登録日:2020/01/28 Tue 16:54:37
更新日:2024/11/10 Sun 14:13:07
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5人の闇に堕ちたと“言われている”者たちの物語が今
2019年9月18日~23日にかけて本編がシアター1010で、
キャラクターの追加など内容を深化させた本演と各キャラに焦点を当てたサイドストーリー『SHINKA』が同年12月5日~15日にかけてCBGKシブゲキ!!で公演された。
初演の内容を撮影したDVDが2020年1月24日より発売、『SHINKA』が同年4月24日発売。
2022年9月15日~20日にかけて、新規キャストによる『DARKNESS HELLS~THE LIVE~ 2022』もシアター1010で公演された。
こちらのDVDは2023年1月25日発売。
【ストーリー】
見知らぬ他者のために命をかけて戦う光の戦士ウルトラマンの存在と、
生きるために必要とする以上のものを求め他者から奪い悪と呼ばれた闇の存在が真に求めていたものに疑問を抱いた惑星テリオの住人は、
研究のため光の力を心優しき者に与えると共に、闇の巨人たちを蘇らせた。
5名の闇の存在は研究所から宇宙へと脱走し、2つの惑星に流れ着き物語を紡いでいくこととなる。
【登場人物】
キャストは「無印/SHINKA版/2022版」の順。
【ダークネスヒールズ】
惑星テリオの技術で蘇った闇の巨人達。
力を抑えられ人間の姿にされている。
演:谷佳樹/上仁樹/谷佳樹
かつて光の輪に拒絶され嫉妬と羨望に駆られながらも、光と闇の狭間を揺れる戦士。
ヒュースと知己であり、彼の思惑についてもある程度把握した上でテリオやヒールズの面々を扇動しつつ掌の上で踊っている。
ダークザギを利用して
惑星O-50の光の輪を破壊しようと目論む。
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サイドストーリーでは |
惑星テリオに接触した動機が描かれている。
闇に刻まれた意思から自身を上回る力を持つ巨人を蘇らせコントロール下に置くことで、光の環に一矢報いることを目的にテリオの技術を求め来訪したのだが……。
自身がテリオの技術力を知っていたことやヒュースに対し自然と知古の人物のように反応してしまうことなど疑問を抱く度に、彼らの手で再起動され、あたかも自身からテリオに接触し情報を提供したように調整されている。
ベリアルに投げかけられた疑問と、テリオの将軍グレゴの存在から自身に疑問を懐き何処かに飛び立った。
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演:校條拳太郎/石渡真修/八木将康
かつて嫉妬に駆られ光に手を伸ばしたが拒絶され、復讐のため闇を手にした光の国のウルトラマン。
生前と変わらず闇の力で全てを支配することで光の国を見返すことを目的とし、惑星アバンに降り立ち闇の存在でありながらアバンに馴染もうとするカミーラに接触する。
+
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サイドストーリーでは |
本編終盤のテリオ軍との戦闘後、ジャグラーの暗躍に気付き目的を問いかけた(サイドジャグラーに続く)。
その後は自身の力の復活とギガバトルナイザーを目的に星々を侵略し虐殺を行ったが、一向に戻らぬ力に苛立ちテリオに向かうことを決意。
その矢先、自身の影響で闇に惹かれたと述べる青い巨人と遭遇し対話を求められた。
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演:古谷大和/神里優希/樋口裕太
人間のために戦っていた自身が
ノアを模して造られた“道具”であることを知り闇に堕ちたウルトラマンの模造品。
惑星O-50に流れ着き、破壊を目的に暴れ回るが人間の体では迷惑行為程度しかできず苛立ちを覚えている。
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サイドストーリーでは |
O-50のボダイ殺害後、破壊する対象をノアが信じる「最後まで諦めない人間の心」に絞りO-50の住人を虐殺し始めた。
その過程で、再び来訪したテリオの将軍グレゴが自身と同じ、心持つ被造物であることに気付き彼を破壊したいと望むようになる。
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演:友常勇気/〃/正木郁
神にならんとした人間の邪な心により闇に堕ち暴走した、かつて光の巨人が遺した肉体。
本来の人格とマサキ・ケイゴの人格が混濁し、軽薄さと冷静さがコロコロと切り替わる。
巨人の人格は自身が闇に染まっていることに疑問を覚えイーヴィル(邪悪な)ティガ(知らない何か)と呼ばれることを気にしている。
演:相楽伊織/〃/小田えりな(
AKB48)
自身を捨てた
ティガと、彼を歪めた光に愛憎を抱いた闇の巨人。
本作では超古代文明を滅ぼした理由は「自然を壊し続ければ何れ自らが滅びることを知りながら発展のために止めることが出来ない同胞の愚かさを哀んだから」とされている。
惑星アバンに流れ着き、アバンの環境を気に入り“光”の侵略者を退けたことで受け入れられレジーナの家の居候となっている。
ダッシュから一人ノリツッコミを直伝されている。
【惑星テリオ】
心優しき者に人工太陽“テリオンスパーク”の光の力を与え正義の名の元に使役すると共に、闇の存在を蘇らせ行動を観察している。
演:佐川大樹/〃/平賀勇成
計画を主導する惑星テリオの研究主任。
テリオの住人にも計画の真の目的を隠しており、光=善、闇=悪ではなく状況次第でどちらにも転び得るものであることを呟いている。
演:天音みほ/〃/石川凜果
演:堀越せな/〃/白井琴望
ヒュースと行動を共にするの二人組の秘書の女性。
計画がテリオの住人を平和に導くためのものであると認識しており、ヒュースが取ったある行動に疑心を抱く。
演:杉江優篤/〃/鈴木翔音
光を与えられた将軍。
正義の名の元に惑星アバンの住人を駆逐し支配するために派遣される。
演:春原優子/〃/中野郁海
副将軍の女性。シャルムを慕い彼と並び立つために将軍の地位を目指している。
シャルムと共に支配のためにアバンに訪れるが……。
演:早乙女じょうじ/〃/本間健太
光を与えられた将軍。
正義の名の元に惑星O-50の住人を駆逐し支配するために派遣される。
任務以外に更なる力を求め、光の輪の選定を受けることを目論んでいる。
演:高橋紗妃/〃/河内美里
ファルコスに付き纏い戦いもしないのに前線をちょこまかしている女性。
自身は愛されて当然と部下を盾にして使い捨てにすることに何の感情も抱かない。
演:
岩田栄慶
SHIKA版に登場。テリオの将軍の中でも異質な存在。攻防共に秀でた肉体を持つ。
演:添田翔太
2022版に登場。
演:力丸佳大
2022版に登場。
【惑星アバン】
自然と文明が調和した美しい惑星。一方で政府は調和の維持こそが最優先事項として滅びる者は、それが運命なのだとして切り捨てている。
ウルトラマンの活躍の話題が届く距離にありながらも、幾度もの異星からの侵略の危機にウルトラマンが現れなかったことでウルトラマンに冷めた感情を抱く者が多い。
演:諸塚香奈実/〃/赤坂麻凪
アバンに流れ着いたカミーラと出会い、共に暮らす少女。
演:岩崎良祐/〃/富本惣昭
レジーナの弟。姉の結婚を教えられていなかった。
お調子者な性格で周囲に弄られてはノリツッコミを求められる。
防衛軍に入隊することを望んでいる。
演:影山達也/〃/大見洋太
防衛軍の指揮役の青年。動かない政府に反感を覚えている。
上下の規律に厳しい。
演:松田将希/〃/東井隆希
防衛軍所属の青年。軽口を叩いてはノームによく叩かれている。
レジーナとは幼い頃から互いに思い合う仲で結婚を間近に控えている。
演:田中しげ美/〃/大浦龍宇一
レジーナの父。妻を亡くしたことをきっかけに対外生物の研究を行っている。
大切な者を失った過去からダッシュの軍への入隊に反対しており、クレストとも戦地に向かうことがあればレジーナとの婚姻を反故にすると約束させている。
演:富田麻帆/〃/間島和奏
政府の女性職員。不自然な外来人を排除すべきという考えを持つ一方で、
外来者に住人が殺されることも、住人の抵抗で外来者が退けられることも自然の成り行きと見做し死者を悼むことも軍を労おうともしないため反感を抱かれている。
選別を乗り越えた者にウルトラマンの力を与える光の輪が存在する、住人全てが“光”の属性を持つ犯罪の無い惑星。
一方で実力が重視される格差社会となっており、政府の人間は光の輪直々に選ばれた選民という意識が強い。
演:宮崎理奈/〃/北澤早紀(AKB48)
全員が光であるO-50に疑問を抱き一石を投じようとした女性。
O-50に降り立ち、破壊の意を叫びながらも行動を起こさないダークザギに興味を抱き接触を試みる。
演:白柏寿大/〃/大久保樹
パルビナに恨みを抱き命を狙い追い続けている青年。
演:香音有希/〃/平山空
政府でも上位の立場のO-50の母と呼ぼれる女性。
より崇高なものを守るための備えとして侵略者を見過ごすこともじさない。
演:田中崇士/〃/佐藤智広
ボダイを慕い手足のように動く政府の人間。ボダイこそを唯一守るべき存在と認識している。
演:近藤雄介/〃/晃映ヒロ
O-50王家に仕える戦士。
【その他】
CV:内田雄馬
SHIKA版並びに2022版に登場。
ヒュース・アーディと最近親交を持った、正体不明の光と闇の等価を証明することを願う者。
自身が光とは、闇とは何か考えるきっかけとなったベリアルとの会話を願う。
彼もまた以前の力を失っているようだが……?
彼のみ演者が存在せず、ライトで象られたシルエットとして登場している。
まあ、言動やカラーリング、CVからしてご存知の方からは完全にバレバレだけど。
追記・修正は光と闇の真理を追い求める者にお願いします。
- カミーラとジャグジャグに関しては、すでに人間態が存在しているのにさらに別の人間態ができるというややこしいことになってるのか…。 -- 名無しさん (2020-01-28 17:25:56)
- ジャグさんに関しては人間態じゃなくて個人が変化したジャミラタイプだから別の姿の人間になるのはおかしいんだよなぁ…陛下は元から人間態がなく他3人は元となる力を受け継いだ別人で納得できるんだけど -- 名無しさん (2020-01-28 20:52:50)
- これはもう「人気のあるワルを擬人化して偽善者をボコるお芝居をさせる」ってコンセプトありきだから原作とは切り離して見るべし…と受け取った。いいぞジャグジャグ、広域指定暴力団「五十輪組」の櫻井をいてこましたれ -- 名無しさん (2020-01-28 21:41:54)
- ↑↑そういえばそのジャミラも人間から怪獣を経て女の子になったりしてるね -- 名無しさん (2020-01-28 22:03:14)
- 「犯罪の無い惑星」……潰し合い、山賊、詐欺 -- 名無しさん (2020-01-29 07:29:23)
- おかしい…O-50の設定がタイガのO-50と違う…もしかして地域によって違ったりするのか? -- 名無しさん (2020-01-30 00:18:40)
- 情報共有する気のない後付けがつもり重なっただけ。ウルトラは基本昭和からずっとこんな感じ -- 名無しさん (2020-01-30 07:58:28)
- むしろこの舞台ほどここどうなの?って引っかかりにきっちり答え用意されてるものも無いくらいきっちりしてたと思うんだけど…面白いぞこれ -- 名無しさん (2020-02-24 16:56:03)
- 「イーヴィルティガ」の名が本人からしたら「邪悪な誰かさん」に過ぎず、そうとしか呼ばれないという本人の訝りを見ててあぁ、ちゃんと単なる偽者や闇堕ち戦士とは違う扱いしてくれてる…って嬉しくなったよ。 -- 名無しさん (2020-05-19 20:11:07)
- ウルトラマンでディズニーの手下とかツイステみたいなのやりたかったのかな -- 名無しさん (2020-08-22 00:21:15)
- 復活手段的に人格は間違いなく本人そのもの。ただ本物が生きてるジャグラーはどう足掻いても…… -- 名無しさん (2020-08-25 06:13:11)
- 漫画が始めるみたいだけど舞台と繋がりはあるだろうか? -- 名無しさん (2021-04-19 14:11:21)
- 本当に動かないなこの企画 -- 名無しさん (2024-11-10 14:13:07)
最終更新:2024年11月10日 14:13