自動券売機

登録日:2017/08/18 Fri 21:35:42
更新日:2018/04/10 Tue 21:56:25
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自動券売機とは自動販売機の一種で、券の発売に特化した機械である。

売ってるもの

券売機だから、券とつくものほぼ全てである。鉄道の乗車券、特別料金券、乗船券、航空券、入場券、食券などが自動券売機で売られている。
最近はICカード乗車券の普及により、ICカードの発売、カードへのチャージなどができるタイプも有る。

鉄道用自動券売機

日本では1970年代以降に普及した。主に短距離の乗車券・特急券を発売しているが、中には長距離の乗車券などを発売できるタイプもある。多くは自動改札機の通過を想定し、磁気券に情報を書き込む機能がある。
切符の原紙はロールに巻かれた状態で内部にセットされており、発券時にカットして出て来る。

利用できる金種

今では近距離用券売機でも1万円札の使用は可能になっているが、出てきたばかりの頃は小銭しか使えない事も多かった。後に1000円札のみ使えるタイプが登場し、現在に至っている。ちなみに小銭や1000円札しか使えなかった頃は券売機横に両替機が用意してあったとか。
自動販売機では珍しく2000円札が使える機種が多いのも特徴である。逆に旧札(夏目漱石の1000円や新渡戸稲造の5000円)や旧500円硬貨は使えないことが多い。
また、更新が遅れている地方では逆に2000円札や新札が使えないパターンも稀にだが存在する。しかしこの場合でも旧500円硬貨だけは使えないことがほとんどである。
逆におつりとしては、ほとんどの場合1000円札、100円硬貨、10円硬貨のみが払い出される。
5000円紙幣や50円硬貨を1000円札・10円硬貨スペースへ誤投入してしまう事故を防ぐためである。

またオレンジカードの使用に対応した券売機、ICカードのチャージ額での購入に対応した券売機、クレジットカードの使用に対応したものもある。*1

乗客操作型マルス端末

新幹線の切符や特急列車などの指定席券を購入する時、駅員の居るみどりの窓口に並んで購入することも多いだろう。この時駅員が操作して切符を発券する端末を「マルス」と呼ぶ。このマルス端末を乗客でも操作して切符を発券できるようにしたのが乗客操作型マルス端末である。これはJR東日本エリアでは「指定席券売機」と呼ばれており、新幹線・特急列車の指定席・グリーン席や自由席特急券、定期券、企画乗車券などの各種乗車券などが購入できる。一定の範囲で設置駅以外の任意の駅間や日付も指定できるので、窓口が混んでいても指定席券売機は空いている場合であれば十分対応可能である。その分操作は少々面倒だが。

ちなみに指定席券売機という名称だが、普通に短距離の乗車券も購入できる。席を自由に選びたい場合でもシートマップから希望の席を選べる。

私鉄の自動券売機

私鉄の場合、JRグループほど路線規模が大きな会社はなく、有料特急列車の運行を行っていても特急券の事前購入に対応していないことも多い。ただ路線規模が小さい分、自動券売機の導入は国鉄よりも早かった。

金券ショップの自動券売機

金券ショップにも自動券売機は設置されている。有人での対応は時間がどうしても限られてしまうが、自動券売機であれば24時間稼働させることができる。そのため多くの金券ショップは有人窓口のすぐ近くに券売機を設置し、そこで主要な券種は購入できるようになっている。

食券・入場券の自動券売機

かつてはプラスチック製の食券を発行するタイプの券売機が使われていたが、中に券を逐一補充しておかないと食材が残っていて提供もできる状態なのに売り切れ表示になったり、収容できるメニュー数に限りがあったりと制約が多く、現在では紙に印刷するタイプが普及している。紙に印刷するタイプであれば設定をいじるだけで食材切れなどに対応できる。余談であるが定食店チェーン「やよい軒」の自動券売機は中身にWindowsXPのPCを使っているらしく、操作時にXPの効果音が鳴る、さらにはXPの起動画面が目撃されたなどの証言も割と多い。

プリペイドカード用自動券売機

テレホンカードやプリペイドカード式乗車券、ハイウェイカード用などがあるが、ハイウェイカード用販売機はハイウェイカードの廃止に伴い姿を消した。

切手の自動券売機

切手にも自動券売機が存在した。日本に現存する最も古い自動販売機はこの切手の自動券売機であり、現在は逓信博物館で保存されている。今は殆ど見かけない。

バス乗車券券売機

路線バスでも券売機を設置しているところがある。例えば愛知県東三河地方をエリアに持つ豊鉄バスでは、豊橋駅バスターミナルの案内所に豊橋駅発着の片道乗車券と回数券が購入できる券売機を設置している。この他高速バスでも予約システムに接続された券売機を主要バスターミナルに設置していることがある。例えばJRバス関東では東京駅に「高速バスネット」へ接続された券売機を設置しており、事前に予約せずとも券売機を操作するだけで乗車券の購入が可能である。

誤って購入した場合の対処法

最近の券売機であれば、取り出し口に誤って購入した券を突っ込むことで自動で返金処理がされるタイプも増えてきている。そうでない場合は呼び出しボタンを押すなどして係員を呼ぼう。

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