リベリオン(映画)

登録日:2010/06/25 Fri 02:31:56
更新日:2025/03/02 Sun 20:34:14
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"No.Not without incident."
(いいや、これからが本番だ)



俺が世界を覆す!




アクション新世紀が遂に幕を開けた!それがガン=カタ(GUN=KATA)アクションだ!!


近未来、究極の戦闘武術〈GUN=KATA〉を持つ男が洗脳国家を打ち砕く!!




リベリオン』とは、2002年(日本では2003年)に公開されたアメリカ合衆国のSFアクション映画。
監督:カート・ウィマー
プロデューサー:ヤン・デ・ボン
主演:クリスチャン・ベール
日本配給:アミューズピクチャーズ(現:ショウゲート / 博報堂DYミュージック&ピクチャーズ)


【概要】

低予算のためか宣伝があまりされず、わずか1ヶ月で上映打ち切りとなってしまったが、DVD発売後に独特なガンアクション「ガン=カタ」が注目され、B級映画の名作として高い人気を持つ。
また、本作以降「ガン=カタ」は様々なメディアで模倣されることとなる。

ちなみに本作は、大きく変更された映画の邦題の典型例かつ成功例の一つとしても知られる。
原題の「Equilibrium」は「平衡」「釣り合い」「均衡」という意味の英単語で、劇中で市民に感情抑止薬「プロジアム」を配給するシステムを管理する政府機関の名前でもある。
これに対して邦題は「Rebellion」、反逆者。本編は偶然に抑止を解かれた一人の人間の、反逆の物語でもあるのだ。


【あらすじ】

第三次世界大戦後に出現した都市国家・リブリア。
テトラ・グラマトン党の党首“ファーザー”は人の持つ感情が度重なる戦争の要因として、絵画や音楽などの芸術を感情を揺り動かすものとして廃棄すること、感情抑止薬プロジアムの投与することを義務づけ、
それに反抗する人々は特殊戦闘術「ガン=カタ」を身につけた特殊捜査官「グラマトン・クラリック」によって摘発、処刑されていた。

第1級クラリック、ジョン・プレストンは冷徹に任務をこなしていたが、ある朝プロジアムを割ってしまったのが切っ掛けで失った感情を取り戻すうちに体制に疑問を持つようになる。


【主な登場人物】

◆ジョン・プレストン
演:クリスチャン・ベール
吹替:小山力也

主人公。
第1級クラリックで卓越したガン=カタの使い手。
違反者として逮捕され、処刑された妻のことを何とも思っておらず、違反した同僚も射殺する冷徹な性格だったが、
プロジアムを投与しなかった日にメアリーに出会ったことで無感情に生きる日々に疑問を持つようになる。
結構迂闊な人。


◆パートリッジ
演:ショーン・ビーン
吹替:田中正彦

プレストンのパートナー。
クラリックでありながら違反者と通じており、イェーツの詩集を隠し持っていたためプレストンに射殺された。
しかし彼が最後に読んだ詩がプレストンに動揺を抱かせることになる。


◆メアリー・オブライエン
演:エミリー・ワトソン
吹替:田中敦子

自宅に美術品を隠し持っていたためプレストンに逮捕された違反者。
尋問の中、プレストンに感情の必要性を教える。
実はパートリッジとは恋人だった。


◆ブラント
演:テイ・ディグス
吹替:楠大典

パートリッジの後任としてプレストンのパートナーになった出世願望の強い黒人のクラリック。
どう見ても感情違反してる奴。
いろいろしぶとい割に意外とあっけない奴。
加トちゃんばりの二度見の持ち主。


◆ファーザー
演:ショーン・パートウィー
吹替:小川真司

リブリアを治めるテトラ・グラマトン党の総裁。
彼の演説は市の各所で放送されているが、暗殺を恐れて姿を見せることはない。


◆デュポン
演:アンガス・マクファーデン
吹替:山路和弘

テトラ・グラマトン党の副総裁でファーザーの指令をクラリックたちに伝える上司。ガン・カタの師範でもある。
「この私を、コケにする気かあ!!」
まず命乞いかと思いきや結構頑張る奴。
実はすでに死んでいるファーザーに代わって裏で国家を操っている黒幕である。


◆ユルゲン
演:ウィリアム・フィクナー
吹替:菅原正志

管理社会の転覆を企てるレジスタンスのリーダー。
感情を取り戻したプレストンをマークしており、彼と共謀してクーデターを企む。


◆ロビー・プレストン
演:マシュー・ハーバー
吹替:浅井清己

プレストンの息子。
将来はクラリック志望で、冷淡な性格。
この映画一の策士。


【余談】

2ちゃんねるのリベリオンスレは荒らし耐性が強く、スレに来る違反者は論理的に打破され、スレ住民は頭に血が上りそうになると自主的にプロジアムを注射して感情を抑制する。

ちなみに虚淵玄中央東口はこの映画の二次創作『浄火の紋章』を同人(商業でできるわけねえ)で出している。
ニトロプラスの時期的には『沙耶の唄』あたり。当時はニトロプラスも虚淵も「知る人ぞ知るエロゲ界の異端児」くらいの立場で、映画の二次創作のビジュアルノベルを作るような余裕があったのだ。今となっては考えられない話だが。
プレストンもちょっとだけ出てくるが、主要人物はオリジナルのクラリック。
「ファーザーはなぜここまで『人の感情』を抑止する事に執着したのか」「統計学的に銃撃戦を予測計算するとはどういう事か」
という『リベリオン』本編の話にまともに考察を挑んだ内容で、ファンは燃える事間違いなし。
だが、現在入手はほとんど不可能だろう……




「荒れた項目から戻る度に追記・修正の重要性を痛感する。」

「そうかな」

「何?」

;y=( ゚д゚) プシュ

「そうだな」

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