オクターヴォ(ケイデンス・オブ・ハイラル)

登録日:2019/06/23 (日) 07:21:08
更新日:2023/10/09 Mon 15:45:24
所要時間:約 4 分で読めます




「ごきげんよう、トライフォースに招かれた者よ」 
「私の名前はオクターヴォ、ハイラルの支配者だ…現在のな」




【概要】

紫掛かった長髪の男性。
見た目はグフーの人間時代にとてもよく似ている。
また専用アイテムのネックレスもグフーの髪飾りと同一の形状をしている*1

どこからともなくハイラルに現れた旅の音楽家で、トライフォースが宿った黄金のリュートを使い、ハイラル王やゼルダリンクを初めとするハイラル各地の主要な人物を眠らせ国を乗っ取り、
戦闘時の行動がビートに縛られる世界に作り変えた。

名前の由来はオクターブ。ネクロダンサーの人間時代の名前オクタヴィアンも意識していると思われる*2。オクタ族とは関係ないはず。


【ストーリーでの活躍】

乗っ取ったハイラル城を拠点とし、4個の魔法の楽器の力で入り口にバリアを張り防衛しており、
ケイデンスに起こされたリンク(orゼルダ)は、ハイラル各地のダンジョンを攻略し魔法の楽器を集める旅に出ることとなった*3


「それでは最初の演奏者を紹介させていただこう」 


魔法の楽器が配置された、各ダンジョンのボス部屋にたどり着くたびに姿を見せ、
楽器に魔力を込め、四獣奏と称される魔物へと変化させる*4


「ハイラルを守るのは私の演奏獣だ!」 


3体目のボス戦直前にガノンの名を出し、以降の戦いでは一人では倒しようのないガノンに対抗するために四獣奏を用意していたことを語っている。
プレイヤー程度ではガノンの相手にならないと立ち塞がっていたが、ハイラル城では、四獣奏を退けたプレイヤーこそが自身が探していた演奏者である可能性を感じ取り、実力を確かめるために戦いとなる。


戦闘開始時にプレイヤーが集めた魔法の楽器を没収し、その力を順次使用し、
ウィズローブ、幼生ゴーマラカス、グリオーケンシュピールの頭、ギタアモスナイトを召喚しつつワープを繰り返し、
ファイヤーボールや、対応色以外のキャラクターがダメージを受ける音符などの攻撃を繰り返し、
時折、サイレントでBGMを消し去るメタ的な妨害も行う。


戦闘が終了すると、黄金のリュートが突如現れた黒い渦に飲み込まれ消えてしまい、取り乱しながらも、残された希望は自分だけだと語り自身も渦に飛び込んで行くが、
返り討ちにあったようで未来のハイラルのボス部屋手前のフロアで倒れ伏し出番を終える。

「うー…一人では…ムリだった…」 



ハイラル各地に点在する、シーカー族の巫女からは彼についての話が聞ける。
彼女たちから、ハイラルが未来にガノンの手で滅ぼされる予言を聞いたことで、彼女たちの持つ勇気・知恵・力を司る運命の糸を盗みリュートを作り出したとのこと。


完全な善意か、野心があったのかは不明だが彼なりにハイラルを救おうとしての行動だったようだが、
ゲルド族の王子は、オクターヴォが異変を引き起こしたことで音楽の持つ力に気付いている。危惧していたガノンを誕生させたきっかけはオクターヴォ自身だったということになる。


【四獣奏】

オクターヴォが魔法の楽器から創り出した四体の魔物。
オクターヴォ曰く演奏者でありガノンに対抗するための戦力として用意していたようだ


「水の力よ、オーボエのクールな息吹にフルえるがいい!」 

◆ウィズローボエ
オーボエに水の力を与え創り出したウィズローブに似た魔物。外見はオーボエを吹くウィズローブ。
氷柱を落とし床を凍らせたり、手下のウィズローブ、アイスエレメンタルを召喚する。


「大地の力よ、マラカスの鼓動でユらせ!」 

◆ゴーマラカス
マラカスに大地の力を与え創り出した魔物。外見は前脚の爪がマラカスになったゴーマ。
蟹歩きしながら眼からビームを放ったり、幼生ゴーマラカスを召喚する。


「電気の力よ、グロッケンシュピールのキーでシビれろ!」 

◆グリオーケンシュピール
グロッケンシュピールに電気の力を与え創り出した、グロッケンシュピールを背負った四首のグリオーク。
火球を放つ四つの頭をそれぞれ倒し、分離した頭を再び倒し、体を倒さなければならないというしぶとさを見せる。
一定間隔で鉄筋音を鳴らし力をため、電撃も起こす。その前に攻撃した場合マヒしてしまうので注意。


「炎の力よ、ギターのげんでモやしつくせ!」 

◆ベースギタアモスナイト
ベースギターに炎の力を宿し創り出した、ベースギターを弾くアモスの騎士。
四体のギタアモスナイトを引き連れ、周囲を焼き払いながらプレイヤーを潰そうとする。
ギタアモスナイトを倒さなければ本体にはダメージを与えられない。










「世界には善と悪が存在する」
「愚か者が忠告を受け入れてくれないというのなら」
「たとえ身分が低くともどんな手を使っても」
「正義のために立ち上がり」

「やるべきことをやるんだっ!!」




【大型アップデート「オクターヴォ オデッセイ」にて】

2019年12月19日のアップデートで、彼を主人公とした専用ストーリーモードが追加された。
本編ストーリーとの関連は前日譚兼アナザーストーリーとのことで、導入時点では前日譚だが結末に到る頃にはアナザーとなっているとのこと。

キャラクターとしての性能は本家ネクロダンサーでのゴールドリュート使いメロディの強化版。
移動先の正面と左右にダメージを与える他、正面の敵単体に攻撃可能。ただしメロディと違って後方への攻撃はできなくなっている。


もともとハイラル王に忠告はしていたようだが、聞き入れて貰えなかったため行動を起こした模様。
各地のダンジョンを巡り、発見した魔法の楽器に力を与え魔物とするが、それらの実力では満足できず自分こそが最強の演奏者だと単身ガノンを倒すため未来に向かうが……。



「な、何ぃ?お前はガノンではないだと…」
「お前はいったい!?」

「ふむ、過去の自分とは…」
「案ずるな、過去の私よ。心配ごとはすべて片付けた」
「巫女たちは黙らせ、ガノンとなるはずだったモノも倒した」
「私は運命をこくふくした!」

「これでハイラルは私のものだ!」


未来のハイラルを脅かしていたのは、予言の脅威ガノンではなく自分自身の成れの果てネクロダンサーだった。
行動を起こした時点のオクターヴォは純粋にハイラルを救うことが目的で、支配の野望など存在せず、
ハイラルを脅かすならばガノンでも自身でもどちらも敵に変わりなく戦いを挑む。

無事ネクロダンサーを打ち倒したオクターヴォが償わなければならないと呟き黄金のリュートを手放すと、
倒れたネクロダンサーの手を離れた未来の黄金のリュートと合わさり、それぞれトライフォースの一片を解放。
蘇ったトライフォースによって時空が巻き戻り、気付けばオクターヴォは巫女の前に立っていた。

「戻りましたねもう一度あなたの運命を予言してあげましょうか」
「いや、必要ない…未来は私より懸命な者に任せるとしよう」

吹っ切れたような穏やかな、諦観したかのような寂しげな表情を浮かべたオクターヴォは自身より懸命な者が現れ、ガノンに立ち向かうことを信じ未来を託すのだった。

ちなみにオクターヴォがプレイヤーの時は各地のNPC、そして仮面交響曲のデクの樹サマなどのセリフが変わる者も多い。

なお、初めて登場した場合のオクターヴォは「私はハイラルの支配者だ‥」と言い放っておりこの点は上記と矛盾しているように思えるが、おそらくゴールドリュートによって人間性を失いつつあるものと考えられる。ネクロダンサーはその時間軸上のオクターヴォの未来の姿なのだろう。

編集者たちは黙らせ、荒らしとなるはずだったモノも倒した
私は運命を追記・修正した!
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最終更新:2023年10月09日 15:45

*1 『ふしぎのぼうし』を参考にフィールドグラフィックが製作されており、序盤の行動も似通っているのでオマージュと思われる

*2 被害にあったゲルド族の女性が言い間違えニアミスしている

*3 途中ケイデンスも、自分の世界にいたネクロダンサーに似たオクターヴォを倒すことがトライフォースに呼ばれた理由だと考え旅に加わる

*4 なお、ボスを倒さずに別のダンジョンに挑むと呆れたような特殊な台詞に変化する