ダグラスSBDドーントレス

登録日:2012/05/23 Wed 16:41:54
更新日:2023/02/08 Wed 18:18:31
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ダグラスSBDドーントレスは第二次大戦の米軍主力艦上攻撃機。急降下爆撃で日本の空母4隻を沈めた。ドーントレスは「勇敢な、我慢強い」という意味。太平洋戦争の開戦から終戦まで、名前通り我慢強く戦い抜いた。1200馬力。
武装:12.7mm機銃×2(前方)、7.62mm機銃×2(後方180°旋回)
爆弾545kg
開戦当初から登場。魚雷担当の相方デバステータの役立たずっぷり。零戦に苦しめられ、自分のことに手一杯でこっちを守ってくれないF4F。我慢の日々が続いたが、ミッドウェー海戦で空母4隻を沈めるなど活躍する。
SB2Cヘルダイバーが完成すると勇退・・・と思いきや、ヘルダイバーがあまりに出来が悪い。
アヴェンジャーのような機体で急降下爆撃機なんて無理な要求するから安定が悪く事故が続出。
ヘルダイバーは改良型が出るまで前線で嫌われ続けた結果、ドーントレスは終戦まで酷使され続け、最後まで我慢の人だった。たぶん名前のせい。
開戦から終戦まで改良が続いた結果、SBDは6タイプもある。

陸軍も採用し、こちらはA26バンシィと呼ばれる。別に黒くもないしサイコフレームも使ってない。ニュータイプ殺しでもない。でもルーデル閣下搭乗以外のスツーカより断然高性能。

運動性も良好で戦闘機と渡り合えるレベル。米軍機の例に漏れず防弾装備も整い頑丈。つまり日本の99艦爆とは比較出来ない高性能。(固定脚の99艦爆には爆撃精度で劣り、航続距離でも劣る。速度も2〜30キロメートルしか違わず、防弾以外は99艦爆の方が上なので、「比較出来ない」は過剰な評価)
地味だがこれとアヴェンジャーが太平洋戦争の連合国勝利に果たした役割は非常に大きい。


ちなみにF4Fの編隊だと誤認して不用意に近づいた坂井三郎の零戦を後部機銃で集中砲火し、重傷を負わせたことがある。


追記・修正は急降下爆撃をしてからお願いします。

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最終更新:2023年02月08日 18:18