登録:2019/12/03 Tue 21:22:04
変更:2026/06/05 Fri 23:12:09
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特別収容プロトコル
SCP-2010は研究のため不可欠な状況でなければ、セクター3-242の4番安全保管庫の2つ目の棚で保管する。
当然、研究は
Dクラススタッフだけを使う。
どんな事があっても、彼らを除くスタッフがSCP-2010を観察することは御法度である。
詳説
SCP-2010は、Appleブランドのスマートフォンのような構造を持つガジェット。
画面のガラスは「PROTOTYPE」のフレーズが彫られてある。この中で「O」だけが甚だ大型である。
電源を欠くようで、普通のスマートフォンのような操作は不可能である。
なお、通常のAppleのスマホが持つロゴも欠落されてる。
研究へ参加させられたDクラスがSCP-2010を触ると、Walk Off The Earthの「Can't Take My Eyes Off of You」のカバー曲が流れる。
……電源を欠く、要は動作が不可能であるはずなのだが。
曲がかかるとDクラスはSCP-2010を落とすだけでなく、必ず音源の側へ倒れ込む。
曲が流れ終わるまで彼らはその場から動かなくなる。
曲が終了すると……
彼らは「目」の観念そのものの把握が不可能となる。
眼が在る感覚を覚えるはずの状況下でも、虚ろな空間があることだけが分かるようである。
例えば我々の顔のフォトや絵を与えたとすると、目の部分だけ欠落してるかの如く把握するのだ。
それだけでなく、彼らは必ず、己が目を持ってることさえ嘘だと拒む。
……何故、お前らは目の前の物を把握する事が可能なのか、と訊ねても、「分からんが、なぜか把握可能である」って旨の答えだけが返ってくるのだろう。
補足
SCP-2010は、このような文章が書かれたメモと併せて発見された。
もう工場へは送るな。これは我々が狙った挙動とは異なる。我々は、共通の発音で、かつ別のものを表す言葉が生んだトラブルを片付けねばならなくなった。我々の目下の懸念が眼であるわけがなかろう?これは正されなければならぬ重篤な欠陥だな。我々はただ、あの邪悪なアルファベットの、我々の住むこの世からの淘汰を願っただけなのだが。我々へ苦痛を与え、我々の安息を奪ったのは、あの音節だけだ。我々は、これから我々の仇を葬る。さらなる宇宙の汚染は、もはや許容不可能だ。同胞よ、間もなく安穏の慰めが訪れるだろう。この世の誰もが我々の抗弁の歌を聴取するはずだ。四つの母なる音らよ、栄えあれ!
‐クローレー長官
SCP-2010の作者は、ある同音だが別の言葉が元凶となってこんな面倒なものを作ったようだ。
その「同音だが別の言葉」とは……
ほら、アレだよ!アレ!こう……
えっと、何だっけ?
あの言葉を滅ぼすための修正などを任せます。
アレ、オレノメダマハドコダ?ッテカ、「メ」ッテナンダ? ( д) コロコロー(((。 。
メタ視点での解説(というかネタバレ)
さて、このSCP解説記事だが、短えよ!という以前に何かいつもとは異なる点があるのに気づいただろうか?
え、気づかない?じゃあ、もう一回読み直してくれ。それでもだめなら下のリンクから元記事に行って見てほしい。
……。
なんか、表記からしておかしいはずだ。
大体、説明の項目からして、タイトルがいつもの「説明」ではなく、
「詳説」と、通常とは異なる表現になっている。
それだけではない。
オブジェクトの形状に関しても、
Appleブランドのスマートフォンのような構造を持つガジェットとかいう極めて回りくどい表記になっている。
Appleのスマホなんて言わなくても、普通に
「iPhone」で通じるはずだ。
商品名やブランド名をはっきりと言い表すのを控えることもあるマスメディア(特にNHKのような公共系)ですら、「iPhone」と普通に書くくらいなのに。
それに気づいたら、今度はSCP記事内のリンクから原語版(左側のメニューの一番下の「他言語版」にある、「English」のリンク)を見てくれ。
そして、ブラウザの検索機能などでアルファベットの「I」/「i」を検索してみてほしい。
おわかりいただけただろうか。
実はこの記事、Rumetzen氏の「"I"の文字を一切使わずにSCP記事を書いてみろ!」というチャレンジを受けたDevereaux氏により作られたものなのだ。
だから例えば「特別収容プロトコル(Special Containment Procedures)」と書かず「オブジェクト保管プロトコル(Object Storage Procedures)」と表記していたり、
「iPhone」ではなく「Appleブランドのスマートフォン(a cell phone made by the Apple Company)」と表記している。
また、日本語訳は長らくこの特徴が反映されていない翻訳になっていたが、2026年2月に大規模な改訳が行われ、イ段の音を一切用いない(数字や"SCP"を除く)内容に改められた。
それに倣って、上の解説でもイ段の音を用いないように記述している。
SCP-2010 - No EyePhone
こういう記事ができてくる辺り、日本支部も色んな意味でうかうかしていられないかもしれない。
この記事の追記・修正には「I/i」の文字を使っても構わないので思う存分追記修正してください。
- よし、名古屋のインターホン会社は関係ないな! -- 名無しさん (2019-12-03 21:53:59)
- お後がよろしいようで -- 名無しさん (2019-12-03 22:16:49)
- ちなみに英語版から"i"をページ内検索したら本文以外で88文字ヒットした(無駄知識w -- 名無しさん (2019-12-03 22:48:44)
- eに比べたらiの方が「まだ」難易度低いのかな。ハイレベル同士の差になるけど。なんか昔、eを全く使わないで一冊の小説を書き上げた作家が心労で亡くなったという話を聞いたような。 -- 名無しさん (2019-12-03 23:49:10)
- そういう背景があったのか、初めて知ったw -- 名無しさん (2019-12-04 00:22:43)
- シャーロックホームズ踊る人形で「英語で最も多いのはE、次いで拮抗して多いのがT、A、O、I」て覚えたっけ -- 名無しさん (2019-12-04 00:39:40)
- 要するにリポグラム? -- 名無しさん (2019-12-04 01:24:02)
- 愛のない項目だったか・・・ -- 名無しさん (2019-12-04 09:49:19)
- 日本支部だと余程出来がよくない限りこういう系統のオブジェクト記事はDV削除一直線だったりする。 -- 名無しさん (2019-12-04 10:52:06)
- iを消そうとしたらeyeが消えちゃったってこと? -- 名無しさん (2019-12-04 13:00:44)
- 個人的には一人がscpのお題出してっていうのが、あまりね。話し合いでお題を決めたとかなら全然構わないけど -- 名無しさん (2019-12-05 07:47:06)
- ↑2 「もしもし長官です。i(アイ)を認識できなくするiPhoneを作ってください」「OK、Eye(アイ)を認識できなくすればいいんだな」って話だと思う -- 名無しさん (2019-12-05 13:22:53)
- 執筆者はIを使わず記事を書き、このSCiPの異常性の内容はeyeの概念が無くなったってことか…上手い! -- 名無しさん (2019-12-08 10:39:35)
- 筒井康隆の小説にもあったな文字が減っていく奴 -- 名無しさん (2019-12-15 22:32:14)
- 愛があるんだかないんだか -- 名無しさん (2021-03-10 10:03:31)
- いまのうちにいっぱい言っておいたほうがいいんでないかい? -- 名無しさん (2021-03-10 10:16:17)
- 改訳されましたね -- 名無しさん (2026-03-02 22:55:14)
- ↑原文を踏襲してイ段の音を排除する文体になってますね。こっちもそれに倣って書き換えてみましたが変な所やイ段の消し忘れ等があったら修正お願いします -- 名無しさん (2026-03-11 11:51:57)
- 「彼らを除くスタッフはどんな事があっても、SCP-2010を観察することは許可されない。 」の最後に「い」が存在したためここだけ編集しました。 -- 名無しさん (2026-03-31 23:37:14)
最終更新:2026年06月05日 23:12