江戸川コナン

登録日:2010/02/21 Sun 11:14:09
更新日:2024/05/15 Wed 08:22:35
所要時間:約 16 分で読めます





オレの名は江戸川コナン

探偵さ…

江戸川コナンとは、『名探偵コナン』の主人公。
CV:高山みなみ山口勝平(青年期*1
演:藤崎直*2


【概要】

小学一年生の少年だが、彼の正体は高校生探偵として有名な工藤新一
父は工藤優作、母は工藤有希子
作中で示されている通り、「江戸川コナン」の名は小説家「江戸川乱歩」と「アーサー・コナン・ドイル」から名付けた偽名である。

小学生と高校生という年齢差から、アニメではコナンを高山みなみ氏、新一を山口勝平氏が分担して演じている。
ただし、日本版ではコナンのモノローグは高山氏が演じているのに対し、海外版ではコナンであってもモノローグは新一役の声優が担当し、コナンの正体=彼と新一が同一人物という事をより強調している。


【人物】

同一人物なので詳しくは工藤新一の項目を参照。
蘭や小五郎、刑事達の様に正体を隠したい相手に対しては外見通り子供っぽく振る舞い、さりげなく事件の真相に誘導しようと務める。
反対に服部や灰原、阿笠博士の様に自らの正体を知っている相手や「工藤新一」という人物を知らない少年探偵団達には素の性格で接する。
その為、彼の複雑な事情を知らない少年探偵団達からは「たまに性格が変わる」と不思議がられている他、新一の姿に戻った際もコナンの癖が抜けず、被害者の遺体を見てうっかりあれれ〜という奇声を放ってしまい周りを動揺させた。
可哀想

元々が美形であるためか、幼児化しても端正な見た目であり、幼馴染である毛利蘭は、初めて彼と対面した際に「かわいい!」と叫んで思わず抱きついている。

【コナンの過去】

新一であった頃は、世界的推理小説家・工藤優作および元大女優の工藤有希子の息子として生まれ、とても大切にされていた。
しかし、コナンになってからは別居している為、あまり両親に会えていない。

【コナンになるまで】

蘭と一緒に行ったNYに向かう飛行機の中で初めて殺人事件に遭遇。
見事解決して以来高校生探偵として活躍。両親は3年前からNYにおり一人暮らしであったが小遣い制であった。

工藤新一水族館事件』で事件解決後、毛利蘭が買ってもらったばかりの携帯電話を推理に夢中になっていた新一のせいで溝に落として紛失してしまったため、
新一が代わりの携帯を買うほか、空手の都大会で優勝したらお詫びに今度東京にできるトロピカルランドに連れて行くと約束した遊園地でデート中に闇取引を目撃。
『黒ずくめの男』ジンによって試作段階の毒薬 (APTX4869) を飲まされ、一命を取り留めた*3ものの、子供の姿にされてしまう。

なんとか無事に家に戻った矢先に蘭と遭遇。
名前を聞かれた際、本棚の『江戸川乱歩全集』『コナン・ドイル傑作選』を見て、とっさに江戸川コナンと名乗り、情報収集のために毛利探偵事務所の居候となる。

以後、コナンとして帝丹小学校に入学、小学生生活をしながら、元の体を取り戻すために黒ずくめの男達の真実を突き止める為に情報収集を始める。
新一は事件の調査のために遠くに出かけていることになっているが*4、何度も周囲に顔を出している。

ただし、「新一からの伝言」と称して真犯人に繋がるヒントを伝えたり、新一の声で電話越しに推理を披露したり、一時的に元の姿に戻った時にちょくちょく顔を合わせたりしている為、目暮十三や小五郎といった新一と近しい関係の人々は新一が生きていることを知っている*5
目暮「最近謙虚だな君は…。」

【コナンになってから】

小学生として振舞いながら、毛利小五郎の探偵事務所に潜り込む事で黒の組織の情報収集をしている。

…が、組織とは無関係の殺人事件などによく巻き込まれている。
時には帝丹小学校の元太・光彦・歩美ら三人組の少年探偵団と協力して事件を解決したり、探偵の毛利小五郎の立場を利用するなどして警察の情報を入手するようになった。
また途中で少年探偵団に加入した灰原を一人の仲間として信頼しており、「今は助手じゃなくて、相棒かな」「調子いいこと言っちゃって」という会話をしたりすることも。
黒の組織の調査に関しても、FBIと協力体制を取るようになってから一気に前進した。

また、少年探偵団として事件を解決したり、怪盗キッドの犯行を幾度も阻止したことなどから、作中の時系列上、江戸川コナンとしても有名になっており、「キッドキラー」という異名で呼ばれた事もあった。
ぶっちゃけ組織とか関係なく素で素性を調べられそうな気が…。
というか、MI6には軽く調べられていたことも(むしろMI6でもあそこまでしかわからなかったというべきなのだろうか)

【家族構成】

工藤優作工藤有希子の間に生まれた一人っ子。
コナンのパーソナルは元々が架空の人物のため存在しないが、両親のことを小五郎や蘭が不審がった際には、たまたま日本に帰国していた有希子が変装して江戸川文代なる「コナンの母親」になったことで事なきを得ている。
しかし、有希子が「コナンは2人目(の息子)」とも一部に紹介してしまっており、時にややこしくなる。

家族仲は良いようで、夫婦揃って体が縮んだ新一をからかったり、(主に有希子から)ちょくちょく国際電話がかかってきたりしている。
新一としても両親を慕ってはいるようだが、悪ふざけに全力だったり年甲斐もなく痴話喧嘩をしたりすることには辟易としている様子。

ちなみに父親の仕事は世界レベルで売れっ子の推理小説家で、母親は元美人女優という登場キャラの中でも勝ち組のひとり。
資産もあるようで、そのレベルは日本から飛行機で発つ際ノリで「このまま世界一周しちゃうか」とか言えるクラス。
工藤家もかなり大きな洋館で、優作の書斎はどこの図書館なのかと突っ込みたくなるほどの大量の推理小説が並んでいる。

推理力は父親、演技力(とハッタリの利いた大仕掛けの好きな性格)は母親からそれぞれ受け継いだようだ。

【探偵アイテム】

連載開始から約30年たった今でも、オーバーテクノロジーの産物だらけである。ファックス付き弁当箱

  • 蝶ネクタイ型変声機
記念すべきアイテム第1号であり、誰の声でも出せる高性能変声機。
基本的には推理を披露する時など、「コナン」の発言では説得力がない場合に使用する*6
ただしこの機械のみでは不十分で、その本領は女優である母親譲りの演技力があってのものである。

「眠りの小五郎」や「推理クイーン園子」を演じる時、阿笠に口パクをしてもらいながら推理する時の他、目暮警部の声で事件現場にコナンを同行させるよう小五郎に指示する・小五郎の声で警察から捜査情報を聞き出す等の使い方をしている。
後ろに隠れているコナンのことはバレないが、少年探偵団は「コナン君、また違う人の声出してる」と疑問に感じている。
実際に沖矢昴(赤井秀一)は新一の声で蘭に電話するのを見てコナンの正体が新一だと見破っており、『太閤名人の将棋盤』ではコナンの正体を見破っていると思わせる台詞を赤井が言っている。
また、話によっては変声機を使って死人の声を出す事もあるが、死人の声を出すのは反則級である為か原作やオリジナルエピソードに関しては基本的に変声機を使って死人の声を出していない。

蘭が心配しないようにコナンは時折新一の声で電話しているが、ロンドン編(同時期を描いたOVA含む)では体が元に戻っていた為、逆に新一が変声機でコナンの声を出している。
コナンがジャケット姿でいる事が減ってからは蝶ネクタイとして使用する事はなくなり、普通にポケットに入れて持ち歩くようになった。

頻繁に使う小五郎の声が登録されているダイヤルには印をつけていた。

主に小五郎を眠らせたり、犯人を攻撃・拘束する為のもの。針は1本しかない。
小五郎の首筋には無数の針痕があるはずだがその描写はない。
また、健康診断などで針が体内に大量に残っているとか、睡眠薬多用による健康被害も見つかった形跡もない。
これは、「(麻酔)針は体内で溶け、睡眠薬も検査に引っかからないモノを博士が開発した」から。悪用したら完全犯罪ができるレベルの発明である。
なお、これが発明される前は灰皿を後頭部にぶつけるなどして小五郎を気絶させていた。どっちにしろ小五郎の命が危うかったことには変わりない

たいていの人物はこれを撃たれると揺り起こされるなどしないとしばらく起きないレベルの効果があるが、一部の犯人やルパン三世VS名探偵コナンでこれを撃たれた銭形警部は数分で起きていた。バケモンかよ…象でも30分は寝てるぞ!?
バーボンこと安室透はこれを小五郎に撃とうとしている瞬間を目撃し、眠りの小五郎のトリックを暴いている*7
一発で相手を無力化できる為に緊急避難用のアイテムとしても使われており、コナンや灰原はこれを用いて体格的に敵わない犯人の脅威から逃れたことも。
アニメ903話『似た者同士が犬猿の仲』では、慣れからかとうとうノールックで小五郎に当てている。
ベルモットと対峙して麻酔銃を構えていた際には一瞬の隙を突かれ、構えている手を上から押さえられた挙げ句、彼女は発射口の向きを回転させてからコナン目掛けて針を発射してしまった。コナン自身が麻酔銃を食らったのは今の所はこれが最初で最後である。

なお、原作回では推理力の高いキャラも増えた事もあり、眠りの小五郎や園子の登場は基本的にアニオリ回だけとなってしまった*8

  • 犯人追跡メガネ
犯人を追跡する為に使用され半径20kmが表示可能。
コナンが服のボタンに貼り付けているシール型の発信器と併用して使われるが、内蔵電池式故か『コナン』と同じく小学館の作品大長編補正のように肝心な時に限って電池が切れるか壊れる事がお約束化している。
また後から赤外線望遠鏡機能防弾ガラス、つる部分に盗聴器が加わる。
お風呂に入る時もかけたままなので精密機械故にすぐ調子が悪くなるらしく、阿笠博士の家には予備の眼鏡があり、コナンが行方不明になったりすると博士や灰原が持ち出すことも。

「目が悪いから」と誤魔化すものの、コナン(新一)自身の視力は良い為、レンズに度は入っていない伊達眼鏡。
コナンの素顔は幼少期の新一そのものであり、正体を隠す変装用でもある。
コナンはこの眼鏡を灰原に貸し出す際、「これをかけてると何故か正体がバレねーんだ」と笑っていた。
これは原作者の青山が好きな『スーパーマン』が正体を隠すために普段、クラーク・ケントが眼鏡をかけていることへのオマージュ。
クラーク・ケントのように眼鏡をかけている間は正体がばれることはまずないが、眼鏡を外した際は蘭に正体がばれかけた他、ベルモットや世良真純には幼少期の新一の顔を知られている為に正体がばれてしまった。

  • 探偵バッジ
少年探偵団との共通装備。ホームズのシルエットとDBのロゴでデザインされたバッジ。
DBの意味は「Detective Boys(少年探偵団)」。
バッジ同士での長距離の通信機能、犯人追跡眼鏡と連携した発信機機能を有する。
その便利さからか、必要な時に限って博士に預けた等という犯人追跡メガネと同じく大長編補正みたいな理由で手元にない事が多い。

高い伸縮性を持ったサスペンダー。スイッチを押すことで縮ませることもでき、重いものを動かす際に使える。
原作では初登場のみで、アニメ版では出番はほとんどないが、劇場版では出番が多い。
劇場版では最大で100mまで伸びるようになり、これを応用してヘリコプターを破壊したことも。

ツボを刺激してキック力を上げる靴。驚くべき事に機械的な力ではなくあくまで本人の脚力を強化している。
主に犯人確保の為に何かを蹴って使用。
小学生並みの脚力のコナンが、大の大人をノックアウトできる程度には脚力が強化され、初めて使用した際には、体育の授業中にゴールネットを破り木をなぎ倒し、キーパーをしていた子を泣かせた。

またボールなど関係なくヘルメットなど硬いものでも思いきり蹴つまており、本編では足の骨を折るなどのケガはしていないものの、蹴ってから痛がることはある*9
ボールがないと真価を発揮しづらい為、後述のベルトからすぐにサッカーボールを出現させ、自前で調達できるようになっている。

また威力の調節も可能で、プロサッカーGKの犯人を追い詰める際にはわざと高校生程度に威力を下げ、麻薬に手を染めていたことを発覚させた。
ちなみに上記の初使用時の威力設定は『』である。……その上になったらどんな威力になるんだ……。
映画では演出も相まって、なにかのビームかはかいこうせんのようになっていることも。

犯人を追跡する際にこの靴を使用して生垣を乗り越えるなどジャンプ力の増強や、地面を蹴ることでスタートダッシュのブーストをかけるためなどにも使用している。
高所にいる犯人にも使用する事もあるが、その場所に柵がなかったらコナンが殺人(未遂)犯になってしまう為か、犯人がいる場所には柵がある事がほとんどであり、直撃しても犯人がうまいように落下しないのがお約束である。
なお、コナン自身はキック力増強シューズで犯人に強烈な一撃を喰らわせるのに対し、蘭や京極などの戦闘力が高いキャラによって撃破された犯人に対しては何故か同情する。
探偵バッジと同じく有能なアイテムの為か、こちらも長靴を履いていた等といった大長編補正みたいな理由が発生する事がある。

  • どこでもボール射出ベルト
ベルトのバックル上部のボタンを押す事で中央部から、収縮したサッカーボールが特殊ガスで膨張され、一瞬で通常サイズに戻る。
ただし10秒ほどで縮んでしまう。
キック力増強シューズとのセット運用が基本となっており、こちらも劇場版に登場しやすい。
この発明品が出てきた時のコナンの第一声は「これなら何人でも犯人をぶっ飛ばせるな!」

サッカーボールを出す道具だと言っているのに、人に使う事を当然のように想定してる辺り物騒にもほどがある。
犯人確保・退治の他、転落時のクッション代わりにも使われ、ビルから落ちてきた人をぶっ飛ばす、崖から飛び降りた人に下から当てて打ち上げる等、ギャグシーンのような一幕を演出するのにも使われた。
映画はさらに強化され、大幅に膨張させて飛行船を傾けさせたり、サスペンダーと組み合わせて観覧車の倒壊を時間稼ぎしたことも
また、基本的に出てきたボールを他人が蹴る事はほとんどなく、プロサッカー選手である真田貴大が犯人に向けて蹴った程度しか発生していない。

  • 花火ボール
劇場版でよくお見受けする言わば「必殺のボール」。
どこでもボール射出ベルトから出るまでは普通のサッカーボールと変わらないが、キック力増強シューズで蹴り飛ばすと光を纏って飛来し、数秒たつと花火のように爆発するというものである。
なお、爆発までの時間とボールの種類を変更することが可能。

暗闇に乗じ、暗視ゴーグルを使って殺害を企てていた犯人の視界を奪ったり、黒の組織のヘリコプターを爆発による気流で操作困難にしたり、宇宙から落ちてくる人工衛星カプセルの軌道を爆発を使って強引に変えたりと、初登場時から劇場版22作目まで獅子奮迅の活躍を見せる。
……だが、23作目である男の正拳突きにより爆発前に吹き飛ばされる(文字通り雲散霧消)。
まあ、あれが花火ボールだという確証はないが、もしそうなら恐ろしい男である。

  • 弁当型携帯FAX
その名の通り弁当箱型のファックス。
その実態は、市販のファックスを弁当箱に取り付けただけのものだが。
なお、オカズは本物でそのまま食べられるらしい。

イヤリング…というには少し大きい(大きめのブローチサイズ)携帯電話。
途中からはあまり使われなくなった。
当然だがコナンがこれをイヤリングとして装着した事はない。

主に犯人追跡に使われる。
車と同じかそれ以上のスピードも出せるハイテクマシン。
当初は太陽電池式で夜には使えなかったが、バッテリーで夜も動くよう改造された。
慣性と接地面との抵抗・風などの関係でボードから吹き飛ばされないことに触れてはいけない。よく壊れる。

劇場版では水陸両用化したりスノーボードになったり改造エンジンで法定速度を軽く越えたりとバリエーション品が良く出てくる。
そして大抵壊れる。
エンジン付きなら本来ナンバープレートが必要だとか、ターボエンジンかと思いきやバッテリー駆動なのかハッキリしろとかツッコミどころは多い。

頻繁に使っているイメージがあるが、原作では現時点では、
  • 歩美ちゃん誘拐事件
  • 危険な二人連れ
  • 標的は警視庁交通部
  • 風の女神・萩原千速
  • 怪盗キッドの王冠マジック(仮)
の5回しか使われてなかったりする。

伸縮サスペンダー・ボール射出ベルト・ターボエンジン付きスケートボードの三つは派手なアクションシーンを売りの一つとする劇場版では三種の神器として特に出番が多く、ひとつの劇場版名物となっている。
その他、阿笠博士の発明品を数多く使っている。

これらのアイテム使えば完全犯罪できそうなのは秘密だ!
実際この点に関しては、劇場版ルパンvsコナンでルパンから「子どもになんてもん持たせるんだ」と至極真っ当なツッコミを受けている。

また、灰原手製の解毒薬を飲む等、何らかの要因でたびたび新一の姿に戻っている。

【運動神経】

サッカーが好きで自身も選手顔負けの技術をもつ。
蹴ったボールを的確に相手に当てる等神がかったセンスを持っている。もちろんオーバーヘッド等はお手のもの。
道具で脚力を増強させているとは言え、ビル風や高速で動く対象なども何のその。
体が子供になったとはいえ運動神経は抜群である。高校生というかもはや人間とは思えないが……。

走力、跳躍力もあり、『迷宮の十字路』で義経と称されたことも。
高速で走るボートからボートへ飛び移ったりもしているので、この例えはあながち間違いでもない。

壁に刺さった矢の上に飛び乗る等『フルメタル・パニック!』のラムダ・ドライバ顔負けの能力も見せつけた。
どこのスタントマンだお前。

ただし、本格的な武芸・護身術は習っていない為、戦闘や格闘のプロ相手では分が悪い
また不意を突かれた場合、そのまま連れ去られたり、殺されそうになるケースもある。

【推理力】

頭脳は高校生探偵・工藤新一の頃のままである為推理力は抜群。
小さくなってからは小五郎につまみ出されながらも現場入りして事件を解決する。

基本的に小五郎を麻酔銃で眠らせて変声機を使って推理を披露するが、小五郎の他に園子や阿笠博士が行う場合もある。
園子には容赦なく麻酔銃を撃ち込むが、事情を知っている阿笠博士には麻酔銃を撃たず、自身の推理に合わせて口パクなどの演技をしてもらっている。

探偵役がいない場合は自らの推理を「新一の*10推理」として直接披露したり、警察関係者に伝えたりして解決に導いている。
平次など他の探偵がいる時も麻酔銃を使わず自分で推理を披露するが、その場合は要所要所で「だよね平次兄ちゃん」等と探偵役に振る事で不自然さを減らしている。

が、ほんの僅かではあるが推理における弱点もあり、まだ実年齢17歳であることから高齢の犯人の心情を理解しきれず、その人生経験から小五郎が導き出した正解に驚かされたことがある。
また犯人は基本的に合理的な理由のある行動をとるという固定観念のせいで、アニメオリジナルではド天然犯人の不合理な行動を全く予測できず、少年探偵団に完全に出し抜かれてしまった事もある。

コナンの正体を知っている平次や灰原、阿笠と一緒に行動している場合は話し方が新一に戻っている。
しかし、『毒と幻のデザイン』では米原桜子に話し方が皆の前にいる時と平次の前では違う事に気づかれている。
他にも『ゾンビが囲む別荘』では被害者のスマホに新一口調で話している様子が動画として残っていた事で蘭達に怪しまれていた。
いずれも平次のフォローで誤魔化されている。

推理物の主人公という立場である為とても博識だが、当然ながらその知識量は小学1年生の物では無い為、専門知識などを解説する際は度々「テレビで見た」と言って誤魔化しては「またテレビかよ」とか「どんな番組だ」とか突っ込まれたりしている。
たまに「新一に教わった」として誤魔化すこともあるが、そのせいで新一に「子供に変な事ばかり教えている」とあらぬ風評被害が発生している……新一は自分なのである意味自業自得。
しかし、アニオリ回では脚本家が毎回違う為か話の都合上持っていた知識を別の話では失ったり違う行動をとるという事もままある*11

【性格】

基本的には推理小説とサッカーをこよなく愛する善良な少年で「犯罪は見過ごせない」正義感も持ち合わせているが、使命感が強いというよりは、好奇心・知的探究心と自己顕示欲・英雄願望に限りなく忠実でもある。

それがたまたま事件の犯人確保に役立っているという事で大目に見られる事があるだけで、その欲求の矛先が少しでも違っていたら大犯罪者になっていた可能性もある。
特に自分に甘い所があり、未成年飲酒・盗聴・パスポート偽造といった殺人等に比べれば軽度な犯罪行為には抵抗がない模様。
特に『歩美ちゃん誘拐事件』に至っては、早合点の推理の結果、道交法違反・器物破損・暴行・傷害を起こしたにも拘らず、謝らないで逃げようとしてしまった*12

事件捜査に関しても、現場を勝手に荒らしたり被害者の遺品を勝手に使う、更には警察であると詐称したり小五郎の名前を勝手に出して、周りの人間を動かしたり話を聞いたりと完全アウトな行為を繰り返している。
黒の組織絡みでは、目くらましの為とは言え放火や死体遺棄・損壊までやっている。
更にそうした探偵としての目的が無くとも興味本位で盗聴を行ったこともあった。本人曰くバレなければ犯罪とはならないらしい…。

とはいえ、某刑事ドラマ警部殿と同様に「人が人の命を奪う」ことに対しては一貫して否定の態度を取っており*13無関係な人間を巻き込んだり、犯行を軽視・正当化する場合は動機の質に関わらず犯人を責め立てるような言動(説教)を取るなど、どんな罪であっても犯人に同情しないというスタンスが『コナン』という作品の大きな特徴といえる*14
また、特定の目的を果たす為の自殺や諸事情から犯人の復讐を受け入れて命を絶った被害者に対しても苦言を呈している。
特にアニオリでは原作以上に上記の言動を取りやすいが、自身は両親が小説家&元女優、非常に恵まれた環境で育つ、才能に恵まれているなど明らかに人生の「勝ち組」といえる部分が強く、さらに大人組と比べても人生経験は浅い為、この理由もあってコナンの説教に難色を示すファンも少なくない。

事件に巻き込まれてしまった関係者を慮り、警察と連携した上で真実を明かす際に配慮したり、やむを得ない事情から犯罪に手を染めてしまった人間に対しては罪を償って再出発してほしいと励ます事もある。
また、幸いにして事件そのものが大事に至らず犯人が猛省しており、更に被害者側からも赦す意思が見られた場合は殺人未遂や殺人予備であっても口裏を合わせて真相を伏せるなど、思いやりの心や優しさも人一倍に持っている。

推理ショーを開始する前にも、事件の真相がとある関係者にとって辛いものになりそうだった場合は、蘭等に頼んでその人物を推理ショーの席から外すようにしている*15
基本的に小五郎・園子・阿笠などを身代わりに推理を披露する上、彼自身見た目が子供で正体を隠さなければいけない為、事件解決後に収容先の施設に出向き、犯人もしくはその身内の救済に当たるという事は一切していない…というより不可能である*16

初期の頃は「犯人を追いつめるスリルがたまらねーんだ!!」などとのたまったり、自殺しようとした犯人に対して「死にたきゃ勝手に死ね!!」などとブチ切れたりしていたが*17、後にとある人物の影響から「犯人を追いつめて自殺させるのは殺人者と同じ」という考えを持つようになり、コナンとなった事は結果的に新一を探偵として大きく成長させる事となった。

人命を最優先するという信念自体は新一の頃から一貫しており、コナンになってからは犯人の自殺を阻止する為には基本的に麻酔銃やボール+シューズを使って阻止している。
とはいえ毎回完璧という訳ではない為、コナン自身が阻止できない場合は運絡みになる事もしばしあり、特に『代役・京極真』ではその場に京極がいなかったら犯人の自殺を確実に許していたという最悪な例もあれば、『探偵事務所籠城事件』では犯人の自殺ではないものの、蘭のとある行動がなかったら犯人が射殺されていた事もあった。人命を最優先する割には他人依存になるのはかなり都合のいい展開といえるが。

幼児化してすぐは非力な子供の姿を嫌っていたのか、「早く元に戻りたい」とかなり焦っていたが、子供という事で蘭と一緒に風呂に入れる等、役得もある。
クラスメイトとなった少年探偵団(歩美、元太、光彦)の事も初期の頃は邪険にする事もあったが、幾度となく共に修羅場を潜り抜けていく中で戦友とも呼べる絆で結ばれており、彼らの前では頼れる兄貴分としての姿を見せる事も多い。

一方、女性の機微に関してはKYかつ無神経な性格でもある為、女性陣に余計な発言をしてひどい目に合う事もある。あるいは女性陣の思わせぶりな発言の意図に悩んだり。
なお、本人は4歳の頃からずっと蘭を思い続けている。詳細は工藤新一のページにて。

こうして並べていくと、実は部分的には毛利小五郎と瓜二つの性格の持ち主*18であり、作中でも何かと気の合う場面を見せていたり、意外な部分で行動や発言がシンクロしたりといった描写がなされている。
実際劇場版では記憶喪失になった蘭に対し、小五郎が英理にプロポーズしたときの言葉をそのまま言っているし*19

【誘拐被害歴】

凶悪事件に数えきれないほど関わっている上、身体的には幼いため自分自身が犯罪者によって誘拐されてしまうことも少なくない。
以下コナンが拉致されたエピソードを一覧にすると(仲間と一緒に拐われた場合も含む)、

○原作

  • 江戸川コナン誘拐事件
  • 青の古城探索事件
  • 黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー
  • 緊急事態252
  • 探偵たちの夜想曲

○劇場版


○アニメオリジナル

  • 別れのワイン殺人事件
  • 消えた誘拐逃走車
  • 犯人との二日間
  • 江戸川コナン失踪事件 ~史上最悪の2日間~
  • コナンと海老蔵 歌舞伎十八番ミステリー
  • 絶体絶命暗闇のコナン
  • 連れ去られたコナン
  • わるいやつら

誘拐された回数では、どこかのキノコ王国の姫君とも良い勝負が出来るのではないだろうか…?

【乗り物】

様々な乗り物を操縦できる。
ヘリコプター、ボート、スポーツカー、ジャンボジェット等々何でもありで、ほとんどは「ハワイで親父に教わった」ですまされている。*20
拳銃もハワイで親父に教えてもらいました。
工藤親子にとってハワイ=訓練基地という認識らしい。
ただこれらの技能が発揮されているのは劇場版のみである事を留意しておく。

【余談】

怪盗キッドが主人公である『まじっく快斗1412』でもゲストとして登場しており、キッドこと快斗視点からコナンの裏側を体験できる貴重な回が5話ぐらい存在している。
その為、コナン及び新一は快斗の一から考えたマジックを見破り追い詰めて行く強敵ライバルとして描かれており、彼のモノローグ描写が存在しない事から一般視点から見たコナンの姿を見る事ができる。

原作者の青山は高山との対談にて、「コナンは最初っから高山さんの声のイメージで描いてた」と語っている。

デジモンクロスウォーズ』の工藤タイキは声質がコナンと同じ高山でありしかも『歳の割に頭が良い』という似た特徴を持ち、さらに苗字が正体である工藤新一と被っているので度々ネタにされる。

ドラマ『ケータイ刑事』シリーズにおいて、コナンのパロディキャラである多摩川ドイルが登場しているが、シリーズの脚本を担当した渡邉睦月氏はのちに「コナン」の実写ドラマ版である『工藤新一への挑戦状~さよならまでの序章~』と『工藤新一の復活!~黒の組織との対決~』の脚本を担当しており、同じく『ケータイ刑事』シリーズの脚本家である林誠人氏も連続ドラマ版である『名探偵コナン 工藤新一への挑戦状』の脚本を担当している。

世間的には小学生であるため同じ推理漫画の高校生と違いスケープゴートにされたことはない。
(工藤新一としてなら一回ある)

【彼の正体を知る人物】



追記・修正はハワイで親父に色々なことを習った方のみお願いします。

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最終更新:2024年05月15日 08:22

*1 OVA作品『10年後の異邦人』に登場。この作品はコナンがもし元に戻れないまま作中で10年が経過したら…というifが描かれている。

*2 実写ドラマ『工藤新一の復活!~黒の組織との対決(コンフロンティション)~』コナンの声は高山みなみによる吹き替え。

*3 灰原によるとアポトキシン4869を投与されて幼児化したのは彼が初めてであり、他の人物はすべて死亡している…はずであったが…

*4 心配する蘭には「解決したら戻る」と答えている。

*5 新一の頼みで彼が探偵として活動を続けている(=生きている)ことは内密にしている。

*6 欠点としては、知らない声は出せないので本人の声を聞いておく必要がある。

*7 それ以降、コナンは安室の前で眠りの小五郎を行うのは控えている。

*8 眠りの小五郎の場合は劇場版でも登場する事はあるが、こちらも登場頻度は少ない。

*9 特別編では病院内だった為蹴る物がなく、バカでかい金属製のキャスターを蹴り飛ばした際に骨折しているが、原作回の中にはアニメ化された時にレンガや消火器など骨折してもおかしくない物を蹴るシーンが何度かあったが、漫画にないシーンの為か痛がる素振りは全くなかった。

*10 あるいは小五郎の

*11 知識の場合は、水没した携帯電話はショートする恐れがあるからすぐに電源を入れてはいけないという事を人に教えているのに、別の話では水没した小五郎の携帯電話を発見した時にすぐ電源をつけようとしていたという例がある。行動の場合は、病院で犯人と追いかけっことなった時に近くにいる誰かに協力を要請して犯人を確保したのに、別の話では協力を一切要請せずに犯人に捕まるという失態を犯した例がある。

*12 一応、ギャグっぽく描かれている。

*13 警察が犯人を射殺する考えも同様である。

*14 そもそも、作中で起こる殺人事件で恋人や家族を殺されたなどの重い動機を持つ犯人はゼロではないものの基本的に少なく、さらにコナン(新一)などの未成年組のほとんどが小五郎などの大人組と違って親しい人間を殺されたり、逆に殺人犯として告発するというケースがない。

*15 最近はそのような展開をほとんど扱っていない。

*16 特別編では一度だけ犯人と面会している。また、アニメではそれが災いして小五郎が報復を受けそうになるケースが幾つもある。

*17 恋人の復讐を遂げた犯人が、保身の為に蘭を何度も襲ったにもかかわらず、自分を「正義の使者」と称した事への怒りによるものではある。

*18 『ルパン三世vs名探偵コナン』では、ルパン三世&次元大介コンビと共に似た者同士、名コンビと表現されている。

*19 コナン本人は小五郎と同じ発想ということにげんなりしていたが。

*20 よく間違われやすいが、ヘリコプターは小学五年生の頃、東都航空記念博物館で何回も模擬操縦したことで身についた物である。