登録日:2018/12/14 (金) 21:11:04
更新日:2024/02/27 Tue 02:17:27
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【説明しよう!】
『100点シュッパツマン』とは、主題歌だけが製作された幻のヒーローアニメである。
山本正之氏の歌う主題歌だけが世に出回っており、キャラクタービジュアルや設定資料などが一切存在しない。
主題歌から分かる情報では
- モチーフは蒸気機関車
- ポジティブな性格
- 一番好きなのはキミの笑顔
- それぞれが持つ悩みを希望に変える事、1人で耐えた苦しみが未来へと変わるのが本当の勇気であるという信念を持っている
- ヒーローらしく、きれいな瞳で走り続けている
- 汽車のデッキに佇んで想い出を捨てる
- 船の上から愛を見る
- ジェット機に涙を飛ばす。
といったことが判明している。
蒸気機関車がモチーフのヒーローらしく、主題歌には蒸気機関車の擬音が取り込まれている。蒸気機関車モチーフのヒーローという点では
勇者シリーズよりも早い。
当時のアニメ誌や児童雑誌にこのヒーローアニメについて掲載がない。ディープなアニメオタクでもこの作品のことを知っている人間は少ないが、
『生まれなかったアニメ』(
民明書房刊)
の著者が当時を知る関係者と接触することに成功し、名前を出さないという条件でインタビューに際して以下のことを語ってくれた。
監督が新しいヒーローアニメを作るにあたり、これまでにない手法で作ろうという事になった。そこで考え出されたのが、主題歌を作ってそこからキャラクター像を作っていくというものだった。
この呼びかけにタイムボカンシリーズなどで多数の実績を持つ山本正之さんが真っ先に応じ、自身が温めていたというヒーローアニメ主題歌のデモテープを送ってくれた。
監督は是非この曲でアニメを作りたいと前向きな姿勢を見せていたが、それ以外のスタッフは後ろ向きであり、スタッフを集めようという段階になって別の大作の制作が始まってそちらに人がほとんど流れてしまい、企画が流れてしまった
同時期に真実イッターマンやオマタセマンの企画も立ち上がったが、実現しなかったという。
と語っている。この証言はあくまで当時の関係者1人によるものなので、どこまで正確なのかは不明。
企画は流れてしまったが、監督はこの曲を大変気に入っており、田中公平氏が編曲し、ピンクビッキーズのコーラスを加えた物が山本氏のオリジナルアルバムに収録されてリリースされた。
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* + ほとんどうそです
n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
Y Y *
【ではここで説明せねばならない!】
100点シュッパツマンとは、ミュージシャン山本正之のオリジナルソング『100点シュッパツマンの歌』に登場する架空のヒーロー。
アルバム『山本正之'89 少年の夢は生きている』に収録されており、シングルカットはない。
山本氏はオリジナルソングとして『ナントカマンシリーズ』という曲を手がけており、シュッパツマンもその一つ。
ナントカマンシリーズは子供向けヒーローアニメの主題歌っぽい曲で、コーラスにピンクビッキーズなどを迎えている。その多くが
タイムボカンシリーズの主題歌のパロディ。曲調は正調山本節で、山本アニソンを聞き慣れた人には違和感なく楽しめる。
ボカンシリーズの主題歌を山本氏は8曲手がけているが、ナントカマンシリーズは既にそれを上回っている。
本曲はその『ナントカマンシリーズ』の一つであり、『
逆転イッパツマン』のセルフパロディ。よく聞いてみると随所にイッパツマンの面影がある。
間奏部分のメロディーは童謡『線路は続くよどこまでも』のアレンジ。
カラオケ配信はセガの機種で行われていたが、現在は行われていない模様。
「俺が一番好きなのは 追記・修正だよ」
- 一瞬逆転イッパツマンのエピソード項目と思ったじゃねーか! -- 名無しさん (2018-12-14 21:12:52)
- 「悲劇はもういらない」の所が一番好き -- 名無しさん (2022-02-16 00:11:50)
最終更新:2024年02月27日 02:17