ビートジョッキー(デュエル・マスターズ)

登録日:2017/06/06 Tue 12:53:35
更新日:2024/04/09 Tue 14:44:13
所要時間:約 5 分で読めます





B・A・D!それはチーム"罰怒"の中でも特に命知らずでカッケーヤツだけが手に入れられる、ゴリゴリ殴る超ウルテク!! オイラも欲しいッス! ---ジェフト・チュリス



ビートジョッキーは、デュエル・マスターズに登場する種族のひとつである。


概要

新章デュエル・マスターズから登場した火文明の種族。
猿人とその舎弟であるネズミ、そしてネズミたちが足で漕いで動かす戦車が属している。
戦車はその背景設定的にはクリーチャーではない気がするが…まあ動かしてるのがクリーチャーだからいいか。

この戦車は自然文明グランセクトの野菜兵器をパク…参考にしたという設定があるが、
能力的になにかしらの関連性はいまのところ見受けられない。

ゲームにおいては、当初あまり期待されていなかった種族でもある。
というのも、今弾からは切札勝太ではなく、その息子の切札ジョーが主人公であり、
ジョーは無色のジョーカーズを使用するため、
「主人公が使わない火文明種族とか強いのか?」という疑念があったためである。
実際、1弾のカードはやや旧種族のカードの焼き直しに近いものばかりで、
他文明に比べてパッとしなかった。

しかし新ライバル・ボルツがビートジョッキー使いであることが判明し、
ボルツのスターターデッキである『ボルツのB・A・D(バッド・アクション・ダイナマイト)』が発売されると、
ビートジョッキー固有能力『B・A・D(バッド・アクション・ダイナマイト)』が判明し、脚光を浴びることになった。


戦法

あえて兄貴分のMtG風に簡単に言えば、【スーサイドレッド】である。
要は赤単速攻なのだが、【マンマショック】や【バイク】と違う点として、
クリーチャーが次々に自害を繰り返す点が特徴的である。

B・A・D[N](このクリーチャーを、コストを[N]少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを破壊する)

『B・A・D』で『バッド・アクション・ダイナマイト』と読む。自力でコストを軽減する代わりに、ターン終了時に自壊してしまう能力。
「でも、どっちにしろコスト支払う必要があるんだったらコスト踏み倒し能力で良かったんじゃ…」と思った人もいるかも知れない。
だが、この能力の魅力は「条件が緩い…というかほとんど無い」事にある。
グラビティ・ゼロを始め、コスト踏み倒し能力には何らかの条件が課せられており、それによりデッキ構築がある程度縛られてしまうのがネックである。
だが、B・A・Dはそのカード単体で発動可能であるため、デッキ構築の自由度が大幅に高くなっているのだ。
「ターン終了時に破壊する」というデメリットもあるが、それを逆手に取り「自分のクリーチャーの破壊にトリガーする能力」を多く持った闇文明と組ませるのも有効。
また、《デスマッチ・ビートル》や《異端流し オニカマス》といった強力なコスト踏み倒しメタ能力を掻い潜れるのもほっとけない。
ちなみに仮にB・A・Dで出したあと、侵略させても「ターン終了時に自壊する」効果は永続しているためそこは注意。《ねじれる者ボーン・スライム》と同様の理由である。
《轟速 ザ・ゼット》という紛らわしいやつ(あっちはアタック時のトリガー能力ではなくターン終了時の参照能力であるため自壊を免れる)がいるので勘違いするのもやむをえないが…。

この能力によって、ハイパワーとハイスピードを両立しながら攻めかかるのがビートジョッキー。
守りは完全にトリガーに依存しており、自分のターンは攻めに全振りしてしまう。
また新章DMの種族だけに、それなりに種族サポートも豊富。
NEO進化クリーチャーもいれば、非進化も通常コストで出すことが可能であり、
速攻プランが潰えても、すぐさまアグロからミッドレンジにシフトできる。

難点は守りが薄いことだが、《ボルシャック・ドギラゴン》や《単騎連射 マグナム》を出張させることである程度カバー可能。
他の色と混ぜてもいいが、ビートジョッキーは「火マナ1枚」で動くことが多いため、単色ないしタッチ二色を推奨する。


猿人

ビートジョッキーを率いる猿。猿人とはいうが人間の祖先の猿人とは大違いで、むしろ人間並みに文明を有する。
見た目的にも猿らしさはほとんど見られず、マッシヴで精悍なヒューマノイドといった趣。
リーダーはチーム『罰怒(バッド)』を率いる《“罰怒”ブランド》。

“罰怒(バッド)”ブランド MAS 火文明 (7)
クリーチャー:ビートジョッキー 9000
マスターB・A・D(このクリーチャーを、コストを2少なくし、さらに、このターンに召喚した自分の他の火のクリーチャー1体につき追加で2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりに自分のクリーチャーを1体破壊する。ただし、このクリーチャーのコストは0以下にならない)
W・ブレイカー
自分の火のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
火のマスターカード。ファッティではあるがその能力で3t目にも普通に出てくる。その上舎弟を犠牲に生き残る。
そういうデッキだからね、しょうがないね。
能力を使わないとSAWB準バニラになるため、他のブランドと併用したい。
高レアリティカードには珍しい、直線的な強さのカード。

“罰怒(バッド)”ブランド Ltd.(リミテッド) SR 火文明 (7)
クリーチャー:ビートジョッキー 7000
B・A・D2(このクリーチャーを、コストを2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを破壊する)
スピードアタッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。
ボルツの切り札。見た目は非進化になり、進化元がいらなくなった《轟く侵略 レッドゾーン》。
その代わり火力は下がり、コストは必要になったが、盤面処理が可能なやつが3t目にSAWB持って出てくる時点でおかしい。
むしろレッドゾーンが頭おかしかったんだよ。

しかもレッドゾーンはある程度デッキを寄せて動く必要性はあったが、こちらはデッキを寄せずとも運用は可能。
弱いはずがあるまい。

ドープ "DBL(ダブル)" ボーダー SR 火文明 (4)
クリーチャー:ビートジョッキー 4000+
スピードアタッカー
このクリーチャーがバトルに勝った時、アンタップし、そのターン、このクリーチャーのパワーを2倍する。その後、相手のシールドを1つブレイクしてもよい。
このクリーチャーが破壊される時、かわりに自分の他のクリーチャーを1体破壊してもよい。
4マナながら、バトルで勝利するとアンタップされ、ターン中パワーが2倍になり、しかもシールドまでついでにブレイクする。
しかし最大の強みは、味方を置換効果で身代わりにして破壊を免れる事ができる能力。ビートジョッキーは自軍を並べて殴る事がコンセプトなため、まず間違いなく機能する。
これがダイレクトアタックの際に最大限に効力を発揮する。ボルシャック・ドギラゴンやハヤブサマルでは止まらず、ミラクル・ミラダンテもコマンドでは無いために動き続け、パワー次第ではブロッカー化したミラダンテをそのままバトルで粉砕しアンタップ、更に強くなって再度ダイレクトアタックを仕掛けてくる。相手にすれば厄介な事この上ない事だろう。
ただし注意しなくてはならないのはパワー低下。デュエマではパワーの計算時、最初に基礎パワーの足し引きが行われるため、どんなにバトルに勝ってもパワーを-4000されたら問答無用で即死する。また、マナ送りや封印にも滅法弱い。特に封印はコマンドが入りにくいビートジョッキーでは外す事が困難を極めるため、特に注意したい。

ボール“BOMB(ボム)”ボマー P 火文明 (7)
クリーチャー:ビートジョッキー 7000
バトルゾーンに自分のビートジョッキーが3体以上あれば、このクリーチャーの召喚コストを最大5少なくしてもよい。ただしコストは0以下にならない。
スピードアタッカー
W・ブレイカー
ビートジョッキー3体というゆるゆるすぎる条件で2マナになる重量級クリーチャー。
アグロ戦略が潰えた際のカバーになるゴリ押し要員。性質上、トリガーもなるべくビートジョッキーで整えておきたい。


炎ネズミ

猿人たちの舎弟。
戦車の開発・運用および動力となる。パシられすぎてるが気にするな。
ダチッコ・チュリス R 火文明 (2)
クリーチャー:ビートジョッキー 2000
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、このターン次に召喚する自分のビートジョッキーのコストを最大3少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にならない。
ボルツの相棒格のカード。能力は「種族制限がつき、クリーチャーになった《フェアリー・ギフト》」。
特性上3t目以降に出さないと使いづらい。しかしながら一気に3マナも軽減できる時点で何かがおかしい。
特にNEO進化である《ガンザン戦車 スパイク7K》との相性はよし。

一番隊 チュチュリス C 火文明 (2)
クリーチャー:ビートジョッキー 2000
自分のビートジョッキーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にならない。
ビートジョッキー版一番隊。一番隊サイクルはどれも強力だが、チュチュリスの場合速攻戦略に寄与するため、
強力どころか引けないと死ぬレベルにまで必要性が上昇している。

ホップ・チュリス NRS 火文明 (1)
クリーチャー:ビートジョッキー 2000
このターン、他のクリーチャーが攻撃していなければ、このクリーチャーは攻撃できない。

ステップ・チュリス P 火文明 (2)
クリーチャー:ビートジョッキー 1000
バトルゾーンに自分のビートジョッキーが2体以上あれば、このクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)

兄弟。そのためか「1tホップ→2tステップ」と出すデザイナーズコンボになっている。
《ジャンプ・チュリス》はいない。
《ホップ・チュリス》は《凶戦士 ブレイズ・クロー》以来のデメリットの少ない1コストアタッカー。
《ステップ・チュリス》は単に2t猛攻だけでなく、途中で打点稼ぎにも使える。


戦車

ネズミたちが人力ならぬ鼠力で動かす、野菜兵器をパク…参考にした戦車。
一応蒸気なども使ってはいる。
トツゲキ戦車 バクゲットー P 火文明 (3)
クリーチャー:ビートジョッキー 1000
S・トリガー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の手札をすべて捨ててもよい。そうしたら、カードを2枚引く。
パワーが1000下がった代わりにトリガーが付いた《禍々しき取引 パルサー》。
この手のカードは最悪出落ちでも仕事してくれるので、名前のカッコよさ以外パルサーの勝ち目がない。
一応パルサーのフォローをしておくと、パルサーの時点で火のドローソースとしては有用であった。
トリガーがついたことで、【カウンターヒャックメー(カウンターマッドネス)】でも使えるかもしれない。

ボワー汽艦 ゴリンゴリ 火文明 (5)
クリーチャー:ビートジョッキー 4000
スピードアタッカー
このクリーチャーの攻撃の終わりに、自分の手札をすべて捨ててもよい。そうしたら、カードを3枚引く。
中盤のドローソース。《超音速 ターボ3》と同じ能力。
ターボ3は進化の分打点もあったが、こっちは何もないところから出せるのが強み。

ガンザン戦車 スパイク7K SR 火文明 (6)
NEOクリーチャー:ビートジョッキー 7000+
NEO進化:自分の火のクリーチャー1体の上に置いてもよい
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある自分のクリーチャーは、それぞれ次のうちいずれか1つの能力を得る。
►このターン、そのクリーチャーのパワーは+5000され、シールドをさらに1つブレイクする。
►このターン、そのクリーチャーのパワーは+2000され、アンタップしているクリーチャーを攻撃できる。
当初こそ評価は低かったが、ビートジョッキーの発展とともに評価がバクageになったカード。ウサギ団のぴょんこ姫の切り札。
非進化故に《ボルシャック・ドギラゴン》と併用でき、進化故に即打点になれる。
そしてブレイク数+1とアンタップキラーのいずれかをクリーチャーごとに選択して付与。
ミッドレンジにシフト以降の中堅クリーチャーとして立派に活躍してくれるだろう。



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最終更新:2024年04月09日 14:44