東京駅

登録日:2020/08/12 Wed 16:24:35
更新日:2020/09/07 Mon 15:40:20
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東京駅(とうきょうえき)は、東京都千代田区に存在する、日本を代表するターミナル駅である。




概要

地方出身者から見た東京の玄関口となる駅であり、東京初心者は避けて通れない首都圏屈指のおのぼりさんキラー
少なくとも東京に遊びに来た不慣れな旅行客は格好の餌食にされ迷いやすい迷宮である。

特に
は当駅を起点としているため、総じて日本の新幹線交通の中心である。
また、東海道新幹線の一部列車は新大阪駅を通じて山陽新幹線への直通運転を行っており、東北新幹線新青森駅を通じて北海道新幹線への直通運転を行っている。
結果的に、当駅には九州新幹線博多南線以外のすべての新幹線の路線が乗り入れている。

在来線でも東海道本線東北本線*1中央本線総武本線横須賀線京葉線の起点となっている。
近年では上野東京ラインが開業したため、それまで上野駅を始発駅としていた東北本線JR宇都宮線)、高崎線常磐線も当駅を通るようになった。
また、当駅を発着する特急列車も多く、一部の寝台特急も当駅を始発または終点としている。

当駅から乗り換え無しで行ける都道府県は33ある。
逆に、当駅から直接行けないのは以下の県。
である。

利用者数では新宿駅や池袋駅よりやや少ないものの、路線数およびホーム数は東京駅が日本一多い。
また、東京駅は新幹線や特急など客一人当たりの単価の高い長距離利用者が多いため、駅の収入としては近距離利用者が多い新宿駅を上回り、ダントツの日本一である。

少しわかりにくい例えだが、新宿駅を東京都および首都圏の中心駅とするならば、東京駅は日本の中心となる駅である。

赤レンガ駅舎は世界的にも有名な近代日本を代表する建築物である。考案者は建築家の辰野金吾。ドーム部分はオリジナルではない近年復元されたものとはいえ、壮麗の一言につきる。
丸の内側南口には、「東京ステーションギャラリー」や、戦災や休業を経ながらも戦前から営業しているクラシックホテル「東京ステーションホテル」がある。
このホテルは松本清張や川端康成などの文豪たちに贔屓にされてきたことでも有名で、往時の客室から見えていた東京駅の光景が作品に落とし込まれている。

歴史の長い駅だけあり、教科書に載るような出来事もこの駅で起きた。
有名どころでは、いずれも戦前の首相であった原敬が暗殺されたりとか、濱口雄幸が襲撃に遭ったり*2とか。
発生した地点を示す目印があり、ちょっとした歴史探訪もできる。
機会があれば探してみてはいかがだろうか。

日本の新幹線交通網の心臓部なだけあって駅周辺には商業施設も非常に充実しており、そういったものは八重洲口周辺にひしめいている。
内訳としては
  • 東京キャラクターストリートや東京ラーメンストリートなどの区画を有する大型商業施設「東京駅一番街」
  • キッチンストリートなどの区画を有するレストラン街「グラングルメ」
  • オフィスビルと大型商業施設を兼ねた2つの超高層ビル「グラントウキョウ」*3
  • グラントウキョウノーズタワー内にある百貨店「大丸東京店」
  • ペデストリアンデッキや商業施設などの機能を持つショッピングセンター「グランルーフ」
  • 東京駅と直結する「八重洲地下街」や、日本郵便が展開する「KITTE」

などなどが有名。どの商業施設も東京駅に隣接或いは直結しているので、迷いさえしなければすぐに行ける。
ショッピングやグルメを楽しみ、東京ステーションギャラリーで芸術鑑賞、それに行き交う人々の様子や駅舎そのものも眺めて…というふうに、東京駅を散策するだけで1日過ごせるといっても言い過ぎではないだろう。
というか最早、駅全体と駅周辺が「超弩級規模の複合商業施設」状態。
また八重洲口には高速バスの発着場もあるので高速バスも行き交っている。

余談だがJR東日本の東京駅の駅長は他の駅と比較しても別格であり、現場職では唯一となる幹部(役員)扱いである。これは国鉄時代から慣例となっている。ただしJR東海の東京駅の駅長は役員ではない。

駅構造

プラットホームはJR在来線9面18線、新幹線5面10線、地下鉄1面2線を有し、日本一多い。

JRの在来線と、東海道新幹線を除く各新幹線(東北上越北陸)はJR東日本が管理する。
東海道新幹線JR東海が管理する。

在来線(JR東日本)

在来線は島式5面10線の高架ホームと、島式4面8線の地下ホームを有する。

1番線、2番線

当駅を起点とする中央線快速(御茶ノ水、新宿、三鷹、立川、八王子、高尾方面)のホーム。
一部列車は立川から青梅線(拝島、河辺、青梅、奥多摩方面)にも直通する。
  • かいじ号(大月、甲府方面)
  • あずさ号(茅野、松本方面)
  • はちおうじ号(八王子方面)
  • おうめ号(青梅方面)
といった特急列車もここから発車する。
はちおうじ号は昔の中央ライナー、おうめ号は昔の青梅ライナーであり、ホームライナーを特急に格上げした形である。
かいじ号とあずさ号はほとんどが新宿発着であり、東京まで足を伸ばすものは多くない。
次の停車駅は特急以外は全て「神田」、特急は全て「新宿」


3番線

京浜東北線北行(秋葉原、上野、田端、赤羽、浦和、大宮方面)のホーム。
次の停車駅は各駅停車、快速電車ともに「神田」*4


4番線

山手線内回り(秋葉原、上野、日暮里、田端、池袋方面)のホーム。
田端までの区間は昼間は並走する京浜東北線快速電車に対する各駅停車の役割を果たしている*5


5番線

山手線外回り(新橋浜松町品川、大崎、渋谷方面)のホーム。
次の停車駅は「有楽町」


6番線

京浜東北線南行(浜松町品川、蒲田、川崎、横浜、磯子、大船方面)のホーム。
多くの列車が根岸線(大船方面)に直通する。
各駅停車は次は「有楽町」に停車する。
快速は新橋…ではなく、浜松町に停車する。というのも羽田空港方面に行く東京モノレール羽田空港線への乗り換えを考慮しているため(東京モノレールはJRグループ傘下になった)。


7番線、8番線

主に上野東京ラインの下り列車(上野、大宮方面)が使用する。
ほとんどの列車は
のいずれかに直通する。
また、特急ひたち号(水戸、勝田、日立、いわき、仙台方面)や特急ときわ号(柏、土浦、水戸、勝田方面)も使用する。
昼間は7番線を主に使用し、8番線は早朝および夜遅くに限られる。
次の停車駅は「上野」*6


9番線、10番線

東海道線下り列車(品川横浜、大船、平塚、小田原、熱海、三島、沼津、伊東方面)のホーム。
上野方面からの直通列車がほとんどで、始発列車は早朝の列車や特急など一部に限られる。ただし常磐線からの直通列車は品川までにしか行かない。
特急(サフィール)踊り子号や、寝台特急(出雲市方面のサンライズ出雲号、高松方面のサンライズ瀬戸号)は9番線から発車する。
次の停車駅は新橋(特急や湘南ライナーを除く)。

当駅始発列車の一部は7番線または8番線から発車する。


総武地下ホーム

地下5階にある横須賀総武快速線のホーム。島式2面4線。
横須賀線(武蔵小杉、横浜、大船、鎌倉、逗子、久里浜方面)は主に1番線、2番線を使用する。
総武線(錦糸町、市川、船橋、千葉、佐倉、成田空港、成東、上総一ノ宮君津方面)は主に3番線、4番線を使用する。
ただし当駅始発列車や特急列車はこの限りではない。

特急しおさい号(銚子方面)や成田エクスプレス空港第2ビル、成田空港方面)も総武地下ホームを使用する。

横須賀線の次の停車駅は東海道線と同じ「新橋」(ただし成田エクスプレスは新橋通過)。
総武線の次の停車駅は三越本店最寄り駅の「新日本橋」東京メトロの三越前駅との乗り換えが可能)。ただし特急は新日本橋を通過するので注意。


京葉地下ホーム

京葉線(新木場、舞浜、西船橋、海浜幕張、蘇我方面)のホーム。
一部列車は蘇我から内房線外房線に直通するほか、西船橋から武蔵野線に乗り入れる列車もある。
内房線特急さざなみ号や外房線特急わかしお号もここから出発する。

地下4階にあり、島式2面4線である。
駅本体からは500mほど離れており、かなり遠い。徒歩だと早歩きしても5分はかかる。そのためまるで別の駅のような感覚である。
冗談めかして、京葉線東京駅は鍛冶橋駅とか新有楽町駅だと語る者も居る。
ちょうど東京駅本体と有楽町駅の中間地点にあり、改札次第では有楽町駅のほうが近い。
地方出身者がTDに行くために使う路線だが、初心者だとここまで行くのにかなり苦労する。
誰が呼んだか「遠京駅
元々は成田新幹線(計画中止)の駅をこのスペースに作る予定だったらしい。

ちなみにあまり知られていないが、有楽町駅から京葉線東京駅に乗り換えることが認められている。


新幹線(JR東日本)

JR東日本の新幹線は
の3路線が乗り入れる。
また、
も乗り入れている。
20番線、21番線、22番線、23番線を使用する。

島式ホーム2面4線となっており、意外と規模は大きくない。というのも新幹線のホームは基本的にターミナル駅でも2面4線が普通だからである。
※新幹線ホームで3面6線なのは東海道新幹線の東京駅、山陽九州新幹線博多駅、JR東日本の大宮駅だけである。ちなみに新幹線ホームとして最大規模の5面8線を有するのは東海道・山陽新幹線の新大阪駅である。

JR東日本の新幹線の列車はほとんどが東京駅を始発駅または終点としている。
ただし容量があまり大きくないため、一部の臨時列車は上野駅や大宮駅で折り返すものもある。
また、東北・上越新幹線延伸開業時には1面2線しかなかったため、定期列車でも上野駅で折り返す列車も少なくなかった。2面4線になったのは、北陸新幹線*7高崎~長野間開業時である*8
次の停車駅は大半の列車が上野だが、一部の列車は上野を通過して大宮に停車する。

JR東海

東海道新幹線新横浜、熱海、三島、静岡、浜松、名古屋、米原、京都新大阪方面)は島式ホーム3面6線となっている。
一部の列車は山陽新幹線(新神戸、姫路、岡山、福山、広島、徳山、新山口、小倉、博多方面)にも直通する。ただし九州新幹線(熊本、鹿児島中央方面)には乗り入れないため、新大阪博多などでの乗り換えが必要となる。
14番線、15番線、16番線、17番線、18番線、19番線を使用する。

行き止まりホームになっているため、反対方向のJR東日本の新幹線との直通運転は不可能*9
次の停車駅は全列車共通で品川
東海道・山陽・九州新幹線の駅で最も利用者数が多い。

ちなみに将来的に開業する予定のリニア中央新幹線は当駅ではなく品川駅を起点とすることが内定している。


地下鉄

東京メトロ丸ノ内線は島式ホーム1面2線を有する。
1番線は銀座・霞が関・国会議事堂前・新宿・荻窪方面となっている。
2番線は大手町・御茶ノ水・池袋方面となっている。

ちなみに東京駅に乗り入れる地下鉄は丸ノ内線のみであるが、実は大手町駅や銀座線京橋駅も徒歩で行けるほど近く、東西線の大手町駅は実際に乗り換えでも指定されている。

バス

丸の内北口、丸の内南口、八重洲南口の駅前広場内に設けられたバスターミナルに都営バスと東急バス、深夜急行バスのみ京王バスも乗り入れる。
鉄道網が充実しているために発着系統数は両手で数えれる程度しかないが、乗換なしで晴海埠頭や東京ビッグサイト、等々力渓谷などに向かうことが出来るので選択肢の1つとして覚えておこう。

路線バスに対して高速バスは非常に多くの系統が乗り入れる。発着地は北は青森から西は博多までと多彩で、八重洲南口の広場内、八重洲中央口交差点周辺、鉄鋼ビルディング1階、丸の内オアゾ前、三菱ビル前、鍛冶橋駐車場に乗り場が分散している。

自分が乗るバスがどこから発車するかは同じ方面でも運行会社の所属するアライアンスによって違うので予約時にきちんと確認しよう。

今後の予定

現在つくばエクスプレスは秋葉原駅を起点としているが、これを東京駅の地下まで伸ばす計画があるらしい。
これが実現するとつくばエクスプレスから新幹線や東海道線への乗り換えが容易になる*10

現在当駅止まりとなっている京葉線の線路を新宿駅経由で三鷹駅方面まで伸ばし、中央線との直通運転を行う計画があるらしい。

  • 羽田空港アクセス線
現状、成田空港へは乗り換え無し(総武線快速または特急成田エクスプレス)で行くことができるのだが、東京駅から羽田空港まで行くためには京浜東北線の浜松町駅で東京モノレール羽田空港線に乗り換える必要がある。
一応東京モノレールはJRグループ傘下の会社ではあるのだが、JR自体は羽田空港へのアクセス路線を保有していない。
そこで東海道線から分岐させる形で新橋駅経由の羽田空港アクセス線を作る計画がある。

これが実現すれば高崎線宇都宮線常磐線からの直通列車も運行される可能性があるため、東京駅だけでなく、大宮駅や北関東の各都市からのアクセスも大幅に向上する見込みである。
もっとも、これが本当に実現したら東京モノレールの存在意義が無くなってしまうのだが…。

現在東京モノレール羽田空港線は浜松町駅を起点としているが、これを新橋駅や東京駅まで伸ばす計画があるらしい。
これが実現すれば成田空港から羽田空港への乗り換えが1回で済むようになる*11
ただし、これが実現すると京浜東北線の快速電車を浜松町に停車される意味が薄れてしまうため、浜松町が各駅停車しか停車しなくなる可能性もある。


追記、修正お願いします。

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最終更新:2020年09月07日 15:40