葛城志弩/シドさん

登録日:2011/06/04(土) 21:29:23
更新日:2024/09/29 Sun 22:59:00
所要時間:約 5 分で読めます




久しぶりだね…

“ワイルドハーフ”サルサ…




漫画『WILD HALF』の登場人物。


誕生日:10/29
(12星座中最もしつこく執念深いさそり座)
血液型:AB型
年齢:27歳
身長:178cm
体重:75kg


サルサを憎み、抹殺しようと付け狙う。憎しみの塊のような男だったが…。





以下ネタバレ





サルサの以前の飼い主・葛城三月の異母兄に当たる人物。


志弩がサルサを憎んでいるのはサルサが三月の仇だと思い込んでいるためである。


引き取られた三月の両親とはうまくいっていなかったが、三月とは小さい頃から非常に仲がよく三月の事になると人が変わったかのようになるブラコン兄貴。


故に、初めて人型のサルサを見た時にはサルサを「化け物」と称し、三月から引き離そうとした。いや普通の反応だとは思うが……

獣人族について調べ、その後も「人を喰う凶暴な化け物から三月を守るため」サルサに憎しみをあらわにする。

そして遂に脳を直接破壊する青酸系の神経毒を用い、サルサの抹殺に踏み切った。が、事もあろうに毒を服用したのはサルサではなく三月

そうとは知らずに解毒剤を要求するサルサを罵るが、色々あって離れが爆発。薄れる意識の中で最後に志弩が見たのは、愛する弟を手にかける(=三月におまえの手で楽にしてくれと頼まれた)サルサの姿だった……。



そして三年後、サルサの前に現れ自分から三月を奪った化け物としてサルサを殺そうとする。

「破重音(後述)」を用いサルサを追い詰めたが、本能に目覚め「マーキング」を得たサルサの前に敗北。

その場は退散したが、サルサへの復讐を諦めた訳ではなく再戦を誓う。



その後幻術の効力を何十倍にもする薬ひかりモノ トラックいっぱいを契約料にクロウ・ホワイトクロウを雇うも、クロウはあえなく敗北し目論みは失敗してしまう……。





ここまで葛城志弩
==============
ここからシドさん





以後、番外編にてクロウと共にネタキャラ化。


丘の上の秘密基地でサルサ暗殺計画を練り、暗殺資金調達のためバイトをし、美人局に遭い、揚句の果てには全長150m150万馬力全身超合金のスーパーボディーをもつスーパーロボアストロシドさんメガWZX(ウイングゼットエックス)を造ってしまう始末。
本当は6畳一間のアパートで内職暮らし。


そしてそうこうしているうちにWILD HALFも17巻……最終巻を迎え、シドさんの覇道も遂に終幕を迎えた。





……かに思われたが。





「ひさしぶりだな…俺がわかるか?」





17巻(最終巻)にて、まさかのラスボスとして本編復帰を果たした。

番外編によると忠治に出会って我にかえり、今度こそと思ったらしい。さすがシドさん



「機会をうかがってただけさ」

「サルサ…俺は全部見ていた…人狼…犬使い、赤道、ウルフ、爆弾魔…おまえの“情”を守ろうとする戦いを…」



シドさんを疑ってはいけない


サルサに再び宣戦布告。
この時、忠治から三月の死の真相を聞かされていたことが判明するが、あまりにも時間が経ちすぎたことでサルサへの憎しみが強く根付いてしまっていた。サルサは健人以外に三月の真相を話していないはずだって?酔った勢いで話したとかじゃない?
三月が義兄を思いやって真相を伏せるように頼んだことが、結果的に悪い方向へ向かってしまったのは皮肉である…。

健人のマンションを訪れ、マンションの上半分くらいは簡単に吹き飛ばす破壊力を持った5分後に爆発する時限式マイクロ爆弾で短期決戦の場を作りながらも、ナイフを武器に一対一で決着をつけるべく普通の犬状態のサルサと戦った。
破重音は使っていない


最後はサルサの「シドさんにも“情”があると俺は信じる」という言葉を前に負けを認め、サルサと『約束』してどこかへ立ち去った。さすがシドさん





第一回キャラクター人気投票では19位、最終巻での第二回投票でも19位を獲得している。さすがシドさん


+ 後日談(ネタバレ注意!)
公式同人誌の番外編の話。
その後もしばらく動向を見守っていたが、吉康の人狼化の兆候を感知し、犬使いの蘭に接触。吉康のことを知らせる。
人狼との戦いでは直接姿を見せず暗躍し、サルサが獣人族の力を取り戻すために上手く立ち回った。やるじゃんシドさん
ちなみに現在では製薬会社に就職しており髪も切っているとのこと。ん?ということはそれまではニーt(ry





<破重音に関して>

シドさんが対サルサ用に会得した必殺技

手をかざすことで発生する。人間には耳鳴りにしか聞こえないが、聴覚の優れる獣人族にとっては脳に直接重さを感じさせ、全身に500kg相当もの重量がふりかかる有効な攻撃。

なお、作中本編では語られなかったが番外編にてその理論が発覚した。


「空気中の分子をこすりあわせて高周波の音を出しているのさ。気功法の応用だな」

「ほほ〜〜そんな高尚な理論があったとは知りませんでした。私はまたにぎりっぺかと…」


サルサを倒すためとはいえ三年間で気功法を応用編まで使いこなすようになるとは……。
さすがシドさん




<セリフ集>

「インドで修業すれば悟りがひらけてサルサをぶち殺す新必殺技ができるハズ!!」

「だってバイトしたらつかれたんだもん一回休み!!」

「は〜ええの〜〜南の島〜」

「『WILD HALF』は終わって来週から『WILDシドさん』だ!!」

「ははは死ねェサルサ!!来週からは『WILDシドさん』だ!!」

「バイトして海外旅行になんかいってないぞ!!」
クロウ「そうですよねバイト代みんな競馬ですっちゃうしあなたって人は」

「ウソだ!三月がこんなひどいこと言うハズない!!悪魔!!悪霊!!地獄に帰れ!!」



ちなみに、作者が独断と偏見で選んだシドさんとクロウの(心の)イメージソングは山本正之のそれゆけガイコッツである。





せっかくつくった項目も今さら恥ずかしくって追記・修正できないしねぇ

おまえはだまってろ!!

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最終更新:2024年09月29日 22:59