登場し、戦闘の機会まであり、専用武器も個性抜群なので大変印象に残る人物。
ちなみにCV:
沢城みゆきで、前作のチェルシーとは真逆の悪女役となった。
・弦庵
町はずれに暮らす医者。刀の一振りで簡単に人命を引き飛ばす「侍」という存在を毛嫌いしており、イベントで絡まずに初対面で話しかけた場合どの選択肢を選ぼうが蹴り飛ばされる。口も辛辣で初対面なのにゴリゴリ切り込んでくる。
しかし主人公の手で斬り捨てる事はできず、悔しい思いをしたプレイヤーも多いことだろう。
さよルートでは主人公をひっそりと認めてくれる。
が、このルート及び奉行ルートではとんでもない秘密が暴かれることになる。
間違いなく善人で立派な人物なのであるが、色々と限界に達してしまっているヒト、
・千代
弦庵の助手。侍が何度口説こうと頑として首を縦に振らない、今時珍しく身持ちの固い女性。
眼鏡で地味に装っているがナイスバディ。
彼女を斬ることもまた、鬼畜への一歩である。と言いたいところだが…。
重要そうな登場の仕方をするが大して…というかほぼシナリオには絡んでこない不遇な人物。
・紅屋角兵衛
商人。キャラを殺しすぎたり
フラグ未回収だったときに颯爽と表れてストーリーを終息させていくため、<機械仕掛けの天使(デウス・エクス・マキナ)>の異名を持つ。
ストーリー的にはかなりの重要人物なのであるが、同じくストーリー的に目立つことはない独特なポジションの人物。
まだ慣れていない初心者は大いに彼のお世話になるだろうが、彼のお世話になっている内は天原を取り巻く陰謀や状況をつかめないので、結果的に彼の印象は「フラグをミスったときに何とかしてくれる人」になってしまう。
・堂島
鍛冶屋。下の名前は不明。
「持っている刀を鍛えてくれる」というゲーム的に非常に重要な存在。
しかし妙に意地悪な仕様になっているので、満足のいく強化してくれることは少ないのにもかかわらず性能を下げたり刀を折ったりといった致命的な失敗もしっかりするという困った人。
ちゃんとサービスを提供できなかった癖にきっちりと料金は請求する姿が数多のプレイヤーの逆鱗に触れ、夜な夜な辻斬りに遭う不遇の人物。
PSP版では性能を下げたり刀を折ったりしなくなった、
■青門組勢力
・高沼の半左衛門
先代組長亡きあと、素早く青門組を纏め上げ掌握した(恐らく)ナンバー2だった人物。
任侠道を重んじ、町民などとも良好な関係を築いてきた先代までのやり方から大きく舵を切り、手段を選ばずに実を取るイケイケヤクザに青門組を作り変えた。
大幅な方針転換もあわせて実質的にはコイツがトップなのだが、正式に跡目を継いだわけではなく、後述のかすみと祝言を挙げることでその立場を完全なものにしようとしている。奉行所との戦争に勝つと祝言なんか挙げなくてもごり押しでどうにでもなるので言わなくても良いことを本人にペラペラ喋る。
でかいヤクザの親分なだけあって大物然としており、独特のカリスマも漂わせているのだが、ルート後半のガバムーブや、想定外の事態に直面したときの慌てっぷりからプレイヤーからの評価は総じて「小物」という残念な人。
小物シーンもバラエティ豊かで、組で最強の腕を持つ京次郎が目の前で敗北したときも、「うろたえて必死に命乞い」or「状況が読めずに自分なら勝てると思っている」とルートによって変化したりする。
ボスとしては普通に強く、縦か横かわかりにくいので捌きが難しい居合い構え&作中4振りしかない長刀という強武器「斬鬼丸」を振り回す。
ガードを固めるとすぐに崩しを狙ってきたり、そもそも高威力なのに自然と追い討ちコンボがつながり易い技のラインナップをしていたりと、典型的な「慣れないとキツいボス」なのに殆どのルートで戦う鬼畜仕様。
こいつに安定して勝てないとエンディングにたどり着けない。
・陰沼京次郎
本作屈指の人気キャラ。
青門組の
用心棒で、血と争いごとを何より好む残忍な性格で、その異常な好戦性から全勢力からの通称が「狂犬」。
しゃべりや見た目からも判るが、実は女である。
本人も特に隠すつもりは無いようだが、本名の「お京さん」で呼ばれるとキレる。
ねっとりと気持ち悪くしゃべり、顔は
SIRENにでも出てきそうな雰囲気だが、組内に隠れファンがおり、危険な雰囲気を漂わせる美剣士だと思いこんでいる町娘のファンまでいる。
一目で主人公を気に入り、全キャラでもぶっちぎりの頻度で褒めてくれるどころか部屋まで夜這いにやってくるという圧倒的なヒロインムーブをぶちかます。
序盤からわかり易くフラグを立てていき、想像通りの展開にしっかりと着地する様は作中どころかシリーズでも屈指のヒロイン力と言えよう。嘘は言っていない。
PSPでなんとゴスロリコスチューム追加
意外と
巨乳である事が発覚した。
そして武士の挑戦状モード中村編でキャラ崩壊する。
愛用武器は個性的な見た目はもちろん、使い易いコンボと強力な固有技を有し、性能自体も高品質という人気の一振り。名前を忘れたプレイヤーも「おなかをぐりぐりするやつ」と言えばなんとなく思い出せるほどに印象深い。
あの性格でそんな武器を振り回すのでガン攻め型っぽい印象を受けるが、戦闘での立ち回りは以外にもバランス型…というか他のボスの大半がゴリゴリ系なので一番大人しいまである。
それなりに崩しも狙ってくる上に捌きからの反撃率もそこそこという安定した強さに加えて、「初動がわかりづらい」「最初の一撃がガード崩し」「大体の技が縦なのにこの技は横切りが起点」といういやらしい大技までもつ強キャラ。
こいつも戦う機会が多いので初心者のエンディング到達を阻む鬼門として君臨する。
・かすみ
亡き青門組先代組長の娘で、さよと並ぶヒロイン。
そのヒロインっぷりは「青門ルート」「奉行ルート」「町民(さよ)ルート」という勢力のつながりを超えて「かすみルート」として独立しているレベルである。
極道入りはしておらず、町民として生活し町に自宅も持っているのだが、三馬鹿に無礼な態度をとられたときに「誰に向かって口を聞いている」という怒り方をする立場がやや不安定な人。
任侠道を重視するきれいなヤクザとしてやってきた筈なのに、搾取と暴力全開な上にヤバイ薬まで蔓延させる現在の青門組に強い失望と憤りを感じており、またそれに対して為す術が無い自身の無力さを嘆いてもいる。
と、設定的にもストーリー的にも出自が独特なだけで剣術の訓練なども受けていない女の子なのだが、使用武器にはガード不可で高威力の専用技が入っており、味方時の無敵仕様も相まってシナリオボスを一人でボコりきる。
最初にロックされているのも「主人公VS取り巻きの雑魚」「かすみVSボス」なのでせっかちなお侍様以外は決着を見届けてあげよう。
殺せば刀を奪えるが、普段は刀を持ち歩いておらず、味方のときは無敵なので、特定のルートで寄り道をしたときのみ帯刀しているかすみを斬ることが出来る。ルート限定の武器はもう一本あるが、寄り道まで要求されるのはこの一振りのみ。
・三馬鹿
一吉、仁平、三太の3人兄弟。
町民に因縁をつけたり取り立てを行っている下っ端組員で、OPイベントを大いに盛り上げる。
三人そろってつい斬りたくなる性格をしているのだが、イベントの都合上何度戦っても中々殺せずじれったい。
たまにふらふら町内を歩いているのでそのときを狙えば斬れるのだが、こっそり全てのルートに関わっているので、兄弟の内一人でも殺せば全勢力のフラグがへし折れて紅屋の出番がやってきてしまうというとんでもない奴ら。
性格は全員違うが見た目は全く同じで、しゃべり方や装備で見分ける他無い…が、戦闘時になぜか全員同じ声になる。
崩しor捌きからの即死を無効化するボス属性を持ちながらも、雑魚と同じように連続捌きに食いつくという中間的な属性を持つキャラクター。
性格的に物凄くかませっぽいが、連続捌きでまわさずに戦うと普通に強かったりする。
起点の技が少ないが5種類もの派生を持ち、縦横の複合コンボに加えて体術が挟まるおかげで実質的なガード不能技を複数持つ一吉。
基本的にはオーソドックスな上段だが、縦のコンボが妙に長く初撃もらうとボコボコに殴ってきて命を一気に削り取る仁平。
下段なので動きが紛らわしいだけでなく「蹴り」に当たるモーションがダウンつきの特殊攻撃になっている上に、多段ヒットする謎の突き技で刀をへし折ろうとする三太…といった具合。
単独で行動したほうが良いのでは…?
・どチンピラ
青門組で仕事を紹介してくれる仲介役。
元々凄腕の暗殺者らしい。当時の通称は「えぞ鹿」
手順を踏むと戦うことも可能だが、彼の刀は攻撃に特化した尖った一品で、モブ顔に油断したプレイヤーを強力な固有技で苦しめる。
■奉行所勢力
・黒羽三河守義隆
天原奉行。元は町民にも慕われ、大いに尊敬を集める名奉行だったが、突然「人が変わってしまった」と言われる程の取り締まり強化を行い、少しでも怪しいやつは即連行して尋問にかけるという完全な圧政を敷いている。当然町民のストレスは半端ではなく、奉行所は急激に評判を落としている。
もちろん急に発狂したわけではなく、「幕府の天原接収計画を阻止するため、その口実を与えない」という目的の元に健全でクリーンな天原を強引にもぎ取ろうとしているのが真相。
ヤバイ薬が蔓延し、暴力的なヤクザが幅を利かせる天原では、一発で「俺たちと代われ」となってしまうので本来の天原を守るために多少のことは棚上げにしてガンの切除を狙っている…というわけである。
これだけだとやや過敏な気がしなくも無いが、幕府の中では半ば決定事項として計画が動いており、目付け役として人員を奉行所に派遣するだけではなく、別チームを潜り込ませて調査に充てている上、表の目付け役を生け贄に口実を作ろうとする動きまで見せているのでかなり追い詰められているのが現状。
使用武器に一部のプレイヤーからは完全に地雷認定されている困った技を所有しており、特にそれの使用を制限する戦闘プログラムを持っているわけでもないので、戦闘に入るとあっという間に自分の刀をへし折ってしまう。
当然プレイヤーからの印象は「直ぐに刀折る人」である。
切腹時の白装束バージョンがあるが、それがPSPのEDのスクリーンショットで凄い勢いでネタにされている。
・武藤郷四郎
厳つい同心。筋骨隆々で兜を装備している。
質実剛健を絵に描いたような見た目で正義感が強く、黒羽からの信頼も厚いが、それゆえに暴走しやすく他の同心達も内心では戸惑っている。
黒羽の変節にも盲目的に付き従っている結果、奉行所側の狂犬とも呼べる立場に。
民の為や公儀の為ではなく、「自身を導いてくれた黒羽の為」というのが行動の根本に存在しており、そのためにはどんなことでもやってやるというスタンス。
ズレた感性を持っているわけではなく、過剰な事をしているという自覚はあるのだが、滅私の精神で解っていながら突っ走るとんでもない人。
戦闘時はイメージどおりのガン攻め型で、間合いの外でも割りと振り回し、捌き関係はやや控えめ。
初期状態の主人公といくつか共通する技があるのでやや見切り易く、とにかくブンブン刀を振るので捌きのカモ…と思いきや、コンボのフィニッシュ部分orフィニッシュ一つ前に崩しが含まれているものが多く、コンボ後半で捌こうとするとバッサリ持っていかれ易い。
京次郎とどちらが戦い易いかはプレイヤーによって分かれそうである。
作中の描写でもとりあえず斬り殺して解決しようとする傾向があり、奉行所初訪問時の「キサマも仲間か!」からの強制戦闘は多くのプレイヤーの度肝を抜いた。
奉行の方針は「少しでも怪しいやつは連行して尋問」なんですけど斬っていいんですか?
・中村宗助
郷四郎の先輩同心。剣の達人ながらオカマ。黒羽の変節を憂きつつも、それを取り巻く厳しい状況もしっかり理解している等、本作ではまともな部類の人間と評価される一方で、いざとなれば侍に幕僚殺しの責を負わせようとしたりと、大義の為ならば腹黒くもなれる。
実は人斬りの本性があるとの
裏設定があり、その一端は後述のエンリケが京次郎と同列で扱うなどの部分から垣間見ることが出来る。
いつでも奉行所に居るので気が向いたときに斬りに行けるが、普通に強いので慣れてないうちに安易に手を出すとそこでゲームが終了する。
良く捌いてきっちり反撃してくる上に、蹴りや投げを積極的に挟んでガードや攻撃を潰してくるので他のキャラとは違った戦いづらさのある難敵。長くてウザイダメージの大きいコンボや威力はやや控えめだが固有の技もある。
また、全キャラクターの中で唯一固有のノックバックモーションとなっており、隙が若干少ない。
本作では「相手が死ぬまで崩し技を連続で出し続けてハメ殺す」というシンプルでお手軽な必勝法が存在するのだが、唯一中村さんだけは突き技などで反撃してくる可能性が常に存在する。
他にも走りや死に際のモーションが女性用、目の前で刀を抜いても驚かない(勢力の友好度が下がらない)という独自要素が詰め込まれている贅沢なキャラでもある。
PSPの武士の挑戦状では郷四郎の貞操を守る為戦う。
・保野暮右衛門
幕府から派遣されてきた御目付け役。金に汚く、青門組との繋がりが疑われている。初対面時の態度や戦闘時の動きのウザさで斬ることになんら抵抗を感じさせない敵役の鑑。
自身の立場と地位を利用して全力で私服を肥やしまくるどうしようもないクズなのだが、黒羽亡き後の奉行所をきっちり掌握するのを始め、取り扱っている青門組ですら知らないであろう素魔の秘密を突き止めたり、半左衛門へのドッキリ企画の仕込みをあっという間に、それもこれ以上ないほどの完璧な形で行うなど異様なほど有能である。
何よりもバキバキに戦闘モードで盛り上がっている京次郎を一撃で説得してこちらに引き込む様は見事というほか無い。しっかりと京次郎が好みそうなフレーズを使っているのもポイント。
尚、京次郎が味方のままでエンディングを迎えられるルートはこいつが間に入るたった一つのルートしか存在しない。
こいつのクズっぷりは当然武藤などに看過されており(そもそもこいつも大して隠す気が無いが)、行いを鑑みれば今の天原奉行所のスタンスでは問答無用で即成敗なのであるが、それでも斬られないのは幕府側の人間であるからで、こいつを斬る=お取潰しルートが確定してしまうからである。
当然その辺りは保野もしっかり理解しており、それどころかこいつの報告がそのまま天原の運命左右するので完全なアンタッチャブルを実現しているのだが、「斬りたがりの武藤の前で」「幕府側の密偵が」「デリケートなタイミングで告発する」という展開があり、どうも幕府はこいつを生け贄にしようとしている節がある。
・与力
奉行所にて仕事を紹介してくれる仲介役。
一戦を退いたと言われるも腕は健在。当時の通称は「白あなぐま」
青門組の仕事で斬るのを頼まれることも。
兼貞という名の長刀を所持しており、脇構えと組み合わさった攻撃範囲は脅威。
ただし某問題の技も持っているので直ぐに刀を折ってしまう。
■その他
・エンリケ
天原に仕合う為にきた異人。終盤条件を満たすと登場する。
奉行の黒羽や某道場主などの単純に有名な強者ではなく人斬りと戦いたいらしく、戦闘前に挙げた名前はどう考えても表ではマイナーな「京次郎」、そして「中村さん」
圧倒的な体力(中村さんの倍)を誇り、それに物を言わせて間合いの内外関係なくバンバン刀を振るガン攻めタイプ。投げも使いまくる。落とす武器は彼だけが持つイプスカリバ。
しかし脇構え刀の上位品の宿命か、彼もまた某問題技を所有しており、あっという間に刀をへし折ってサンドバッグと化してしまう。どいつもこいつも…
見た目は奇天烈なモブ異人なのに流暢な日本語でなんか格好良いことを言い出すのでネタキャラ感があるが、全キャラの中で唯一「こちらの抜刀状態を視認すると無言&ノーリアクションで抜刀する」という渋い仕様がある。
ボイスもバカみたいな異人ボイスではなく虚無僧系の渋い声である。
・おぼろ
軽装のナイスバディなくの一。
身軽な動きに似合わないタフさは堂島クラス。
物語後半になると深夜帯に町を徘徊しだし、主人公を見つけると問答無用で襲い掛かってくる。
プレイヤーによっては初めての忍者構えタイプの敵になることと、忍者構えに多いガード不能技やトリッキーな動きは慣れるまでボコられがちなので、せっかくここまで来たのに「完」となった人も多いはず。
後ろから忍び寄って切りつけると聞き覚えのある声が…?
・隠密
おぼろと同じく物語終盤にて深夜に徘徊し、問答無用で襲ってくる。
こいつも忍者構え特有のトリッキーな動きで翻弄してくるが、反則的な性能の投げ技を所持しており、「大ダメージ」「こちらが空中にいても掴める」「発動時の移動距離が長い」「理不尽な判定」とこの一点に限れば全キャラ中ぶっちぎりの戦闘力を誇る。
極稀にしか繰り出してこない大技とかであればまだ納得できるのだが、遠慮なしにガンガン使ってくる上に、コンボの締めに発動するバージョンと単品で出すバージョンの2種類を持っており、これもまた対応を難しくさせる。
おぼろには勝てたけどこいつに首をへし折られて殺されたというプレイヤーは多いであろう。斬るつもりならしっかりセーブしてから戦いたい。
やはり後ろから切りつけると…?
他にも、前作に出ていた栗吉が
モブキャラとして登場したり、坪内八郎そっくりな子供が出たりしているので探してみると面白い。
[>こんなに見応えのある追記は初めてだ
助かった
見世物ではないぞ!
- EDの数が多くて分岐も多彩だから意外と長く遊べたな。引っ張り出すか -- 名無しさん (2014-02-13 04:36:19)
- おにぎりを ひとつもらったのだ このセリフだけは何年経っても覚えてる -- 名無しさん (2019-06-08 01:21:21)
- バッドっぽいEDの中では武藤を裏切って斬り殺すやつが好きだった。偏差値クソ低くなるけど -- 名無しさん (2019-07-26 14:38:07)
- やった事ないが機械仕掛けの天使はこれで正しいのか?…普通は機械仕掛けの神だよな? -- 名無しさん (2019-08-26 22:55:34)
- ↑EDの画像を見てくれ、としか言いようがない -- 名無しさん (2019-09-01 17:48:28)
- 刀狩り楽しかったなぁ。 -- 名無しさん (2024-10-17 01:26:28)
最終更新:2024年12月31日 20:31