モンストラス・バーミン(VP)

登録日:2018/11/23 Fri 21:22:00
更新日:2023/01/02 Mon 06:53:36
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モンストラス・バーミンはヴァルキリープロファイルに登場する雑魚モンスターである。

鳥系モンスターであるバーミン系の最上位に位置するモンスターで、ゲームも終盤になったチャプター8の天空城に出現する。落下するとフィールドに戻されピリオドを無駄にする厄介なエリアである綱渡りゾーンを飛行しており、足場がおぼつかないのもあって非常に面倒。

攻撃力がそれなりに高く、羽根を飛ばす攻撃で5000~15000程度のダメージを与えてくる。この系統の例に漏れず空中にいる為に攻撃判定の低い攻撃は命中しない他、体が小さいせいか一部の魔法や決め技まで外れる事もしばしば。
軽快なイメージ通りに回避値も高く、高確率で反撃してくるのでかなり鬱陶しい。

とはいえHPは1万弱とかなり低く、耐久も脆いので大魔法で簡単に一掃できる。さすがに苦戦するような相手ではないだろう。

経験値は2660と大したことなく、ドロップアイテムも羽毛に鉄鉱石とショボい。わざわざ戦うほどの相手ではない上、遭遇エリア自体が厄介な場所なためディメンジョン・スリップがあるならスルーしてしまおう。無いなら唱石で凍らせてその隙に。飛んでいたバーミンのシンボルが凍って一瞬空中で静止した後落下していく光景はシュール。

追記・修正お願いします。





   *   *
 *   + うそではないです
  n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
  Y   Y  *


上記の通り、天空城に出現するこいつは何の変哲もない雑魚モンスターなのだが、こいつの真価は別の所で発揮される。

VPには『忘却の洞窟』という特殊なダンジョンがある。1チャプターに1つ出現し、出現した場所によって内部構造が異なり、またアイテムは中身は決まっているが宝箱が配置されるかどうかはランダム。出現モンスターは固定ではなくどのチャプターでその洞窟が出現したかによって出現テーブルが決まる。そして1度入って脱出すると消滅するという、かなり独特な仕様のダンジョンである。

ここまで言えば察してもらえる通り、こいつも忘却の洞窟に出現するモンスターなのだ。こいつはその中でも出現範囲が広く、8つある内の4つもの洞窟に出現する。

特にこいつの印象を強くしているのが、アルトリアの東と、海藍の南東の忘却の洞窟。
こいつはこの2つの洞窟に確定で出現するのだ。出現チャプターに関係なく確実に、である。

つまりチャプター1や2でこれらの忘却の洞窟に進入した場合、チャプター8の雑魚敵であるこいつと戦うことになる可能性があるのである
本来ならばエンディングも間近のゲーム終盤に戦うはずの相手が、レベルが2桁に届くかどうかという時期にいきなり出てくるのだ。しかも4体組で。当然勝てるわけもなく、命からがら逃げるかそのまま全滅するかの理不尽な2択を迫られる。

先に書いたように忘却の洞窟はチャプターで出現テーブルが決まるため、本来ならば相当後に戦うはずのモンスターが平然と現れる場合も多く、こいつはその筆頭。『場違いなほど兇悪な力を持った魔物が出現することもあり、進入には注意が必要』などとわざわざダンジョンの解説文で警告してくれているのに無警戒に突入したプレイヤーに、忘却の洞窟とはどういうダンジョンなのかを身を以て教えてくれるモンスター。

「こいつのあまりの強さに絶句する」

「全滅してフィールドに出されたらダンジョンが消えていて再び絶句」
という流れはお約束。

ちなみにチャプター1の時点でも倒すのは不可能ではなく「錬金術の書」という敵を魔唱石と宝箱に変えて即死させるアイテムを使えばこちらの強さに関係なく瞬殺でき、大幅なレベルアップが見込める。ジェイクリーナスが仲間になるチャプターまで忘却の洞窟を後回しにし、レイヴン・スレイヤーで撃ち殺してやるのも手である。

一方、正攻法で倒すのはかなり厳しく、やり込みの領域になる。Hardなら先にゾルデ地下墓地でアボイドとクール・ダンセルを入手し、アボイドをガッツに変換してガッツを修得しておき、クール・ダンセルを変換してアイシクル・エッジを覚え、凍結による行動封じとガッツの復活を頼りに戦って薄い勝機があるという程度。アルトリア東の洞窟なら青ハルピュイアからエヴォーク・フェザーを入手できるので、ユニオン・プラムの消費を抑えられるが……。


追記・修正はチャプター1でモンストラス・バーミンと戦闘してからお願いします。

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最終更新:2023年01月02日 06:53