登録日:2018/10/24 Wed 22:34:08
更新日:2024/08/13 Tue 22:07:59
所要時間:約 4 分で読めます
「こ…これって もしかして… タイムスリップってやつ───?」
概要
「今日からCITY HUNTER」とは、「
シティーハンター」のスピンオフ漫画である。
月刊コミックゼノンにて連載中。
シティーハンターが「参考書」という表記になっているが、これは1巻の帯に原作者によるコメントが載せられている。
「本作の内容には直接係わらないということでいう事で、<原作>ではなく、ちょっとひねって<参考書>という表記にしてもらいました。」
作者は絵柄を似せることに定評のある
3年B組一八先生の錦ソクラ。
おかげでほとんど違和感のない原作に非常に近い絵柄で描かれているので、原作ファンでも抵抗なく読みやすい。
というか、向こうでも一回シティーハンターのパロ漫画を描いている。
「シティーハンターファンの独身アラフォー女子がシティーハンター世界に転生」という
あらすじで色眼鏡で見てしまいがちだが、非常に原作愛に溢れる内容で良質な
スピンオフ。
「原作のあの場面にこの後の展開を知る人間がいたら…」という形でシナリオが進行し、主人公が意図して、また意図せず干渉してしまった事で原作とは異なる展開へと進むのを楽しむ漫画である。
例えば1巻~2巻にかけての話では、
喫茶店キャッツアイと美樹の初登場エピソードを元にしており、「主人公がその後の展開を知っている事で通常ではありえない対応をしてしまい、撩や海坊主に原作では知りえなかった事を察せられてしまう」といった展開になっている。
それにより二人の決闘シーンも違った結末を迎えているが、オチは非常にシティーハンターらしいものとなっており、原作を知っていても知らなくても楽しめるようになっている。
3巻からはオリジナルキャラが増え、そのオリジナルキャラを主とした原作にない事件の話も始まっている。
かつてのエンジェルダストの実験の失敗者、通称「廃棄物(ウェステッド)」という存在が登場しており、彼らによって新たな事件が起きたり、原作にあったシナリオが大きく変わってしまっている。
あらすじ
青山香、40歳、独身OL。理想の男性は冴羽獠。ある日電車に轢かれて死んだと思ったら、高校生の姿になって大好きな「シティーハンター」の世界に転生してしまう。
まわりに頼れる人は誰もおらず、困り果てて向かった先には新宿の伝言板…。すがる思いで書き込んだ文字は「XYZ」。シティーハンターの世界で、第2の人生が始まる!
(公式より引用)
登場人物
本作の主人公で、物語冒頭独身のまま40歳の誕生日を迎えている。
その年でシティーハンターのガラス越しのキスシーンを読みながら漫画とキスしてしまう等、生粋の重度な
オタク。
漫画家を目指すも夢破れ、現在は派遣社員として糊口をしのいでいた。
駅のホームで間違って電車が来ている状況で押されてしまい、気づくと高校生時代の姿でシティーハンターの世界に転生していた。
スタジオアルタで「
いいとも」が放送されていることから現世ではないと確認したものの、実家の住所も電話番号も存在せず、警察では家出少女がからかっていると思われてしまった。
行く当てもなくつい新宿の掲示板にXYZと書いた事で撩と出会う。
記憶喪失という事で撩の家に置いてもらって家事を手伝ったり、
喫茶店キャッツアイでバイトしながらシティーハンターの姿を間近で見守って楽しんでいる。
香という同じ名前はまずいと思い、咄嗟に思いついた漫画家志望当時のペンネームである「西園寺沙織」という名前で過ごしている。
まぁ、メタ的なことを言えば同じ名前だと作中で「香」と呼んだ時に紛らわしくなるしね。
シティーハンターの主人公。
沙織の嘘には気付いて問い質したが、身寄りも行く当てもないという訴えは心からの物だと感じ、家に置く事を許可した。
「家族もいないし住所もない…つまり君はこの世界には存在していないってことか… おれと…同じだな…」
沙織は高校生の姿である為、もっこりの対象外。本来の姿だと年増で対象外かもしれないが。
と思いきや原作ではリョウと同じくらいゴツい女丈夫(美人ではあるけど)を足腰立たなくなるくらい相手をしてやったこともあるので、
香の本来の姿でもちゃんとメイクしてやれば普通にいけそうな気がしないでもない。
シティーハンターのヒロイン。
沙織の言う事をそのまま信じており、しばらく家に置いてあげようと撩に提案した。
年の近い女性同士という事もあり、撩には言えない事も沙織には話しており、シティーハンターでの裏側を垣間見れる。
沙織と同じく現実世界からの転生者。正確にはシティーハンターの世界にいる桜井真樹という小学生に憑依しているといったほうが近いか。
転生後しばらくしてトラックに轢かれそうになったところを海坊主に助けられたことがきっかけで、この世界がシティーハンターの世界だと気づく。
その後喫茶キャッツアイの常連になり登場人物を眺める生活を送っていたが、見知らぬ人物(沙織)がリョウたちと深く関わっているのを見て、最初は快く思わなかったものの、
同じシティーハンターのファンとして意気投合。さらに元々同じ漫研サークルの同志だったことを知り、お互いに信頼できる友人関係となる。
見た目は小学生だが精神年齢が40代のせいで、
小学校のクラスメイトと上手く馴染めずにいた。
彼のように上手くはいかないようだ。
所属・経歴不明の殺し屋。本名はジャック・ジェイムズ。
その正体はあのエンジェル・ダストを投与された『廃棄物』の一人。
幼い頃に妹を失ってから生きる意味を無くしており、死に場所を求めるように敵を増やし続けるような真似をしていた。
シティーハンターの話を聞きつけ、彼ならば自分を殺してくれるのではという期待を抱いて戦いを挑むも敗北。
以降はキャッツアイのバイトの一員となった。
原作には登場しておらず、この時点ではJJが関わるきっかけらしき出来事はなかったはずだが、一体どうしてJJは彼らと関わることになったのだろうか…?
追記・修正は、シティーハンターの世界に転生してからお願いします。
- タグ入れるの忘れてた。入れてくれた人ありがとう。 -- 名無しさん (2018-10-24 22:42:32)
- 元の香はちょっとイモっぽいけど、バッチリめかしこめば年齢含め普通にリョウの守備範囲内だと思う -- 名無しさん (2018-10-24 22:51:53)
- 主人公が偽名で名乗る名前がこう、オタク感出てるのが凄い。 -- 名無しさん (2018-10-25 10:56:04)
- 今度は、ジャギ様ファンの不良が北斗世界に転生して、頑張ってジャギを真人間に戻す、というスピンオフが読んでみたいw イチゴ味は別でw -- 名無しさん (2018-10-27 09:16:07)
- 北条先生が一八先生のポンチーハンターの回を広げた前に包丁とまな板が置かれて連載かケジメか迫られたという話(もちろん冗談)を聞いた。一八は面白かったけど色々とギリギリな漫画だったなぁ -- 名無しさん (2021-10-01 04:50:30)
- 主人公の転生前が流れ弾飛んできそうな設定で止めろよ(真顔)ってなって読むの止める人いそうwww -- 名無しさん (2022-08-05 06:37:53)
- 原作に存在しないJJとスネーク兄弟が出てきた理由が何なのか、気になって今も読んでる -- 名無しさん (2024-08-13 22:07:59)
最終更新:2024年08月13日 22:07