登録日:2010/05/23(日) 22:03:43
更新日:2024/11/11 Mon 13:17:14
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※『私』視点で執筆させて頂く(浅沼氏で脳内再生する事を強く推奨する)
大学3回生の春までの2年間、実益のあることなど何一つしていないことを断言しておこう。
異性との健全な交際、学問への精進、肉体の鍛錬など社会的有為の人材となるための布石の数々をことごとくはずし、
異性からの孤立、学問の破棄、肉体の衰弱化などの打たんでも良い布石を狙い澄まして打ちまくってきたのはなにゆえであるか。
私は冴えない大学3回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。
悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理難題を要求され、孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。
いっそのこと、ぴかぴかの一回生に戻って大学生活をやり直したい!
出版:太田出版後に角川文庫へ
キャラクター原案:中村祐介
本作品は京都大学に入学した私が、大学一回生になった時に選んだサークルにより、異なる大学生活を送っていく様子を描いたものである。
だが、何の因果があってか小津と出会い、阿呆な生活を送っている内に、いつの間にか三回生になってしまっていることが多い。
私は原作では4回、アニメでは11回の異なる大学生活を送る。
また、2020年には『四畳半タイムマシンブルース』にて、
アニメ版の脚本家がかつて描いたタイムマシンのある8月を過ごす羽目になる。
アニメでの私は原作と少し異なり、週毎に様々なサークルに入っているようだ。
- テニスサークル『キューピット』
- 映画サークル『みそぎ』
- サイクリング同好会『ソレイユ』
- 樋口師匠の弟子
- ソフトボールサークル『ほんわか』
- 英会話サークル『ジョイングリッシュ』
いかなるところに入っても私は薔薇色の学生生活を送れず、常に堕落している気がしてならない。
なぜこのような無為な三年間を送る羽目になってしまったのか……と言うよりそもそも誰のせいでこんなことになってしまったのか。
責任者に問いただす必要がある。責任者はどこか。
……と、そんなことはさておき次に登場人物を紹介しよう。
私についてだが、本作品の主人公で、四畳半の『下鴨幽水荘』に居を構えている。
当年とって二十と一つ、誇り高い三回生であるということをのぞけば、さして述べることはない。
しかしながらそれではまずいから一応述べておこう。
私は大学入学後、サークル活動を通じてあわよくば、恋人を獲得し、交友関係を広げ、
いわゆる
リア充を目指していたが、残念ながら達成できない。
それどころか、小津とつるんで他人の恋路を邪魔する不毛な大学生活を送っているから困ったものである。
それにしても私を担当する浅沼氏の台本の量が気になるが、目をつぶっておく。
見た目は妖怪
ぬらりひょん。夜道で会えば10人中8人が妖怪と間違える。後の2人は妖怪なので勘定に入れない。
私のしがない同期の悪友である。
工学部電気電子工学科に籍をおいているにもかかわらず、電気も電子も工学も嫌いである。
成績も驚くべき低空飛行であり、なぜ大学に在籍しているのか理解できない。しかし本人はどこ吹く風である。
弱者に鞭打ち、強者にへつらい、わがままであり、怠惰であり、天の邪鬼であり、勉強をせず、誇りのかけらもなく、他人の不幸をおかずにして飯が三杯喰える。
およそ誉めるべきところが一つもない。もし彼と出会わなければ、きっと私の魂はもっと清らかであったろう。
私にとって小津とのファーストコンタクトは同時に人生のワーストコンタクトでもあった。
他人の不幸でご飯三杯は食える生粋の腹黒妖怪であり、私とは運命の黒い糸で結ばれていると述べ、いかなる場合でも私の前に現れてくる。
通称『逃げの小津』と呼ばれ、樋口師匠の弟子である。
本名は樋口清太郎。私の上の階に居を構えている。八回生であるというのがもっぱらの噂であった。
小津が師匠だと慕う存在で、茄子のような顔にいつも暢気な微笑みを浮かべている。普段は紺色の浴衣を着ている。
城ケ崎氏とは並々ならぬ関係であるようだ。
自ら下鴨神社の祭神だと述べていたが、あまりにも胡散臭い。
特に何らかの行動に出るわけでもなくただひたすら堂々と暮らすことだけに専念しているようである。
それは恐るべき克己心によって維持される紳士的な態度か、はたまた阿呆の骨頂か。
明石さんは私の一つ下の学年で、小津と同じ
工学部に所属している才女である。
歯に衣着せぬ物言いで、同回生からも敬遠されているようだった。
私は明石さんの冷ややかで理知的な顔、黒髪、そして乳に興味はあるものの、おいそれと言葉をかけられない。
そんな非の打ち所のない彼女でも
蛾には弱かった。
ぎょえええとまるでマンガのような声で悲鳴を上げるのである。
私が彼女と約束したことが何だったか私は思い出せない。
樋口師匠の友人と呼ぶべき存在であろうか。
羽貫さんは樋口師匠の住まいへ出入りしている謎の歯科衛生士の美女である。
ねっとりとしたはぐきマッサージが得意であり、私も通ったことがある。
羽貫さんは気持ちの良い人ではあるが、エチルアルコール目当てで出歩いていることが多く、それでいて酒癖が非常に悪い。
私も一度街中で、彼女に出会ったことがあるが、エンドレスナイトへと引きずりこまれたことがある。
樋口師匠と同じく大学八回生で、互いにただならぬ関係らしい。
映画サークル『みそぎ』のリーダーで、水もしたたる男前なためか、後輩から非常にモテる。
しかし、実態は潔癖かつ極端なナルシストかつ変態である。
城ケ崎先輩についてはアニメ第二話を見ればどんな人物かわかるだろう。
□老婆
声 真山亜子
木屋町通で占いを行っている老婆。
毎度のことではあるが、妖気を無料で垂れ流している人物の占いが当たらないわけがないと思う。
「好機を逃さないことが大事」とアドバイスしてくれるが、回が進むにつれて料金が上がっていくのはいかがなものか。
テーマソングだが、OPはASIAN KUNGーFU GENERATION「迷子犬と雨のビート」、EDはやくしまるえつこ「神様のいうとおり」となっている。
この度、平成22年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門において、大賞を受賞した。
こ、これは再放送すべきではなかろうか!
貴君、追記修正してくれないか。
先輩、また阿呆な項目を作りましたね。
この項目を全力で追記修正させてもらいます。
僕なりの愛ですよ。
このような立てんでも良い項目を狙い澄まして立てたのは、なにゆえであるか。
編集者に問いただす必要がある。
編集者はどこか。
- 素晴らしい原作を、素晴らしい出来に纏め上げた稀有な作品。 -- 名無しさん (2014-07-22 10:21:35)
- アニメの出来が非常に良かった。それぞれバラバラかと思われた話が最終回で一気に収束していく様は気持ちがいいほど -- 名無しさん (2014-11-14 01:55:04)
- こんな作品はもうでてこないのか・・。 -- 名無しさん (2015-11-29 17:31:20)
- マジでヒロインは小津だったね・・・ -- 名無しさん (2015-12-27 15:36:22)
- tokyoMXで再放送やるな -- 名無しさん (2017-01-09 00:18:45)
- 今更だけど、私の声って神谷さんに似ていない?見た目のせいで絶望先生を思い出したわ -- 名無しさん (2017-04-09 19:20:16)
- 小津の彼女の人間性など分からんけど、彼女が何故小津と付き合っているのかは判るような気がする。 -- 名無しさん (2022-06-02 18:21:37)
- 小津の説明は「十人中八人が妖怪かと間違え、二人は妖怪かと納得する」だったような -- 名無しさん (2022-06-02 18:49:08)
- 「また阿呆な項目作りましたね。」 -- 名無しさん (2023-07-04 09:33:04)
- CV:浅沼さんで脳内再生された -- 名無しさん (2023-07-04 13:41:06)
最終更新:2024年11月11日 13:17